2016/03/26 - 2016/03/26
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j-ryuさん
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☆『極楽タイ・最後の楽園リペ島・2016』を紹介途中ですがここで少し息抜きを(^^ゞ。
福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」
このシリーズは回を重ねてもうPart,53になりました。
単独の旅行記が多かったので『福島・四季・彩』のくくりとしては昨年12月以来です。
リペ島から帰国し旅行記を随時紹介しながらも、まだ冬枯れの福島をチマチマと撮っていましたが、ようやくみちのく福島路も春めいて野の花が色々咲き始めました。
リペ島も美しいですが春の福島だって負けてはいません。
梅も桜も桃も野の花も一斉に咲きだす一番こころ踊る季節です。
福島原発事故による避難指示地域はまだ少しありますが
福島県内ほとんどの地域の放射能値は他府県と殆ど変わらない数値になりました。
でも福島県を訪れる修学旅行者数は震災前のまだ半分以下。
お子さんの健康を心配するのも分からないでもありませんが
気にする人は気にするし、気にしない人はずっと前から気にしないし・・・。
応援や支援してれる方が大多数ですが
本当に時間が解決してくれるのでしょうか・・・・
写真&記事は順次追加更新していきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水 <2016,3/8>
久しぶりに地元福島の写真です。
3/8、全国的に霧の朝となりました。
当地でも天気予報では霧だったので雲海狙いで山に行ったのですが、
霧は部分的だし、東空は厚い雲に覆われているし、早々に雲海はあきらめ
隣り村の涌井の清水へ。
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☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水 <2016,3/8>
涌井の清水も一面の濃い霧ではありませんでしたが
淡い霧の中、わずかに陽が射し始め幻想的な風景を見せてくれました。
時おりウグイスの初音も木霊し浅き春の到来です。 -
☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水 <2016,3/8>
国道294号からも近く交通の便はいいのですが
知名度があまり無く訪れる人は稀でいつも貸し切り状態。
春本番を迎えればリュウキンカや水芭蕉など山野草が次々に咲き出し
精霊な清水に彩りを添えてくれます。 -
☆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むとダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。 -
☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水とリュウキンカ <2016,3/8>
涌井の清水を訪れたのは幻想的な朝霧狙いでしたが
そろそろリュウキンカ(立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)も咲き出しているかもと期待していました。
本格的に咲き出すのは3月下旬ですが、毎年3月はじめに気の早い花が少し咲き出すからです。
期待通りわずかですがポツポツと咲き出していました。
一面のリュウキンカも華やかで素敵すが、淡き春を届けてくれる一輪の初花はより愛しいです。 -
☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水とリュウキンカ <2016,3/8>
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☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水とリュウキンカ <2016,3/8>
涌井の清水は我が家から車で20分、リュウキンカの自生地としては一番近くです。
花期の長い花なので4月下旬頃まで楽しめます。
ミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)も間もなく咲き出し春本番を迎えます。 -
☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水とリュウキンカ <2016,3/8>
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☆福島県天栄村 朝霧の涌井の清水と福寿草 <2016,3/8>
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☆福島県天栄村 涌井の清水 <2016,3/8>
涌井の清水とは・・・・・
案内板によると
この清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500?と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、人々から恐れられていました。
また、その昔、成務天皇のころ、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。 -
☆福島県玉川村 オウレンの森 雄花 <2016,3/15>
隣り村の里山で今年もセリバオウレンの最盛期を迎えました。
近隣の里山で一番早く咲き始める山野草は
セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)で
一つ一つ花はとても小さいのですが足の踏み場も無いくらい群生しているので
