2008/07/27 - 2008/08/08
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ねんきん老人さん
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「島根には何しにお出でですか?」
そう問われて返事に窮した島根県中部の渓流。 あれから18年。 また行ってみました。
今回は鳥取・島根を漠然と旅し、とくに理由もなく温泉津温泉に3泊しましたが、その間に「行ったことがない」という理由だけで津和野に行きました。
その津和野から帰って宿でビールを飲んでいるときに、ふと18年前の思い出が蘇り、翌日、記憶を辿りながらその「断魚渓」に向かったのです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
【 太鼓谷稲成神社 】
まずは津和野観光です。
温泉津からは国道9号線1本で行けますし、距離も100kmちょっとですから、日帰りで十分に見て回れます。
津和野の町に入って行くと、否が応でも見えてしまうのが、小高い山の中腹に建つ稲荷神社です。
えっ? 稲荷? 稲成?
エヘン! 稲成神社です。 日本五大稲荷なんて言っていますから、カテゴリーとしては稲荷なのでしょうが、ここの固有名詞は「太鼓谷稲成神社」です。
なーんて、実は津和野にこういう神社があることすら知らなかったのですから威張れたものではないのですが、「稲成」と書かれた文字を見て不思議に思い、社務所の巫女さんに確認したのです。
巫女さんは慣れた口調で、願望成就を約束する意味を込めて敢えて「成」の字を使っているのだと教えてくれました。
丁寧にお礼を言いましたが、初穂料も払わず、お賽銭も入れず、御守りも買わず・・・。
いえ、参拝はしましたよ。ちゃんと作法どおりに。(お賽銭を入れるのも作法のうちですかね?) -
【 本殿(正面)と社務所(右) 】
うわー、まっかっか!
神社って、なぜ赤(正確には朱色)が多いんだろう? 朱色は茜色とも言い、希望や躍動に通じ厄災を防ぐ色と考えられているからです。
(これは、修学旅行の引率で厳島神社に行ったときに、生徒から質問されたら困るので調べました。
実際には質問した生徒はゼロでしたし、いまだに人から訊かれたことはありません。誰も訊いてくれないから、今ここに書きました) -
【 津和野の町を見下ろす 】
山陰地方でよく見られる石州瓦の屋根が多いですね。
私も自宅の屋根に使いたかったのですが、値段を聞いてその場で断念しました。 津和野にはお金持ちが多いのでしょうか。 -
【 千本鳥居 】
私は何も考えずに駐車場まで車で行ってしまったのですが、表参道には千本鳥居と呼ばれる多くの鳥居が並んでいるのだと聞いて、少しだけ歩いてみました。
やっぱり寺社へのお参りは正面から歩いて行くのがいいですね。 次回は必ず歩きます。(次回があればですが)
ところでこの神社のご祭神は、イザナギノミコトとナントカノナントカと聞いたのですが、あとの方は忘れました。 -
【 鷺舞の像 】
神社から俯瞰した津和野の町に下りてみます。 まずは津和野大橋のたもとに建つ鷺舞の像。
テレビなどでは見ることもある鷺舞ですが、実際に見たことはありません。
ゆっくりした動きが優雅な踊りですが、この像はその動きが目に浮かぶような一瞬を見事に写し取っていると思います。
踊りは毎年7月20日・27日に弥栄神社で奉納されるとのことですから、是非その日に来てみたいものだと思いました。 -
【 森鴎外旧宅 】
鷺舞の像からぶらぶらと15分くらい南に下った所に森鴎外が生まれ、幼少期を過ごしたという家があります。
よく保存され手入れも届いていますが、正直なところ、ふーんという感じです。
鴎外の作品はいろいろ読んでいますが、どれも名作と言われて半ば義務感で読んだようなもので、内容は全然理解できていないのです。 -
【 旧宅内部 】
広いのか狭いのか。
シンプルな上にもシンプルな間取りは、住むには不便でしょうが、「空間」 としては実に魅力的です。
ところでこの建物を見学するには100円を払う必要があるのですが、どこで払ったらいいのか分からぬまま、見学を終えてしまいました。あとで友人にそのことを話したところ、「あははは、いつもの手だね」と言われました。
