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期間限定で一般公開された赤坂迎賓館。海外からの国賓を招いての天皇晩餐会や各種公式行事を行っている迎賓館は、皇室財産で唯一の、また明治以降に造られた建物・美術品・工芸品の中で初めての国宝に指定されている。<br /><br />見学可能だった公式行事が催される部屋の中は撮影禁止だが、庭園を含む建物はゆっくりと撮影が出来た。ちょっとした世界遺産ひとつぐらいの価値はあるだろう。

一般公開の赤坂迎賓館

26いいね!

2016/02/16 - 2016/02/16

80位(同エリア261件中)

2

35

ダイスケit

ダイスケitさん

期間限定で一般公開された赤坂迎賓館。海外からの国賓を招いての天皇晩餐会や各種公式行事を行っている迎賓館は、皇室財産で唯一の、また明治以降に造られた建物・美術品・工芸品の中で初めての国宝に指定されている。

見学可能だった公式行事が催される部屋の中は撮影禁止だが、庭園を含む建物はゆっくりと撮影が出来た。ちょっとした世界遺産ひとつぐらいの価値はあるだろう。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0

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  • 2月11日(建国記念の日)の朝10時半頃、前から決まっていた東京でのちょっとした昼食会の前に一般公開されている迎賓館を見学しようと四谷駅で降りて門の前で行くと、「本日の整理券配布は終了。自由見学の本庭見学の方は、この列に並んでください」と警備の人が呼び掛けている。休日で人出が多かったようだ。良く見ると自由見学の列も結構長く、セキュリティチェックを受けて入場しても昼食会に間に合わないと思い、この日は諦めることに。<br /><br />数日後、平日のこの日は満を持して朝早く出掛けた。四谷駅前に着いたのが朝7時45分頃。門の前まで行くと、見学時間帯ごとに待機ゾーンが作られており、一番早い10〜11時の所には数十人程度がいる。その列の最後に並びながら警備の人に何時頃から整理券を配るのか聞くと、前日は8時頃から配布したとのこと。これなら楽勝で見学出来そうだ。待つこと10分ほどで整理券を貰うことになった。さて、10時までどう過ごすかと思い、駅前まで戻ってコーヒーショップに入った。本を読みながら時間を潰していると、多分同じ理由からと思われる年配の方たちが次々と入ってくる。夫婦連れ、女性二人組、母娘組みと様々。<br />

    2月11日(建国記念の日)の朝10時半頃、前から決まっていた東京でのちょっとした昼食会の前に一般公開されている迎賓館を見学しようと四谷駅で降りて門の前で行くと、「本日の整理券配布は終了。自由見学の本庭見学の方は、この列に並んでください」と警備の人が呼び掛けている。休日で人出が多かったようだ。良く見ると自由見学の列も結構長く、セキュリティチェックを受けて入場しても昼食会に間に合わないと思い、この日は諦めることに。

    数日後、平日のこの日は満を持して朝早く出掛けた。四谷駅前に着いたのが朝7時45分頃。門の前まで行くと、見学時間帯ごとに待機ゾーンが作られており、一番早い10〜11時の所には数十人程度がいる。その列の最後に並びながら警備の人に何時頃から整理券を配るのか聞くと、前日は8時頃から配布したとのこと。これなら楽勝で見学出来そうだ。待つこと10分ほどで整理券を貰うことになった。さて、10時までどう過ごすかと思い、駅前まで戻ってコーヒーショップに入った。本を読みながら時間を潰していると、多分同じ理由からと思われる年配の方たちが次々と入ってくる。夫婦連れ、女性二人組、母娘組みと様々。

  • 9時半前に、少し早いが迎賓館周辺を散策でもするかなと思い、店を出て正門の前まで行くと12時以降の列しか残っていない。この時刻でも十分に入場出来るが、入場までの待ち時間は朝早くても遅くても2時間程度と同じようなものだ。

    9時半前に、少し早いが迎賓館周辺を散策でもするかなと思い、店を出て正門の前まで行くと12時以降の列しか残っていない。この時刻でも十分に入場出来るが、入場までの待ち時間は朝早くても遅くても2時間程度と同じようなものだ。

