2015/11/22 - 2015/11/23
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mistralさん
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11月の連休の秩父へ行こうと思い
宿を探したところ、どこも満室!
急な計画では右往左往するばかり。
でもラッキーなことに
かなり奥まったところにある宿に
一室、空きのあるのを発見した。
ご朱印帳を持って、まだ参拝していない
ところを巡りながら、晩秋の秩父を
歩いてきた。
うずもれてしまいそうな旅を、
なんとか年内に旅行記をアップする迄に
こぎつけることができ一安心。
(表紙の写真は秩父神社の一角、
一面に銀杏の落ち葉が、まるで真っ黄色の
絨毯を敷き詰めたようだった。)
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
11月22日、ゆっくり出発したので
秩父に着いたのは午後を回っていた。
秩父駅のすぐ西にある秩父神社は
秩父地方の総社であり
二千有余年の歴史をもつ
関東屈指の古社でもある。
駐車場に止めて、まず一番に参拝した。 -
駐車場側に面している門
から入ると -
銀杏の落ち葉が
一面に敷き詰められていた。 -
-
境内社殿は
多くの参拝者で賑わっていた。 -
銀杏のご神木
-
-
-
社殿の彫刻が素晴らしいということが
帰り際にガイドブックを読んでわかり
引き返して撮影。
お元気三猿
良く見て、良く聞いて、良く話す
という三猿。 -
社殿、北側
北辰の梟
体は本殿に向き
頭は正反対の真北を向いていて
ご祭神を守っている。 -
社殿の東北(表鬼門)に彫られた青龍
「つなぎの龍」は左甚五郎の作。
昔、少林寺近くの池に棲みついている
龍が暴れた折、この彫刻を鎖でつなぎ
止めたところ、龍は現れなくなったという
伝説がある。 -
正面、社殿の左側
子宝、子育ての虎
寅年、寅の日、寅の刻生まれの徳川家康の
威厳と、祭神を守護する神の使いとして
左甚五郎が彫刻したと言われている。 -
秩父神社の斜め向かいにある
秩父ふるさと館。
この中には銘仙を展示している
コーナーなどもある。
遅い昼食にお蕎麦をいただいた。 -
-
昔からの
佇まいの残る街並みを歩いた。 -
幾つかそのまま歩いて行ける
札所があるようだが、
16番札所へ行く事にした。 -
そのお寺は
無量山 西光寺。 -
秩父札所では珍しい
真言宗のお寺。
本尊は千手観世音菩薩。 -
四国八十八ケ所 の本尊の摸像を祀っている
コの字型をした回廊がある。
全部お詣りしたら、八十八カ所を
参拝したのと同じご利益があるのかも? -
中心部に引き返し
向かったのは
14番札所。 -
長岳山 今宮坊。
この今宮坊は昔、
秩父霊場の要とも言える
今宮神社と一体であったそうだ。
境内は、観音堂と幾つかの小堂のみ。
本尊は聖観世音菩薩。 -
すぐそばにある
今宮神社へ向かった。 -
木の祠には
観音様が。 -
秩父の地主神とされる
八大龍王を祀る古社。
天然記念物の龍神木。 -
樹周り9m
樹齢1000年以上とされる大欅。 -
ここにも
枯葉が一面に
敷き詰められたようだった。 -
霧島神宮へ行った折
初めて、国歌の歌詞にある
[さざれ~石の~巌となりて~]
とうたわれている
さざれ石の意味がわかった。
ここにもあるようだ。 -
さざれ石。
-
このような
道しるべや -
道路に埋め込まれた
案内板がある。 -
秋の午後は
陽の落ちるのも早く
13番札所でおしまいとした。
旗下山 慈眼寺 (きかざん じげんじ)
本尊は聖観世音菩薩。
目の病気にご利益があるお寺として有名。
納経所でも「薬師あめ」などが売られている。 -
当日の宿は
奥秩父、白久近くにある
