2016/03/03 - 2016/03/08
23位(同エリア95件中)
アザゼルさん
2016年3月にマルタ島とゴゾ島を一人でぶらぶらして来ました。
ゲストハウスに締め出しを食らって喧嘩になったり、
5つ星豪華ホテルに泊まったらパンツ干しっぱなしのままルームサービスに入られたり、
予約した空港行きのタクシーが来なくてフェラーリに乗る羽目になったり色々ありましたが、
今日も私は元気です。
* マルタ島の前にダブリンとロンドンを訪れていますが、マルタだけ別として記載します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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やってまいりました。マルタ島です。
マルタに来る前まではダブリンとロンドンを回っていたので、突然南の島にやってきて空気の暖かさにびっくりしています。
そりゃそうだチュニジアのチュニスより南にあるんだもの。
ということでホテルまで予約したシャトルバス。便利です。
これなしでは空港から街まで出るのってけっこう大変なんです。
まず公共バスがあまりない。1時間に1本はざら。
この「Malta Transfer」(http://www.maltatransfer.com/)というシャトルバスならホテルまで連れってくれます。
前日までに予約か、当日荷物のピックアップの場所にあるカウンターで申し込みをします。渡しの場合、往復で16ユーロでした。安ッ!
ですがこのサービス、最後の最後にとんでもないことをしでかしてくれます。
まぁ、それは後ほど…( ˘ω˘)マルタ国際空港 (MLA) 空港
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マルタ島。西洋史好きに知らぬ者はおるまい。
パウロが漂流した島。
十字軍遠征で敗北した騎士たちが流れ着いた島。
イスラム勢力とキリスト教勢力が取り合った島。
イギリスとフランスが取り合った島。
今は独立して一つの島国。
そんな島は今どんなところになっているんだろう。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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地中海に抱かれた島。温暖な風が気持ち良い。
チュニジアに似て、オレンジがそこら中に実っています。
お庭のを一つ、お家の人に食べさせてもらったら、甘い。
いい島だ…最初はそう思ってました。
泊まったゲストハウス。
使えるお湯の量が決まっていて、途中で水になります(T_T)
3回使って2回、途中でお水になりました。
夜は日本のように寒いので修行僧みたいになりました。
やっぱりまだまだ先進国には遠いね(^_^;)セント ジュリアンズ ベイ ホテル ホテル
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マルタの首都はバレッタ。バレッタさんから来た名前です。日本の東京が「家康」にならなくてよかった。
マルタ島はマルタ騎士団の島。
その昔12世紀、ヨーロッパの各国は次男以下の男子を集め十字軍を結成。聖都エルサレムをイスラム勢力から守らねばと血まみれの争いを繰り広げました。
ある時十字軍は大敗。
地中海に船で逃げロードス島に流れ着きます。
しかしそこにも追手が。
行き場を失った騎士たちに当時の神聖ローマ皇帝カルロス5世(カール5世)が、この騎士団にマルタ島を与えました。
彼らはそれまで「聖ヨハネ騎士団」「ホスピタル騎士団」と呼ばれていましたが、今日では「マルタ騎士団」とも呼ばれています。
決まった日曜の午前11時からは、大包囲戦(The Great Siege)が行われたエルモ砦で、「イン・ガーディア」と呼ばれるショーが行われます。エルモ砦への入場料だけで見ることができますので、マルタご来訪の際はぜひマルタ観光局で開催日付を確認してみてください。聖エルモ砦 建造物
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マルタ島の建物は蜂蜜色に統一され、
島の沿岸から中心部に向かって坂が続きます。
バスが走るときは否応なく沿岸を走るので、バス移動には時間がかかりますがそれもまた一興。
こんな景色を見ながらバスに乗るには、海の見える側の席に座って。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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歴史の話をしました。
「ホスピタル騎士団」というのは、その名の通り病院としての機能を持っていた騎士団だということです。
もっとも、当時は外科的な機能で内科ではなかったそうですが。
ということで、エルモ砦の向かいにあるさえない「ホスピタル騎士団博物館」に向かいます。最初から最後まで、お客さんは私一人でした。
ここ、昔使われていたあるモノの上に建っています。
今は劇場となり、この劇場で当時のアメリカ大統領ブッシュ(父)とゴルバチョフが会談を持ち、冷戦が実質的に終了しました。
この会談を「マルタ会談」といいます。世界史で習いましたね?