  • 門の向こうは、まだ警備の人だけだ。

    門の向こうは、まだ警備の人だけだ。

  • 西門に向かって行くと、一般公開のお知らせポスターが掲示されていた。

    西門に向かって行くと、一般公開のお知らせポスターが掲示されていた。

  • 入口に指定されている西門まで行ってみると、なんともう並び始めている。慌てて列の最後に並ぶと順次中へ入れており、誘導されたのが敷地内のセキュリティチェックゾーンだった。ここでは、さすがに10時まで30分ほどあるので待たされたが、それでも10時前から荷物検査が始まり、実際に入場出来たのは10時少し前だった。先頭から数十人目ぐらいだったが、すべての人は「順路」の標識に従って、迎賓館内へ。<br /><br />写真の左に見えるのが建物内見学のための通路。

    入口に指定されている西門まで行ってみると、なんともう並び始めている。慌てて列の最後に並ぶと順次中へ入れており、誘導されたのが敷地内のセキュリティチェックゾーンだった。ここでは、さすがに10時まで30分ほどあるので待たされたが、それでも10時前から荷物検査が始まり、実際に入場出来たのは10時少し前だった。先頭から数十人目ぐらいだったが、すべての人は「順路」の標識に従って、迎賓館内へ。

    写真の左に見えるのが建物内見学のための通路。

  • こちらは、まず建物の外観と庭園の写真を撮ろうと庭の方に向かったが、誰も後に続いて来ない。暫くの間は、庭園に一人だけの時間帯があった。まるで貸切のようだ(笑)。

    こちらは、まず建物の外観と庭園の写真を撮ろうと庭の方に向かったが、誰も後に続いて来ない。暫くの間は、庭園に一人だけの時間帯があった。まるで貸切のようだ(笑)。

  • 正面の姿。

    正面の姿。

  • 噴水のある一段下がった庭園まで下りる。

    噴水のある一段下がった庭園まで下りる。

  • まだ10時少し前なので、噴水が出ていない。水が出ていない分、噴水の彫刻・造りが良く判る。

    まだ10時少し前なので、噴水が出ていない。水が出ていない分、噴水の彫刻・造りが良く判る。

  • 噴水池への建物の写りこみも良く見える。

    噴水池への建物の写りこみも良く見える。

  • 暫く写真を撮っているとジャスト10時から噴水の水が出始めた。

    暫く写真を撮っているとジャスト10時から噴水の水が出始めた。

  • 良く晴れた青空の下、勢いよく上がる噴水の風景は、とても2月中旬のものとは思えない。

    良く晴れた青空の下、勢いよく上がる噴水の風景は、とても2月中旬のものとは思えない。

  • 怪獣(?)。

    怪獣(?)。

  • 迎賓館南側正面。

    迎賓館南側正面。

  • 葉牡丹の手入れも見事だ。

    葉牡丹の手入れも見事だ。

  • 全体の姿をもう一度撮って、内部見学へ。この時点で、内部見学を終えた人がボツボツと庭園にも出てきた。<br /><br />迎賓館内部は撮影禁止なので写真はないが、日本の皇室や政府が海外からの国賓を招いて公式行事を行うところだけあって、ヨーロッパ各国の宮殿にも劣らない立派な造りになっている。建物自体はネオバロック式とかで、内部装飾も西欧風のバロック・ロココ様式に近いものと思えた。ひとつ面白かったのは、壁の金色の西欧風のライオンや花の装飾の中に、戦国武将の甲冑・兜の図柄が所々に見られたこと。これは日本にしかない装飾だろう(笑)。<br /><br /><br /><br />

    全体の姿をもう一度撮って、内部見学へ。この時点で、内部見学を終えた人がボツボツと庭園にも出てきた。

    迎賓館内部は撮影禁止なので写真はないが、日本の皇室や政府が海外からの国賓を招いて公式行事を行うところだけあって、ヨーロッパ各国の宮殿にも劣らない立派な造りになっている。建物自体はネオバロック式とかで、内部装飾も西欧風のバロック・ロココ様式に近いものと思えた。ひとつ面白かったのは、壁の金色の西欧風のライオンや花の装飾の中に、戦国武将の甲冑・兜の図柄が所々に見られたこと。これは日本にしかない装飾だろう(笑)。



  • 主庭・本館内部見学後に、改めてセキュリティチェックを受けて正門から入場して、前庭(石畳広場)へも行ってきた。<br /><br />この門の横から再入場となる。

