初春の街歩き　世田谷区成城　Town walk in early spring/Seijo Gakuen

2016/02/25 - 2016/02/25

成城五丁目猪股庭園・旧猪股邸住宅の門　　2016.2.25

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今年5月の北欧・中欧旅行の第2回の打ち合わせを、同行する友人宅の最寄駅の一つである成城学園前近くのフレンチレストランでランチをしながら行うことになった。
私はこの駅に下りるのは初めてで勝手が分からないので、改札口での待ち合わせにしてもらった。
食事の前に小一時間の街歩きを楽しんだ。
駅の名前の由来となった成城学園・成城大学と銀杏並木、桜並木、猪股庭園・旧猪股邸住宅などを周ったが、各界の有名人が多数居を構えるという住宅街も見ごたえがある風格のある街並みである。

高級住宅街には縁がなく、足を運ぶことはないが、学生時代のアルバイトで中元・歳暮の配達で回ったことがある雪谷辺りと似た感じを受けた。

表紙の旧猪股邸住宅の設計者が数奇屋建築の大御所で文化勲章受章者の吉田五十八であることを初めて知った。吉田五十八については同級生の数奇屋住宅を数多く手がけた建築家から聞いて知ってはいたが実際の作品に触れたのは初めてである。

ランチの店は駅のすぐ近くにあるオーナーシェフ稚田仲弘さんのフランス料理店　アシェットhttp://seijo-assiette.com/concept.phpで、1時の入店時には年配の女性客で賑わっていた。
2階奥の上座の席が用意されており、コース料理のランチをいただいた。
料理が運ばれるまでに、街歩きで乾いた喉をビールでうるおし、本日の主題である旅行の打ち合わせを済ませた。
あらかじめ調べたストックホルム、コペンハーゲン、ベルリン、ウィーンの複数のホテルと各都市間の列車時刻の候補の中から選んで決めた。

季節メニューランチは素材の味を生かした見た目も美しく味も繊細なフレンチで、給仕のマドモアゼルに「私が旅行でパリに行って食べるフレンチよりも、ずっと見栄えよく美味しい」と言うと、「シェフにそのお言葉を伝えます」。

店を出てから友人宅へ立ち寄ってイタリアワインを飲みながら昔話のひと時を過ごした。大岡山の大学は同学年で、オーケストラでも、学生フランス工業視察団http://4travel.jp/travelogue/10753546でも一緒だった。

帰りはもう一つの最寄駅の祖師谷大倉まで歩くことにしたが、駅前には地元の円谷プロダクションにちなんだウルトラマンが姿を見せている。
小田急線で新宿に戻り、西武新宿から所沢経由で帰宅した。

撮影　CANON PowerShot SX610HS

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エリア 経堂・成城(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016.2.25（木）11：39

旅行の打ち合わせで成城学園前駅に向かいます。

箱根湯本行き　特急ロマンスカー

11：41発　急行小田原行き

小田急線を利用するのは久しぶりなので乗り場がよく分からず、B1Fの駅員に訊いて2Fの発車ホームへ上がりました。
http://www.odakyu.jp/station/shinjuku/station_map_3d.html

駅員が成城学園前には急行が停まると教えてくれたので11：41発に乗りました。

成城学園前駅　12：07

成城学園前駅北口

駅中央のコンコースが南口と北口を結んでいます。

駅の周辺の商業区域は特段他の地域と変わった印象はありません。

駅前通を右折して銀杏並木を過ぎると成城大学の入口です。12：16

大岡山駅前の大学のような格式ばった正門はありません。
http://4travel.jp/travelogue/10759961

学園内部の池の周辺は学生・生徒憩いの場ですが、入試シーズンのため人の気配はありません。

冬枯れの銀杏並木　12：22

成城の桜並木も有名だそうです。

成城五丁目猪股庭園　12：31

猪股庭園の雪吊り

猪股庭園

桜の古木

白梅・紅梅が咲いています。

旧猪股邸住宅の居間から見た雪吊り　　12：34

幅が五尺（1.5ｍ）もありそうな居間の庇（ひさし）

縁側を作らずに真夏の日差しを和らげる工夫でしょうか。

旧帝国ホテルの設計で有名なフランク・ロイド・ライトの住宅設計の考え方に共通性を感じます。

参考：
THE NATURAL HOUSE FRANK LLOYD WRIGHT
ライトの住宅　自然・人間・建築
円藤　楽訳　彰国社発行　昭和42年　￥1300

居間に飾られた雛人形の段飾り

居間の外側の建具は4枚で、外側から木製雨戸、網戸、ガラス戸、障子です。

建築家　吉田五十八（よしだいそや） [1894-1974]