遠くから見るとまるで残雪のようです。 -
☆福島県玉川村 オウレンの森 雄花
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☆福島県玉川村 オウレンの森 雄花
セリバオウレンには雄花(雄株)と両性花(両性株)があり
雄花が先に咲き始め、やや遅れて両性花が咲き出します。
花は栗の花に似た少々生々しい匂いがします(^^);。
この花のように全体が白っぽいのは殆ど雄花です。 -
☆福島県玉川村 オウレンの森 雄花
こちらは両性花です。
やや貧弱なオシベと中央のやや色の濃いメシベからなります。
メシベだけの雌花は見たことがありません。
白いハナビラに見えるのはガクで、
キンポウゲ科はハナビラが無い種が多いのが特徴です。 -
☆福島県玉川村 オウレンの森
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☆福島県玉川村 オウレンの森 雄花
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☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
町内の雑木林でシュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)が咲き始めました。
例年より1週間くらい早い開花です。
シュンランは日本を代表する野生蘭で北海道〜屋久島まで広く自生します。
撮影のため、落ち葉を少し取り除いて撮影していますが
実際は落ち葉から少し顔をのぞかせるように咲き始め
しだいに花茎が伸びてきます。 -
☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
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☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
玄人好みの渋い色合いですが、花びら(唇弁)の模様や色に個体差があり
珍しい花は愛好家の間で高値で取引されるようです。
園芸種のランの多くはあまり香りはしませんが
シュンランは甘く優しい香りがし、桜茶と同じように花を塩漬けし保存し、
いただく時は湯を注いで、ほのかな香りを 楽しみます。
昔から初春や門出を祝うおめでたいお茶として利用されてきました。
日本らしい雅な行事ですね。
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☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
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☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
シュンランは地方によってはジドバとかジドババと呼ばれています。
それらは“大事なところ”の隠語だそうで唇弁の色や形などが似ているとか(^^);。
私の地域ではジジババと呼んでいたような記憶があります。
子供心になぜジジババなのか疑問でしたが大人にしつこく質問しなくて良かったです。
たぶん何となく想像できていたのかも(笑)。 -
☆福島県鏡石町 春蘭 <2016,3/16>
このシュンランは殆ど葉っぱがありません。
この雑木林がよく下刈り(手入れ)されいることを物語ります。
一見過酷な環境に思えますが、シュンランにとっては藪に覆われるより
木漏れ日射す環境の方が元気に育ちます。 -
☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
所用が立て込んで春の花が早く咲き出す“いわき市”方面に遠出ができずネタ切れ。
わずかな時間を見つけ隣り村の涌井の清水を再訪。
暖冬ぎみだったので前回からさぞ開花が進んでいるかと思いきや
蕾はかなり膨らんできたものの景色的にはあまり変化なし(^_^;)。
この分では例年通り3下旬〜4月中旬が見頃になりそうです。 -
☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
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☆福島県天栄村 涌井の清水 <2016,3/22>
涌井の清水は森の奥で湧く清水と水底からコンコンと湧き出す湧水が一つになり
泉を形成します。
由緒書きに魚が棲むとありますが私は今まで見たことがありませんでした。 -
☆福島県天栄村 涌井の清水 魚影 <2016,3/22>
ところが湧水を撮っていたら水底に何やら動く影が・・・
魚です。魚がいました。大きさは4〜10cmくらい。
印象的にはオイカワかウグイの幼魚のように見えます。
今まで気付かなかったのか、春になり下流の小川から遡上してきたのかは分かりませんが、由緒書きが間違いでないことがようやく確認できました。
これからは通年棲み付いているのか季節的なものなのか確認していきたいと思います。
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☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
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☆福島県天栄村 涌井の清水の水芭蕉 <2016,3/22>
清楚なミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)も咲き始めました。
ミスバショウはシベリア東部、サハリン、千島列島、カムチャッカ半島と日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
