2016/03/01 - 2016/03/02
104位(同エリア226件中)
アーサーさん
予約の取リ難い 人気国民宿舎の「鵜の岬」に宿泊して 北茨城の五浦海岸(六角堂)、西山荘、真壁の雛飾り等を楽しんで来ました。早春の一泊二日のドライブ旅行に満足しました。
写真は「鵜の岬」の宿舎全景。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
(1)3月1日(火)
①
鵜の岬の国民宿舎の評判が良いことは よく聞いていた。
たまたま送られ来た「大人の休日倶楽部」1月号で桜川市の「真壁の雛祭り」の記事を読んだ。面白そうだった。
それで 「鵜の岬」に宿泊を組み合わせて 12月初旬に調べたら 空室があったので 早速予約した。
当日 東京の出勤ラッシュが終わる頃 自宅を出発する。
少し寒いが 天気は晴れ。
写真は 休憩した千代田PA。車の流れは順調。 -
②
常磐道を北茨城インターで降り、五浦観光ホテルに向かう。
写真はホテルレストランからの眺め。旅に出た感じ。 -
③
12時を過ぎていたので 海を見ながらランチ。 -
④
ホテルに車を留め、直ぐ前の「岡倉天心」の墓地を訪ねる。
天心は分骨されて 墓らしくない ここに眠る。 -
⑤
そして 「茨城大学五浦美術文化研究所」の構内に入り、見学する。
先程の 五浦観光ホテルが見える。ホテルの女性従業員の方の話に寄れば 東日本大震災の際に 津波はホテルの地下部分まで来たとか。 -
⑥
津波で流出し、再建された六角堂。 -
⑦
天心の居宅。雛飾りが室内に飾られていた。
「ASIA is one」(亜細亜ハ一なり」の大きな石碑もあった。 -
⑧
それから 車で直ぐ近くの 茨城県「天心記念五浦美術館」へ行く。
随分大きな施設。 -
⑨
館内には「岡倉天心記念室」があり、「近代日本画の発展に大きく貢献した岡倉天心の業績を書簡や遺品など貴重な資料によって紹介するほか、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山の五浦の作家たちの作品も展示します。」(ホームページ)
ただ 作品は少なく 興味を引くものは無かった。
「桜」をテーマにした現代美術の企画展が開催中だった。(撮影禁止) -
⑩
岡倉天心は明治の時代 西洋と交わり、東洋を再認識した先達として注目すべき人ということは 良く分かった。
天心記念五浦美術館の庭には 北関東らしからぬ 南国の木のような白い肌の常緑樹が すくっと大きく育っていた。 -
⑪
それから 国道6号線を南下。
高萩市の江戸時代中期ごろに建てられた豪農の住宅「穂積家住宅」に立ち寄る。
写真は 立派な長屋門の門構え。 -
⑫
テレビロケ地として 何度も利用されているようだ。庭も立派。 -
⑬
家の中では、華やかに「第4回手づくりひな人形まつり」が行われていた。
地元の人達が多く参加していた。 -
⑭
それから 4時前に 「鵜の岬」宿泊先に入った。
フロックコートを着たドアマンが 数人で出迎えてくれた。
最上階が 海を見渡す温泉。(男・女) -
⑮
食堂は別棟。(写真の丸い屋根)
別料金の日帰り温泉も反対側に別棟であり。
全体に想像以上の敷地広さ。茨城県立だから? -
⑯
私達の泊った部屋。広いし高級感溢れる部屋。 -
⑰
部屋の設備(照明・空調・お茶のセットなど)も問題なし。
これで 一室11448円(税前)は価値がある。 -
⑱
早速 最上階の風呂に。
それなりの客数だったが 浴槽は広く、眼下に太平洋が広がり ゆったり入れた。 -
⑲
夕食に行く前に 2階の ロビーを写す。ここもなかなか豪華。 -
⑳
6時からの夕食で一番乗り。
真ん中のテーブルの花盛りの下に白飯、あさり汁、等のセルフの食材が有る。 -
21
食事は真ん中ランクのB夕定食を頼んでおいたが、ホテルに着き あんこう鍋を追加した。
結果 妻は写真の釜めしを殆んど食べられないほどに 量が多く 満腹になった。
私は堪能。(写真以外に 途中で出された天ぷら、デザート等あり。) -
(2)3月2日(水)
①
前夜 早く寝たので 流石に5時頃目覚める。6時過ぎの日の出を風呂の中から見ようと 最上階に行ったが、ヘマをして太陽は 既に顔を出していた。残念。
でも そのお蔭で 浴場のお客が減り、ゆっくり風呂を楽しめた。
7時半頃 朝食会場に行く。地元野菜が美味しい。 -
②
食後の腹ごなしに 周辺を散歩する。
綺麗な砂浜。 -
③
夏は 良い海水浴場になるだろうと思う。 -
④
ホテル出発の前に 9時半過ぎ 「ウミウ捕獲場」を見にいく。
ホテルの敷地内にトンネルが有り、そこ抜けると 断崖絶壁に出る。 -
⑤
