2016/01/09 - 2016/01/10
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bibouさん
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この冬の青春18きっぷが2日分余っていたので、その消化旅行。
この日(1月10日)は、松本から篠ノ井線、飯山線を経由し、越後川口からは上越線・高崎線経由で東京へ帰京。
未乗区間の乗車はなし。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7:30ごろにホテルを出て、松本駅に向かう。
昨日の夜に飲みながら考えた行程では、飯田線回りをあきらめ、飯山線経由で東京に帰る予定にしている。
8:40に出る長野行きに乗ればいいのだが、そんなにホテルにいても仕方がない。長野駅での乗換えに余裕を持ちたいこともあって、一つ前の松本を8:08に出る快速の長野行きに乗るべく、松本駅には7:40ごろに着いた。
余裕を持って駅に着いたのだが、待っているうちにお客の数はどんどん増え、かなりの数のお客さんが列を作っている。 -
8:08の快速は上諏訪駅が始発で、松本駅のホームに入ってきた列車の車内は、立ち客もいるほど混んでいたが、そのほとんどの乗客が松本駅で入れ替わった。
おかげで座ることはできたが、昨日と同じくロングシートの車両である。
この列車は、昨日特急との行き違いで停車した姨捨駅は通過する。姨捨近辺の車窓は何度見ても飽きないが、立ち客もいるほどの車内なのでほとんど車窓は見えない。 -
9:08に長野駅に到着。
このあとは10:16の十日町行きの飯山線に乗る予定でいる。1時間近く時間があるので、飯山線乗り場を確認してから一度改札を出てコーヒーでも飲みながら時間をつぶすつもりでいる。
そういうつもりで、とりあえず飯山線乗り場に行ってみると、あまり見慣れない塗装の列車が止まっている。 -
車両の形はJR東日本のローカル線を走るディーゼルカーと似ているが、こういう塗装のものは見たことがない。
駅の発車案内表示によると、9:15発の快速おいこっと1号と表示されている。時刻表には載っていなかった気がするが、こんな列車があるなら乗ってみてもいい。 -
車内に乗務員がいたので聞いてみると、どうも全席指定の臨時列車のようで、指定券が必要なのだという。
この列車に乗るつもりはなかったので私はもちろん指定券を持っていない。もし乗るなら窓口で指定券を買ってこなくてはいけないのだが、発車までにはあまり時間はない。
見たところ車内は空いていて余裕で座れそうである。車内で指定券を買っても良かったのだが、乗るかどうか決断するまでに時間がなく、結局見送ってしまった。 -
私は大型の時刻表を愛用していて、以前は旅行に出かけるときにも大型のものを持ち歩いていたのだが、最近は荷物が嵩張るので持ち歩く時には小型のものにしている。大型と小型で、臨時列車の掲載方法に違いがあって、いつもこの掲載方法の違いを忘れてしまう。
大型の時刻表は本文に臨時列車が掲載されているのだが、小型の時刻表の場合は、新幹線を除くと巻頭の特集ページのようなところに臨時列車がまとめて掲載されている。
普段は大型時刻表で旅行予定を立てるので、旅先で小型のものを使うと、そういう大型と小型の違いをうっかり忘れて、今回のように臨時列車の存在に気づかないことが度々ある。 -
大型のもののように本文に掲載してあるほうが便利で見やすいので、小型のものもそれに倣ってほしいのだが、この巻頭にまとめて掲載する方式は、私が時刻表に興味を持つようになってから30年近く、ずっと長年変わらない。
そんなことを思いながら、快速おいこっと1号の発車を見送り、一旦改札を出てコーヒーを飲んでから、再びホームに戻ってきた。 -
隣のホームには特急しなのが発車を待っていた。
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しばらくすると飯山線のディーゼルカーがやってきた。
進行方向右側のクロスシートに座る。 -
10:16に長野駅を発車。
長野から北の信越本線は、北陸新幹線の金沢開業時に第3セクターのしなの鉄道へ転換されてしまった。なので飯山線は、越後川口側から見ると豊野で接続するJR線はなくなり、ぷっつり途切れてしまっている。実際にはしなの鉄道に転換されただけだから盲腸線というわけではないが、長野−豊野間はしなの鉄道に乗り入れることになる。
写真は北長野駅。 -
路線図を見ていただくとわかるのだが、篠ノ井−長野間だけ信越本線として残っていて、しなの鉄道も北と南に分離されてしまっている。
一方でJR線は長野−豊野間で分断されてしまっている。
平行在来線は分離という原則からすると、篠ノ井−長野間がJRのまま残っているのもよくわからない話なのだが、長野開業時の事情を考えると、この時は柔軟に対応したのだろうと感じる。
それに比べると、現在の長野以北の状況は原則どおりで、鉄道に詳しい人なら理解できるのだが、詳しくない一般の人には理解しがたい状況ではないかと思う。 -
三才駅。
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新幹線の高架との間にりんご畑が広がる。
旬の時期には見事な眺めなのだろうと思う。 -
豊野駅へ到着。
しなの鉄道はここまで。ここから飯山線に入る。 -
信濃浅野駅。
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右手に千曲川が見えてきた。
