2016/03/16 - 2016/03/17
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オーヤシクタンさん
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第31部-144冊目 2/4
皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
会社から休みを頂いたので、思いつきで旅に出ました。
レインボーブリッジを歩いて渡り、やって来たのは東京港フェリーターミナルです。
これからフェリーに乗って四国.徳島を目指します。
表紙写真‥太平洋を航行するオーシャン東九フェリー「おーしゃんいーすと」。
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旅行期日‥2015年3月16日(水)~18日(金) 2泊3日
3月16日(水) 第1日目 曇り。
3月17日(木) 第2日目 晴れ。
①東九オーシャンフェリー.おーしゃんうえすと.新門司行
東京.19:30~(船中泊)~徳島.13:20
★宿泊:オーシャン東九フェリー.おーしゃんうえすと(2等船室)
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オーシャントランス‥9720円
おーしゃんうえすと船内‥1300円
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-
18:15
前回の正解です。
やって来たのは「東京港フェリーターミナル」でした。
今夜の宿はフェリーなんです。
これから、四国徳島行きのフェリーに乗って船旅を満喫したいと思います。
では、入りましょう。 -
私は散歩がてら田町駅から1時間30分ほど歩いて来ましたが、りんかい線国際展示場駅から有料の送迎ワゴンがあるようです。
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すごく立派なフェリーターミナルですが、相次ぐフェリー航路廃止で館内はガラ~ンとしています。
-
一番奥にぽつんとオーシャン東九フェリーの窓口がありました。
広い構内で1社だけで頑張っています。
それでは乗船受付をしましょう。 -
乗船名簿の記入は必要なく発券は終了。
クレジットカードが使えました。 -
3階の待合ホールです。
空港の搭乗待合室みたいで立派ですが、ここもガラ~ンとしています。
食堂や売店はありません。
隅に自販機が数台あるだけです。
カップヌードルが180円で売られていますが、船内で買った方が何故か130円と安いのでここでは買わない方がベターです。 -
これから乗船する、オーシャン東九フェリー「おーしゃんうえすと」11500トンです。
1991年に就航した船歴25年、オーシャン東九フェリー最古参のフェリーです。
今年5月に引退します。
①東九オーシャンフェリー.おーしゃんうえすと.新門司行
東京.19:30~(船中泊)~徳島.13:20
オーシャントランス(東京~徳島)2等‥9720円
※この写真は以前、新門司港で阪九フェリーから撮影した物です。オーシャン東九フェリー 乗り物
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18:50
さぁ、乗船です。
ボーディングブリッジが使えないので、ワゴン車で乗船しました。 -
さぁ、今夜の城へまいりましょう。
案内された特等船室‥ -
‥ではなく、2等船室です。
昔ながらの大部屋雑魚寝で場所は早い者勝ちです。
新造船の就航により、この大部屋雑魚寝の2等船室がオーシャン東九フェリーから消えようとしています。
今夜は大部屋雑魚寝の雰囲気を思う存分楽しみたいと思います。 -
2等船室の就寝グッズです。
昔はアルミの洗面器(G〇RO用?)もあったのですが、姿を消してしまいました。 -
窓側角に陣地を確保し、今夜の寝城を築きます。
-
19:20
そろそろ出航の時刻です。
出港の儀(単に離岸するのを眺めるだけ)に参列する為、甲板に出てみました。 -
19:30
出航時刻です。
ロープが外され、ボォ~と汽笛がなりました。 -
ゴゴゴゴォー。
ゆっくりと陸から離れていきます。
徳島へ向けて出港です。 -
離岸しました。
東京→徳島‥650キロ/17時間50分の船旅です。
今日は波が1.5mほどとの事なので、快適な船旅が楽しめそうです。 -
