伊豆半島ぶらり旅　～熱海・伊東・河津・天城峠～

2016/02/05 - 2016/02/07

２月上旬に、久しぶりに伊豆半島を訪ねました。

河津桜が狙いだったのですが、自分の記憶（１月末ぐらい）と実際（２月末ぐらい）が大きく異なっており、普通に温泉を楽しんで終わっちゃいました。

せっかくなのでお魚や洋食など美味しいものを食べたり、子供の頃以来の城ヶ崎や天城越えを楽しみました。

昨年の館山に続き、伊豆諸島の近さも再確認しました。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

伊豆に向かう道路は混みあうので、前日仕事が終わってから熱海に移動しました。

宿泊は熱海駅近くの「伊東園ホテル熱海館」。
温泉も夜と朝２回入れました。

伊東園はいつ行っても７８００円でしたっけ。
何故か爆買いさんも殆ど見かけませんでした。

伊東園ホテル熱海館 宿・ホテル

ホテルの目の前は駅に向けたアーケードになっています。
（この写真は少し歩いたところ）

熱海駅に向けてはソコソコ坂道です。

朝、ホテルを出て桜まつりが行われている糸川の近くに車を停めて海まで歩いてみました。

糸川の河口のすぐ左手が親水公園になっていました。

熱海は東洋のモナコ。
ほんまかいな？

熱海親水公園 公園・植物園

海には高そうなクルーザーも停泊していました。

ちなみに、こちらが本家モナコ。

海沿いのビル、後ろにそびえる急峻な山、文句なし！

熱海は東洋のモナコです。
（あるいは、東洋のロングビーチ）

そして、親水公園の海に面したテラスには、何やら怪しい像が・・・

渚親水公園 ムーンテラス 公園・植物園

恋人の聖地。

なぜだ？

我らの桂由美嬢プロデュース。

「もう、私が儲からないから付き合っちゃいなさい！！」

糸川沿いを戻りました。

糸川の両脇を彩る河津桜。
夜はライトアップされてきれいだそうです。

もう少し早く前日到着していれば、見られたのですが。

あたみ桜糸川桜まつり 花見

続いて、来宮駅近くの熱海梅園。

ここは、日本一早く梅の開花が見られる梅園です。
熱海市の在住者、および熱海市内に宿泊している方は入場料３００円が１００円に割引になります。

私はチェックアウトしてから来たのですが、ＯＫでした。

熱海梅園 公園・植物園

濃いピンク・薄いピンク・白い梅のコントラストがとてもきれいでした。

ここも入り口から奥に向けて坂道なので、歩きやすい靴で来ましょう。

第80回熱海梅園梅まつり 祭り・イベント

梅園の奥には、元森と金大中元大統領が梅園に来られた際の記念碑があります。その場所は韓国庭園となっており、トッポッキなんかも売っていて、少し周囲と雰囲気の違う、ソウルの宮殿に来たような感じになっていました。

韓国庭園 公園・植物園

梅園内には滝も。

滝の後ろを通る道もありますので、お試しあれ。

梅園の駐車場（６００円）に車を停めたまま、約１ｋｍ離れた来宮神社まで行きました。

梅園からは少し登って、あとは下り坂。
つまり帰りは・・・

そんな歩いてきた観光客を癒すのが、入り口にある休憩所。
神社のくせに、「生ビールあります」。

残念ながら、今日はお車が・・・

日本屈指のパワースポット「大楠」が有名な来宮神社。

来福・縁起の神として信仰されています。

來宮神社 寺・神社・教会

来福・縁起の神ですから。

参拝者も後を絶たず。

こちらが大楠。

写真に入りきらない高さ、そして存在感でした。

ちなみに、第二大楠も入り口側にあります。

入り口の「生ビールあります」に続き、神社内にもお休み処があり、コーヒーや紅茶が振る舞われています。

社務所もファッショナブルな建物でしたし、社務所の巫女さん（たぶんアルバイト）もきれいだったし、神社の割に新しいものを取り入れるのに抵抗がない来宮神社でした。

鳥居の結び葉 グルメ・レストラン

来宮神社から梅園までは、来た道と反対の登り坂。

熱海と新富士の間にある新丹那トンネルの入口です。
この新丹那トンネルの隣には東海道線の丹那トンネルがあり、その工事は活断層を横切るもので困難を極め、多くの犠牲者を出したそうです。
（断層を横切ってるのは新幹線も同じで、鉄道に詳しい大学時代の教授は「１００年に１度ぐらいは崩落するトンネル」と言ってました）

