沼津に残る渡し船

2015/04/18 - 2015/04/18

狩野川の河口に渡し船があると聞いて、行ってみました。

エリア 沼津(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5

狩野川に架かる香貫大橋のたもとから河口に向かって遊歩道が整備されていますので、こちらを通って向かうことにします。

太平洋側の河川としては珍しく、北に向かって流れる狩野川

狩野川沿いの遊歩道は自転車も通れる広さがあり、綺麗に整備されています。そして、どこからでも富士山が望めます。

遊歩道から香貫大橋を振り返ったところ。雲がなければ、このずっと左手に富士山が広がります。

狩野川の上流から見て左岸を河口方面へ下っていきます。

稚鮎遡上調査の看板が。狩野川は天然アユでも有名です。

川の反対側は香貫山です。

この遊歩道、河口からの距離が4.2195キロあるようです。片道10回、5往復すればフルマラソンですね。

猪をでしょうか、ケモノを捕まえる檻のようにも見えます。

あゆみ橋が見えてきました。この橋の右手の方は沼津の中心市街地ですが、ここと河口を渡し船は結んでいます。

狩野川を北上する渡し船が見えます。

手漕ぎではなく、動力は船外機のようです。

確かに4.2195Kmコースと表示があります。

ようやく河口付近に近づいてきました。

我入道の渡しと書かれた青いのぼりが風に旗びいています。

特にチケットの販売所等があるわけではなく、看板があるだけです。

河口にあるこの我入道の乗り場とさっき通った市街地のあゆみ橋の間は、運行の時間が決まっているのですが、河口の両岸は随時運航しています。こちらに船がいない場合は、黄色い旗を振ると船頭がこちらに船を回してくれます。

上流からやってき船が対岸、沼津港の方面ですが、そちらで乗船客を降ろしたようです。

黄色い旗を振ると、船頭がこちらに船を回してくれました。
料金は一乗船ごとに100円。対岸に行くのも、上流に行くのも同じ100円です。

一旦、対岸へ向かいここで下船します。
反対側に行くお客さんを見送ります。

対岸でお客さんを降ろした船が戻ってきました。

爽やかな風が心地よい中、結構なスピードで上流に向かいます。

船頭さんは二人、その顔の皺がそのまま渡し船の歴史を表していると言ったら怒られそうですが、貫録たっぷり。手漕ぎでなくともその動作が風情一杯、情緒たっぷりに楽しませてくれます。

10分ほどのクルーズであゆみ橋の船着き場に到着

ここから河口に向かう人も。

あゆみ橋から階段を下りたところが乗り場です。

この日は残念ながら富士山は雲に隠れていましたが、天気が良ければ富士山を望む狩野川クルーズが100円で楽しめます。