1990/01/31 - 1990/01/31
3492位(同エリア5373件中)
マローズさん
[雪の大平原と鷺池の浮見堂]
明日(2016年1月24日)から明後日にかけて、日本列島は10〜30年に一度の大寒波に見舞われ、全国で降雪・積雪がある。恐らく2011年元旦時の全国的な積雪を超えるだろう。
大寒波は1990年1月末にもあった。当時、私はある企業を相手取って民事訴訟を起こしており、その心の傷を癒すため、よく奈良公園周辺に出かけていた。因みに当時は大阪府下の近鉄奈良線沿線(駅から1kmほどの地点)に居住していた。
そんな状況なので、特に天候を気にすることなく、何気なく電車に乗り、何気なく奈良駅で降り、何気なく奈良公園に到ると、そこには一面の銀世界が広がっていた。まるでどこかの山奥の高原かスキー場のよう。但し、観光客の姿は見当たらない。
できるだけ街中から離れようと、公園東部、飛火野へと足を進めた。「飛火野」は「熢(とぶひ)」からきているが、それは狼煙のこと。「続日本記」には、和銅5年(712)1月、この地に「熢」を置き、平城京に通報した旨の記述がある。
樹林帯には鹿の群れがいたが、通常とは違い、近づくと逃げていく。皆、背伸びして必死に木の実を食べていた。
奈良公園で雪景色が最も似合う箇所の一つが、志賀直哉旧居に行く道の途中にある鷺池に浮かぶ浮見堂。現在の浮見堂は平成に建て直された「二代目」だが、当時の堂は大正5年に建設されたものだけに趣がある。
春になると公園の芝生の緑が目に鮮やかだが、私の方も春には訴訟に勝利することができた。
PS:ピントの微調整(半押し)機能のないカメラで撮影していたため、ピントが殆ど合っていません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 私鉄
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別世界の飛火野
春日大社 寺・神社・教会
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木のウロ
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見る人の心情によっては、物悲しい風景に見える
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なぜか近づくと逃げて行く
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樹氷
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きのみきのままできのみを食べる・・・・?
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二本足で立って木の実を食べる。安心して下さい、穿いてませんよ・・・?
奈良の鹿 自然・景勝地
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鷺池の浮見堂。今のカメラで撮れば幻想的に写るはず。
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太鼓橋から浮見堂へと続く橋
浮見堂 名所・史跡
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