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長南・睦沢人気旅行記ランキング3位(59件中)

えっ! 最澄って、あの最澄? 《 千葉県・笠森観音 》

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    旅行時期 2016/02/07 - 2016/02/07 (2016/05/12投稿

     弘法大師空海。真言宗開祖。高野山金剛峰寺。
     伝教大師最澄。天台宗開祖。比叡山延暦寺。

     中学の教科書にも出てくる平安仏教の双璧ですね。 ともに唐に渡ったいわばライバルですが、庶民派空海に対して最澄は朝廷の覚えもめでたいエリートだったと習いました。
     空海は全国を旅して行く先々で救民活動をしたとのことで、各地に伝説が残っています。 一方、最澄は雲上人のように高座に鎮座していて、田舎回りなどはしなかったように思っていましたが・・・。

     ところが、実は千葉県に、空海・最澄がともに足跡を残している田舎があるのだそうです!
     それは長生郡長南町。 世帯数3,200、人口8,500。 里山が広がる典型的な田舎です。

    写真 56枚

    交通手段 : 
    • 現地移動 :  自家用車
    エリア:
    千葉 | 長南・睦沢
    エリアの満足度:
    4.0
    • 撮影場所の地図

      【 笠森観音入口 】

       それでは先ず、最澄ゆかりのお寺、笠森寺(通称笠森観音)に行ってみましょう。
       (この日は一応お参りのつもりで行ったのですが、帰ってから4トラベルで紹介したいと思い、それに必要な写真を撮るために2週間後にまた行きました。そのため2日分の写真が混じっています)

       圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の「茂原長南IC」を降りて国道409号線を市原方面に向かうと、約5kmで写真の看板がいやでも目に入ります。
       右折しましょう。

    • 【 駐車場への道 】

       派手な看板につられて曲がったのに、拍子抜けするほど何もない道が続いています。
       でも心配しないで130mほど進んでください。

    • 【 無料駐車場 】

       はい、駐車場です。
       無料です。「無料」というのは私の好きな言葉の一つです。 それだけでこのお寺が「良いお寺」のように思えてきます。

    • 【 でも・・・ 】

       うわっ! こんな所にも中〇語が。
       このお寺も爆買いを期待しているのかと、さっきの「良いお寺」という印象が吹き飛びました。

    • 【 案内板 】

       地図中央の「木レンガ広場」・・・ベンチがあるだけです。
       「弁天谷池」・・・不透明な水にゴミが浮いているだけです。 池を巡る木道も途中から鉄パイプで閉鎖されています。
       地図左上の「展望台」・・・無粋な鉄のやぐらです。 展望台より周りの木が高いので、何も見えません。
       「天満宮平」・・・何もありません。ただの空き地です。

       それらを巡りながら行く道もあるのですが、つまらないので、今回は女人坂と書かれた道を選びましょう。

    • 【 女人坂 】

       駐車場の真向かいに、女人坂と呼ばれる参道があります。
       100mちょっとの短い坂ですが、石段の段差がややきつく、各段の奥行が中途半端で歩きづらいです。 「女人坂」という名前に騙されたことを後悔します。
       もっとも、現実の世の「女人」はみな手ごわいものですが。

    • 【 お地蔵様 】

       坂の手前にお地蔵様が。
       ここには何度も来ていますが、花が萎れているのを見たことがありません。 大切にされていることが分かります。

    • 【 女人坂 】

       こんな感じです。
       手摺りは「東京築地芙蓉講」という団体が奉納したものだと石柱に書いてありました。
       実感を込めて・・・ありがとうございます!

       でかでかと名前を書いた灯篭や石柱などを奉納する会社や団体は多くありますが、手摺りという実用的なものにお金を使ってくれる所はそうないと思います。

    • 【 巡礼 】

       巡礼の方とすれ違いました。
       「お早ようございます」と声を掛けると、「ご苦労様です」と返してくれました。 
       私は物見遊山で来ているので気が引けて、お背中に向かって礼をしました。
       ここ笠森寺は「坂東三十三観音札所」の第三十一番札所ということで、よく巡礼姿の方を見かけます。

    • 【 三本杉 】

       坂の左手に「三本杉」が見えてきました。
       3本の杉が癒着したものなのか、地表近くの根からひこばえのように幹が立ったものなのか分かりません。
       2本繋がったものはよく見かけますが、三本というのは珍しいのだとか。
       だから?