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ところで今乗っている飯山線は豪雪地帯を走ることで有名で、特に長野県と新潟県の県境近くの森宮野原駅では、JRの駅の中では最大積雪を記録している。
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2月の最も豪雪が期待できる時期には早いが、1月のこの時期ならば多少は雪景色を期待していたのだが、どうもそんな雰囲気ではない。
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天気は良いのだが、やはり暖冬のせいなのか、このあたりまで来ても全く雪が見えないのは寂しい。
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替佐駅。
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このあたりにあまり稲作のイメージはないのだが、隣が米どころの新潟県ということもあるのか、想像していたより水田が多く広がっている。
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山の間から水蒸気のような煙が上がっていたが、どうも何かの工場のようであった。
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川面に映る山並みと雲が映えて美しい。
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飯山駅に到着。
おいこっとの車両が、戸狩野沢温泉駅から折り返してきたところ。 -
北陸新幹線は従来の信越本線とは若干ルートが異なり、信越本線が通っていない飯山駅を経由している。
地図を見ると飯山線の豊野−飯山間と北陸新幹線は、平行した関係にあるように見える。なのに豊野−飯山間が第3セクターに移管されずJRのままという状況が、普通の感覚だと理解に苦しむのだが、整備新幹線法によると、この区間の平行在来線とはあくまで信越本線であって、飯山線は関係ないということになっている。 -
確かに東海道新幹線の新横浜や東北新幹線の古川や新花巻において、横浜線、陸羽東線、釜石線が平行在来線かといわれると、そうは思えない。
これらの線は地図上で新幹線と平行しているようには見えないものの、東海道本線、東北本線という法律上の平行在来線から分岐して新幹線駅に至るという点では、飯山線と同じなのである。
感覚的には釈然としないが、定義上そういうものだと思うほかないのである。 -
戸狩野沢温泉駅に到着。
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ここで2両編成の後ろ1両を切り離すとのことで少し停車。
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少し平地にも雪が見えてきた。
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地元の人には迷惑に違いないが、それにしてももう少し積雪を期待していたのだが、こんなものだろうか。
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上境駅。
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平行している千曲川は、そのうち信濃川へと名前を変えるのだが、長野県内を千曲川、新潟県内を信濃川と呼ぶことになっている。
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日本一長い川が信濃川というのは有名だが、その長さには千曲川も含まれている。
その内訳は千曲川214キロ、信濃川153キロで、千曲川のほうが長いのだが、どういうわけか短いほうの信濃川が日本で一番長い川ということになっている。
これもまた法律上そうなっている、という話なのかもしれないが、どうにも釈然としない。 -
上桑名川駅。
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桑名川駅。
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やっと雪国らしくなってきた。
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平滝駅。
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ずいぶん走ってきたが、まだ長野県である。
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森宮野原駅に到着。
後ろに日本最高積雪地点の碑が見える。 -
ここで長野行きの列車と行き違い。
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やっと新潟県に入って、越後田中駅。
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新潟県に入ったので、平行する川は信濃川に名前を変えている。
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津南駅に到着。