「けしからんことを言うじゃないか! 俺がいつそんなことをしたんだよ?」
「いつもだよ」 -
【 居宅裏手 】
文豪が住んでいた家というのは旅先でよく見ますが、一様にシンプルで、どちらかというと質素な感じがします。
もっとも、文豪だからではなく、時代だからですが。 -
【 掘割 】
これこれ! これですね。
津和野といえば掘割に泳ぐ鯉の写真が必ず出てきますものね。
でも、それが車のビュンビュン走る大通りに面しているとは知りませんでした。 当然ですが、観光客も多く、向こうの方には団体さんもいます。 中○人かも知れないので、近寄らないようにします。
プロの写真屋さんは、そういうものが全く写らないように、静かな武家屋敷の前のように撮るんですね。 -
【 柵がない! 】
何でも責任を問われる昨今の日本で、柵のない水路というのは稀有な景観ですね。
安全対策を怠ったなどと訴えられることを考えたら無粋でも柵で囲んだ方がいいという風潮が広まって、私の住む町では水田を流れる小川にまで金属製のフェンスが張り巡らされています。 -
【 悠然と泳ぐ鯉 】
その水田の水路にも鯉はいますが、フェンス越しに覗くとバシャバシャと逃げ去ります。
ここの鯉は市民権を自覚しているとみえて、実に悠然と泳いでいます。 フェンスなどない分、人間との距離が近くて、慣れているのでしょうか。 -
【 電柱も無い(^・^) 】
なんという落ち着いた雰囲気でしょう。 名所旧跡の景観を台無しにする無節操な電柱、電線を見慣れた目には、津和野の町は映画のセットのように映ります。
初めての津和野は、期待にたがわぬ風情ある町でした。 -
【 石見畳ケ浦・賽の河原洞窟 】
温泉津への帰途、石見畳ケ浦に寄りました。 3回目ですが、素通りできない魅力があります。
国道9号線から海側にそれて1kmほど行くと、小さな漁港があります。
駐車場はないので、漁港の横の草地に車を置いて浜に向かいます。 すぐにトンネルがありますが、自然の洞窟に手を加えたもののようで、コンクリートで補強してあります。 少し歩くと、途中から海に向かって手つかずの海食洞窟が分かれています。
賽の河原洞窟と呼ばれているそうで、暗くて薄気味の悪い所です。 -
【 畳ケ浦に広がるノジュール群 】
賽の河原洞窟は開口部がそのまま海面になっているため、外へは出られません。 トンネルをそのまま進むと、畳ケ浦と呼ばれる海食台に出ます。千畳敷とも呼ばれているそうです。
畳ケ浦も千畳敷も全国あちこちにある呼称ですが、広くて平らな様子を、畳を敷き詰めた広間に喩えたものでしょう。
ところで、この平らな岩床は元は海底だった場所で、つい最近(明治5年)、地震によって隆起したのだそうです。
では、丸いボコボコしたものは?
海底の穴に貝が溜まり、その石灰分で砂とともに固まって、その後の浸食でその塊だけが残ったのだとか。ということは、海底に丸い穴が沢山あったわけで、今出っ張っている部分が凹んでいたということですね。
私はそれを見せたくて子供たちが小さいときに連れて来たのですが、子供たちは私の説明などまるで聞かずに、ノジュールの上で片足立ちなどして遊んでいました。 -
【 大崎鼻展望台から 】
翌日は島根県中部の断魚渓を目指します。 温泉津の宿からは100km弱でしょうか。
まずは江津市に入ってすぐの大崎鼻展望台から日本海を眺めます。
このあと、18年前にはまだ開通していなかった浜田自動車道を利用して東に向かいます。 -
【 断魚渓 】
浜田ICから浜田自動車道に乗り、瑞穂ICで降りて県道327号、7号、297号と辿って行くと、30分弱で国道261号線にぶつかります。 それを左折するとすぐ右側に小さなトイレと未舗装の駐車場がありました。 この辺だったかなと見当をつけて走っていたから見つけられたような目立たない場所です。(今は駐車場も広くなり、トイレもこぎれいな建物になっているようですし、「深篠川キャンプ場」という立派な看板が立っているようですから、見落とすことはないと思います)
なんだか記憶と重ならないなと危ぶみながら車を停めたのですが、降りてみると断魚渓の説明板がありましたから、ここに違いありません。 -
【 断魚渓 】