ガイドブックには出てこないので、ぜひ抑えておいてください。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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廊下の様子。
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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さて、劇場を左手にさっきの美しい会談を下ると突然、
薄らぐらい気味の悪い回廊にでます。
右手には使い古したような鎧、
左手には…階段の下に騎士のようなものが見えます。
こちらにおいで、と誘っているようです…
…周りには誰もいません…
聞こえるのは自分の呼吸音と足音のみ。
先に進んでみましょう。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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さっきの騎士は人形でした。
ああ、びっくりさせんなよ、
と右に曲がった瞬間!
暗闇の中に浮かび上がる人影!
GYAAAAAA
出たーーーーー!!
ライトを当てると、人形のようです。
や、やめてよ…(;´Д`)
懲りずにこの先に進みます。
【この先怖いものが見れますので苦手な方は数枚スキップを】ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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ひ、
人が死んでる…!
違います。
ただの人形です。
ホスピタル騎士団は戦争で怪我をした人たちを治療していたので、それを再現しています。
ただね、内蔵や脳まで再現しなくていいのよ…
注:カメラは明るく撮影してありますが、実際ここは地下で薄暗いです。そして人は他にだれもいません。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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だからもういいって!!!
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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ところでね、この博物館。
なぜマルタ会談が行われた建物の中にではなく
あえて地下にあるんだと思います?
それはね…ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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ここお墓だったんですよ…
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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うわあああああ
ぎゃあああああ
とか言いながら一人で地下墓地の奥へと進みます。
やめられない!止まらない!
ペストが流行った時期には、大量の遺体がこの墓地に葬られたそうで、ちょこちょこと右や左に、死体を運ぶ蝋人形がライトに照らしだされます。
しかも赤いランプ。
もういいって!!!!
地下墓地は世界大戦時、防空壕としても使われていたそうです。
ホゥホゥ(・ω・)と思いながら奥へと進みます。長い。誰か来てくれないかなと思って待っていましたが、結局誰も来ませんでした。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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外に出ます。
あー怖かった。
同じ建物を、2つの団体が管理しているそうで、地下墓地の上のもう反対側の広間は「マルタ・エクスピリエンス」の「共通券(combined ticket)」を買って、ガイド付きで中には入ります。
迎賓館だそうですが、昔は病院として使っていたので
壁に何個もトイレがあります(笑
ガイドさんは親切で、アジア人がグループに居るとわかると、ゆっくり丁寧な英語でガイドしてくださいました。
ということで「マルタ・エクスピリエンス」、絶対おすすめです。
地下墓地で孤独を味わえる「ホスピタル騎士団博物館」と同じ建物ですので、セットでどうぞ。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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おなかが減ったので、アッパーバラッカガーデンの下のカフェレストランに行きました。
入り口から拷問する気まんまんです。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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パスタを食べていたら(ΦωΦ)がやって来ました。
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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網に絡まってました。
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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もがいては助けを求めていました。
おバカですね。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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結局海に帰って行きました。
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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アッパーバラッカガーデンは昼も美しいですが、
夜は格別です。
夜景が美しく、シーズンオフは寒いので人があまりいません。