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☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
リュウキンカの名前の由来は花が次第に茎立ちし花色が金色(黄色)によるところによります。
キンポウゲ科らしくハナビラの見えるのはガク片で
早春のキンポウゲ科のガク片は雨天や夜は閉じるタイプが多く花期も短いものが多いですが
リュウキンカのガクは開いたままなので、余分な力を使わないせいか長持ちです。
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☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
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☆福島県天栄村 涌井の清水のリュウキンカ <2016,3/22>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
今年も町内の里山で人知れずキクザキイチゲが見頃になってきました。
この自生地は道の直ぐそばの雑木林なんですが運良く道路からは見えないので
盗掘されることもなく毎年可憐な花を斜面いっぱいに咲かせます。
住宅地街からそう遠くない雑木林で命をつないできたのは奇跡的かも。 -
☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は近畿以北〜
北海道の落葉樹林下や林縁に自生し
草丈は10〜20cmほど、花径は3〜4cmです。
花ビラに見えるのは「萼片」でキンポウゲ科の特徴です。
私の地元では白花がほとんどですが、少し遠くの山あいに行くと
数は少ないものの青紫の花も見られます -
☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆福島県鏡石町 キクザキイチゲ <2016,3/25>
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☆大風川渓谷&花滝ルートマップ。
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#12/37.121728/140.645943
福島市でも昨日<3/30>、桜の開花宣言がでました。
例年より10日も早い開花です。
3/29, 汗ばむほどの晴天の中、我が家から車で1時間ほど、
山野草愛好家に花の谷とも呼ばれる“古殿町”の大風川渓谷と
隣接する“いわき市”花滝を訪れ、谷を彩る春の野の花を愛でてきました。
花滝はいわき市三和町と古殿町高房の境界の入遠野川支流のそのまた支流の花滝川にあります。
あまり知名度はありませんが、いわき市の滝ではもっとも落差(25mくらい)の大きな滝かもしれません。
けっこうな山奥ですが県道20号いわき上三坂小野線のすぐそばにあるのでアクセスは案外簡単です。
私は古殿町側からアクセスしますが県道20号線の遠野トンネル(全長1030m)を目指すのが一番分かりやすい行き方で、
いわき市遠野町からだとトンネルを抜け坂道を下った辺りです。 -
☆花咲く“花滝”
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☆福島県いわき市 花咲く“花滝”
花滝は直接的に見えるのは一番下の落差7mほどの直瀑ですが、
その上に大きく右カーブするように20m近くある渓流瀑があります。
夏場は木々が鬱蒼として渓流瀑あまり見えませんが
11月下旬の落葉時期〜春なら道路側から少しだけ見えます。
今回はモロ逆光だったので日蔭の下段だけ撮影しました。 -
☆福島県いわき市 花咲く“花滝”
滝の名前の由来は分かりませんが、その名前に相応しいように春には滝壺周辺にはハナネコノメ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、カタクリなど様々な山野草の花が咲きます。
今年は春が早いので早めに訪れたら見頃にはチョイ早すぎました(^^);
その上、この日の朝は放射冷却で冷え込んだのでアズマイチゲやカタクリなどはまだハナビラを閉じた状態、陽射しが当たり開花するまで待ちぼうけ。
お日様好きの花を見る場合、『早起きは三文の得』にはならないようです。 -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 アズマイチゲ
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は北海道〜九州の主に落葉樹林に自生し土壌は石灰岩質に多いようです。
キクザキイチゲ(写真下)と良く似ますがキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は近畿以北〜北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、葉がギザギザに切れ込んでいるのに対し、
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
キクザキイチゲの花の中心部はほぼ白なのに比べ、
アズマイチゲは青紫色なのも見分けのポイントです。 -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 キクザキイチゲ
キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属) -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 ムカゴネコノメソウ
ムカゴネコノメソウ (珠芽猫の目草/ユキノシタ科ネコノメソウ属)は湿り気のある渓流沿いなどに自生し、東北南部〜東海に分布します。
