2016/01/09 - 2016/01/09
217位(同エリア982件中)
nomadic dreamさん
- nomadic dreamさんTOP
- 旅行記136冊
- クチコミ119件
- Q&A回答1件
- 176,191アクセス
- フォロワー15人
穏やかな日差しが降り注ぐ、とある冬の一日、島の空気、時間を探しに海を渡りました。
島特有の何かを求めて。
船名はオリーブライン、爽やか名前から、オリーブが鈴なりに実をつける小豆島のなだらかな丘の風景が思い浮かんできます。
高速船もある中で、あえて「ゆっくり」のフェリーを選ぶ贅沢は、甲板に出て海原を見るとその実感が湧いてきます。
高松港から、島の人々、車、島に必要な物資を包み込んだ白い船体が、空と同じ色の広い海原へ静かに滑り出しました。
PR
-
朝の高松港。
小豆島向けのフェリーが発着する桟橋には、日常と非日常が交錯しています。
島から通勤や通学で高松へ来る人、逆に高松から小豆島へ向かう仕事人と行楽客。高松港 乗り物
-
島から高松へ来た人々がすべて降りきると、徒歩客が一斉に船と桟橋の間の渡しを伝っていきます。船の左側にある階段を伝って2階の客席へ足早に進んでいきます。高松港→小豆島の運賃は片道690円。
往復運賃もありますが、帰りは違う港から高松港へ戻ることもあり得ます。
今回もその予定で小豆島へ向かいます。 -
快晴。
気持ちが高まります。ウキウキとしてきます。 -
澄んだ空に、真っ白な船体。
海の水は空を映して同じ色に染まっています。
これから向かう先では、空が海を蓋しているように見えてきます。 -
高松港に滑り込んできた船体は予想に比べて小さく感じました。
しかし、意外に何台もの車輌がこの口から飲み込まれていくものです。感心してしまいました。 -
オフシーズンなので船内はガラガラです。
たまに家族の笑い声が聞こえ、ポカポカと船内は陽だまりでした。 -
高松港はJR高松駅に直結しています。
-
さあ出港です。
約1時間で小豆島につきます。
このフェリーは高松港から土庄(とのしょう)港を目指します。 -
貨物船と交差しました。
ここは海の交差点。 -
フェリーが行き交います。
-
瀬戸内の島々は白砂青松です。本当に浜が白く輝いて見えます。
-
そろそろ正面に小豆島が見えてきました。
-
-
約1時間、目指す土庄港が見えてきました。
-
土庄港に着きました。
フェリーの扉が開く瞬間は未知の世界への入り口のようです。
島の強い光が差し込んできました。土庄港観光センター お土産屋・直売所・特産品
-
土庄港、小豆島では大きな港。
左手は岡山行き、真中は豊島(てしま)、左がさきほど高松から着いたばかりのフェリーです。 -
ここから島時間の始まりです。
島の気候も温暖でした。 -
-
-
土庄の街を歩き始めました。
左手には老人介護施設があります。 -
土庄から5分くらい経ると、道が二股に分かれます。
左へ行くと「世界一狭い海峡」に向かいます。
日本一でなく、世界一です。 -
-
残っている柿を見ると、なぜか嬉しくなります。
-
昭和時代の街角の記憶。
板塀、ホウロウ看板、おそらくつい先日までは未舗装の埃っぽい道路だったのでしょう。 -
ここは醤油屋さん。
人々の暮らしは歴史を築き、我々の過去の記憶を呼び覚ましてきます。 -
-
海の浮きを使ったゆるキャラ?
-
-
この下がギネス「世界一狭い海峡」の「土庄海峡」らしい。
-
「一衣帯水」とは、対岸が極めて接近しているこの土庄海峡の様をいうだと思います。
-
海峡の入口。
海峡とは、島と島の間をいうようです。 -
海峡の出口らしい。
-
-
うーん、これは牛が乗るのか?
-
おだやかな島時間。
-
日々の暮らし。
日常的な行動の積み重ね。
消え掛かった部分を懐かしく思います。 -
昭和30年代の生活が続いているようです。
当時都会では生活の激しい変化が起こっていましたが、ここではその変化がゆっくりだったのでしょう。 -
双子浦。昭和天皇が来られたところです。
-
風光明媚なところです。
-
-
-
双子浦からバスに乗って池田港へ向かいます。
バスは1時間に1本くらいです。運賃は双子浦から池田港まで220円。 -
真っ青な空と池田の家。
-
井上誠耕園 名所・史跡
-
井上誠耕園。
ここでオリーブオイルを買います。
最近新聞にも広告を出したりして頑張っています。 -
オリーブ畑の中を歩き出すと、日本の国ではないような不思議な錯覚を覚えます。
-
-
井上誠耕園さんはオリーブ畑の中でカフェを営んでいます。
-
井上誠耕園で一息
ランチの時間です。サラダにトースト、トーストにはもちろんオリーブが。 -
-
-
-
池田港に着きました。
まさに「つるべ落とし」。
夕暮れになったと思いきや、一気に日が隠れてしまいました。すると、急に寒さが襲ってきます。 -
島の時間はのんびりと過ぎていきました。
なんだろう、出会う人も少ないし、雑音もないので、島では追い立てられて焦ることもないのでしょう。
都会にいると、他人との関係やらどうしても余計な気を遣ってしまいがちです。 -
小豆島への日帰りツアー。
帰りは池田港から高松へ帰ることにしました。
運賃は行きの高松‐土庄港と同じ690円。 -
日の入りは17:09ですが、あいにくの天気で少し前、雲の間に日が沈みました。
-
帰りの池田港からは国際フェリーで高松港へ戻ります。
薄暮を待って、疲れた表情の人々を包み込んだ客船は明かりがかすかに灯り出した港を後にします。 -
フェリーに乗り込むや、程なく熟睡。
かくして、何のトラブルもなく旅は終了しました。
高松港では、小豆島から乗り込んできた車両たちが、フェリーの口から吐き出され、蜘蛛の子を散らすように四方八方へと飛び出していきました。 -
疲れ切って、高松市内をぶらり。
今日の夜は香川名物の骨付鳥。 -
今宵のお酒はよく回りました。
そうこうしている間に、高松の夜が更けていきました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
61