乗り鉄で会津藩を訪ねる

2015/06/05 - 2015/06/06

司馬遼太郎の短編『王城の護衛者』を読み、ずっと行きたかった会津若松へ。
鉄道と歴史と食の旅。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

久々の一人旅となりました。
小学生の頃から乗りたかったのに、なかなか乗る機会の無かったスペーシアで出発です。

浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅

鬼怒川温泉で乗り換え、やってきたのは会津鉄道湯野上温泉駅。
萱葺きの駅舎で有名です。

湯野上温泉駅 駅

湯野上温泉駅からは大内宿へのシャトルバスが出ています。

湯野上温泉駅 駅

大内宿は山間にあり、６月といえども少し肌寒く感じました。

大内宿 名所・史跡

大内宿の名物「高遠そば」
信州高遠藩から会津にやってきた保科正之とともに伝わったらしい。
今回の旅は、会津松平家の歴史を尋ねる旅、最初のグルメに持ってこいです。
美味かったですよ。ちゃんと、ネギで掬って食べてみました。

三澤屋 グルメ・レストラン

もう一つの大内宿の名物は栃餅。
これは、絶品でした。

そば処こめや グルメ・レストラン

旅先で写真を撮るようになり、カメラにはまりかれこれ数年。
記念すべき、初めて思ったように撮れた納得の１枚。
この旅行記を書いている今現在、そんなものはこの１枚だけですが・・・

大内宿 名所・史跡

予定より時間に余裕ができたので、少し戻って塔のへつりもみていきます。

塔のへつり 自然・景勝地

再び会津鉄道に乗り、終点会津若松駅。
会津若松城をイメージした駅舎の前では、白虎隊と

会津若松駅 駅

赤べこがお出迎えです。

会津若松駅 駅

本日のお宿は、会津藩の奥座敷東山温泉。
会津は、食事もお酒も温泉も最高。
特に、末廣酒造の日本酒は、普段あまり日本酒を飲まない私も、大満足。
そりゃあ、小原庄助さんも身上をつぶしますよ。

会津東山温泉　くつろぎ宿　千代滝 宿・ホテル

会津若松の「まちなか周遊バス」は、観光地を網羅し、本数も多いため非常に便利。

会津若松駅 駅

さて、昨晩からの雨で、目的の松平家の墓所に行くのは断念をしました。松平容保公にお参りをしたかったので、残念。代わりに街にでます。
野口英世がやけどの手術をした會陽医院は、野口英世青春館として公開されています。１階ははカフェ、２階が展示室になっています。

野口英世青春館 美術館・博物館

会津若松の基礎を作ったと言われる蒲生氏郷の墓所にお参り。
今度は、『レオン氏郷』を読もうかな。

蒲生氏郷の墓 名所・史跡

ですが、今回は『王城の護衛者』の旅。
会津若松城の近くに、司馬遼太郎氏の文学碑がありました。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

会津若松城は鶴ヶ城と呼ばれています。
戊辰戦争では、多くの逸話を残しています。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

その逸話の一つ、会津白虎隊の墓所。
少年達が自決をした、飯森山にあります。

白虎隊の墓 名所・史跡

歴史は現場を訪れて、初めてわかることがある。
なるほど、ここからではお城が燃えているのか、城下が燃えているのかの判別はつきません。お城の方角から火の手があがっているのを見た少年たちが、自決を決断するのは、なんとなくわかる気がしました。

白虎隊の墓 名所・史跡

その白虎隊が学んだのが、藩校日新館。
今の日新館は会津若松郊外にあるので勘違いしがちですが、当時は城下にありました。天文台跡が残っています。

職場の大先輩から是非と勧められた、銘菓「会津葵」のお店は、お城のすぐ側にあります。お土産を購入。おいしかったです。

会津葵 グルメ・レストラン

帰りは、期間限定国鉄カラーの485系による快速「あいづ」で帰ります。
駆け足でしたが、会津若松を堪能することができました。

会津若松駅 駅