2014/02/22 - 2014/03/02
12位(同エリア88件中)
クリスさん
2014早春のイタリア旅行からの抜粋。
今書きかけのアブルッツォ州とモリーゼ州の旅の捕捉として、テルモリの町をご紹介。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イタリアを乗馬ブーツに例えると、ガルガーノ半島は踵上に付いた滑車にあたる。半島の付け根部分を北上しプーリア州を抜けて隣のモリーゼ州に入ったのが2014年2月26日の事である。
テルモリは港町。薄暮の中での到着となったので、ご紹介は夜景から。
鍵状に海岸に突き出た岩山にそって、旧市街区が形成されている。 -
その旧市街区の中心にあるのが、12世紀建設のテルモルのドゥオーモ(Duomo)。モリーゼ州を代表するロマネスク建築とある。
-
角柱で構成されたバシリカ様式の聖堂内には、ロマネスクの見どころの一つである柱頭彫刻が見当たらなかった。
-
-
この日泊まったホテル、レジデンツァ・スヴェヴァ(Residenza Sveva)。ドゥオーモに面した
広場の一角にある。周辺の旧家をホテルの部屋として再利用しているので、一館としてまとまったホテルではない。 -
これはホテルのレセプションのある建物。この中央の入り口から入ってチェックインを済ませた。
-
この旧市街は一般車の通行制限地区。イタリアでいう所のZTLになっている。
-
これらは、チェックインした後に城壁の外に止めてあった車をホテル周辺の駐車場に移すため、移動中に撮った写真である。
-
ホテルで車のナンバーをいうと許可書を発行してくれる。それを車の中に置いておけば安心だ。
-
-
部屋は少々狭いが、クラシカルな内装でエクストラベット、バスルーム等は小階段でつながった3つの小部屋構造となっている。
-
併設されたレストランの入り口。
-
このホテルに隣接したレストラン「リストランテ・スヴェヴィア(Ristorante Svevia)」と、私たちの泊まった部屋は、棟続きでとっても便利だった。
-
このレストラン利用目的で泊まられる方もいる町では、有名なレストランである。
-
魚介のパスタ。麺はこの町独特の幅広麺を使用している。
-
これは娘が頼んだと思ったが、内容は忘れてしまった。
-
魚のミックス・グリル。
-
これはスープパスタ。魚介ソースがベースになっている。
-
テルモリ風のブロデット(Brodetto)。ブロデットはアドリア海沿岸の名物の魚介の煮込み料理の事。
-
翌朝撮った部屋の入り口。
表示のある34号は泊まった部屋の入口、正面に前回撮影しご紹介の部屋があり、この写真の右横にエキストラベットが置かれた小部屋ある。その更に奥がシャワールームとなっている。バスタブはなし。 -
その反対の昇降口がある方向になる。
-
部屋のある建物への入り口。看板は昨晩食べたレストランの入り口の物である。
-
これは広場からホテル側を撮ったもの、右手がレセプション。
-
レストランとは別に、この奥に食堂があるので、朝食はここまで移動となる。
-
朝のドゥオーモ。
-
広場を抜けるとテルモリ港にでる。この港からは沖合にあるトレミティ諸島(Isole Tremiti)への連絡船が出ている。この島もイタリアではちょっと知られたリゾートで、行きたい所のひとつでもあるのだが。
さて、このテルモリ港は、アドリア海沿岸では喫水が一番深い港といわれる。1943年10月イギリス第八軍が、補給確保のためこの町を攻撃したのは、そこに理由があるという。 -
先の写真とは反対側の旧市街の民家。
-
港から街の方向に移動すると、トラボッコ(il Trabocco)と呼ばれる漁師小屋が見えてくる。この木組みの小屋は、アブルッツォ州の風物詩として知られる光景なのだが、モリーゼ州は、1964年にアブルッツォから分離した州なので、ここテルモリでも見る事が出来るんだ。
元々は貧しい漁師たちが、ここから網を垂らして、小魚を捕るために建てた小屋である。 -
かってはイタリア全土にあった物だが、海岸は国家の公共地であり、すべて違法建築であるとして、1950年代に国が税金をかけるようになると、一気に衰退していった。
その後、アブルッツォ州で有志が保存活動を行い、この周辺では一定の数が残されるようになった。 -
-
-
-
-
旧市街区への入口に建つシュヴァーベン城(IL CASTELLO SVEVO)。Svevoはシュヴァーベンのイタリア語訳、ホテル名もそうだが、この町もフェデリコ2世の所縁の地なのだ。
-
-
-
-
シュヴァーベン城とよばれるこの城は、1427年建てられたもの。城とはいっても実際は角錐形の小さな堡塁で、見張り台の役目を担っている。
-
-
旧市街区を抜けて新市街にはいっていく。
-
ローマ通り(Via Roma)を横切り、サン・アントニオ広場(Piazza S.Antonio)を右奥に見ながらコルソ・ナショナーレ(Corso Nazionale)という通りを進む。
-
-
しばらく進むと ヴィットリオ・ヴェネト広場(Piazza Vittorio Veneto)に出る。
-
-
ぐるっと回るようにして、また旧市街に戻ってくる。
-
-
最後はドゥオモの紹介。
-
12世紀プーリアロマネスクの特色をもつ教会で、内部より正面ファッチャートの彫刻に見るべき物が多い。
-
枠に二連のアーチをもつ開口部のない窓天が珍しい。
-
-
-
両サイドに彫刻を配した扉口。扉口は13世紀の物といわれている。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52