東京よ。
さらばじゃ。 -
さぁ、最初のイベントです。
東京港ゲートブリッジの下をくぐります。 -
19:38
橋下にゆっくりと近づいていきます。
上空を眺めると、羽田に着陸する飛行機がバンバン通過しているのが見えました。 -
東京港ゲートブリッジを通過しました。
写真でお伝えできないのが残念ですが、東京タワーとスカイツリーが両方見えます。 -
さぁ、ナイトクルーズの始まりです。
しばらく東京湾の夜景を眺めながらの航行となります。 -
それでは、恒例の船内視察を始めましょう。
まずは、ゴージャス感を醸し出す3層吹き抜けのエントランスホールです。
今は当たり前となった吹き抜け構造は、この船が就航した1990年代あたりから増えていったような感じがします。
※船内の様子は、翌日に撮影した画像も一挙に公開していきます。 -
案内所と売店です。
オーシャン東九フェリーオリジナルグッズはTシャツがあるだけでした。 -
現在地の案内は液晶画面ではなく、ランプが点滅していくアナログな案内板です。
-
フェリーの各地通過時刻案内です。
19:30 ①東京港(東京都)
↓
21:59 ②剱崎(神奈川県)
↓
23:15 ③伊豆大島(東京都)
↓
0:46 ④神子元島(静岡県)
↓
2:27 ⑤御前崎(静岡県)
↓
3:52 ⑥浜松(静岡県)
↓
5:05 ⑦大王崎(三重県)
↓
6:08 ⑧尾鷲(三重県)
↓
9:30 ⑨潮ノ岬(和歌山県)
↓
10:53 ⑩南紀白浜(和歌山県)
↓
13:20 ⑪徳島港(徳島県) -
船舶用衛星公衆電話が設置されています。
-
かつて2ヶ所あった電話室の片方はオムツ交換室になっていました。
-
コインロッカーです。
大部屋雑魚寝を利用している、私のような2等船客にはありがたい設備です。 -
救命胴衣の着用方法‥
これは重要です。
マネキンを見て、ちゃんと理解しておきましょう。 -
かつてレストランがあった場所は、冷凍食品の自販機が並ぶフードスクエアと名を変えました。
この船が建造された1991年はファミレスの全盛期‥船内レストランもファミレスのインテリアが採用されたみたいですね。
時代を感じます。 -
自販機にある冷凍食品です。
どんな物があるのか見てみましょう。
ミートソーススパゲティ
スパゲティナポリタン
ソース焼きそば
キーマカレーライス
親子丼
豚焼肉丼
助六寿司
肉巻おにぎり弁当
やわらかカツサンド
→各400円。
カップヌードル
シーフードヌードル
カレーヌードル
チリトマトヌードル
チキンラーメン
どん兵衛天ぷらそば
→各130円。
チーズクリームリゾット
トマトリゾツト
ミートドリア
チキンドリア
→各200円。
色々ありますね。
備え付けのレンジでチンして食べます。
2泊3日の長距離航路の食事がレンジでチンだなんて、なんだか寂しい気もしますが、フェリー航路維持の為に仕方のない事なのかもしれませんね。 -
二人の世界に浸れるテーブルかな?。
私には孤独を愛する方の為のテーブルにも見えるのですが‥。 -
お茶.熱湯.冷水に紙コップ.割り箸.スプーンが用意されているのは便利ですね。
-
自販機コーナーです。
缶ビール(350ml)‥250円
缶ビール(500ml)‥350円
発泡酒・缶チューハイ・缶カクテル・ハイボール(350ml)‥150円
発泡酒・缶チューハイ(500ml)‥200円
ワンカップ日本酒‥250円
缶入り芋焼酎‥200円
ソフトドリンク各種‥110?150円
アイスクリーム各種‥150円
スナック菓子・おつまみ各種‥90?150円
菓子パン各種‥140円
船内ですが、お手頃な価格ですね。
アルコール類は深夜販売中止となります。
タバコの販売は船内ではありません。 -
プロムナードです。
灰皿が置いてありますね。
プロムナードで堂々とタバコが吸えるのは、全国のフェリーでも「おーしゃんうえすと」だけだと思います。 -
船体前方にあるフォワードデッキです。
夜はカーテンがされるので、翌日に撮影しました。 -
窓から外を眺めてみましょう。
外に通路があるので、眺めはイマイチですね。 -
小さいですが、ゲームコーナーがありました。
-
船客が寛げるラウンジです。
椅子の形が時代を感じますね。
座ってみたらガタついていました。 -
洗面室です。
お湯と水の蛇口が別々の洗面台。
懐かしいですね。 -
朝顔型の小便器も最近は見られなくなりましたね。
通った小学校のトイレを思い出します。 -
便器が斜めに設置されているのは、狭い船内のスペースを有効活用する為でしょうか?