その犠牲者を悼む碑も、トンネル入口の上にありました。

熱海梅園から平均勾配１２％ぐらいの急坂クネクネを登って十国峠へ。

この海の近くまでクネクネ急坂があるところも、モナコに似ています。
モナコは高速の出口によっては、１０００ｍの標高から一気に海まで降りますからね。

十国峠レストハウス グルメ・レストラン

天気が良ければ、十国（信濃・房総など遠いところまで）の景色が見えることから、十国峠と名付けられました。

この日は霞んでいて残念な天気ですが、ケーブルカーで山頂まで行ってみました。

ＪＡＦの会員なら、運賃１０％引きです。

十国峠ケーブルカー 乗り物

うーん。

辛うじて見えたぞ富士山。

強風を伴う雨の後がベストそうですね。
雪になっちゃうと来られないけど。

十国峠 自然・景勝地

中央奥にかすかに見えているのが真鶴半島です。

晴れている冬の日はいい景色なんでしょうね。

展望台にいたお願い地蔵。

伊豆・箱根・熱海を結ぶ交通の要所にあって、旅の安全をお願いしているのだとか。

熱海までは斜度１０％を越えるクネクネ道ですもんね。

下りで後ろからクルマが煽ってきたので、限界ギリギリまで峠道を攻めましたが、そんなことはしちゃいかんと。

十国峠の山頂側の駅兼売店です。

景色が良くないと、もう寒いだけでした。

お昼ご飯は、国道１３５号線沿い、「道の駅　伊東マリンタウン」で探すことにしました。

14時頃だったのに、まだお昼ご飯はこれからという人でソコソコ混雑していました。

道の駅 伊東マリンタウン 道の駅

入ったのは２階にあった「伊豆中ばんばん食堂」。

お刺身の大漁盛りに魅かれてしまいました。

伊豆中ばんばん食堂 伊東マリンタウン店 グルメ・レストラン

どうですか！

これで、だいたい2000円ぐらいです。

美味しかったし、おなか一杯になりましたよ。

まだ時間も早かったので、伊豆高原あたりをぶらぶらしました。

写真は大室山です。
芝生一面の円錐形の山は、伊東や伊豆高原、城ヶ崎海岸あたりからも見ることができます。

大室山 自然・景勝地

国道135号線沿いの輸入家具のお店、IBERIAへ。

イタリア家具を中心に販売しているとのことです。

イベリア 専門店

とっても欲しかったのが、このテーブルセット。

９万円。
おしゃれですよねぇ。

続いて、伊豆高原のこれまたおしゃれなカフェへ。

伊豆高原駅近くにあった、ローズテラスというお店です。

伊豆高原ローズテラス グルメ・レストラン

ソフトクリームが美味しかったです。

このソフトクリーム、お店の名前通り食用のローズオイルをアイスにかけています。

売店も併設。ヨーロッパのテイストを感じる雑貨店でした。

締めはやっぱりここ、赤沢日帰り温泉館。

赤沢の崖の上に立地しているので、露天風呂では海を見ながらの入浴ができます。アメニティはもちろんＤＨＣです。

赤沢日帰り温泉館 (赤沢温泉郷) 温泉

２日目の宿泊は、伊東ホテル聚楽。

やや高台に位置しているホテルで、伊東の街並みを一望できました。
夜ごはんのバイキングは規模も大きくて食べ応えもあり良かったです。

強いて不満は、駐車場へ導線（夜ということもあり、迷いまくった）と、温泉からの眺望が思いの外よくなかったことでしょうか。

伊東ホテルジュラク 宿・ホテル

伊東ホテル聚楽からの、伊東の街並みです。

ホテルを出て、最初に向かったのは城ケ崎海岸です。

途中、北朝鮮のミサイル発射のニュースがずっと流れていました。

それはおいといて・・・

城ケ崎海岸の名物は、この断崖にかかった吊り橋ですね。

海岸は大室山（なのかな）の溶岩流が残る荒々しい岩場です。

そして、その岩場は普通に歩き回ることができます。

城ケ崎海岸 自然・景勝地

なので、こんな写真も撮れます。

海の向こうに見えているのは、伊豆大島です。

岩場から見た吊り橋です。

岩場を歩いていて海に落ちるとさようなら、かもしれないので、そこだけはくれぐれもご注意を。ロープとか何もありませんから。。。

門脇吊り橋を渡った先には、門脇埼灯台があります。

灯台に登ると、伊豆の島々を見渡すことができます。
い、意外に近いのね・・・

門脇埼灯台 名所・史跡

天気が良ければこれだけ見えますよ、と案内が出ています。

写真は利島だと思います。

その隣に新島と式根島も見えていました。

新島ってこんなに近いのか・・・

ランチです！

前日立ち寄ったローズテラスのすぐ近く、ケニーズハウスカフェへ。