ツルネコノメソウと似ますが、ムカゴの葉は対性(一部分は互生)ですがツルは互生です。 -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 ハナネコノメ
ハナネコノメ(花猫目/ユキノシタ科ネコノメソウ属)は本州の京都〜福島に分布し
福島県では浜通り地域の湿り気のある渓流沿いなどに自生しますが
会津や中通りでは残念ながら自生種は見られません。 -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 カタクリ
カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)はご存知のように片栗粉の語源ですが、
そのカタクリの名の由来は葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」。
これが「カタカゴ」になり、さらに転化して「カタクリ」になったとか
カタクリの種が栗のイガの中にある1つ1つの実に似ている事から
「片栗」と呼ばるようになったという説もあります。 -
☆福島県いわき市 花咲く花滝 ニリンソウ
ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)はまだ咲き始め。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
いわき市の花咲く花滝から入遠野川を挟んだ対岸は古殿町でその入遠野川の支流にあるのが“大風川渓谷”です。
様々な山野草が見られるので“花の谷”として人気がありましたが
東日本大震災や相次ぐ台風水害の影響で残念ながら2011年震災後から遊歩道は利用できません。
歩道は一部は通れますが、橋はほとんど崩落・流出しているので花を見るには
胴長を着用し川を何度も渡渉する必要があります。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属) -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は北海道〜九州の主に落葉樹林に自生し土壌は石灰岩質に多いようです。
キクザキイチゲと良く似ますがキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)は近畿以北〜北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、葉がギザギザに切れ込んでいるのに対し、
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
キクザキイチゲの花の中心部はほぼ白なのに対しアズマイチゲは青紫色なのも見分けのポイントです。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属) -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
ハナネコノメ(花猫目/ユキノソタ科ネコノメソウ属)
花の谷・大風川渓谷でもハナネコノメが一番の見頃でした。
早春の渓谷で最も可愛らしい花の一つです(^^♪。
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☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
ハナネコノメ(花猫目/ユキノソタ科ネコノメソウ属)
ハナネコノメは本州の京都〜福島に分布し、福島県では浜通り地域の湿り気のある渓流沿いなどに自生しますが会津や中通りでは残念ながら自生種は見つかっていません。
花は5mmほど、草丈は5cmくらいで地を這うように増えていきます。
白いハナビラに見えるのは蕚片で、マッチのような真紅のシベ(葯)は全てオシベです。
しかしシベが紅いのは開花後4,5日ですぐ中から黄色い花粉が噴出し、
これも受粉すると取れてしまうので、その後はやや地味な花に見えてきます(^^);。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
ハナネコノメ(花猫目/ユキノソタ科ネコノメソウ属)
赤いオシベは葯(ヤク)からまだ花粉が噴出していない状態で、
黄色いシベは花粉が噴出している状態。
受粉すると黄色い葯も取れてしまいます。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
ハナネコノメ(花猫目/ユキノソタ科ネコノメソウ属) -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
ハナネコノメ(花猫目/ユキノソタ科ネコノメソウ属)
写真的にはオシベ(葯)が紅いときが一番見栄えがするので、
そのタイミングを見計らって出かけるのが少し難儀です。
でも標高の低い暖かい下流域から順に咲き始めるので
あきらめず探せばけっこう見頃の花が見つかります。
-
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
花の谷・大風川渓谷の見所の一つがカタクりの群生なのですが
今回は見頃に少し早かったようです。
カタクリは日本全土に分布し初夏〜秋は日陰になる落葉広葉樹の下に自生します。
カタクリの花の群生地を地域の名所として保護しているところも多く
そういう場所は環境や手入れが良いのでより見事な群生になりますが
大風川渓谷のカタクリは人の手が入らない自然のままの群生地なので
群生はしていますが、他の山野草と共存していて一面ピンクに染まるほどにはなりません。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
朝晩はハナビラを閉じるカタクリは陽が昇ってくるとハナビラを反り返るように開花します。