自分のようなロンリーな人間しかいません。
カップルはいません。
ロンリー同士、一人一つずつベンチを占領し、寒さに震えながら夜景を楽しみます。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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寒いので近くのよくわからない建物に避難しました。
ピンクの部屋がありました。
この建物何だったんだろう。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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おパンティーが展示されていました。
私は豹柄より、純白のレースおパンティーが飾られていたほうが嬉しかったですね。
どうでもいいですね。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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観光の主だった所は旧市街のあるバレッタに集中しています。
ただし、バレッタは人の住む場所ではなく観光の場所であるため人はあまり住んではおらず、夜は寂しいと聞いていたので
私はホテルと歓楽街のあつまるサンジュリアンという区画に宿をとりました。
サンジュリアンには夜の街パーチュビルPacevilleがあります。
見てくださいこれ、夜の10時ですよ。
カジノといい男性向けのお店といい、
家族連れも学生も平気でウロウロしていました。
自分は寂しくハンバーガーとコカコーラです。
Hugo Burgerってお店。飲み物ついて800円くらいだったので夜にしては安い。オススメです。Malta Marriott Hotel & Spa ホテル
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結局首都のバレッタは以下の場所に行きました。
・エルモ砦(血まみれの戦いが行われた場所)
・アッパーバラッカガーデン(夜の眺めが素晴らしい)
・騎士団長の家(この写真 そこかしこが工事中でした)
・カラバッジョの絵のある聖ヨハネ?大聖堂
・よくわからない建物ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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そうそう、騎士団長の家には武器博物館があります。
武器といっても鎧とマスケット銃、大砲がほとんどです。
ファンタジーの衣装を描きたいけど、鎧の構造がわからない…なんて方には便利かもしれません。何百という鎧が置いてありました。
日本と同じく、西洋でも鎧は美術品でもあって、イタリアの繊細で美しい装飾が施された鎧をガン見することができます。
ルネッサンス期、美術品はなんでもイタリアなんですね。
当時はイギリスでもイタリアの武器をほしがったと聞きます。確かに刀剣図鑑を眺めると、野暮ったい他の国のデザインと比べて、イタリアの刀剣・鎧の装飾の素晴らしいこと…
余談でした。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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カラバッジョの「聖ヨハネの斬首」を補完・展示している大聖堂です。日本語のオーディオガイドはありませんでした。
この大聖堂、右左にそれぞれ6つほどの礼拝堂があります。
プロヴァンス(フランス)、アラゴン(スペイン)、神聖ローマ帝国(ドイツ)など、当時の国々からやってきた騎士たちが同郷の者同士で礼拝を行っていたそうです。
おや?
イギリスがないぞ?
勝手な想像ですが、イギリスはヘンリー8世の宗教改革でプロテスタントとなったので、カトリックの聖堂には礼拝堂を立てさせてもらえなかったのかもしれませんね。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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ヨーロッパを旅する時はぜひシンボルをよく観察してみてくださいね。
簡単に言えば、
双頭の鷹はハプスブルク家、神聖ローマ帝国
白いユリはフランス
ザクロはアラゴン家ことスペイン
ライオンとユリはイギリス(イングランド)です。
ほら、この鷹、オーストリアの国旗の色をしていますよね。
ハプスブルク家だな、とわかりやすくなっています。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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この聖堂、よっぽどお金をかけたらしく本当に素晴らしくてため息が出ます。
この壁、まるでイシュタール門のようですね。
カラバッジョを見た後は、2階のタペストリーの間を訪れることも忘れずに。ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
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さて、首都のバレッタを観光したので他のところに向かいましょう。
マルタは本島のマルタ島以外に、ゴゾ島とコミノ島という島もあります。
ゴゾ島に向かうため、22番のバスに乗り「チェルケウア」という町までバスで1時間揺られます。
ここからフェリーに乗るのですが、行きはお金を払わずフェリーに乗れます。
帰りに往復分の料金を支払う仕組みなんだそうです。
ふむ。
最初その仕組みがわからず、隣の席に座っているマダムに訊いたら「帰りに泳いで帰ったらタダになるわよ」と笑ってました。ゴゾフェリー(ゴゾチャンネル社) 船系
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ゴゾ島は小さな島。ちょっとずつちょっとずつ時間が流れていきます。
鐘の音が鳴り、12時であることがわかります。
静かだ…ヴィクトリア(ゴゾ島) 散歩・街歩き
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それまでGPS機能を使っていたGoogle Mapさんが、急にぐるぐるし始めます。
うん?
ここ( 「゚д゚)どこ?