    • 【 子授楠 】

       三本杉のすぐ先に観音様を背にした「子授楠」があります。
       楠の幹に穴が開いており、それをくぐると子供を授かるということです。
       「男性が先にくぐって、次に女性がくぐると効果がありますよ」とお坊さんが大真面目で説明していました。
       なんでも梨花さんというタレントがこの穴をくぐって子供を授かったそうです。
       私は梨花さんという人を知らないのですが、何人もの参拝客がその話をしながら通り過ぎて行きましたから、この話は結構知られているんですね。

    • 【 穴を通して観音様を拝む 】

       そのあと、見るからに品のない、子連れの若い母親たちが大騒ぎをしながらやって来ました。
       大声で「穴」だ「観音様」だと言いながら、とてもここには書けない下品な話をして大笑い。
       あげくに「アタシはウチでダンナにくぐらせてるから授かるよ」などと子供の前も憚らず馬鹿を言い合っていて、順番待ちをしていた人たちが顔を見合わせてその場を離れるという有様でした。
       日本はいったい、いつからこんな国になってしまったのでしょうか。

    • 【 芭蕉句碑 】

       気を取り直して先へ進むと、すぐ右側の崖に芭蕉の句碑がありました。
       天和年間(1681〜1683)に芭蕉がここに来て俳句を詠んだのだそうです。
       しかし、角度と距離のせいで、何と書いてあるのか読めません。

    • 【 芭蕉句碑 】

       ズームアップしてみると、「芭蕉翁」という字が見えますが、あとはやっぱり見えません。
       そこで崖の下に立てられた木札を見ると、「五月雨に この笠森を さしもぐさ」と書かれています。
       俳句の素養はゼロなので、この句の何がいいのか分かりません。 そこでネットで調べましたら、やはり教養のある人というのはいるもので、「五月雨に打たれて、笠森(笠)をさしている」という意味だとありました。 笠森という寺名と笠という言葉をかけ、さらにその笠をさすという言葉と「さしもぐさ(観音様の仏力を表す言葉)」をかけているのだと、句の面白さが説明されています。
       しかしながら、この句は芭蕉全集に載っていないこと、芭蕉の年表には芭蕉がここに来たという記録がないこと、さらに天和年間には芭蕉は火事に遭ったり甲斐に移り住んだりしていて、とても南総まで来る暇はなかったのではないか、という冷静な考察までされています。
       その道その道、すごい人がいるものですね。

       「 やきいもを くったら屁が出る クソも出る 」
       これは私が小学校のときに作って学級文集に載った俳句です。

    • 【 二天門 】

       芭蕉句碑のすぐ先に風神・雷神を擁する二天門があります。
       このお寺、「笠森観音」で通っていますが、正式には「大悲山楠光院笠森寺(だいひざんなんこういんかさもりじ)」といい、天台宗の別格大本山だそうです。 北伝仏教のお寺ですから音読みで(りゅうしんじ)と読みそうなものですし、訓読みにするなら(かさもりでら)の方が自然だと思うのですが。
       そこでお坊さんに確認したら、ちょっと不機嫌そうに「かさもりじっ」と言われました。

    • 【 風神様 】

       向かって右に風神様がおわします。
       この形相を見たら、邪心のある者は退散することでしょう。
       それにしても、天井の千社札、どうやって貼ったのでしょう? まさか風神様の頭に乗ってということはないでしょうが・・・。

