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2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。<br /><br />帰りの道中に少しだけ立ち寄ったラツィオ州の旅。2つ目はラティーノ県にある中世の面影を残す町セルモネータ(Sermoneta)。

少しだけラツィオ州の旅 セルモネータ(Sermoneta)

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2015/10/31 - 2015/11/08

362位(同エリア756件中)

4

55

クリス

クリスさん

2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。

帰りの道中に少しだけ立ち寄ったラツィオ州の旅。2つ目はラティーノ県にある中世の面影を残す町セルモネータ(Sermoneta)。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • 昼食を食べたヴァルモントーネ(Valmontone)のレストランからは約30km。<br />セルモネータの町に着く前、約3.5kmの地点にあるヴァルヴィショーロ大修道院(Abbazia di Valvisciolo)。<br /><br />8世紀にギリシアの修道士が建設したのが起源という。13世紀にテンプル騎士団によって建て直され、14世紀にシトー派の手によってゴシックスタイルに建て替えられたという。<br />

    昼食を食べたヴァルモントーネ(Valmontone)のレストランからは約30km。
    セルモネータの町に着く前、約3.5kmの地点にあるヴァルヴィショーロ大修道院(Abbazia di Valvisciolo)。

    8世紀にギリシアの修道士が建設したのが起源という。13世紀にテンプル騎士団によって建て直され、14世紀にシトー派の手によってゴシックスタイルに建て替えられたという。

  • 背後にレピーニ山群の山がそびえている。山の尾根から飛び立つハンググライダーが多く見えた。<br /><br />着いたのがお昼過ぎの閉館時間だったので、内部見学は出来なかった。回廊に13世紀の物が見られるというが、主目的はセラモネータにあるので、外観だけで退散する。

    背後にレピーニ山群の山がそびえている。山の尾根から飛び立つハンググライダーが多く見えた。

    着いたのがお昼過ぎの閉館時間だったので、内部見学は出来なかった。回廊に13世紀の物が見られるというが、主目的はセラモネータにあるので、外観だけで退散する。

  • こちらはヴァルヴィショーロの後陣風景。

    こちらはヴァルヴィショーロの後陣風景。

  • セルモネータは山上都市である。修道院からは山の裏手の道を走らせて、この駐車場まで到達した。

    セルモネータは山上都市である。修道院からは山の裏手の道を走らせて、この駐車場まで到達した。

  • 山の頂にかすかに城壁が見える。カエターニ城(Castello Caetani)は、ボニファチウス8世(本名Benedict Caetani)の家系であるカエタニ家の所有する城であった。

    山の頂にかすかに城壁が見える。カエターニ城(Castello Caetani)は、ボニファチウス8世(本名Benedict Caetani)の家系であるカエタニ家の所有する城であった。

  • 駐車場からお城を目指して登る途中にオレンジの木を見つけた。

    駐車場からお城を目指して登る途中にオレンジの木を見つけた。

  • 荒い石畳のごつごつした階段を登る。

    荒い石畳のごつごつした階段を登る。

  • ひたすら急な階段を登りながら周囲の風景を撮る。

    ひたすら急な階段を登りながら周囲の風景を撮る。

  • ようやく城の真下につく。16世紀ボルジア家の手に渡り、要塞に作り替えられたという。18世紀にフランス軍の略奪を受け、その後は牢獄として使用された。<br /><br />お昼休みの時間帯なので、ここも内部見学は出来なかった。

    ようやく城の真下につく。16世紀ボルジア家の手に渡り、要塞に作り替えられたという。18世紀にフランス軍の略奪を受け、その後は牢獄として使用された。

    お昼休みの時間帯なので、ここも内部見学は出来なかった。

  • 今度は街の中央を目指す。

    今度は街の中央を目指す。

  • そのまま降りて行ったら街の外につながる城門に来てしまった。

    そのまま降りて行ったら街の外につながる城門に来てしまった。

  • 改めて、上に向かう。

    改めて、上に向かう。

  • この辺りが町の中心となるピアッツァ・デル・ポポロ(Piazza del Popolo)。

    この辺りが町の中心となるピアッツァ・デル・ポポロ(Piazza del Popolo)。

  • セルモネータの町は、イタリア旅行協会(Touring Club Italiano)推奨の通称オレンジ・フラッグと言われるベスト・スモール・タウン・イン・イタリア(Best small Towns in Italy)に選ばれている。

    セルモネータの町は、イタリア旅行協会(Touring Club Italiano)推奨の通称オレンジ・フラッグと言われるベスト・スモール・タウン・イン・イタリア(Best small Towns in Italy)に選ばれている。

  • 広場の横の道を少しくだっていく。

    広場の横の道を少しくだっていく。

  • 参事会聖堂(Collegiate Church)と呼ばれるカテドラル。鐘楼はロマネスク様式である。

    参事会聖堂(Collegiate Church)と呼ばれるカテドラル。鐘楼はロマネスク様式である。

  • 13世紀の建造でシトー派の修道士によって建てられた。

    13世紀の建造でシトー派の修道士によって建てられた。

  • 正面の扉口上のルネットは半円のロマネスクアーチが残されている。

    正面の扉口上のルネットは半円のロマネスクアーチが残されている。

  • 聖母子のフレスコはゴシックの物だ。

    聖母子のフレスコはゴシックの物だ。

  • 堂内はゴシックスタイルになっている。

    堂内はゴシックスタイルになっている。

  • 右祭室の礼拝堂にあるマリア像。

    右祭室の礼拝堂にあるマリア像。

  • 「天使の聖母Madonna degli angeli」と呼ばれる絵画の作者は、ベノッツォ・ゴッツォリ(Benozzo Gozzoli1421年頃〜1497年)。<br />