再び猫が現れたのでついていきます。ヴィクトリア(ゴゾ島) 散歩・街歩き
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なんだかいい感じの路地に出ました。
向こうから人声が聞こえたのでメインストリートだろうと思い、ありがとよ、と猫を振り返ったらもういません。ヴィクトリア(ゴゾ島) 散歩・街歩き
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坂道を上ると謎のオベリスク。
マルタ語で説明書き。読めない!
マルタは公用語がマルタ語と英語なのですが、基本はマルタ語のようです、ただし普通に英語も使えます(現地人談)。
マルタ語はもともと現地の方が昔から使っていた言葉。
アルファベットを使いますが、アラビア語に近いのだそうです。
英語についていえば、人によってはイタリア訛りの強い英語を話す方もいれば、そこまで訛りの強くない英語を話す方もいます。
前者はイタリア人なのかな?ヴィクトリア(ゴゾ島) 散歩・街歩き
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ゴゾ島の人たちが頑張って立てた教会。
ヨーロッパはどこ行っても教会だけはすごいんじゃ。大聖堂博物館(ゴゾ島) 博物館・美術館・ギャラリー
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実はこれ、だまし絵。
お金がかかるからクーポラ作れなかったんだね。大聖堂博物館(ゴゾ島) 博物館・美術館・ギャラリー
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ゴゾ島、ホントに人が少ない。
そして本当のマルタ島とくらべて物価が安い。
うーん…素晴らし
マルタお越しの際はぜひともゴゾ島もおすすめ -
ゴゾ島名物、アズールウィンドウ。
うひー風がすごい!アズール ウインドウ 海岸・海
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さっきの岩の上に登ってみました。
風つよーい
スカートだったのでマリリンモンロー状態。
GYAAAAAアズール ウインドウ 海岸・海
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「DANGER(危険)」
あっ
うん…アズール ウインドウ 海岸・海
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最古の巨石文明が残る遺跡にも行ってみました。
あまり情報はないみたい。
文字さえ残っていればなぁ… -
ん?
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さて、マルタ島に戻りましょう。
フェリーで25分位。あっという間に本島に着きます。 -
夜のマルタ島は美しいので散策におすすめ(写真はアッパーバラッカガーデン再び)。
ゴゾ島は少しさびしいと聞いたのでゴゾ島には宿は取らなかったのですが、地元の方によればゴゾ島もぜひ泊まるべきだったとのこと。アッパーバラッカガーデン 広場・公園
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【トラブル発生!!】
次の日の朝、午後2時に5つ星ホテルのあるムディーナに移動しようとしていた私は、グリーングローブゲストハウスなる宿に荷物を預けました。
さてこのゲストハウス、少々難があります。
ゲストハウスなので24時間サービスではないのはいいのですが、そもそもオーナーが近くに住んでいません。
マルタ島にやってくる飛行機は少なく、チェックインがない日にはオーナーは昼の12時で家に帰ってしまうのです。
で、オーナーに荷物を預け帰ってきたら…
ドア閉まってる…
人いないやん…
ええええええええ(;´Д`) -
結局電話して、宿の女将と色々と喧嘩しました。
原因は、私の母語が英語ではないため自分の予定を完全に説明しきれていなかったことと、宿の女将が思い込みで勝手に話を進めてしまった事です。
相手は旅行関係の仕事をしてし、こちらは事情を知らない外国人なのに、確認作業を怠るなんてやっぱどういうこと!?と最初は混乱。
喧嘩しながら「あなたが悪いという事を認めればいいのよ」とまで言われました。ええぇええ…。これがマルタの文化なのか…。喧嘩両成敗でしょ…。しかも私の英語が完璧じゃなかったのなんて仕方ないし、予測できた事じゃん…。お客様は神様じゃないけど、客に対してそれはマナー違反では…(;´Д`)
こちらとしては荷物と言う人質を取られている状態でしたので、仕方なしに誤りました。そしたら「よろしい、ドアを開けに5時に来てあげます。でも私も仕事があるから約束できません。」と言われました。は????この宿、あなたのビジネスでは????