その 絶壁の一角に 「鳥屋」と呼ばれるコモで作られた小屋が有り、おとりのウミウを使い、舞い降りたウミウを「かぎ棒」で足首にかけ 鳥屋の中に引きずり込んで捉えるようだ。その猟法は長い歴史があるみたいで トンネル内には道具が展示され説明パネルが有った。
ここから全国の鵜飼のもとに 出荷されているとのこと。
トンネル入り口におられた係の方に 更に話を聞き面白かった。
それで 鵜の岬と称せられたのか 納得がいった。 -
⑥
小屋から手を伸ばして 写真機で真下を撮ると、確かに怖いほど断崖絶壁。
鵜の岬は敷地が広いから みどころが一杯ある。色んな層の人達が楽しめるようになっていた。
また 国道6号線への交差点に「十王物産センター鵜喜鵜喜」があり、地元野菜の直売場となっていた。私も寄って 大根やニンジンなどを一杯買った。これも楽しいことだった。 -
⑦
真壁に行くついでに 水戸の偕楽園に行くか、水戸光圀公が晩年を過ごした「西山荘」に行くか、少し迷った。「偕楽園」の梅の盛りも捨てがたいが 一度見たことがあったので 「西山荘」を選択した。
写真は「西山荘」の入口駐車場から 土産物売り場などが並ぶ建物を写す。
ちょっと田舎の観光地風で選択を失敗したかと思った。 -
⑧
ところが 建物を出ると 目の前に立派な庭園が広がる。 -
⑨
人の姿も少なく、梅も満開。
静かな公園を奥に向って歩く。 -
⑩
梅の花も泥水の池に 静かに写される。
ここで終わりかと思ったら、この先で入場料を払い、「西山荘」が始まる。 -
⑪
山門は修理中で その道は残念ながら通れなかったが、下の道から 丘の上に「西山荘」が見えて来る。 -
⑫
最初に 従者の家 -
⑬
そして 西山荘の玄関。 -
⑭
居宅部分。
隠居後亡くなるまで約9年間ここに住んだとか。
確かに 質素と言えば質素。『大日本史』の編纂に注力したとか。 -
⑮
家康の孫にあたる光圀が「大日本史」編纂に関わり、「水戸学」の基礎を作り、それが 明治維新の一つの原動力になっていく。多分現代にも その考えの一端は流れているのだろう。
「西山荘」の静かな自然のたたずまいに そう思った。 -
⑯
帰りに 西山の里茶室「晏如庵」(あんじょあん)でお茶を戴いて帰る。
写真は その庭先 -
⑰
茶室の床の間には お雛様が飾られていた。 -
⑱
日立南大田インターから常磐道に入り、北関東自動車道の 桜川筑西インターで降り、桜川市の真壁に着く。(約1時間の走行)
高上町通りを雛祭りに近付いて行く。想像以上に大規模で 街を挙げてのお祭り。約160軒の雛人形公開。(広範囲)
何度か ガードマンの方に尋ねて 駐車場を探す。(「真壁伝承館」でカーナビの目的地をセットすべきであった。)
山口川沿いの有料駐車場に車を留め 街の中心部に歩いて行く。 -
⑲
最初に入った「潮田家」(旧呉服商)さすがに時代毎の お雛様が立派。 -
⑳
二階の軒下から睥睨するお雛様。「旅篭ふるかわ」 -
21
路地を入った蔵でも お雛様が飾られている。
中庭には梅も咲いていた。 -
22
結構 この地は豊かなところだったのかと思えてくる。 -
23
街の本屋の一角には 随分現代的なお雛様が今風にディスプレイされていた。 -
24
街の中心 「真壁伝承館」の入口。
この前に 数台の無料駐車場が有った。勿論満車だったが。
トイレは街の中に数か所あったが、ここが綺麗そうだったので こちらを利用。
小規模だが歴史資料館も併設されていた。 -
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伝承館内に陳列されていた人形。 -
26
醸造所も公開中だった。(村井醸造) -
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最後に「伊勢屋旅館」の雛祭りを見て 駐車場に戻った。
歴史のある町で 文化が根付き みなさんのおもてなし等 がよく分かったが、観光客としてお金を落とせないもどかしさも感じた。地元で昼食をと考えていたが ローカル色を感じられる所を見つけられなかった。お土産に買って帰るものもなし。ちょっと心残り。
ただ これだけ多くの観光客を引付けているのだから、事業として成功する可能性は大いに有ると思った。続けて行って欲しい。 -
28
3時過ぎに 真壁を出発し、谷田部インターから常磐道に乗り、東京に向かう。
写真は 途中立ち寄った 守谷SA。改装されて綺麗になったが、買うもの無し。
首都高が少し渋滞し、6時前に無事自宅に到着。
早春の北関東 手軽な楽しい旅だった。
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