15年　熊野古道　その１

2015/10/09 - 2015/10/11

ここ数年学生時代の友人と行っている秋の旅。今年は熊野古道ウォークをテーマにしました。
山歩きに恐怖の階段、温泉に浸かってパンダに癒され、今年も楽しい旅ができました。

10月10日

紀伊田辺集合　→　霧の郷たかはらでランチ　→　熊野古道ウォーク　→旅館あづまや泊　　

エリア 熊野本宮・湯の峰温泉(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

始発便で羽田から南紀白浜空港へ。白浜駅までバスで移動し、香川から来る友人と合流し、レンタカーで紀伊田辺駅へ。ここで福岡からの友人と合流。全員勢ぞろいです。
紀伊田辺は弁慶の出身地なのだそうで、この日は弁慶まつりというのをやっていました。
夜は花火も上がるので楽しんでいってね、とお買い物したお店の人に言われましたが、残念、夜はもう本宮にいるのだー。

霧の郷　たかはらで古道ウォーク前に腹ごしらえ。

見晴らしがいいです。
眺めのいいテラス席に座りたくて、２度もテーブル変えてもらいました。

地物のお野菜中心の日替わりランチ定食。動物性のものは竹輪のみ。
お塩をパラパラかけた天ぷらがサックサクで美味しかったー。
食べ過ぎですか？
いいんです、これから歩くんだから！

なかへち美術館。設計はSANAAの西沢立衛氏と妹島和世氏。
時間がなくて外観のみの見学。
建物は素敵なのですが、開いているのかわからないほど閑散としていました。

歩くだけなら自分たちだけでもいいのですが、去年の屋久島でガイドさんをお願いしてとても楽しかったので、古道ガイドさんをお願いしました。
約束の時間に少々遅れて熊野本宮で合流。バスに乗り遅れてしまったので、発心門王子までタクシーで移動。でも４人で乗るとバス代とかわらないので、むしろタクシーでよかったです。

発心門王子はこの手前の鳥居から入らないと熊野の神々は参拝に来たことを認めてくれないんですって。ここでガイドさんが法螺貝を吹いて身を清め、私たちの左手に玉手箱を贈ってくれました。
熊野の思い出をたくさん詰めて帰ります。

世界遺産の碑。

はじめはアスファストの道を進みます。
道路際にお茶の花、以外と大きくて派手でした。

古道らしくなってきましたよ。
発心門王子〜熊野本宮大社までのコースは７キロメートルの初心者コース。
急なアップダウンもなくて歩き易いです。

こんな道、気持ちがいいです。
ガイドさんは７０代と思しき女性、歩くとちょっと息が切れて大丈夫かなーと思いましたが、彼女は熊野の古道ガイドさんでも数少ない修験者なのだそうです。
最初に法螺貝を吹かれた時にはえーっと思いましたが、とっても楽しいガイドさんでした。

山々が連なります。

熊野は三方を山に囲まれ、わずかに開けているのは海の方向だけなんですって。

木々に囲まれた道あり、こんな開けた道あり、歩いていて楽しい道でした。

黄女郎不如帰　きじょろうほととぎす　という熊野にしかない植物。
中には蘭のような斑点があって虫でも取って食べそうな外見。

少し雨がぱらついてきて、ちょうど半分くらいきたので茶屋で休憩。
紫蘇ジュースの綺麗な色をおみせのおばさんに褒めたら、「あなたみたいねー」と見事な切り返し。

コーヒーは沸かした温泉水で入れたインスタントなんですが、まろやかで美味しい。実は言われるまでインスタントって気がつかなかったという。
すごいぞ、温泉水！

ガイドさんに言われるままにストレッチー！
気持ちがいい。

橋あり、関所あり。
歩いていて楽しいです。

木の根が石を抱き込んでします。
この辺は去年歩いた屋久島みたい。

屋久島の太鼓岩のような見晴台に寄り道。
霧がかかって下界が見えなかったのですが、しばらくするとうっすらと鳥居も見えてきました。

再び山道に戻ってそろそろゴールです。

さあ、本宮に戻ってきました。
隣に大鳥居があるけど、この小さなくぐりが熊野古道ですよ。
途中、茶屋でのおしゃべり休憩も含めて３時間ほどでした。

熊野本宮大社。

参拝するところが５つあって、順番がきまっています。

帰り際に巫女さんがやってきました。
緋袴が夕暮れに映えました。

本宮の参詣道、白い旗が美しいなぁ。

宿泊は皇太子殿下も泊まったという旅館あづまや。
かなり由緒正しくミシミシいいます。
お腹がペコペコですが、夕ごはんの前に一っ風呂。
お湯がヌルヌルして柔らかです。

ご飯ー、ご飯ー。
栗のチップスが珍しくて美味しい。
うなぎの押し寿司はちょっと残念な味。

メニュー。