あー、もう意味わからん、疲れた…と外で待ってたのですが寒くて風邪引くかと思い近くのマックで暖を取っていたら女将からメールが。
「せっかく5時15分前に来てあげたのにあなたがいなかったので、あと15分で帰ります」
えええええええええええええ
なんじゃそりゃあああああああああああ
流石にびっくりしました。ほんとに仕事する気あるの?しかもなにその上から目線、女将として失格では。
実は事情がありました。 -
今考えるとこのゲストハウス、破格だったんですよねー
他にも女将は地元で仕事をしていたわけです。
片手間ビジネスかぁ…どおりで安いわけだよ…
今考えると、宿も決して快適と言うわけではありませんでした。
例えばシャワー。使えるお湯の量決まっていて、途中で水になっちゃうの。
ヨーロッパの古い家によくある、前もってお湯をタンクの中で沸かしておいて、その容量の分だけ使えるというやつです。
そんなの、日本にいたら知らないよ~(-_-;)
私の髪はセミロング。
使い過ぎないよう気をつけていても、3回中2回、途中で水になってしまいました。寒い!!修行僧みたいになりました(T_T)
あと、宿のあちこちにラミネートされた注意書きがベタベタと壁やドアのいたるところに張られていました。
「最初からセットされているコンセントを外さないで」
「水を出しっぱなしにしないで」
「テレビの音量を大きくしないで」
云々云々…
細かすぎて何が書いてあったかもう忘れてしまいましたが、泊まった人間を不快にさせるには抜群の量。
しかも夜12時過ぎ。
窓の下から大人たちが大はしゃぎする大きな声。
そう、マルタは温暖。夜も暖かいので、大人が深夜だろうとかまわず外でお酒を飲むのです。
運悪くこの宿にはベンチとテーブルがあり、何処からか来た人たちがお酒を飲みだして大騒ぎし始めたのです!それは深夜2時にまで及びました…!
最初は地元の人が注意してくれるかと思ったのですが、そんな様子もなし。宿にはスタッフがいませんから、私が注意するしかありません。でもそんなの、普通の日本人女子には無理です。悔しいけど、布団にもぐって耳栓しながら騒音に耐えるしかない…。
あー、そんな意味では過去数年の中で最悪の宿でした… -
そんなこんなで、急いでバスでムディーナに向かいます。
サンジュリアンからムディーナまで直通のバスが出ているので、ヴァレッタまで戻る必要はありませんでした。
今晩は5つ星ホテルだー!楽しみ! -
見えてきました!このホテルです!
ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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着きました、「シャーラパレス・ルレ&シャトー」です。
昔から続く、重厚な建物です。
マルタ島の真ん中のムディーナの、一番高い丘の上に建っています。
ボーイさんもすごく上品。そして親切。
うーん…来てよかった?ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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お部屋はメゾネットタイプ。
下にダブルベッドと広ーいバスルーム。
上にはライティングデスクとソファのあるお部屋があります。
一番安いお部屋でこれはすばらしい。 -
バスルームが大理石&全面鏡。
チェックインの時「ディナーは予約されますか?」と尋ねられたので適当に予約。
カジュアルなイタリアンと豪華なフレンチがあるそうなので、一人寂しくイタリアンにしました。ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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イタリアンはサラダだけでお腹いっぱいに。
リゾットもオーダーしましたが無理…
マルタはチーズが有名なのか、必ずどこかでチーズを口にします。
サラダにチーズ、パスタにチーズ、パンにリゾットに…
…こんなにチーズ食べたの初めて。ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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ところで、チェックインして部屋に入った時、お部屋に私の名前の入った手紙が置いてあったのですが、
ご飯を食べている間にまたお手紙が置かれていました。
ちょっとお部屋も掃除されており、枕には夜食用のチョコが。
やーーーーん!
入ってくるならいってよーーーー!!!
パンツ干しちゃってたじゃん!!!!