    • 【 雷神様 】

       そして左には雷神様が。
       子どものころ、カミナリ様にへそを取られるから「くわばら、くわばら」と言って蚊帳に逃げ込むように教えられたことを思い出します。
       その後、カミナリ様というのは雷神様のことで、その雷神様は菅原道真のことだと、高校の歴史の先生に教わりました。 さらに「くわばら」というのは道真の領地「桑原」のことだとも。
       先生ってすごいな、とその時は思いました。
       後年、自分がなってみて、会ったこともない人物や見たこともない事件について受け売りを喋っているだけの自分に気づきましたが。

    • 【 奪衣婆像 】

       雷神様の裏には奪衣婆(だつえば)の像があります。
       奪衣婆とは、三途の川で渡し賃の六文銭を持っていない死者の衣服をはぎ取って、その衣服の重さで極楽に行かせるか地獄に行かせるかを決めたお婆さんだというようなことを聞きました。
       聞いたのは学生時代、聞いた場所は東京の靖国通りにあるなんとかいうお寺だったと思います。 いい加減な記憶なので、上の話も間違っているかも知れません。
       それにしても、渡し賃さえ無い貧しい死者の衣服をはぎ取るとは。
       私の家の近くにも、そういうことをしそうなお婆さんがいて・・・いや、口が、いや筆が、いやキーボードを叩く指が滑りました。 くわばら、くわばら。

    • 【 閻魔大王像 】

       そしてご存じ閻魔大王。
       どうもこのお寺、お参りするには相当の覚悟をもって行かないといけないようです。
       後ろめたいことのある人は気をつけた方が・・・。つまり私のことですが。

    • 【 観音堂 】(国指定重要文化財)

       さあ、お目当ての観音堂です。
       清水寺などに見る「懸け造り」という建築様式ですが、お堂の四面すべてが懸け造りになっている、つまり「四方懸造(しほうかけづくり)」と呼ばれる建築は日本でここだけなのだそうです。
       1028年に後一条天皇の勅願で建立されたものの、その後焼失し、現在の建物は文禄年間に再建されたものだということですが、それにしてもゆうに400年以上経っているわけです。
       長さの違う61本の柱で支えられた危なっかしい建物がよくもそれだけの風雪に耐えたものだと、すなおに感動します。

    • 【 観音堂 】

       近寄ってみます。
       外階段ももちろん木造で、たかが階段でありながら唐破風をもった立派な屋根がついています。

    • 【 破風の彫刻 】

       では登ってみましょう。
       まずは靴を脱ぎ、サンダルに履き替えます。 なんだか便所サンダルみたいなものなので、仏様に失礼な気がして、私は裸足で登りました。 この時期(2月)ですから床板はかなり冷たくて、正直なところちょっと後悔しましたが、サンダルを取りに戻るというのも恰好悪いので、見栄を張って我慢しました。
       見上げると、立派な龍の彫刻があります。

    • 【 外階段 】

       これから外階段を登ります。
       階段の中央に金属製の手摺りがついていました。 手摺りを取り付けるための柱(屋根を支える意味もあると思います)が真新しい金属製で、ちょっと興を削がれますが、私も手摺りというものに理解がある年齢に達しましたので、いいことにします。

    • 【 外階段 】

       外階段は90度に折れ曲がっています。
       踊り場がちょうど結界のように感じられ、気持ちが引き締まります。

    • 【 外階段 】

       その踊り場で左を見上げると、外階段が続いています。
       階段の左側は何もありませんので、高所恐怖症の人にはちょっと怖いかも知れません。
       私は高い所が大好きなので、逆に高揚します。(馬鹿と山羊は・・・)

    • 【 観音堂東面回廊 】

       75段の階段を登り詰めると回廊に出ます。
       ここは東に向いていて、遠くには太平洋がある筈ですが、房総丘陵に遮られて見えません。
       ここで拝観料200円を払います。窓口にお婆さん(失礼!)がいらっしゃるときは質問すると穏やかな口調で説明してくれますが、お爺さん(お坊さん?)のときは不機嫌な顔つきで取り付く島もありません。

    • 【 観音堂南面回廊 】

       南側に回ってみます。
       やっぱり何も見えません。
       白い紐のようなものは何でしょうか?