「将門のかくし湯 みやこ旅館」
中心部からかなり車で走らせた
ところにある静かな宿だった。将門のかくし湯 みやこ旅館 宿・ホテル
-
11月23日
この日も札所のいくつかに参拝の予定。
宿からも一番近い札所へと向かった。
かなりの山道をしばらく車で入り
30番札所へ到着。
瑞龍山 法雲寺
本尊 如意輪観世音菩薩
頬杖をついたお姿とのこと。 -
綺麗な庭園を眺めながら
石段を上がっていったところに
朱塗りの観音堂がある。 -
本尊は
唐の玄宗皇帝が、楊貴妃の菩提を弔うために
自ら彫り、密教の僧、不空三蔵が開眼したと
伝えられている。
1319年に鎌倉・建長寺の道隠禅師が中国から
持ち帰ったとされている。 -
その後、140号線を
しばらく車で市内中心部に向かって走り、
向かったのは
29番札所
笹戸山 長泉院
本尊 聖観世音菩薩 -
お寺の入口にも
また境内にもしだれ桜の古木があり
春には見事な景色となりそうだ。 -
-
-
-
長泉院をあとにして
28番札所までは歩いて向かった。 -
しばらく歩くと
浦山ダムが見えてきた。
ダムの壁面が覆いかぶさるような
高さで聳えていた。
その時はダムが見学できるとは
思わずに、手前で左手へ曲り
通りすぎていった。 -
浦山川にかかる諸上橋をわたった所
山道の傍らに
芭蕉の句碑が。
自然石に彫られていた。 -
読みにくいが、案内板によると
「草臥て宿かる頃や
藤の花」
と刻まれているようだ。 -
ときどき
このような案内板も立っている。 -
苔が一面にはりついている
石垣。 -
いにしえの道しるべの
石も見られる。 -
途中からはかなりの山道を歩き
28番札所へ到着した。
石龍山 橋立堂
本尊 馬頭観世音菩薩 -
石灰岩の絶壁を背にして
観音堂が建っている。 -
階段下には
橋立鍾乳洞への入口があり
そこは橋立堂の奥の院でもある。
かつては修験の場であり
更に古は穴居人の住まいだった。 -
本尊の馬頭観世音は非公開だが
馬の銅像が境内にあった。 -
-
29番札所へ引き返している道中
出会った人から
浦山ダムの上に立つと
すばらしい見晴らしが広がっている
と教えていただいた。
エレベーターでダムの壁面の中を
上がっていけるそうだ。 -
近くまで歩いてくると、
ダムの絶壁が
目の前に立ちはだかる。 -
-
エーレベーター乗り場までは
パネルが沢山かけられていて
ダムが完成するまでの工事の様子を
示す写真などもあり興味深かった。 -
ダムの最上部にあるテラスに出て
上ってきた方向を見下ろしている。
エレベーターでかなりの高さまで
上がってきたことがわかる。 -
テラス上部。
-
ダム湖。
-
27番札所
龍河山 大淵寺へやってきた。
本尊は聖観世音菩薩。 -
山の中腹にあり
月影堂とも呼ばれている。 -
-
-
石仏があちこちに。
不動明王のようだ。 -
1日半だったが、秩父路を歩き
御朱印帖に筆でさらさらと書いていただき
朱の印を押していただくのを見ながら 、
スペインの巡礼道を歩いたことを思い出していた。
信仰のため?、歩きながら何事かを祈る?
歩くことで何かからの想いを断ち切る、などなど
巡礼道を歩くにあたって、それぞれ理由は異なったとしても、
古今東西、とても似通った動機から歩き始めるということが
宗教を超えて繋がっていて,どこの巡礼道を歩いても
祈りの心は同じなのだと想った。
今年一年,mistralの旅行記をご訪問いただきまして
ありがとうございました。
来年も皆さまにとりまして、良いお年となりますよう
お祈りしております。
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将門のかくし湯 みやこ旅館
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