2016/03/29 - 2016/03/29
14位(同エリア122件中)
櫻さん
台北から国内線で1時間、台湾海峡上に浮かぶ澎湖諸島へ行って来ました。
澎湖の気候は4月〜10月は夏、11月〜3月は東北からの強い季節風が吹く冬の2つにハッキリ分かれるそうです。
職場の諸々の事情で3月末から4月アタマに取得してあった連休。
かねてから離島にも行ってみたいと思い、最初に候補に上がった澎湖諸島。
果たしてこの時期はどちらの季節に属するのか。
どちらに転ぶか分からない時期に澎湖に行っていいものなのか。
しかしリゾート地として人気の澎湖は夏は観光客でごった返すし、更に4月中旬から6月は毎年恒例の花火大会が行われるので、ホテルがなかなか取れない上に宿泊代が倍に跳ね上がってしまうのです。
取りたい時期に必ずしも連休が取れるとは限らない職場の制度上、そしてせっかくの連休を無駄にしない為にも、アレコレ考えた末に澎湖行きを決心。
結果、天気は上々。
強い季節風もやみ、穏やかな風に吹かれながら原付を借りて島を5泊6日でアチコチ走り回って来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通手段
- タクシー バイク 飛行機
- 航空会社
- トランスアジア航空
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-
桃園経由で松山空港に到着。
最近は高雄の小港空港ばっかり利用してるから、なんとなく久しぶり。台北松山空港 (TSA) 空港
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そして初の国内線利用。
以前、桃園で高雄行きにトランジットしたことはありましたが、別の空港から別の航空会社に乗り換えるのは初体験。 -
チェックインして荷物も預け、時間に余裕があるので屋上の展望台へ。
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小さい空港なので、規模もそれなり。
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台湾の空軍基地も併設されている松山空港。
遠くに軍用機も見えるわ。 -
反対側に回って台北市街方向。
101も久しぶり。 -
国内線待合所の様子。
1階部分にあるから窓の向こうはもう駐機場。 -
それでは搭乗します。
プロペラ機だわ。
72人乗りで、平日にもかかわらず満席でした。 -
お菓子もらっちゃった♪
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眼下に台湾本島を眺めながらブルルルル〜ン。
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1時間後、島が見えて来た〜。
大小90の島からなる澎湖諸島。
ホントにいくつもの島が浮かんでました。 -
90の島のうち、人が暮らすのは19の島だそうです。
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そして馬公空港に到着。
4つの航空会社が乗り入れていて、高雄や台南路線もあるらしいけど、たまたま到着した時間のせいだったのかガラ〜ン。馬公空港 (MZG) 空港
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“媽宮”とは、かつてこの地に築かれたお城のこと。
澎湖のことを今も媽宮と称したりしています。 -
さて、今回のお宿はこちら。
馬公市内中心部にある『和田大飯店』。
どのホテルサイトを見ても口コミの評判が良く、値段も手頃だったので決定。
agodaで5000円ほど(食事なし)。
これが花火大会の季節になると倍になります。
空港から馬公市内まではタクシーで約15分です。MF ホテル ポンフー ホテル
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部屋は5階でした。
とても広々。
スーツケースをガバ〜っと広げられます。 -
一応オーシャンビューです。
なんか写っているのは窓の汚れです。 -
2、3年前に全面リフォームされたそうで、色々綺麗でした。
バスタブも大きめ。 -
何より嬉しかったのは靴を脱いで部屋に上がれたこと。
口コミの評判通り、全体的になかなか良さげなホテルです。
地下1階には洗濯機(使用料50元・洗剤あり)も4台完備。
ただ1つ。
口コミでは「日本語を喋れるスタッフがいる」と書かれてあったのですが、私が滞在した6日間、そんなスタッフは誰1人いませんでした。
スタッフ5〜6人は会ったんだけどなぁ。
あと、みんな20代くらいの若者ばかりでした。 -
そして今回の旅のお供はこちら。
