回顧録　2013年盆　出雲と伊勢へ(6)　水木しげるロード･足立美術館ほか

2013/08/15 - 2013/08/15

過去の旅行を思い出しつつ整理，作成した回顧録兼備忘録．
作成中に再発見もあり，再訪のきっかけになるやも．

2013年盆休み．のんびりしていた時期なので8日間取れ，この年遷宮を迎え，話題になっていた出雲大社と伊勢神宮へ参拝すべく山陰と伊勢を7日かけて訪問した．
5日目(8/15)，美保関から境港へ移動．境港は漫画家水木しげるの出身地．その代表作ゲゲゲの鬼太郎で町興しをする境港を散策する．
境港の後は米子市街を抜け再度島根県に戻り安来市の散策．清水寺，雲樹寺，足立美術館を巡り宿泊地の米子へ向かった．

エリア 境港(鳥取)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

境港に到着．ＪＲ境港駅付近に駐車．
駅に隣接する観光案内所や土産物店，レストランを備えるさかいみなと交流館．
写真は壁面に掛けられている妖怪大壁画．

みなとさかい交流館 名所・史跡

ＪＲ境港駅．
米子駅を起点とする境線の終着駅．
鬼太郎目当てに多くの人が下りる．

境港駅 駅

駅前にある執筆中の水木しげると鬼太郎・ねずみ男のブロンズ像．
駅から水木しげる記念館までは100体以上の妖怪の銅像が並ぶ水木しげるロードが伸びている．

境港駅 駅

駅前の鬼太郎ポスト．
実際のポストの上に鬼太郎と目玉のおやじ．

境港駅 駅

駅前の鬼太郎ベンチ．

境港駅 駅

水木しげるロードを記念館へ向かう．
ぬらりひょんは駅前にある．

水木しげるロード 名所・史跡

豆腐小僧．
この豆腐を食べると体にカビがはえるそうだ，恐ろしや．
後ろには目玉のおやじの街灯．

水木しげるロード 名所・史跡

ねこ娘．化け猫状態．

水木しげるロード 名所・史跡

ぬりかべ．ねこ娘の隣．

水木しげるロード 名所・史跡

橋の欄干に座る鬼太郎と目玉のおやじ．

水木しげるロード 名所・史跡

千代むすび酒造という酒蔵で作られている鬼太郎酒．
ツボは多治見焼の模様，土産品として人気があるようだった．

水木しげるロード 名所・史跡

のっぺらぼう．
訪問の8か月ほど前に新規追加された像．
これ以後の追加は無く153体の像があるようだ(2016年10月現在)．

水木しげるロード 名所・史跡

鬼太郎．裸足だ．

水木しげるロード 名所・史跡

リモコン下駄．裸足の鬼太郎のすぐ脇にあった．

水木しげるロード 名所・史跡

目玉のおやじ．当初は大分盗難に遭った模様．

水木しげるロード 名所・史跡

一反木綿．もう少し大きく作っても良かったのでは？

水木しげるロード 名所・史跡

ねずみ男．ようやく登場．

水木しげるロード 名所・史跡

シーサー．
そろそと記念館に着く．

水木しげるロード 名所・史跡

約800ｍの水木しげるロードを踏破し記念館に到着．
水木しげるの90年以上の人生が鏤められた施設である．
開館時間9:30～16:30，入館料\700，無休．

水木しげる記念館 美術館・博物館

玄関にて水木しげるが出迎えてくれる．

水木しげる記念館 美術館・博物館

玄関前広場にはサラリーマン山田．
だいぶソフトに作られている．

水木しげる記念館 美術館・博物館

こちらも玄関前広場の目玉のおやじと赤子の鬼太郎．

水木しげる記念館 美術館・博物館

赤子の鬼太郎．

水木しげる記念館 美術館・博物館

目玉のおやじ．

水木しげる記念館 美術館・博物館

館内中庭に再びねずみ男．こちらは石造．

水木しげる記念館 美術館・博物館

記念館中庭，鬼太郎の家．

水木しげる記念館 美術館・博物館

鬼太郎の家内部．寝転がる鬼太郎とねずみ男．

水木しげる記念館 美術館・博物館

記念館中庭，妖怪ポスト．
実際に投函できるようだ．

水木しげる記念館 美術館・博物館

記念館を後にし再び水木しげるロード．
帰りは反対側を行く．
サラリーマン山田，この風貌は十分妖怪である．

水木しげるロード 名所・史跡

ねずみ男のベンチ．

水木しげるロード 名所・史跡

枕返し，現れると災難を呼び込むとのこと．

水木しげるロード 名所・史跡

欄干に寝そべるねずみ男．
鬼太郎が座っていた欄干の反対側．

水木しげるロード 名所・史跡

こなき爺，だいぶ頭を撫でられている模様．

水木しげるロード 名所・史跡

妖怪神社．水木しげるロードに創建された神社．
妖力にあやかる開運祈願に訪れる観光客も多い．

水木しげるロード 名所・史跡

妖怪神社では参拝前には目玉のおやじの清め水で手を清めるのが儀礼．

水木しげるロード 名所・史跡

砂かけ婆．かなりの目の充血．

水木しげるロード 名所・史跡

河童の泉．ロード途中に設けられた親水広場．

水木しげるロード 名所・史跡

河童の泉の小便小僧．小僧は鬼太郎．

水木しげるロード 名所・史跡

境港駅前まで戻ってきた．
妖怪トーテンポールが出迎える．

水木しげるロード 名所・史跡

境港駅では到着した観光客を妖怪たちが出迎えていた．
ねずみ男(の中の人)も暑さにげんなり？

境港駅 駅

境港駅から南へ3kmほど境港市中野町の正福寺へ．
17世紀末頃に現在地に移転してきた曹洞宗寺院．
本尊は南無釈迦牟尼仏．
境内拝観自由，駐車場有．
写真は鐘楼門．一間一戸楼門，入母屋造，桟瓦葺．

