2016/02/23 - 2016/02/23
82位(同エリア759件中)
tadさん
ここには、長い間来る気がなかったのだが、やはり、案の定、心配どおりの日本的発想の展示館だ。「長崎歴史文化博物館」等で感じたことが、もっと大規模な形でここにはある。英国等の博物館、museumで普通に期待する実物の展示は少ない。建物は大きいが、名古屋城や大阪城の天守閣と同じ発想で、実物や復元は少ない。海外からの観光客や生徒・学生の勉強や入門知識を授ける施設としてのパネル等の展示場所、学習場所と考えれば問題はない。その意味でのみ、私には江戸東京の経緯を知る、または復習するよすがとはなった。ただ、一日見ても、説明内容が全て読めるわけではないので写真は相当数撮ったが、帰宅後にゆっくり確認できるように、「図表で見る江戸・東京の世界」(千円プラス)を購入した。今のところ再び行く必要は感じない。
江戸東京の歴史や文化の展示が中心であろうと思うが、どういうわけか、一階の特別展はダ・ヴィンチだったが、なぜだろう?私の場合、イギリスの博物館等で、こういう類の史料は何度も実物を多くは無料で見ているので、特別料金を払って、わざわざ行く気にはなれないから、そちらは無視した。
強いて収穫をあげれば、浮世絵や版画がかなりあったことだろう。江戸時代の日本が世界に誇る浮世絵や版画がまとめて見られるのであれば、私の不満は少なかっただろうが、よく知られた傑作群はほとんどなかった。後でWikipediaで調べると、この施設のコレクションには国宝クラスは皆無のようだし、重要文化財も写真原版を除くと、数点しかないようだ。やはり、模型やパネル展示しか方法はないのだろう。。。これだと、無料の図書館の学習史料室の大型版でしかない。。。さぞかし東京都は財政的に豊かなのだろうし、金儲けも巧いと思った。そう考えるなら、こんなところでダ・ヴィンチ展をやる発想も理解できる。
東京国立博物館の旅行記には書いたが、あそこの問題は国宝、重要文化財等を相当数持ちながら、ほんの一部しか展示されていないことだ。いついっても所蔵品のうち、有名な作品には出会えないものがほとんどだ。ところが、ここは、どうやら、もともと、たいしたコレクションはないのに、でかい建物の建築だけが先行したのだろう。バブル経済時代に各地に雨後の竹の子のようにできた如何わしい「博物館もどき」の施設が地方では賢明にもかなり閉鎖されているようだが、東京はその点、豊かなのだろう。ある意味、地方在住者としては、羨ましいかぎりだ。
- 旅行の満足度
- 3.0
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江戸東京博物館に到着。
江戸東京博物館 美術館・博物館
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避難訓練の場所だろうか?!
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両国国技館の隣だ。
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日本橋の復元。これは模型ではないので、よしとしよう。
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中に入れなかったが、これも劇場の復元のようだ。
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朝野新聞社の復元
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模型がこれから続く。
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江戸城の模型
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江戸城内の模型
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両国橋の模型
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地下の泥土を掘った地層。これは実物。
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劇場の復元だが、中に入れなかった。
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模型
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模型
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模型
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絵巻
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絵巻
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管弦の図
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甲冑
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薙刀。虎徹作
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二代虎徹
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以下の絵や版画は本物。
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歌川国芳の画
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当時の本はかなりあった。これは料理全集。
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1711年製の鐘
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小判等
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神田明神山車。復製
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神田明神の模型
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広重の版画
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三代豊国の版画
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広重の版画
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広重の版画
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広重の版画
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広重の版画
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広重の版画
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以上は歌川広重の版画で、これらには満足した。
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ところが葛飾北斎のほうは、写真のみ!がっかり。。。
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写真のみ!
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助六の舞台
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三代豊国の版画
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国芳の版画
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三代豊国の版画
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国安の版画。以上、江戸時代の版画はほぼ、ここに並べたつもり。
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燃えている色の場所は、東京空襲のあった場所をすべてまとめたもの。
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なぜか伊東深水の画が。。
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明治時代の版画。めぼしい本物は少ない。。。
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