    • 【 観音堂内部 】

       堂内は撮影禁止なので、回廊から写してみます。
       あの白い紐に、ハンカチのようなものが沢山結んでありました。 願い事やお礼の言葉が書いてあるのでしょう。
       その紐の先は、ご本尊の手に繋がっているようです。
       ご本尊は、十一面観世音菩薩で、なんと、あの最澄上人が延暦3年(784)にこの地で楠の霊木を使って彫り上げたものだそうです。
       えっ! 最澄? あのやんごとなき高僧最澄が京の都からはるばるこんなド田舎まで来たんですか? おまけに自ら観音像を彫り上げたとは! 最澄って、彫刻の才もあったんですか?

    • 【 観音堂西面回廊 】

       西側の回廊です。
       ここからの景色もご覧のとおりで、つまり何も見えません。

    • 【 観音堂北面回廊 】

       最後は北側です。(写真奥が東側、つまり正面です)
       ここからも、何も見えません。
       要するに、この観音堂は高さ34mと言われていますが、回廊からの景色は期待外れです。
       でも、それがいけないというわけではありません。 笠森観音の周囲4haの森は延暦年間から禁伐林になっていたということで、現在では手つかずの暖帯性常緑広葉樹林として国指定天然記念物になっているのだそうです。 その名は「笠森寺自然林(かさもりでらしぜんりん)」。
       えっ? 「かさもりじっ」ではないんですか?

    • 【 観音堂東面回廊から見下ろす境内 】

       房総丘陵に囲まれて遠望はきかないものの、回廊から境内を見下ろすと、やはり34mというのは高いものだと実感できます。
       写真の上端ぎりぎりに鐘楼が写っていますが、お分りでしょうか? 青い屋根はあとで見る六角堂です。

    • 【 外階段下り 】

       先ほどの踊り場まで来て、下を見下ろします。
       手摺りのありがた味を感じます。

    • 【 宝篋印陀羅尼塔 】

       観音堂前に戻ってみると宝篋印陀羅尼塔が。
       なんか、こんな顔の人形を見たことがあるような・・・。

    • 【 境内に咲く紅梅 】

       その陀羅尼塔の近くに梅が咲いていました。
       貧弱な木ではありますが、健気に咲く姿には心が洗われます。

    • 【 境内に咲く桜 】

       2週間後に行ってみると、梅と一緒に桜も咲いていました。
       ずいぶん早咲きですが、品種は分かりません。 
       
       「もう咲いてるの?」
       「河津だよ、河津」
       
       そんな会話が聞こえてきましたが、河津桜にしては色が淡いような・・・。
       ま、放っときましょう。 仲間うちで物知り顔をしたがる男というのはいるもので、そういう御仁に限って、重ねて質問されると答えに窮するものですからね。
       

    • 【 六角堂(子育地蔵尊)】

       境内の外れ、小高い所に六角堂があり、「子育地蔵尊」と書かれています。
       覗いてみると中には木彫りのお地蔵様が。

    • 【 沖縄塚 】

       六角堂の前に、遠く観音堂を背にして沖縄塚があります。
       太平洋戦争で犠牲となった沖縄の人々20余万人の霊を弔うために、昭和36年、現地の岩石をここに埋めて供養塔を建立したということが書かれています。

    • 【 鐘楼 】

       この鐘は「與楽(よらく)の鐘」というそうで、総重量350貫( 1,313 kg)、総丈6尺( 182 cm)、口径3尺3寸( 1m )と説明板にあります。

    • 【 釣鐘 】

       この鐘は誰でも自由につくことができます。
       とはいえ、早鐘をつかないようにと注意書きがあり、ついた鐘の音が消えてから次を打つようにとのことです。
       まあ、常識ですね。

    • 【 下から見る釣鐘 】

       あたりに人がいなくなるのを待って、釣鐘の真下で仰向けになってみました。
       1t以上あるということを考えると、あまり良い気持ちではありませんし、落ち着きません。

       もし誰かが見ていたら、気のふれた白髪のジジイが寝ていると思って110番通報をしたかも知れません。
       もっとも一番近い駐在所でも5〜6kmあるでしょうし、パトカーで女人坂は登れないでしょうから、十分逃げる時間はあると思いますが。