吉田 五十八（よしだ いそや、1894年（明治27年）12月19日 - 1974年（昭和49年）3月24日）は昭和期に活躍し、和風の意匠である数寄屋建築を独自に近代化した建築家である。東京生まれ。東京美術学校（東京芸術大学）卒業。母校で教壇に立ち、多くの後進を育てる。死後、その功績を記念して、吉田五十八賞が設けられた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%85%AB
Wikipedia

吉田五十八・設計作品年譜（竣工年）

吉田五十八については同級生の数奇屋住宅を数多く手がけた建築家http://npo-iezukurinokai.jp/office/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E5%90%9B%E5%AD%90%E5%BB%BA%E7%AF%89%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80/
から聞いて知ってはいたが実際の作品に触れたのは初めてである。

作品展に展示された猪股猛邸の写真

居間

帰りがけにボランティアの管理・説明員に撮ってもらいました。12：47

成城五丁目猪股庭園案内図

猪股庭園の門

フランス料理店　アシェットの季節メニューランチ（￥3500）　

（3月のメニューを参考にしたので料理名は正しくないかもしれません）
・Entrée
　田舎風パテ、ペピラート添え

アミューズはチーズ風味のシューchouでした。
ワインは昼間なのでボトルではなく、赤のハウスワイン。

・Soupe
牡蠣のフラン、ロックフォールクリーム

・Principal
肉料理　和牛のグリエ？

・Dessert
　本日のデザート

帰りがけに挨拶に来てくれたシェフの稚田さん（稚田仲弘　Chida Nakahiro）

食事ができる前に、本日の主題である旅行の打ち合わせを済ませた。
あらかじめ調べたストックホルム、コペンハーゲン、ベルリン、ウィーンの複数のホテルと各都市間の列車時刻の候補の中から選んで決めた。
大学のオーケストラで一緒だった友人とウィーンを最終滞在地に選んだので、シェーンブルン宮殿のディナーコンサートを楽しもうということになった。

レストラン　アシェットのシェフ稚田仲弘を紹介した記事を掲載したパンフレット「成城流儀」が店に置かれています。

[CONTENTS] 目次

東宝スタジオの歴史と成城の発展

雑木林から歩み始めた学園都市開発

移りゆく時代。
成城の現在と未来

SEIJO-RYUGI 街の顔 INTERVIW 01

フランス料理店アシェット
オーナーシェフ　稚田仲弘さん

友人宅から祖師谷大倉駅の途中のパン屋　　

北海道産の小麦粉を使用しているそうで、店の奥に25Kg入りの紙袋が積み上げられていました。
お目当ての葡萄パンは売り切れで、くるみパンと2種類の餡が入った四角のアンパンを買いました。

下の光るボタンを押すとウルトラマンのメロディーが流れる仕掛けです。16：11

ウルトラマンのうしろ姿

小田急新宿駅ビル　16：42

新宿西口の風景

新宿広小路　　16：46

茶色の建物は新宿プリンスホテル

新宿広小路

新宿大ガード

新宿大ガード横の壁絵

大ガード下の歩行者通路はギャラリーになっています。

ギャラリーオーガード”みるっく”
http://www.kanko-shinjuku.jp/spot/tabid/65/pdid/617/Default.aspx

西武新宿駅前　16：51

靖国通り

新宿プリンスホテル

成城学園の雰囲気とは対象的な新宿歌舞伎町は夕方以降が賑わいます。

新宿駅西口の高層ビル群

西武新宿駅

そろそろハッピーアワーが始まる時刻ですが、今日は真っ直ぐ帰宅します。