2014/08/22 - 2014/08/22
405位(同エリア1080件中)
みーみさん
フィギュアスケートのアイスショーを見に、夜行バスの弾丸ツアーで
東京に行ってきました。ショーは夕方からなので、それまでは、池袋駅の付近を散策しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まず最初に訪れたのは東池袋の雑司ヶ谷旧宣教師館です。
雑司ヶ谷霊園のほど近く、静かな住宅地の中にあり、
宣教師館に続く道路には宣教師館のタイルがはめ込まれています。 -
宣教師の名前はマッケレーブ。1892年に来日し、1941年に離日するまで、約50年、日本で活動しました。
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イチオシ
1907年建築のこの建物は、19世紀後半の典型的なアメリカ住宅を模して造られており、東京都では貴重な木造洋風建築の宣教師館として、都の指定有形文化財となっています。
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「質素な外国人住宅」と豊島区の説明にはありますが、現代の日本人からしたら、十分広く、質素でもないような気もします。が、確かに、建物にはよけいな装飾はなく、アールヌーボー調のタイルと彫刻が施されたこのマントルピースが唯一の装飾品と言えるかもしれません。
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次に行ったのは、JR池袋駅から歩いて10分ほどのところにある自由学園明日館です。
日本に残るフランク・ロイド・ライトの作品のうちのひとつです。
真ん中にはホール、両翼には教室が並び、全体でコの字のようになっています。 -
各教室は内部が少しずつ違う仕様になっています。
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上の部屋とは微妙に壁の線の形が違っています。
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イチオシ
窓のさんが印象的なホールを二階の旧食堂から眺めたところ
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明日館は重要文化財ですが、動態保存という手法をとっており、見学はもちろん、各部屋は貸し部屋として利用され、ホールでは結婚式も挙げられます。ライトの建物で結婚式なんてうらやましい・・!
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右がオリジナルの椅子で、左がデザインはそのままに復元したもの。
昔は日本人の体格がそれだけ小さかったということだそうです。 -
見学料は400円ですが、プラス200円で飲み物とお菓子をホールでいただけます。お菓子は数種類から好きなものを一つ選べます。
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道路を隔てた向かいにはライトの弟子である遠藤新設計の講堂があります。1927年竣工。明日館とバランスがとれるようにデザインされており、重要文化財に指定されています。
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近くにある婦人之友社の社屋ですが、これも、明日館と親和性のあるデザインのビルになっています。
婦人之友社は自由学園創設者の羽仁もと子・吉一が創立した出版社です。 -
自由学園を後にして、立教大学にやってきました。
赤レンガに蔦が絡まる光景はテレビドラマなどにたびたび
登場するので知っていましたが、実際に見るのは初めて。
オープンキャンパスの日だったようで、何組もの親子連れがキャンパス内を歩いていました。このきれいなキャンパスを見たら、立教に行きたくなるでしょうね〜。 -
チャペルです。
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チャペルの中に入ってみると、女性がパイプオルガンの練習をしていました。
冷房もよく効いていて、オルガンの音を聞きながら椅子に座ってしばし休憩・・ -
生命理学研究センター
この建物も古いもののようです。 -
イチオシ
正面の建物は学食になっていて、夏休み中でしたが、営業していました。
立教生でなくても、問題ないようで、ロコモコ丼をいただきました。
学食は安くておいしいですね〜。
真夏の暑い日でしたが、芝生の真ん中にはスプリンクラーが設置されて自動で水がまかれていました。 -
さて、立教大学は、近くに住んでいた江戸川乱歩の旧宅を買い取り、一般公開をしています。
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乱歩が書庫として使っていた土蔵も残っています。
保管上の問題から、中には入れず、扉のところから中を見るだけです。 -
洋館の中の当時そのままに保存されている部屋。
旧乱歩邸は大学の研究所として使われており、中に入ることはできませんが、
係りの方が詳しい説明をしてくれました。 -
池袋ではありませんが、池袋からJRでひと駅の板橋駅前に、永倉新八が建立した
新撰組隊士たちのお墓があるので、訪れました。 -
お墓といっても遺骨があるわけではなく、新撰組隊士を顕彰した碑といったほうがいいかもしれません。近藤勇や土方歳三をはじめ、多くの隊士の名前が刻まれています。
永倉の新撰組に対する思い、矜持が感じられます。 -
近藤勇と土方歳三のお墓です。
近藤勇は千葉県流山で捕えられ、板橋で処刑されました。 -
この墓標を永倉新八が建てたのは明治九年で、明治維新からまだ数年ほどしかたっていない時で、まだまだ新撰組への風当たりはきつかったと思うのですが、そんな中で、よく東京にお墓を建てることができたなと思います。
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永倉新八のお墓
幕府方で負け組となってしまった新撰組の残っている資料というのは数多くはありません。新撰組関係の本はほとんどフィクションといってもよく、(それはそれでおもしろいですが)、このように隊士が直接携わった事績を目の当たりにできたのは貴重な経験でした。
永倉は手記も残しており、新撰組の一級資料となっています。 -
沖田総司の名前が見えます。
平山五郎や野口健治など近藤一派によって粛清された芹沢一派の
隊士の名前もあります。
それにしてもだいぶ石が風化してきています。 -
新撰組隊士の名前が刻んであります。
井上源三郎、原田左之助、山崎蒸などの文字が見えます。
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