    主庭・本館内部見学後に、改めてセキュリティチェックを受けて正門から入場して、前庭(石畳広場)へも行ってきた。

    この門の横から再入場となる。

  • 正門の造りも立派だ。

    正門の造りも立派だ。

  • 両側に芝生のある庭園の間を通って、石畳のある広場に向かう。

    両側に芝生のある庭園の間を通って、石畳のある広場に向かう。

  • 整理券を貰って見学出来る範囲が迎賓館内部と主庭(建物の南側の噴水のある庭園)であり、自由見学可能なのは建物の北側の正門から前庭(石畳広場)までとなっている。どちらも迎賓館の建物の外観は撮影可能であるが、南側の前庭から建物に向かっては順光、北側の石畳広場からは建物の正面入口は見えるものの逆光という差はあった。写真好きな人にとっては、これは大きな違いだ。<br /><br />石畳広場に入ってからは、逆光と全体の姿がレンズに収まらないことから、斜めから見た迎賓館となっている。

    整理券を貰って見学出来る範囲が迎賓館内部と主庭(建物の南側の噴水のある庭園)であり、自由見学可能なのは建物の北側の正門から前庭(石畳広場)までとなっている。どちらも迎賓館の建物の外観は撮影可能であるが、南側の前庭から建物に向かっては順光、北側の石畳広場からは建物の正面入口は見えるものの逆光という差はあった。写真好きな人にとっては、これは大きな違いだ。

    石畳広場に入ってからは、逆光と全体の姿がレンズに収まらないことから、斜めから見た迎賓館となっている。

  • 国賓は、この車回しに馬車で乗り付けることもあるのだろうか。

    国賓は、この車回しに馬車で乗り付けることもあるのだろうか。

  • 西玄関入口。細やかな装飾が施されている。

    西玄関入口。細やかな装飾が施されている。

  • 建物上部の装飾には、孔雀の像がある。

    建物上部の装飾には、孔雀の像がある。

  • 正面玄関の様子。ここから入った中は階段室になっており、先程の内部見学で見てきたところだ。

    正面玄関の様子。ここから入った中は階段室になっており、先程の内部見学で見てきたところだ。

  • 左側からも撮影。

    左側からも撮影。

  • 正面玄関上の彫刻は、戦国武将の甲冑・兜で、先程見てきた部屋の壁面レリーフと同じモチーフだ。

    正面玄関上の彫刻は、戦国武将の甲冑・兜で、先程見てきた部屋の壁面レリーフと同じモチーフだ。

  • 前庭の一角には、説明版がある。

    前庭の一角には、説明版がある。

  • 石畳広場から正門に向かっての通路の両側にある庭園内の噴水。<br /><br />結局、2時間近く迎賓館見物をしたことになり、正門の外に出てみると当日の入場整理券の配布は終了していた。見学時間自体は午後4時半までだが、昼頃に行けば本館見学は出来なかったということになる。すべての事に共通するが、「早起きは三文の得」ということだ(笑)。今後も随時公開するらしい。無料で楽しめるので、いいことだ。

    石畳広場から正門に向かっての通路の両側にある庭園内の噴水。

    結局、2時間近く迎賓館見物をしたことになり、正門の外に出てみると当日の入場整理券の配布は終了していた。見学時間自体は午後4時半までだが、昼頃に行けば本館見学は出来なかったということになる。すべての事に共通するが、「早起きは三文の得」ということだ(笑)。今後も随時公開するらしい。無料で楽しめるので、いいことだ。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • マンマ♪さん 2016/04/17 08:54:37
    宮殿さながら。
    お天気も良くて、写真映えしますね。素晴らしい!!

    以前、私も友達に誘われて、行ったことがありますが、私は全く予定していたかったので
    カメラも持たず、携帯のへぼい写真でした。おまけにその時は、庭園のみ公開でした。

    迎賓館内に入れたのですね。今度入れる時はみたいです。

    それにしても、ずいぶん早い到着ですね。
    ダイスケさん、遊びに関しても、卒がありませんね〜♪


     

    ダイスケit

    ダイスケitさん からの返信 2016/04/17 09:39:37
    RE: 宮殿さながら。
    マンマさん

    まだこの4トラベルには慣れていないので、コメント欄に書いたり、この返信欄に書いたり、迷っています。

    私のモットーは「早起きは三文の得」なので、何事も一番を実行です(笑)。

    この日は寒かったものの天気良く(空青く)、絶好の見学(撮影)日和で、ちょっとした世界遺産よりも価値がありました。

    一般見学がこの4月19日〜5月13日にあるようです。今回は、主庭と内部見学は有料でしかも人数限定ですが、絶好のチャンスですよ。情報は下記「赤坂迎賓館離宮の一般公開について」を参照してください。
    http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html

    是非、お出掛けを!

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