国道の反対側に行ってみると、そこはもう崖で、下の方に渓流が見えます。
とはいえ、ここだったかな? という曖昧な記憶しかなく、下りる道も見つかりません。
やっと見つけたのは獣道に毛が生えたような細くて急な道で、もう少しちゃんとした道だったのでは・・・と、いぶかりながら下りてみました。 -
【 鮒でも上れる穏やかな流れ 】
川に着きました。 見覚えがあります。
この辺りはとくに激しい流れではなく、せせらぎといった感じの穏やかな流れ。これなら鮒でも上れそうで、「断魚」という名は誇大に思えます。 -
【 断魚の流れ? 】
断魚渓という名は、魚がそれ以上遡上できない渓谷という意味でしょう。 「鮎止め」とか「鮎返り」「鮎戻し」「魚止め」「岩魚止」「魚帰」など、似たような名の沢や渓流は各地にあり、いずれも魚の遡上を妨げるような急流や段差で知られています。
写真の場所も、まあそこそこの流れではありました。
でも、このくらいの流れだったら、魚がぴょんぴょん跳ねて乗り越えてしまう映像はよく見ますから、ちょっと名前負けという感じです。 -
【 鮒にはきつい? 】
近づいてみます。
うーん、鮒やメダカには無理だとしても、鮎だったらこれを越えるのはそう難しいことではないように思えます。
いえいえ、この流れがつまらないと言っているのではありません。 両岸に切り立った崖、広がる岩畳、泡立った水、どれをとっても見飽きることのない景観で、事実私はこの水辺に2時間近くもいました。
実は私、18年前にこの水辺で素敵な母娘に出遭っているのです。
ほんのちょっと言葉を交わしましたが、その中で、
「島根には何しにお出でですか?」
と訊かれました。 返事に窮し、そのあとずいぶん長いこと考えさせられました。
自分が何をするにも「なんとなく」というだけで行動して、その結果何をやっても中途半端に終わっていることをです。
そのときも長い時間を岩の上で過ごしましたが、今また同じ場所で、ぼんやりと景色を眺めていることが、なんだか不思議な気がします。
その母娘については下記別稿で述べていますので、お暇がありましたら、お目を通していただけると嬉しく思います。
http://zatsunen4989.web.fc2.com/omoide/056_ichidokirinodeai.html -
【 広がる岩棚 】
さてそこからほんの2〜3分歩くと、分厚い岩床がそのまま隆起したような岩棚が広がっていました。
激しい水音が聞こえますが、見た限りではそういう流れはありません。 -
【 深い亀裂 】
岩を岸の方向に歩いて行くと、ご覧のような深い亀裂の縁に出ました。 断魚渓という名から連想する激しい流れではなく、澱みといった方がいいような穏やかな水面です。
さっきの流れからするとずいぶん水位が低く、どこかにこれだけの落差を落ちる流れがある筈です。 -
【 その落差を落ちる水流 】
その音はここから響いていました。 同じ場所をさらに左岸の方に移動してみると、そこには大きな岩の切れ目があり、水位の差を一気に埋めるように水が流れ落ちています。
これはもう、鮎であろうと鮭であろうと上ることは無理で、まさしく「断魚」 の滝に違いありません。 -
【 さらに落ち込む流れ 】
カメラをずらせばこの通り、さらに下へと落ち込む水がすべての魚の遡上を阻んでいるようです。
島根県は鮎の多い所だそうですから、ここにも鮎は遡上してきて、行く手を阻まれているのでしょう。
ところで、ここは江の川の支流・濁川の中流です。日本海に注ぐ河口からはざっと50km。はるばるのぼって来た鮎はここで絶望するわけですね。 今さら河口まで戻って別の川を探すというわけにもいかないでしょう。
江の川の河口、あるいは濁り川との分岐点に「この先、行き止まり」という標識を立ててやれば、鮎も違う川を選んで、無事産卵できると思うのですが。 -
【 ここにも亀裂が 】
その滝と並ぶように、左岸ぎりぎりにもう1本の亀裂があり、ここもすさまじい勢いの水流に洗われています。 -
【 別の流れ 】
同じ岩棚に右岸に沿った割れ目があり、そこも激しい流れになっています。
つまりこの辺は、岩棚によって川に高低差ができているものの、その岩に魚道のような亀裂が何本か走っているという地形です。