ウォッシュレットはありません。 -
船旅の友‥G〇RO袋は洗面室に常備してありました。
-
2等船室脇にあるシャワー室です。
1等以上の上級船客様には別に専用浴室があるそうです。 -
展望浴室です。
船旅の醍醐味と言ったらコレですよね。
これで、恒例の船内視察を終了します。
それでは風呂に入るとしますか‥。 -
20:30
はぁぁ‥いい湯でした。
さっぱりしたので夕食にしようと、フードスクエアにやって来ました。
レストランはなくなりましたが、20:00~21:00まで、うどんコーナーが営業されていました。
お腹ペコペコです。 -
うどんが200円。
さすが四国に行く船‥安いですね。
他にラーメンとカレーライスもありました。 -
200円のうどんですが、ちゃんと蒲鉾とワカメがのっていますね。
うどんコーナーは今後就航する新造船にはないそうです。
もう、食べられなくなってしまうので、よく味わって食べます。 -
夕食です。
おーしゃん東九フェリーには船内食堂がないと聞いていたので、イオン系スーパーまいばすけっと台場1丁目店で弁当など食材を買っておきました。
では、頂きま~す。
鶏竜田ねぎマヨ弁当‥399円
わさび豆腐‥99円
うどん‥200円
缶ビール‥250円 -
デザートです。
なんだか、無性にアイスが食べたくなり、船内の販売機で買いました。
森永ジャンボチョコモナカ‥150円 -
21:20
ありゃりゃ‥
夜間及び荒天時はデッキへの立ち入りが禁止となり、出入口が閉鎖されてしまいました。
やる事もないし、そろそろ寝るとしますか‥。 -
22:30
2等船室は22:00をもって消灯となります。
では、おやすみなさい。 -
6:10
しまった!
心地良い振動と揺れで爆睡してしまいました。
日の出を見ようと目論んでいたのですが、もう夜があけているではありませんか。
デッキへの出入口は閉鎖されたままでしたが、1ヵ所だけ閉鎖されていないドアがあり、なんとかギリギリで日の出を見ることができました。 -
6:20
今、どこらへんなのかな?
ランプが点灯している所を見ると、紀伊半島東岸、三重県尾鷲沖のようです。 -
7:20
お腹すきましたね。
朝風呂を浴びて朝食です。
明星揚玉そば大盛‥107円
まい結び(鮭昆布)‥59円
ミニクリームパン‥99円
ほろ酔い梅酒ソーダ‥150円
朝から風呂入って酒が飲めるって幸せ~。 -
船旅にはやっぱり、カップ麺ですよね。
-
船内の至る場所に指差呼称確認場所のステッカーが掲示してあります。
乗組員向けなのか?
船客向けなのか?
いずれにしても安全確保の意味では重要な事です。 -
風呂入って、メシ食って、酒飲んで、ゴロゴロして
これぞ船旅の醍醐味。
こりゃたまりませんな。 -
ひと眠りしました。
外に出てみましょう。
オーシャン東九フェリーのファンネルです。 -
北九州-徳島-東京
オーシャン東九フェリーは、フェリー業界の厳しい経営を乗り切る為、千葉~徳島を結ぶオーシャンフェリーと、東京~小倉を結ぶ東九フェリーが合併したフェリー会社です。
今はオーシャントランス(株)と言う会社が運航をしています。 -
この船は「おーしゃんうえすと」が表側の名ですが、もうひとつ、裏側の名が‥
産業廃棄物運搬船.第3600078535号です。
なんでも運ばなくては経営が成り立たない、フェリー業界の厳しさを実感しますね。 -
この船の素晴らしい所は、操舵室真下のデッキにも立ち入れる事です。
今年、就航した新造船にはこのデッキはなくなっているそうです。
今のうちにこの開放感を満喫しておきましょう。 -
9:15
そろそろ、紀伊半島最南端.潮岬を通過する時間です。 -
ズームしてみましょう。
右側前方に潮岬灯台が見えてきました。 -
面舵いっぱい!
アイアイサー。
操舵室ではこんな掛け声がかかっている‥
訳ありませんが、船体は西南の方向から西北の方角へ弧を描くように進路を変えていきます。 -
9:25
紀伊半島最南端.潮岬沖を通過しました。
ほぼ定刻通りに運航しています。 -
潮岬沖を通過すると、紀伊半島西岸に沿って「おーしゃんうえすと」は航行します。
-
再び寝ます。
古い船のせいなのか‥エンジンの振動がモロに背中に伝わってきて心地良いです。 -
12:00
うどんコーナー営業の案内放送が船内に流れました。
何もしなくても腹は減ります。
昼食にしましょう。
カレーライス‥400円
カロリオレンジカクテル‥150円
匂いにつられてカレーライスにしました。
海を眺めながら食べるカレーは旨いです。 -
買い置きしておいたポテチも食べちゃおうっと。
イオンポテトチップス‥88円 -
今日はとてもいい天気。
海も穏やかで快適な船旅です。 -
12:15
左に四国が見えてきました。
そろそろ、徳島を11:30に出港した東京行きの「フェリーびざん」と反航する時間です。
よ~く目をこらえると、見えてきました。 -
かなり遠いですね。
海面がモヤっているのでよく見えません。
私のカメラではズームしてもこれが精一杯です。 -
お~い!