澎湖島内は路線バスも走ってますが、本数が少ないので観光には向いてません。
バイクを利用するのが一番グッド。
街中にはレンタルバイク屋さんが乱立しています。
ホテルのフロントにバイクを借りたいことを告げると、提携しているお店を紹介してくれてました。
借してくれたのは50ccのヤマハ・ビーノ。
レンタル料は1日300元。
滞在日数分借りれば自分が泊っているホテルに停めておけます。 -
前回の小琉球ではノーヘルでオッケーな電動バイクでしたが、今回はいわゆるちゃんとした原動機付なのでヘルメット着用です。
※今年から台湾でも電動バイクはヘルメット着用が義務付けられた、とネットでちらっと目にしました。 -
旅行前にJAF行ってこれも発行しておきました。
台湾で車やバイクの運転に必要な免許証の中文翻訳文。
“中型”のところにしか○がついてないから
「原付は運転できないんじゃないか?」
とレンタル屋の人とすったもんだがあったんですが、どうにかこうにか無事に借りられました。 -
本格的な島巡りは翌日からなんですが、とりあえず足慣らし的に市内を走ってみます。
なんせ人生2度目(2日目)のバイク走行なもので。
最初に訪れたのは『順承門』。
媽宮城を取り囲む城壁も築かれていました。
今は城壁はほとんど残っておらず、ここは1898年に完成したもので、6つあった城門のうち現存する唯一のものだそうです。順承門 城・宮殿
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順承門を過ぎると、『篤行十村』という台湾最古の眷村だったエリアが広がります。
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統治時代は日本軍の官舎や宿舎として使われていたそうです。
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日本家屋もあった。
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こんな離島にも統治時代の面影が残っているんですね。
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張雨生というシンガーソングライターの方の生家があるそうなので行ってみましょう。
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20年ほど前、交通事故で31歳の若さで亡くなってしまったそうです。
台湾の芸能事情にはとんと疎くって。 -
ここですね。
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パネルや彼の思い出の品などが展示されていました。
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この方だそうです。
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休日はもっと観光客も訪れるのかな?
平日の今日は私ともう1組の観光客以外は地元の方も見かけない、静かな静かな場所でした。 -
そばには潘安邦という、やはり歌手の方の生家もありました。
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さらに進んでいきます。
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ちょっと小奇麗ですが、ここも眷村だった場所。
10年前までは住民がいたそうです。
全住民が引っ越したのち、文化園区となりました。
カフェなどがありましたが、営業している気配なし。
夜だけなのかな? -
崩壊してたり真新しい壁があったり。
残しておきたいのか再生させたいのか、中途半端で不明。 -
すぐそばは海です。
遠くに澎湖の名所・西瀛虹橋が見える。 -
海沿いなので風がちょっと強いけど、例の冬の季節風はとんでもないほどの強風らしい。
そして高雄や花蓮とは違い、磯の香りが漂う海でした。 -
こんな構図で撮ってみたり。
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市街地へ戻って来ました。
お土産屋さんなどが立ち並ぶ、馬公のメインストリートです。 -
そこからちょっと横に入った所にある『中央老街』。
台湾で最も古い老街と言われています。 -
老街なかほどにある『乾益堂中薬行』。
現役の薬屋さん。
建物は100年ほど前に建てられ、澎湖縣の古跡にも認定されています。
店頭で売られている名物の薬膳蛋(1個15元)は数種類の漢方を使って煮込んでいるそうです。
写真を撮り忘れましたが、買って食べました。