実は前日ここに寄ろうと思っていたのですが、ランチメニューがあるようなのでこの日に回したのでした。

早めに到着できて、何とか席を確保。

ケニーズハウスカフェ 伊豆高原本店 グルメ・レストラン

ビーフシチューのセットを注文しました。

パンも美味しい！

雰囲気的に男一人で来る店ではないですが、美味しいものは美味しいので、気にしない！

願わくは、空いている日にゆっくりしたい感じではありました。

名物のソフトクリームも食べました。

伊豆高原から河津→天城峠→沼津のルートで帰路に着きます。

河津桜が咲いていれば、と期待するも、まだ一部咲きだったので車窓から見るだけで通過。

車を走らせていると「峰大噴湯公園」の標識があり、気になって入ってみました。

そこにはお湯を豪快に吹き上げる間欠泉が。

峰温泉大噴湯公園 公園・植物園

まぁ、実際にはある程度コントロールされているわけですが。

それでも、この噴き上げ方はド迫力。
諏訪湖の間欠泉とか、別府の竜巻地獄より見ごたえがありました。

そして、ここでは温泉で卵をゆでて食べることもできます。

続いて、河津七滝に向かいました。

何故か大滝には一般客は行かれなくなっていました。
爆買いツアーは行かれるのでしょうか・・・（こないか）

こちらは「かに滝」。
高さ２ｍもない小さな滝です。

河津七滝 自然・景勝地

初景滝（しょけいだる、とよみます）。

伊豆の踊子のブロンズ像が滝の脇には立っていました。

後から行く浄蓮の滝も同じように、エメラルドグリーンの水の色に惹かれます。

滝の周りで見ることのできる柱状節理。
火山活動によってできた滝であることを示しています。

国道４１４号線を一路北上。

途中天城峠を越えると、石川さゆりさんの歌でもおなじみの。

「あんまぁぎぃ〜〜　ごぉ〜ぅぇ〜」

道の駅「天城越え」です。

道の駅 天城越え 道の駅

歌詞にも出てくる「浄蓮の滝」を見ずに帰るなんて・・・

あり得ないですよ、ね。

浄蓮の滝 自然・景勝地

伊豆の踊子の像です。

河津あたりから何回も見てるので、実はこの頃には見飽きていました。

とか言っちゃいけないね。

いざ、浄蓮の滝へ。

滝はどこ？

と探してみると、かなり下にあるではないですか・・・

石川さゆりファンもだんだん高齢になっているわけで、せめてエレベーターぐらいつけてくれてはどうですか？

この階段を見て滝の近くまで行くのを断念していたお婆ちゃんもいましたし、何より俺が登りたくない！

でも降りた（笑）

降りてから、登らないと帰れないことに気がついた（涙）

天城越えの歌碑が歴史を感じさせます。

河津七滝もそうですが、エメラルドグリーンの水がきれいですね。

滝の高さは２０ｍ少々ですが、滝壺は１５ｍの深さがあるそうです。

滝のすぐ右側は斜めのささくれた柱状節理の岩肌になっており、ここでも火山活動の跡を見ることができます。

滝を見たら、あとはひたすら階段を登るだけ。

いやこれ、まぢで辛いすよ。
２００段ぐらいあるみたいですね。

滝の上には踊子茶屋があります。

バームクーヘンが美味しそうだったので買いました。
名物はワサビとシイタケのようです。
どっちも嫌いなんで。。。

沼津御用邸記念公園。

大正天皇が造営した御用邸とのことです。
ガイドの人が、沼津駅には皇室の方専用の出口があるようなことを言っていたのですが、本当でしょうか・・・

沼津御用邸記念公園 公園・植物園

駿河湾沿い。

松林がきれいです。

伊豆半島の西側の山々を見渡せる場所です。

お散歩にもよさそうですね。

御用邸見学を入れると５００円、公園だけの入場は１００円です。

西付属邸御殿。

昭和天皇や秩父宮様、高松宮様などの御用邸として建造されたものだそうです。

おみやげ屋さんもあります。

皇室の時間、みたいなビデオも色々流していました。

引っ越しを控えていたため、沼津で少し家具やインテリアを見ることに。

スマホでググって見つけたミッション・ベイというお店。
家具というよりインテリアのお店で、かっこいい雑貨をいっぱい売っていました。中にはカフェもあり、こちらも盛況。

ミッションベイ 専門店

御殿場のアウトレットによってかえろうとおもったのですが、御殿場あたりで雪が猛烈に降り出して道路に積もりだしたので、早めに帰ることにしました。

夕食を足柄SAでとりました。

エクスパーサ足柄 (上り線) 道の駅

足柄麺宿というお店の、豚汁うどんを選びました。
寒い季節はこれに限りますね。

小丼は唐揚げ丼です。

足柄麺処 足柄SA(上り) グルメ・レストラン