魚はそのどれかを跳ね上がって上流へ行こうとするのでしょう。 しかし川は1匹たりとも通すものかと、激流と轟音で威圧しているようです。 -
【 また緩やかに 】
自分の歳も考えず、岩を飛び移って下流側から左岸の亀裂をもう一度見ます。
狭いところから急に広い水域に出て、流れはたちまち穏やかになります。 -
【 千畳敷を下流へ 】
今度は下流方向に歩いて行きます。 この辺は千畳敷と呼ばれている所で、露出した平らな岩盤が広がっています。
先ほどの段差からは、ほんの1〜2分。 それなのに嘘のように流れが緩やかになり、せせらぎといった感じです。 -
【 さらに下流へ 】
流れが浅くなったのをいいことに、岩をぴょんぴょんと跳びながら、さらに下流に向かいます。 -
【 岩を縫う流れ 】
流れは岩の間を選ぶように流れ、ときには膨らみ、ときには落ち込み、流れてゆきます。 -
【 岩を舐める水 】
そして岩を舐めるように回り込んでヘアピンのように曲がった流れは急に広がって、一息つくように緩やかになります。
この先の淵は「神楽淵」と名付けられていますが、なぜ神楽なのかは分かりません。水音が石見神楽の音に似ているのかな、とも思いましたが、私の散文的な感覚ではやっぱり水の音にしか聞こえませんでした。
さて私は冒頭に述べたように、温泉津の宿でビールを飲んでいるときにふと18年前のことを思い出して、翌一日をこの断魚渓に費やしたわけですが、衝動的というほどの強い行動ではありません。といって、常日頃断魚渓にもう一度行ってみたいと思い続けていたわけでもありません。
なぜ温泉津でゆっくりしようという予定を変更したのか、今思ってもよく分かりませんが、もしかしたら、18年前に断魚渓で尋ねられた「島根には何しにお出でですか?」という問いに答えたくなったからかも知れません。
今だったら、「何もするつもりはありません。ここにいるだけでいい。島根はそういう所です」なーんてキザな返事ができそうな気がするのですが。
いや、やっぱり返事に窮したでしょうね。
何をやるにも、さしたる理由がなく、ただなんとなく行動してしまう性分は18年経っても変わっていないのです。
旅も行きずり、行き当たりばったりで、「問われて恥ずかし」のままなのです。
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この旅行記へのコメント (11)
-
- ことりsweetさん 2020/12/17 23:37:53
- 島根の別ルート
- ねんきん老人さん、こんばんは。
ボストン~ヴァーモント~ケベックの旅にイイネをありがとうございました。
ねんきん老人さんの島根旅はどんなだろうと
見せていただきました。
私もこの夏、初めて訪れてから
まだその時の気持ちを引きづっています。
都心から向かったこちらは
同じ日本とはいえ違う時間軸、空間を
感じるところでした。
津和野にいったらまず太鼓谷稲成神社ですね。
こちらの千本鳥居、そして神社から見下ろす石州瓦の町の風景。
印象的でした。
時間がなかったため森鴎外の旧宅はいけませんでした。
建物だけでなく掘割とそこを泳ぐ大きな鯉、
こういうのが背景の町なんですよね。
断魚渓、こちらは私は知らないスポットでした。
島根の奥深い自然の一風景ですね。
そうそう、朱色、神社でよく使われる色ですね。
「希望や躍動に通じ厄災を防ぐ色」ですか。なるほどです。
「何もするつもりはありません。ここにいるだけでいい。島根はそういう所です」
この質問に対する答え、本当にそうですねえ。そういうところでした。
ことりsweet
- ねんきん老人さん からの返信 2020/12/18 08:51:14
- 体験の共有、嬉しい限りです。
- ことりsweet さん、おはようございます。
島根の渓谷で時間を潰しただけの回顧録に投票をしていただき、ありがとうございました。
ことりsweet さんも津和野に行かれたのですね。 太鼓谷稲成神社の鳥居や掘割の鯉、また石州瓦の家並みなど、同じ景色を楽しまれたと知って、嬉しい気分になりました。 旅は思い出も宝になりますし、同じ体験の共有もまた心が躍ります。
自分の旅行記を読み返して、ああ、ことりsweet さんもこの場所からこの景色を見たんだな、と思うのは楽しいことです。
ことりsweet さんは都内にお住まいですか?