    • 【 仁王門 】

       もう一度観音堂の下に戻りましょう。
       お堂の北側に仁王門があります。 もちろん阿形・吽形の仁王様がおわしますが、その造形と着色がなんとも稚拙で、遊園地か何かの張りぼてのように見えます。(美術音痴の私の目で見た感想ですから、見る人が見れば立派なものなのだろうとは思いますが)

    • 【 オイオイ! 】

       仁王門を出ると、北に向かう山道があります。 おそらく北側から山越えでお参りする人たちの道なのでしょう。
       私は今回初めて知ったので、しばらく歩いてみました。
       すると、路傍に「イノシシ注意」の張り紙が。
       「お気をつけ下さい」と言われても、どう気をつければいいのか・・・。
       イノシシより速く走れる自信はありませんので、早々に引き返しました。

    • 【 観音堂と楠の大木 】

       北西の方角から観音堂を見上げると、お堂の基盤となっている岩に食い込むように大きな楠の木が生えています。
       「楠光院笠森寺」という寺名に因んで植えたものか、それともこの木をはじめとして周囲に楠の木が多いから「楠光院」と名付けたものか、どちらにせよ、笠森観音といえば楠というイメージは定着しています。

    • 【 黒招き猫 】

       境内の一角に、「縁起屋 古壺」という土産物屋さんがあります。
       店名からして商売っ気満々という感じですが、店員さんの売る気も相当なもので、参拝客が近づこうものなら、ここぞとばかりに説明を始めます。
       この黒い招き猫こそ笠森寺の名物(?)で、右手を挙げているのが金運、左手を挙げているのが人運を司り、両方を並べて飾ることでさらに多くの福が来る・・と、テレビショッピングもかくやと思われる名調子です。
       宝くじ当選から結婚、子宝、大学合格、就職成就、商売繁盛、住居新築等々、この猫をペアで買えば明日からこの世の栄華をすべて独り占めできるようですから、少ない年金でやっとこさっとこ生きている私としては、店内にある猫をすべて買占めてしまおうという気になります。
       値段はペアで1000円〜3000円。
       ポケットには千円札1枚と小銭が多分4〜500円くらいある筈。
       今日の昼飯を我慢して明日から札束に囲まれて生活をするか、明日からの豪邸生活を諦めて今日の昼飯にありつくか、おおいに悩むところですが、結局何も買いませんでした。
       あーあ、あのとき買っておけば今頃は高級ウィスキーを飲みながら最新型のパソコンでこの記事を書いていられたのに・・・。

    • 【 絵説法 】

       土産物店の横の部屋に天台宗ハワイ別院総長了寛さんという方の絵説法というのが展示されていました。
       いろいろな教えがありましたが、私の気に入ったのはこの1枚です。
       「俺はばかだと思っている人は見込みがあります」
       だったら私はバッチリです。
       ハワイのお寺というだけあって、「 There is hope if you think you are stupid. 」と英語が添えてありました。

    • 【 男坂 】

       さて、帰りは先ほどの子授楠の所から左の道、男坂を下ります。
       男坂、女坂というのは各地にありますが、たいていは男坂の方がきついようです。
       でもここは、男坂の方がなだらかですし、階段もありませんので、膝の弱い方、車椅子の方は男坂がお勧めです。

    • 【 有料駐車場 】

       男坂を下りきった所に民間の駐車場があります。
       500円払わなければなりませんが、車椅子の場合は他に方法がありません。
       
       いや、先ほどの無料駐車場までは500m足らずですので、のんびり歩いてくるという方法がありますし、車椅子を下ろして運転手さんだけ無料駐車場に車を置きに行くという方法もありますね。

    • 【 参道入り口 】

       有料駐車場から出てまっすぐ進むと、朝来た国道409号線に出ます。
       「笠森観世音霊場」「大悲山笠森寺」と書かれた門柱があり、ここが男坂参道の入り口だと分かります。
       瓦屋根の大きな家の所から左に折れると無料駐車場に出ます。200mほどです。