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津南から越後湯沢まではバス路線が出ている。
正確には森宮野原と湯沢を結んでいて、森宮野原−津南間は飯山線と平行する。上越線との短絡効果のあるバス路線で、時間によっては利用したかったのだが、都合が合わなかった。 -
信濃川を渡る。
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越後田沢駅。
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土市駅。
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12:37に十日町駅に到着。この列車はここが終点である。
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次は13:31の越後川口行きに乗り換えだが、1時間近く時間がある。
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しばらくホームにいると、方向幕を変更して越後川口の表示になっていた。
なんのことはない、長野からの列車が十日町で1時間停留し、そのまま越後川口行きになるのであった。 -
1時間は長いので改札を出てみる。
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駅前の通り。
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バス停があった。
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先ほど通ってきた津南方面の表示も見える。
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写真を撮っている間にバスがやってきた。見たところ乗客はいない。
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もうひとつのバス停。
こちらは松之山温泉行きを運行している会社であった。 -
地下通路があったので駅の反対側に来てみた。
北越急行の立派な高架橋が目の前にあって、駅舎もこちらのほうが新しく立派だ。北越急行の開業時に作られたような雰囲気である。
写真は駅舎内の2階から駅前広場を臨んだところ。 -
駅にそば屋があったので、そこで天ぷらそばをいただいてから飯山線ホームに戻ってきた。
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長野からの車内よりは乗車率がよく、今度はロングシートに座る。
発車する頃には雨がぱらついてきた。 -
越後岩沢駅。
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内ヶ巻駅。
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越後川口駅に到着。
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14:12の水上行きまで少し時間があるので、一度改札を出てみた。
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上越線のホームから見た、今乗ってきた飯山線の車両。
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待っている間に天気が回復してきた。ホームに水上行きの列車が入線してくるところ。
あとは上越線、高崎線と乗り継いで帰京するだけである。 -
この列車は水上まで直通する便利な列車のためか、混んでいた。
3連休で混雑するとは思っていたが、今日は中日だから昨日や明日よりはいくらか空いているのだろうと思う。
この後も各駅で、大きな荷物を抱えた旅行客やスキー客などがかなり乗ってきて、立ち客もでてきた。
写真は上越国際スキー場前駅。 -
水上での高崎方面への乗り換えは、同一ホームでの乗換えではなかったので、小さな跨線橋に大勢の客が集中して大渋滞であった。
乗り換える高崎行きの列車自体は、水上までの列車よりも長い編成だから、車内の混雑度は少し緩やかになったが、やはり途中駅で地元のお客さんが乗り降りし、高崎に着くころには通勤電車のように混んでいる。 -
幸いにもここまで座ってこれたが、さすがに混雑する車内で気疲れし、高崎からはグリーン車を使うことにした。
乗るのは17:12の湘南新宿ライン平塚行き。
キオスクでお酒とつまみを買って、一人祝宴を張る。 -
高崎線に限らず、首都圏の通勤電車に連結されているグリーン車は2階建て構造のものが多い。2階席のほうが眺めがいいとか、1階席のほうが落ち着くとかいろいろな意見があるだろうが、私はだいたいいつも車端部の平屋構造の席に座ることにしている。
平屋構造は、やはり高さの圧迫感がないので広々と感じるので嬉しい。そのかわり、席数自体は少ないので、座れないことも多いのだが、今回は座ることができた。
写真は行きにも車両を乗り換えた籠原駅。 -
この列車は湘南新宿ライン直通だったので新宿で下車。
軽く新宿で飲みなおしてから帰宅。
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