昨日は都内のコロナウイルス感染者が800人を超えましたね。 ぞっとします。 家から出ないというわけにもいきませんし、一歩外へ出れば、出遭う人誰もがウイルスを保有している可能性があるわけですから、気が滅入ってしまいますね。
世界にはコロナに加え、いつ頭上から砲弾が降ってくるか分からない恐怖に怯えて暮らしている人もいるのですから、日本はまだいい方だとは思いますが、それでもこの1年を振り返ると、なんだか人生を1年損したような気持ちにもなります。
言わずもがなではありますが、どうかくれぐれも感染対策を心がけ、次のご旅行に備えて健康を維持されますよう、お祈りいたしております。
ねんきん老人
-
- asuwaさん 2016/04/08 18:53:14
- 津和野の旅
- ねんきん老人さん こんばんは
何時も旅行記に訪問そうして投票有難うございます。
問われて恥ずかし行きずりの旅、楽しく又参考になり有難うございます。
何年か前に津和野に行きましたが「断魚渓」は知らなくて行った事が有り
ません。
旅行記を拝見して川の流れ、巨岩の渓谷は素晴らしく良い所ですね。
何度も行きたくなる、良く分かります。
津和野の鯉、水が綺麗で管理が良くされています。
最近は外国人が地方に住みついていて○○人が公園の池の鯉を捕まえて
食べてしまうので困っていますと聞いたことが有ります。
油で揚げると美味しいと言っているそうです。
困ったものです。 asuwa
- ねんきん老人さん からの返信 2016/04/09 11:07:04
- 体験の共有は嬉しい限りです。
- asuwaさん、お早うございます。
断魚渓の記事をお読みくださり、ありがとうございます。さらに投票、書き込みと、丁寧に扱っていただいたことに感激しています。
津和野に行かれたことがおありで、掘割の水や鯉についても覚えていらっしゃるとのことで、小生の駄文を思い出で補ってくださったのだと思います。
自分一人の体験はささやかなものですが、その同じ体験をなさった方とコメントの交換をできるということは、思い出がより鮮明になりますし、自分の感想を共有していただけたという喜びで、「あの旅行」が今まで以上に大切なものに思えてきます。
鑑賞用の鯉を見て、油で揚げると美味しいと言い出す人種がいるとは・・・!
小生も少ない年金でその日暮らしをしておりますが、そこまであさましい人間にはなりたくないものです。
これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- 琉球熱さん 2016/03/12 21:26:02
- 質問です
- ねんきん老人さん、こんにちは
神社はなぜ赤いのでしょうか?(笑)
そんな冗談はさておき、街中を流れる水路に柵も何もないというのは粋ですね。と言いますか、昔は「粋」だらけでしたし、それでさしたる問題も起こらなかったと思うのですが、今や弱体しきったヒトは、何でもかんでも「お仕着せの安全」をあてがってやらないと自分の身すら守れないようです。
何をしたら危ないか、そんなことは誰でもわかるだろう…と言えないのが現代。子供の頃から体を使って遊んでいないからでしょうか?
そんなことより、今やどこもかしこも大陸の連中が押し寄せていますから、柵がないと勝手に捕って食っちまうんじゃないかと、私はそっちの方が心配です(笑)
行き当たりばったり、、、旅の醍醐味ではないでしょうか
- ねんきん老人さん からの返信 2016/03/14 20:27:54
- 思わず座布団を探しました。
- 琉球熱さん、こんばんは。
駄文にコメントをいただき、恐縮しています。
柵がないと大陸の連中が鯉を勝手に食っちまう・・・というのには大笑いで、「いただき!」です。
連中の傍若無人な振る舞いに心底嫌悪感を抱いている私ですが、あの柵が中〇人対策だったとは!!