コンビニで売られている茶葉蛋とは違い、確かに漢方っぽい味がしましたが、そんなにクセはなかったです。 -
乾益堂中薬行の目の前にある『四眼井』。
昔は1つの大きな井戸でしたが、順番待ちで争い事が絶えませんでした。
そこで秩序維持のため4つに分け、自分が来た方向(東西南北)の井戸から水を汲むシステムに変わったそうです。 -
『中央旅社』。
統治時代の1923年に建てられた、馬公で最初の旅館。
当時は“松屋旅館”という名称だったそうです。
こちらも現役バリバリ営業中。 -
夜に来ればまた雰囲気も違うのかなぁとか考えながらプラプラ。
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お腹すきました。
せっかくなんで澎湖名物とか海鮮ものとか食べたかったんですが、探すのが面倒だったんで手近かのこちらにイン。 -
お腹はすいてるけど、最近夜の食事は軽めにしてます。
ダイエット的な意味もあるし、こないだ人間ドックやってちょっと引っ掛かっちゃったんで。
烏龍麺をオーダー。
烏龍茶を使ってるのかなぁと思ったら、太い麺のことを言うんですね。 -
その近くにあった馬公の有名店『正港檸檬汁』。
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馬公を訪れる台湾人が皆さんこぞって紹介する檸檬汁。
酸っぱ過ぎず爽やかスッキリ味。
暑い夏に飲んだらもっと美味しいんだろうなぁ。 -
今回の旅も「一日一かき氷」がスローガン。
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八寶冰をオーダー。
トッピングを8種類任意で選べますが、奥の列一番右の器に入っているもの以外、あとは何でもいい。 -
ダイエットとか、そーいうのはここでは関係ない。
しかし、かなりボリューミーな量でした。
トッピング達は氷の下に埋もれてます。 -
掘って一番最初に顔を出したのはマイスイートハニー・芋頭。
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観音亭海浜公園にやって来ました。
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1696年創建の観音亭があります。
澎湖での重要な仏教聖地だそうです。 -
そして名物の西瀛虹橋。
2004年に完成してるので比較的新しめ。
花火大会では七色にライトアップされ、橋からバンバン花火が打ち上がります。
早朝便に乗って来たし、明日からちょっぴり緊張のバイク走行が始まるので、今日は早めにホテルに戻って就寝します。
1日目終了〜。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- まあちゃんさん 2016/04/09 10:37:53
- 離島の一番目が澎湖ですか
- 櫻さん、おはようさんです。
澎湖と言う事で気になってコメントを。
離島の最初が澎湖ですか。やっぱり七美の『雙心石滬』でしょうか。
私も早く行ってみたかったのですが最初は金門で緑島等々で
最後が澎湖でした。
台湾の離島は素朴で素敵な所がおおいです。
緑島の海底温泉と馬祖『北竿』の薄暮も魅力です。
続き楽しみにしていますね。
まあちゃん
- 櫻さん からの返信 2016/04/09 23:04:56
- RE: 離島の一番目が澎湖ですか
- まあちゃんさん、ご無沙汰しております。
そしていつも旅行記への投票ありがとうございます。
私もついに離島まで足を運べるようになりました。
最近はすっかり台北から足が遠のき、台湾の自然豊かな
場所ばかり巡っています。
離島は本島とは違う素朴さがありますね。
帰国してまた仕事仕事の毎日を過ごしていますが、あの
ノンビリとした雰囲気が懐かしくてたまりません。
七美島も勿論行きました。
他にも色々島を廻っているので、よろしければ続きを
読んでやってください。
ではでは〜。
-
- トロピカルおやじさん 2016/04/08 14:06:35
- なるほど、そっちか⁉
- 近いって言ったから
チンメンかポンフーの何方かと思ってたんですが
ポンフーでしたね〜
島はバイクか電動自転車でないと移動が大変なんでしょうね
実は私も今回の台湾旅行は結構歩くんで
折り畳み自転車を持って行こうかと思案してました
安い物は2万円位でありますが 途中でブッ壊れたら‼
かと言って軽くて剛性のある物は6万円位するし
だったら現地でタクシー使った方が経済的という
結論に達し 結局持って行きませんでした
実際現地に行って持って来なくて正解だと思いました
下り坂の後には登り坂が待っているんですよね〜
馬公老街良い感じですね〜
さてさて 今後の展開は。
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