やってしもた〜
で、写真はお部屋の中なんですけど、すごいですよ。壁に何枚も絵が飾られているのですが、美術品のようにちゃんと照明付きです。
ヒィイザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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ここ、ムディーナは静寂の街。ホテルのある旧市街は城壁に囲まれており、車は滅多に入ってきません。
昼もいいが夜の雰囲気は格別と聞いていたのでお散歩に出ます。観光案内所(イムディーナ) 散歩・街歩き
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窓の格子が壁に映る…
観光案内所(イムディーナ) 散歩・街歩き
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一眼レフもったお兄さんが同じく一人でウロウロしていたので、仲間だな、と思いました。
他はほとんど誰も通りません。観光案内所(イムディーナ) 散歩・街歩き
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ホテルからみるとこんな感じ。
丘の下に広がる町並み。
ここ、ブラピとアンジーも泊まったんですって。ナットク。ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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ホテルのバルコニーから。
ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー ホテル
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夜を存分に楽しみ、朝5時に起きて朝焼けを見に行きます。
ホテルの廊下に光が差し込みます。 -
ああ…
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段々と街が明るくなっていきます。
この後、日本への帰路に就くという事で、5つ星ホテルのレセプションにて空港行のバンを待っていました。
この送迎バス、空港で予約してもので、もうお金も空港で払ってありました。
泊まっていたホテルの方が昨夜「空港への送迎の手配はお済ですか?お済でしたら確認のお電話をお入れいたします」と言ってくれました。流石!
ということで確認の電話も入れてくれていたのですが…。
なんと、約束の時間になっても待てど暮らせど送迎バスが来ない。
ホテルのカウンターの方がさすがにおかしいとなって送迎バスに「いつ来るんですか?」と電話を入れてくれました。
そしたらなんと
「もう来ました。待ってたけど来なかったから出発しました」とのこと。
は?????????
事の次第はこうです。
5つ星ホテル。城壁の中にあります。
城壁の中に入る車両は検問をくぐるためにお金を払わなければなりません。
ですので、バスとしてはお金を払わないために、城壁の外側で待っていたわけです。ですが、ホテルの方はその事情を予期して事前に電話で「ちゃんと城内に入って、ホテルの前まで来てくださいよ」と言っていたのだそうです。
この連絡事項がなぜかバスの運転手に伝わらず、そのままホテルの前にまでは来ずに外で待っていたという事ですね。
って、おーーーーーーーーーい!!!
ふざけんな!
空港までどれだけ遠いと思ってるんだ!!
足がない!!!!!!!!
さすが5つ星ホテル。「フェラーリでもよろしければすぐにご用意します」とのこと。
ああ、うんうんぜひお願い。
すぐにスーツ姿の黒服グラサンが来てくれて私のスーツケースを入れ込むと、猛スピードで空港に向かってくれました。
最初は「フェラーリや…フェラーリ…」と写真を車の撮りまくっていた私も、ゲートクローズ時間が近づくにつれて真顔になってきたのか、黒服氏、「大丈夫です、必ず間に合わせますよ」と何度も言ってくれた。
最後の最後に何とか間に合うか!!??という時間に空港に到着!パッと駆け出そうとするも
「お客様!お支払いをお忘れです!!」と叫ばれ、ああああああそうだった!!!幾ら?50ユーロ?はいはい、持っていけ!!!
とユーロ札を投げるように渡し(ゴメンね)猛ダッシュ!!
間に合いましたーーーーーーー
後日。日本に帰ってから空港シャトルバスMaltaTransferに苦情と返金依頼のメールを送る。
1週間たっても返事が来ません。
もう一度送る。
返事来ません。
ブチ切れて親会社にメールを送る。
返事来ません。
直接電話する。
流石に向こうもビビッていたが「担当者が不在なので改めてメールします」とのこと。
メール来ません。
マルタ観光局へメール。
流石観光局。民間のことなので行政指導のようなことはできないけど、今回の件はこちらで把握しておきますとのこと。
そしてついに、数週間後にやっと返金されました。
フェラーリタクシー代の50ユーロ。
おいおい、ちょっと待て!
お前らに払った20ユーロも返せよ!役務提供してねぇだろ!!!!
またメールを送りなおしましたが、その後一切音沙汰無し。
まあ評判が悪いことは知ってましたがそんなこんなで、マルタ。
なかなかサービスが悪いがまた来たくなる国でした☆
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セント ジュリアンズ ベイ ホテル
3.21 -
ザ シャーラ パレス ルレ & シャトー
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