分厚い座布団を差し上げねばと思い、辺りを見回してしまいました。
おっしゃる通り、世の中すべて「安全」がキーワードになっているようで、水路だけではなく、公園の遊具撤去、キャッチボール禁止、運動会の騎馬戦廃止、等々、とにかく後の面倒を考えたら安全第一でいこうという風潮が蔓延しています。
子どもたちの成長には多少の冒険、たとえば小刀で鉛筆を削るとか、木に登ってターザンごっこをするとかいう遊びが必要だということは誰もが分かっているくせに、自分がそれを許可する立場に立ちたくないということで、とりあえず禁止しておけば責任を問われずに済む・・・。
琉球熱さんのコメントに意を強くしました。
世間を動かす力はありませんが、せめてかかわっている町内会の行事や町内会の公園管理に関して、発言していこうと思います。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- ろこままさん 2016/03/11 02:19:58
- 素敵な時間ですね〜
- ねんきん老人さん、こんばんは。
いつも、旅行記を楽しませていただいてます (*^。^*)
断魚渓で、素敵な時間を過ごされたんですね〜
ボーっと眺めたり。。。岩をピョンピョン跳ねたり。。。流れを探したり。。。
なんとも、贅沢な、いい時間ですね。
わたしも、そんな時間が大好きです〜
いい加減な人生でも。。。いいですよね。
なんか、勇気。。。もらえましたー (^_-)-☆
それから、誰にも聞かれないからと。。。ふふふ。。。教えてくれた。。。
神社の朱い訳も。。。ありがとうございます。
。。ろこまま。。
- ねんきん老人さん からの返信 2016/03/14 10:35:13
- 知らないことが多すぎて・・・
- ろこままさん、お早うございます。
だらだらと自分の感想だけを綴った旅行記を読んでくださり、ありがとうございました。
小心者の私は旅先で土地の人と交流するというようなことは苦手で、河原や浜辺で一人でいることが多いものですから、断魚渓のような所はよく行きます。
ろこままさんのいらっしゃった滑床渓谷にも行ったことがありますが、臥龍山荘というのは知りませんでした。
私は石垣についてはちょっとばかり詳しいとうぬぼれていたのですが、ろこままさんの記事にある「乱れ積み」「末広積み」「流れ積み」というのは、どれも知りませんでした。
今まで知ったかぶりをして女房に講釈などしていたのですが、天狗の鼻を折られた気分です。
是非私も臥龍荘に行って、じかにその石垣を見たいものだと思いました。
旦那様の単身赴任はまだ続くのですか?
大変ですけど、頑張って、お二人でいろいろな所へ出掛け、またすてきな旅行記を投稿なさってください。楽しみにしております。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- まむーとさん 2016/03/10 20:32:58
- 島根と滋賀は、ポジションが似てる
- こんばんは!
いつも思いますが、面白い旅行記です。
楽しく拝見しています!
【「何もするつもりはありません。ここにいるだけでいい。島根はそういう所です」なーんてキザな返事ができそうな気がする】
こちらの台詞いいですね!
私も質問されたら使わせて頂きます♪
まむーと
-
- 多良さん 2016/03/10 11:14:27
- 興味津津になります^^
- ねんきん老人さん、こんにちは〜♪
いつも思うのですが、ねんきん老人さんの「旅行記のタイトル」大好きです〜☆
読み逃げばかりで、コメント、ナカナカけなかったのですが、今日は少し時間があって・・・(^_^;)
やはり、旅行記は、こうでなくちゃ〜^^
シツレイしました<(_ _)>
ではでは〜〜〜
多良
- ねんきん老人さん からの返信 2016/03/10 18:51:49
- 多良さんこそ・・・
- 多良さん、こんばんは
拙稿のタイトルを褒めていただいて、逆に恥じています。
こちらこそ、いつも多良さんの軽妙洒脱で愉快な文を楽しませていただいています。
真似て書いてみようと思ったこともありますが、ダメでした。
文章のテクニックは練習すればいつかは真似られるかも知れませんが、文章のセンスばかりはどうにもなりません。
という訳で、小生の方はいつもだらだらと長い文になってしまいます。
どうか愛想づかしなく、老人介護の一環だと割り切ってお付き合いくださいますよう、お願いいたします。
ねんきん老人
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