下から覗くとハナビラの内側にはまるでもう一つ花のような模様があるのがよく分かります。
これは蜜標(みつひょう)と呼ばれ、虫たちに蜜のありかを教えるためのもののようです。
カタクリ自身がそれを花の模様と自覚しているのか、
たまたま花に見えるのかはカタクリに聞かなければ分かりませんが面白い形態ですよね(^^ゞ。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリはご存知のように片栗粉の語源ですが、そのカタクリの名の由来は葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」。
これが「カタカゴ」になり、さらに転化して「カタクリ」になったとか
カタクリの種が栗のイガの中にある1つ1つの実に似ている事から
「片栗」と呼ばるようになったという説もあります。 -
☆福島県古殿町 花の谷・大風川渓谷
カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属) -
☆福島県矢吹町 <2016/4>
2年ぶりに隣り町の菜の花の丘に行ってみました(4/1)。
ここは隣り町との境で菜の花が咲いているのは隣り町で
丘の上にある木の向こう側が私の町です。
田舎の農村地帯ですから菜の花そのものは珍しくありませんが
絵になる菜の花畑はありそうで中々無いんですよ。
たとえ周囲が田畑ばかりだとしても今の時代よほど山奥に行かないと
電線や電柱が必ず構図の中に写り込んでしまいます。
その点、この通称“菜の花の丘”は畑の周囲に人工的なもの少くなく
少し大げさですが北海道の美瑛のようななだらかな曲線を描く畑が
私お気に入りの場所です。 -
☆福島県矢吹町 水仙の丘 <2014/4>
↑2014年に紹介したので覚えておられる方もおいでかと思いますが、
この菜の花の丘は一昨年突如“水仙の丘”に大変身。
その数なんと500000(50万)球。
観光地ではないので、入園料を取るわけでもないし、
観光地に出荷するにしても花が咲いてからでは遅いし・・・ -
☆福島県矢吹町 菜の花の丘 <2016/4>
で、昨年も花の時期に訪れ道路の傍から眺めてみましたが
菜の花が疎らに咲いているだけで水仙の花は見られず
やはり球根は出荷してしまったようです。
で、1年休んだ畑に今年は菜の花を復活させたみたいです。 -
☆福島県矢吹町 菜の花の丘 <2016/4>
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☆福島県矢吹町 菜の花の丘 <2016/4>
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☆福島県矢吹町 水仙の丘 <2014/4>
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☆福島県矢吹町 水仙の丘 <2016/4>
遠くから見たときは全部“菜の花”かと思ったのですが
近づいてみると遠くの道端からは気づかなかった水仙が
疎らではありますが咲いていました。
おそらく昨年出荷の際に取りこぼした球根や自然増殖したものが咲いたのでしょう。
一昨年(2014年)の芸術的な畝の水仙畑ではありませんが
菜の花と同化するような咲きっぷりも、これはこれで楚々として素敵です。
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☆福島県矢吹町 水仙の丘<2016/4>
ここの水仙は草丈10cmほどの小型スイセン‘テイタテイト’かなと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- massiさん 2016/03/27 13:17:32
- ご無沙汰です
- こんにちは〜。ご無沙汰しています。
昨年7月に福島を離れて、更に北上。
今は釧路にきています。
東北の湘南?と言われるいわきもやはり寒かったですが、
北海道の冬は段違いです。
3月時はまだ雪で、草の芽も出てきません。
でも、転勤で移動は大変ですが、日本中を見て歩くことが
できると考えればこれもまた楽しいです。
相変わらずリペ島にも滞在されているようでうらやましい
限りです。
遠くはなりましたが、また福島の自然を旅行記で楽しませて
いただきたく、今後ともよろしくお願いします。
- j-ryuさん からの返信 2016/03/27 14:52:00
- RE: ご無沙汰です
- massiさん,こんにちは。
こちらこそご無沙汰しています。
コメント&投票ありがとうございます。
> 昨年7月に福島を離れて、更に北上。
> 今は釧路にきています。
>
> 東北の湘南?と言われるいわきもやはり寒かったですが、
> 北海道の冬は段違いです。
> 3月時はまだ雪で、草の芽も出てきません。
≫えっ!釧路ですか・・・
福島県人が言うのも何ですが
めちゃ寒そう(^_^;)。
> でも、転勤で移動は大変ですが、日本中を見て歩くことが
> できると考えればこれもまた楽しいです。
≫そのポジティブな考えかたはとても大切でよね。
我慢しすぎるのも精神に良くありませんが
不平不満をつのらせ物事が解決するならそれもいいでしょうが
実際は解決などしませんよね。
ならばネガティブよりポジティブの方が人生楽しめそうです。
> 相変わらずリペ島にも滞在されているようでうらやましい
> 限りです。
≫リペ島が気に入ったこともありますが、
“相変わらず=マンネリ”も悪くないと思えてきました。
歳なんでしょうかね(^_^;)。
> 遠くはなりましたが、また福島の自然を旅行記で楽しませて
> いただきたく、今後ともよろしくお願いします。
≫住めば都とも言いますから、慣れるまではご苦労も多いでしょうが
第2、第3、と日本中がふる里になるのも貴重な体験ですよね(^^ゞ。
遠くから福島の復興を見守ってくださいませ。
j-ryu
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