2016/01/03 - 2016/01/03
12位(同エリア149件中)
かっちんさん
遠州北部の浜松市天竜区二俣町は、戦国時代に二俣城の城下町、江戸時代以降に天竜川の水運、繭の集積所、秋葉街道の宿場町として栄えたところです。
二俣の町を歩くと、蔵、洋館、看板建築、古いガソリン計量器など、昭和レトロな街並みを味わうことができます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「おかえりなさい 昭和の町二俣に」
平成27年10月31日から28年10月30日まで、二俣町の各商店街44店舗が参加する「おかえりなさい 昭和の町二俣に」イベントが行われています。
各商店が所有する昔ながらの品々を展示し、昭和の町を演出して地元に再び人を呼び込みます。 -
二俣町の案内図
天浜線天竜二俣駅から西へ5分ほど歩き、二俣川を渡ると昭和の町二俣が現れます。 -
「おかえりなさい」ののぼり
旧秋葉街道だった縦長の二俣クローバー通り商店街には、昭和の蔵や看板建築の建物があります。
看板建築とは建物の前面に衝立のような看板を兼ねた外壁を持つ店舗併用の住居のことです。
では、クローバー通り商店街を歩きます。 -
かどや旅館
木造建築を隠すようにコンクリート建築がクローバー通りに面し、看板建築の旅館です。 -
看板建築が残る商店街
-
イチオシ
これは何でしょう?
昭和2年から使われたガソリン計量器なんです。
鎌田屋商店の前に置いてあります。 -
赤いガソリン計量器
近づいてみると、5〜20リットルの目盛りが見えます。 -
オーシャンウヰスキーの看板
看板建築の米徳商店です。 -
イチオシ
オーシャンウヰスキーの酒屋さん
外壁は石造りに見えますが、オーク樽を連想させる板が張られています。 -
陣屋旅館(後日撮影した写真)
二俣に現存する唯一の木造3階建ての旅館建築で、昭和40年代まで営業していました。
かつて秋葉街道、天竜川の水運などで栄えた二俣には、たくさんの旅籠がありました。 -
そろばん教室の建物
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水色の外壁が美しい二俣医院
大正5年建造の木造2階建てです。
二俣の町が、大正から昭和初期にかけて繭の集積地として栄えた時代を象徴する洋館です。 -
看板建築
個性のある2階のデザインです。 -
大判焼きの店「大判屋」
大判焼きだけでなく、焼そば、焼うどん、お好み焼き、そばめしなどが食べられます。
どのメニューも大盛りで、それでも足りない人はプラス200円でお腹ポンポン盛りにできます。 -
大判焼き機から盛り上がってます
小倉あん入り、白粒あん入り、クリーム入り、チョコレート入りなどがあります。 -
分厚い大判焼き
1個200円ですが、納得しました。
この大きさは2〜3つ分ありました! -
ヤマタケの蔵
大正12年に建てられた旧内山家(屋号がヤマタケ)の蔵です。
町屋形式の敷地は東西に細長く、現在は蔵だけが残さています。
蔵は3棟に分かれ、写真は左から中央の蔵と北の蔵です。
中央の蔵は木骨レンガ造2階建日本瓦葺き、外壁モルタル塗りで、内部は1・2階とも畳敷きの座敷蔵です。 -
お洒落な洋風建築
二光大橋を渡り、クローバー通り終点近くにある明治乳業特約店です。
外壁に多数の溝が刻まれているスクラッチタイルが張られ、縦長の上げ下げ窓があります。
昭和11年に明治牛乳処理場として建てられ、旧二俣町役場と同じく本島亥三郎氏の設計です。 -
風情のある街路灯
轟橋付近です。
遠州二俣祭りの屋台(山車)舞台と車輪をデザインしたものでしょうか? -
この先は熊の住み家?
天竜区熊集落は地元の人に「くんま」と呼ばれています。
「くんま水車の里」や、農家の伝統的な暮らしが体験できる兄弟農家民宿「くんま遊楽亭」があります。
近くに日本の棚田百選に選ばれている大栗安集落もあるので、いつか訪れてみたいですね。
熊は人間の住み家でした(笑) -
ロウバイが満開
開花時に珍しく葉が残っています。 -
まるかわの蔵(横町通り)
縦長の街の中で唯一、横に街並みを形成しているところが横町です。
横町通りには町屋形式や土蔵造りの昔からの商家が並んでいます。
旧川島酒店だった「まるかわ」は、土蔵造りのお店です。
今は営業していません。 -
藤屋醤油店(横町通り)
江戸初期からの旧家で、元は旅籠だったそうです。
町屋形式の建物で、通り土間に続く中庭には醤油工場を営んでいた当時のレンガ煙突が残されています。 -
正月飾り
扇や御幣(ごへい)がカラフルな正月飾りです。 -
旧二俣町役場
昭和11年に二俣町役場として建築され、昭和45年まで天竜市役所として活用されていました。
木造2階建てスクラッチタイル張りで、独立柱を建てた背高いポーチが付いた洋式の事務所建築です。
平成22年に改修され、現在、「本田宗一郎ものづくり伝承館」になっています。 -
諏訪神社
明治7年に創始されたといわれています。
二俣諏訪神社祭典の遠州二俣祭りが8月下旬に行われます。 -
清龍寺の井戸櫓
井戸櫓(いどやぐら)は、元は二俣城にあったものです。
山城であった二俣城は天竜川沿いに井戸櫓を設けて城内に水をくみ上げていました。
廃城の際、清龍寺(せいりゅうじ)に再建したようです。 -
清龍寺の山門
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清龍寺のモミジ
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信康廟
徳川家康の嫡男・岡崎三郎信康の菩提寺です。
信康は信長の口難に遭い、21歳の若さで二俣城において自刃(じじん)しました。 -
清龍寺の鐘楼
二俣は本田宗一郎ゆかりの地です。
二俣尋常高等小学校時代の本田宗一郎少年は、正午を知らせる鐘を30分前に突き、まんまと弁当を早く食べたといわれています。 -
イチオシ
石蔵
「あさの洋品店」に裏にある大正14年に建てられた伊豆石の蔵です。
かつて天竜の木材を江戸に運んだ船が、軽くなった船に伊豆半島から伊豆石を積んで持ち帰ったと言われています。 -
イチオシ
水切瓦のある土蔵
漆喰塗り土蔵の壁に瓦が突き出て並んでいる水切瓦があります。
水切瓦は防水の目的だけでなく、美観を意識した豪華さがあります。
二俣の町にこんな蔵があるとは・・・
後日調べていて、水切瓦とわかりました。 -
二俣本町駅に到着
二俣町の散策には、天浜線二俣本町駅の方が便利です。 -
昭和を感じる二俣本町駅ホーム
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天使の椅子
ここに座ると天使になった気分になれます。
かっちんも座り写真を撮ってもらったのですが、大きな蝶にしか見えないので、ボツにしました(笑) -
冬空の綺麗な雲
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帰りの列車
掛川行きに乗ります。 -
綺麗な車内
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素晴らしい夕暮れ
天浜線車内から夕陽が沈む景色が見られました。 -
イチオシ
夕暮れのローカル線
二俣の昭和レトロな街並みを楽しむことができました。
次回は二俣城址、本田宗一郎ものづくり伝承館、江戸時代の田代家、遠州森などを訪ねる予定です。
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