ダメだ‥遠すぎる。
お互い汽笛をならすなど太平洋フェリーのような演出は全くなく、遠目に反航します。 -
さいなら~。
-
先程、反航した船は「フェリーびざん」13000トン‥今年1月にデビューしたばかりの新造船です。
現行船より大型化し、2等船室は階段式2段ベッドとなり、大部屋雑魚寝の船室はなくなります。
「フェリーびざん」の就航によって、我々が乗っている船の姉妹船にあたる「おーしゃんいーすと」がひっそりと引退しました。
次は5月に同型の「フェリーしまんと」13000トンが就航します。
そんでもって、今乗っている「おーしゃんうえすと」も引退となります。 -
四国に近づいてきました。
あと、少しです。 -
13:00
前方に目的地徳島を発見。
前進あるのみ!。 -
徳島港が近づいてきました。
東京から17時間50分‥
楽しい船旅がそろそろ幕を閉じようとしています。 -
13:07
徳島港に入港します。
新造船は写真奥の赤い部分‥新しいフェリーターミナルから発着するそうです。 -
13:13
接岸体制に入りました。
あぁ、楽しい船旅が終わってしまうよ~。 -
巨大な船体をゆっくりゆっくりと、岸壁に寄せていきます。
いつ見ても「すごいなぁ」と感心しちゃいます。 -
ロープがかけられました。
-
13:17
接岸完了。
パチパチパチ‥。
これで、接岸の儀(単に接岸を眺めるだけ)を終了します。 -
現在地情報、徳島の赤ランプが点灯されました。
無事に到着です。 -
一夜の城となった2等船室。
忘れ物がないか確認して‥ -
名残惜しいですが、下船します。
-
13:22
下船しました。
徳島港津田フェリーターミナルです。
オーシャン東九フェリーの徳島ターミナルとして活躍してきましたが、新造船はこのターミナルに接岸できないので、年内中に新造船4隻全てが就航するとこのターミナルは閉鎖されることになります。
「おーしゃんうえすと」そして、津田フェリーターミナルも長年お疲れ様でした。 -
オマケの1枚
今回は海上が穏やかで快適な船旅を楽しめましたが、いつもそうとは限りません。
オーシャン東九フェリーでは船内に設置された 傾斜計器が横の傾き10度以上を指した場合、オーシャン東九フェリーオリジナルのクオカードを贈呈してくれるそうです。
但し、10度以上傾くと言うのは相当な揺れです。
このカードを手にするには船酔いに耐え、船内で揉みくちゃにされる覚悟が必要です。
つづく。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 蔦之丞さん 2016/04/04 13:03:00
- 投票ありがとうございます!
- オーヤシクタン様
初めまして
『一泊朝食付き@2.822円の格安クーポンに喰い付きましたが』に
投票頂きましてありがとうございます!
フェリーに乗ったのは随分前になりますが
北海道の雪まつりで北海道=仙台港間になるかな〜?
詳細な旅行記で、
まるでフェリーに乗ってる様な錯覚になる様に
見入りました
今はクルーズが多いですが、
旅費・ホテル・食事・等の内容を考えると意外に普通の旅行よりも、安いです
また、ゆっくりと旅行記を拝見させて頂きます
私のは拙い旅行記と別荘(病院)生活・観劇・の記録の様な物ですが
よろしくお願いいたします。
蔦之丞
- オーヤシクタンさん からの返信 2016/04/06 23:04:38
- フェリー旅
- 蔦之丞様、こんばんは。
オーヤシクタンでございます。
2822円で朝食付き‥気になりました。
夕食は別とは言え安いですね。
今、船旅にはまっています。
でもって、只今、フェリーと鈍行列車で日本縦断を取材中で、これから苫小牧から日本海経由で福井県敦賀に向かいます。
私の旅は乗り物に乗ってばかりの拙い旅行記ですが、今後も宜しくお願い申し上げます。
コメントを頂きありがとうございました。
オーヤシクタン。
- オーヤシクタンさん からの返信 2016/04/06 23:05:45
- Re: 投票ありがとうございます!
- すいません、あやまって3通送信しちゃいました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
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旅行記グループ 第31部.思いつきぶらり旅。
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