    • 【 熊野神社・・・何て読む? 】

       駐車場に戻り、近辺の見所を記した案内看板を眺めます。
       「熊野神社」というのがあり、そこに「熊野の清水」というのがあるようです。
       ところが、その下に書かれた英語表記が「 Yuya-no-Shimizu Spring 」となっています。
       Shimizu Spring というのもヘンな言葉ですが、それはさておき Yuya とは何でしょう? 「熊野」と書いて「ゆや」と読むのでしょうか? そんなバナナ!
       こうなったら行くしかありませんね。
       

    • 【 昼食 】

       となれば、まずは腹ごしらえ。
       セブン・イレブンの握り飯「紀州南高梅」と「玉子かけ風御飯」、それに「おーいお茶」です。
       
       けちくさいですか?
       いえいえ、私が一人で出かけるときの定番です。 手軽で安くて、なによりも寒くも暑くもない車の中で誰の視線も気にせず景色を独り占めしながら食べられるのですから、言うことはありません。

    • 撮影場所の地図

      【 熊野神社と竜動寺 】

       10kmほど走って「熊野の清水」と書かれた看板を見つけました。
       石柱に熊野神社とあり、その奥に清水の由来書が掲げられています。 確かに「熊野(ゆや)」と仮名がふってあります。
       それによると、弘法大師が諸国を行脚された折たまたま当地に立ち寄り、水不足に苦しむ農民を救うため法力によって清水を噴出させたのだとか。
       その後室町時代になってから、鶴岡八幡宮がこの清水を利用した直営の湯治場を作ったことでこの地は約100年に亘って栄え、そのためこの集落が「湯谷(ゆや)」と呼ばれていたということです。
       でも、だからといって熊野を「ゆや」と読む理由にはならないと思うのですが、その辺の説明はありませんでした。

    • 【 熊野神社(ゆやじんじゃ) 】

       これが熊野神社です。
       笠森観音前の案内看板にデカデカと出ていたので、無人の小さな社にはちょっとばかり拍子抜けしました。
       もっとも、神社を物理的な大小で比較するのは敬神の心が足りない証拠だとは思います。

    • 【 清水の神様? 】

       その神社を見上げる位置に清水の湧き出る所があり、そばに小さな社があります。
       神社の本殿より多くの人を集めているとみえ、お神酒と思われるものが沢山捧げられています。
       写真の右下に柵が見えますが、その中が清水によってできた池のようになっていて、地味な鯉が数匹泳いでいます。

    • 【 熊野の清水(ゆやのしみず) 】

       水を汲みに来る人が引きも切らず・・・。
       熊野の清水管理委員会という名で出された立札があり、この水を供えて祈願するとあらゆる病気が治る、高校・大学受験、縁談等の願いが叶うということが書かれています。
       なにもそんなご利益なんかなくたって、ただ清純でおいしい水というだけでいいと思うのですが。
       
       どうも笠森観音といい熊野の清水といい、長南町の神仏は「何でも屋」で、ご利益の安売りをしているように思えます。

    • 【 竜動寺 】

       人一人がやっと歩けるだけの狭い階段を登っていくと、小さなお寺があります。
       どんな日照りにも涸れることのない清水を湧出させてくれた弘法大師の遺徳を讃えて当時の住民が大師の坐像を祀ったお寺だそうです。

       長南町は、歴史上に輝くライバル、伝教大師最澄と弘法大師空海がともに足を運んだ土地なのですね。

    • 【 竜動寺の絵馬 】

       絵馬は箱にお金を入れて自分で取れるようになっており、サインペンも置かれていました。
       自分の利益を願うことは何も書かず、世界平和だけを願う絵馬に心を打たれました。
       こうして今回の2寺参拝は、無料の駐車場に始まり、心洗われる絵馬に終わりました。
       皆さんも機会がありましたら是非足をお運びください。
       ただ念のために申し上げておきますが、黒招き猫を買って億万長者になれなかったとしても、それは私のせいではありません。

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    海外14カ国渡航

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