正福寺本堂．入母屋造，桟瓦葺．

正福寺境内にある水木しげるのブロンズ像．
正福寺には水木しげるが幼少期に見た六道絵(地獄絵・極楽絵)があり，妖怪画の原点とされている．

正福寺から南東へ4kmほど夢みなとタワーに．
空腹状態なので食事処を探すうちに目に入ったタワーである．
展望所からは大山まで一望できるようだが入館しなかった．
開館時間9:00～17:30(夏季)，入館料\300，毎月第2水曜休館，駐車場有．
隣接の食堂で鯵漬丼を食す．

夢みなとタワー 名所・史跡

食後南下を続ける．
米子市に入り弓ヶ浜の海岸に立ち寄る．写真は美保関方面を望む．
水は綺麗，夏の日本海らしく穏やか．
ただ灼熱のため砂浜を歩くのはキツイ．

弓ヶ浜 ビーチ

弓ヶ浜海岸，多くの海水浴客で賑わっていた．

弓ヶ浜 ビーチ

弓ヶ浜から米子市街を抜け16kmほど走り再度島根県に入る．
安来市清水町の清水寺へ．
587年創建，本尊十一面観世音菩薩の天台宗寺院．
境内拝観自由(庭園，三重塔内部は有料)，駐車場有．
写真は大門，四脚門，切妻造，銅板葺．

清水寺 寺・神社・教会

参道を進むと広場に出る．広場より本堂を望む．

清水寺 寺・神社・教会

階段を上り本堂前へ．
1495年建造，木造一重，入母屋造，杮葺，国重要文化財．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺護摩堂(写真左)．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺毘沙門堂．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺三重塔．本堂からさらに階段を上る必要がある．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺三重塔．
1859年建造，三間三重塔婆，本瓦葺，島根県指定文化財．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺参道にて．
暑さに完全にバテていた．
この時の旅では唯一遭遇したネコである．

清水寺 寺・神社・教会

清水寺から南西へ約3km，安来市清井町の雲樹寺に到着．
写真は四脚門，室町前期の建造，切妻造，本瓦葺，国重要文化財．

雲樹寺庭園 寺・神社・教会

四脚門の説明板．
雲樹寺は1322年の創建，本尊は拈華微笑佛，臨済宗寺院．
境内拝観自由，駐車場有．

雲樹寺庭園 寺・神社・教会

雲樹寺山門．
三間一戸楼門，入母屋造，銅板葺．

雲樹寺庭園 寺・神社・教会

雲樹寺仏殿．山門奥に建つ．
入母屋造，本瓦葺．

雲樹寺庭園 寺・神社・教会

雲樹寺唐門．この奥に開山堂がある模様．
有料で拝観できるようだ．

雲樹寺庭園 寺・神社・教会

雲樹寺から西へ8kmほど足立美術館へ．
目玉は世界的に有名な日本庭園と横山大観のコレクション．
開館時間9:00～17:15(夏季)，入館料￥2,300，休館日有要確認，駐車場有．
庭園の海外での評価がすこぶる高いことが近年話題になっている美術館である．

足立美術館 美術館・博物館

足立美術館，話題の日本庭園．
ガラス越しになってしまう．

足立美術館 美術館・博物館

続足立美術館日本庭園．苔庭かな．

足立美術館 美術館・博物館

さらに足立美術館日本庭園．枯山水庭園．
借景とする山も買い取って管理しているそうだ．

足立美術館 美術館・博物館

まだまだ足立美術館日本庭園．
こちらも枯山水庭園．

足立美術館 美術館・博物館

足立美術館日本庭園，池庭．

足立美術館 美術館・博物館

足立美術館，額入り庭園．
こういった趣向が2,3箇所あったが大抵他の観光客が入ってしまうものでなかなかタイミングが合わなかった．

足立美術館 美術館・博物館

足立美術館日本庭園，白砂青松庭．
雨が降りそうな雲行きになってきていた．

足立美術館 美術館・博物館

横山大観で一番印象に残った「乾坤輝く」のレプリカ色紙を買ってみた．
売店では一番人気ということで自分の普通度が良くわかった(笑)．

足立美術館 美術館・博物館

足立美術館の後は月山富田城址付近に向かうも土砂降りのため散策断念．
米子へ戻り中海へ．この頃には天候も回復．
近くの米子城跡を散策しようとするも坂道が辛そうという情けない理由でこれまた断念．ただ数分後のさらなる天候変更を考えれば正解だった．

米子市内町の後藤家住宅へ．
江戸時代の回船問屋である．
写真主屋は1714年頃の建造，木造一部二階建，切妻造，本瓦及び桟瓦葺，一番蔵･二番蔵ともども国重要文化財．
外観見学自由，内部非公開，駐車場なし．

後藤家住宅の説明板．

米子市中町の市立山陰歴史館へ移動．
1930(S5)年建造，鉄筋コンクリート3階建．元々は米子市庁舎だったもの．
開館時間9:30～17:30，常設展無料，毎週火曜休館，駐車場有．
米子城関係の展示が目を引いた．
相当立派な城だったようで明治時代に廃却されたのが惜しまれる．
展示を見終わる頃には土砂降りとなり，しばしの雨宿り．
晴れたのちに宿泊ホテルに入り，焼き鳥屋でこの日を閉めた．

米子市役所旧館(山陰歴史館) 美術館・博物館