2016/01/31 - 2016/01/31
56位(同エリア265件中)
k.sさん
現在の仕事仲間と休憩時間に雑談をした時、奈良の山道を歩くのは、春夏秋冬、いつがいいか、という話題になった。瞬間的に、「春と秋でしょう」と思ったが、友人の一人は「何といっても冬が一番」と断言する。「厳しい寒さの中を歩けば、精神がシャンとし、気持ちがいいし、侘びさびが漂う自然は格別な趣がある」と自説を披露する。
俗世間にどっぷりと浸かっている、その友人の口から”侘びさび”という言葉が出たのが妙に新鮮で、騙されたと思って歩いてみるか、という気持ちになった。
選んだコースは、平群・道の駅をスタート地点とし、そこに車を駐車させてもらって、矢田丘陵の中の山道を通って、ゴールを松尾寺にした。片道約1時間半。
観光案内書にも載っていない手作りのコースだ。普通、松尾寺に行くのは、近鉄・郡山駅からバスに乗り訪れるものだが、東西を逆にし、平群から登る。人の手垢が付いていない、ということに一人悦に入り、山道を歩いた。
ただし、”おっさん”が一人山道を歩くという姿はどこか不気味な雰囲気が漂う。この2日雨が降ったので、ワンちゃんも運動不足だろうと、試しに「散歩?」と声を掛けると、愛くるしく尻尾を振る。これで同行者は、愛娘の”ナナちゃん”と決まった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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平群・道の駅
平群は現在、人口2万人弱。私の子供の頃は、大変な田舎と思っていたが、昭和40年代頃から、大阪のベッドタウンとして開発され、平群を縦走する主要道路168号線沿いに店が建ち始めて、その様相は一変した。
いまでは、立派な都会ですよ! -
平群・道の駅
道の駅も繁盛しているようで、駐車場は満杯だ。何か買い物でもしないと申し訳ないと思い、飴を求めて店内に入ります。 -
平群・道の駅
まあ、黒砂糖の飴でもいいか、と一袋を買い求めた。 -
平群・道の駅
特産物の一つが、”いちご”とのこと。いちごのコーナーもありました。 -
平群・道の駅
さて、出発です。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
道の駅を背にして、この道をまっすぐ進みます。要所要所に案内板が立っていますので、道を間違うことはありません。
こんもりとした山が矢田丘陵です。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
道の駅からの最初の案内板。平等寺春日神社を目指します。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
平等寺春日神社。 -
平等寺春日神社
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平等寺春日神社
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平等寺春日神社
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平等寺春日神社
平等寺春日神社を背にして、振り返るとイオン・ビッグの建物が見えます。昨年オープンしたとのこと。
平等寺春日神社の前の道を南に進みます。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
突き当たりに、この道標が立っています。読みづらいですが、近寄って文字を確かめると、「松尾寺、白石畑」と松尾寺という文字が読み取れます。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
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平群・道の駅〜松尾寺への途中
ここまで来て、はたと困ります。階段は進入禁止になっておりますが、他に道があるのかと見回すと、1本ありました。しかし、倒木に遮られ、通行することはできません。
とりあえず、注意して階段を上ってみよう、と階段の道を選びました。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
けっこうな傾斜です。ナナちゃんに声援を送り、引っ張ってもらいました。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
階段の踊り場まで上ったのですが、さらに続きます。頑張れナナ! -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
さらに続きます! -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
やっと階段を上り切りましたが、何故進入禁止になっていたのか?よく分かりません。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
階段を登りきった前方の景色。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
建物が見えていますが、奈良県水道局の平群調整池です。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
この建物の前の一本道をどんどん進んでいくと、舗装された道に出ます。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
舗装された道に出て、左手(北側)の風景。この先に白石畑集落(所在地は斑鳩町になる)があります。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
舗装された道に出て、右手(南側)に道標があります。進行方向は、左(北)とのこと。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
白石畑集落(所在地は斑鳩町になる)。 -
白石畑集落
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平群・道の駅〜松尾寺への途中
白石畑集落を抜ける道は舗装された1本道で迷うことはありません。軽自動車が停車している手前に道がありますが、その道を進みます。
恐らく車の持ち主は、ここから山道を歩き、松尾寺にお参りに行ったものと思われます。
また、道標もあります。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
松尾寺まで900mです!もうひと頑張り。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
山道ですが、手入れがゆき届き、歩き易い道です。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
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平群・道の駅〜松尾寺への途中
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平群・道の駅〜松尾寺への途中
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平群・道の駅〜松尾寺への途中
ここで道は左右に分かれますが、左の道を通ります。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
あと300mとのこと。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
山道は極端に歩きにくくなります。 -
平群・道の駅〜松尾寺への途中
松尾寺の三重塔が見えました。境内は犬も入れますので、ナナを連れて行きます。 -
松尾寺 三重塔
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松尾寺 本堂と手前は手水舎
松尾寺は日本最古の厄除霊場。由来は、養老2年(718)、天武天皇の皇子舎人親王が、勅命による日本書紀編纂の折、42歳の厄年であったため、日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された。松尾寺 寺・神社・教会
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松尾寺 三重塔
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松尾寺 案内板
帰りは、来た道とは違った道を選んだが、傾斜が急なうえ、落ち葉が積もっているので、滑り易いこと!写真を撮る余裕なんてありません。
往きは、「ナナちゃん、頑張って!」と引っ張ることを要求したのに、帰りは「引っ張ったら、怒るよ!」と逆のことを犬に要求していた。
恐らく私の悲鳴が二度山に響き渡っただろう。滑って背中をしたたかに打ち据えられた。
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