    「天使の聖母Madonna degli angeli」と呼ばれる絵画の作者は、ベノッツォ・ゴッツォリ(Benozzo Gozzoli1421年頃〜1497年)。

  • これは、なんとも可愛らしい聖母である。

    これは、なんとも可愛らしい聖母である。

  • 入り口の上部にゴシックのフレスコ画が見えたが、剥離が激しくよくわからなかった。

    入り口の上部にゴシックのフレスコ画が見えたが、剥離が激しくよくわからなかった。

  • 主祭壇脇の左右にあった獅子像。

    主祭壇脇の左右にあった獅子像。

  • 外に出て、正面入り口をもう一度撮影した。この一画はサンタ・マリア広場(Piazza  santa Maria)と呼ばれている。探すにはこの広場が目印になる。

    外に出て、正面入り口をもう一度撮影した。この一画はサンタ・マリア広場(Piazza santa Maria)と呼ばれている。探すにはこの広場が目印になる。

  • 改めて広場に戻り、休憩を兼ねてジェラートを購入。

    改めて広場に戻り、休憩を兼ねてジェラートを購入。

  • アーチの見える建物は町の役場になる。

    アーチの見える建物は町の役場になる。

  • これは役場への入り口。

    これは役場への入り口。

  • 駐車所まで戻り、改めてお城を撮影。後はこの日の宿泊地に向かうだけ。

    駐車所まで戻り、改めてお城を撮影。後はこの日の宿泊地に向かうだけ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • shinkaiさん 2016/05/25 01:41:22
    こんにちは! 再度です。
    行かれた方角が違うからなのか、駐車場が違いますし、城塞の北側の下辺りから町に入られたようですね。

    我らはラティーノの方角、西下から坂道を上り駐車し、かなり歩いて町の東側の門から入りましたので、
    クリスさんが城塞から中央広場に向われたのと逆に、広い通りで先に中央広場に到着し、それから城塞という順でした。

    なので、最初の写真のほうの小路がまるで分りません。

    中央広場からぐるっと裏道の小路をお城の入り口の下辺りまでは辿ったのですが、クリスさんの写真はそのイメージとも違いますね。
    でも面白そうです。

    城砦の中は、中世物の映画撮影にでも使えそうな場所がたくさんでした!

    クリス

    クリスさん からの返信 2016/05/26 23:29:31
    RE: こんにちは! 再度です。
    sinkaiさん、再度コメントありがとうございます。
    はい、おっしゃるとおりでヴァルヴィショーロの方から回りましたので、海側の町の表と思われる方向とは反対の山側から入ったのです。
    そこに一般車の止められる駐車場があったので、城塞の側面を見ながら坂を登った感じだったのでしょうね。

    歴史的にも由緒のある場所ですし、オレンジ・フラッグの町なので中世の趣のある所でしたが、お城も見れたらよかったかと思います。
    どうでしょう、ここでは絵のインスピレーショ、沸きませんか?
  • shinkaiさん 2016/03/23 01:57:44
    こんにちは!
    ベノッツォ・ゴッツォーリのマリア像が素晴らしいですね。
    金箔を使っての古いスタイルが趣があって、周囲の装飾も良く合って良いですね。

    それにしても中心の広場以外の道の細い事、石段の多いこと! ご苦労様でした。

    最後のホテルの記事も拝見しました。 今回はリライト作業も大変でしたね!!
    有難うございました!

    二木さんに、サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオの記事をご紹介しましたら、私にいつ行くのか、と、ははは。 行きたいですが、少し遠いなぁ。
    5月にグループ旅行で、ラツィオの海側に行ってきます。


    で、クリスさんの次のご旅行はいつ? どちらに?

    クリス

    クリスさん からの返信 2016/03/23 18:08:09
    RE: こんにちは!
    sinkaiさん、このベノッツォ・ゴッツォーリのマリア像が素晴らしいでしょ。
    天使の聖母という名がつけられていますが、なんとなく観音菩薩を思い浮かばせるような構図で、うっとりしてしまいます。金箔の装飾も見事なものでした。

    この町はスビアーコから行くと、ホテルには少し遠回りになってしまうのですが、どうしても外せなかったのはこの絵を見たかったからなんです。もちろん町もオレンジ・フラッグだからお薦めなんですが、これが一番ですね。ラツィオに行かれるのでしたら是非。

    サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオは、sinkaiさんの所から行くと600km以上ありますね。車だと6時間以上。行く途中になるマルケを楽しまれた方がよいかもしれませんね。

    次の旅行は、最近いろいろ物入りでまだ未定。来年以降の少し先になりそうです。今度はフランスのルーション地方や、スペインのカタロニアに行きたいのですがテロ等で反対されてます。イタリアだとサルディニアやシチリアかな?
    まだまだプランを楽しんでいるところで他もありですね。

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