2013/08/12 - 2013/08/12
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ブランメル伊達さん
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過去の旅行を思い出しつつ整理,作成した回顧録兼備忘録.
作成中に再発見もあり,再訪のきっかけになるやも.
2013年盆休み.のんびりしていた時期なので8日間取れ,この年遷宮を迎え,話題になっていた出雲大社と伊勢神宮へ参拝すべく山陰と伊勢を7日かけて訪問した.
2日目(8/12),朝から大田市石見銀山へ.大森地区の街並みが1987年に国重要伝統的建造物群保存地区に選定されており,石見銀山は2007年に世界文化遺産に登録されている.そんな銀山の街並みを散策した.
石見銀山の後は温泉津温泉へ.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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松江市街から1時間半ほどで石見銀山世界遺産センターへ.
所在地は大田市大森町.
世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」ガイダンス機能を担う施設.
開館時間9:00~17:00,不定休,入場料\300(4施設共通券有\1000).
駐車場有,石見銀山観光の際はここに駐車する必要あり.銀山の街並みには駐車場が無い(一般車両進入禁止箇所もある).石見銀山世界遺産センター 美術館・博物館
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世界遺産センターから銀山の街並みまでの移動は連絡バスに乗ることとなる.
10?15分程度に1本あり,乗車賃は\200ほど(降車箇所で異なる).
街並み入口の大森で下車しバス停前の羅漢寺へ.
1764年創建,本尊阿弥陀如来の真言宗寺院.
五百羅漢が国の史跡に指定されている.
拝観時間9:00~17:00,不定休,拝観料\500.羅漢寺 寺・神社・教会
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羅漢寺石窟と反橋.
奥の石窟の中に羅漢像が半分安置されている.同じ様な石窟がもうひとつある.五百羅漢は銀山で亡くなった方の供養のために彫られたものである.
手前の反橋は石造で境内に3基架かっている.羅漢寺 寺・神社・教会
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羅漢寺大宝篋印塔.国史跡.
1771年五百羅漢建立に協力した田安宗武(徳川吉宗次男,御三卿田安家初代)の菩提供養のために立てられている.羅漢寺 寺・神社・教会
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石見銀山の観光坑道龍源寺間歩を目指して大森の街並みを散策していく.
銀山川沿いに上流へ上がっていくと寺跡に.龍昌寺跡である.
羅漢寺からは南西へ約1km.
1604年に建立されている.歴代石見代官の菩提寺だったようだ.
銀山の荒廃とともに廃寺となったのだろう. -
龍昌寺跡の説明板.
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龍昌寺跡から200mほど南へ.清水寺に着く.
創建は飛鳥時代とも伝わる.本尊は十一面観世音菩薩の真言宗寺院.
境内拝観自由.清水寺 名所・史跡
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清水寺本堂.結構傷んでいる.
清水寺 名所・史跡
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清水寺から約300m南西へ行くと洞窟が.福神山間歩である.
間歩は江戸時代まで石見銀山で使われた坑道の呼び名である.
ここ福神山間歩は入ることはできない.福神山間歩 自然・景勝地
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福神山間歩から150mほどの高橋家住宅.
銀山の町年寄山組頭を務めた家柄である.高橋家 名所・史跡
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高橋家住宅の鏝絵.
龍源寺間歩の「龍」だろうか.高橋家 名所・史跡
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高橋家から南西に300mほどで目的の龍源寺間歩に到着.
石見銀山の中で唯一公開されている坑道である.
1715年の開発開始,長さは600mに及び,大久保間歩に次ぐ大坑道である.
閉山は1943(S18)年.龍源寺間歩 名所・史跡
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龍源寺間歩内部の様子.
営業時間9:00~17:00(夏季),入場料\410,元日休み.
600mの坑道のうち約150mが公開されている.龍源寺間歩 名所・史跡
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龍源寺間歩内部の様子.
間歩の壁面には採掘時の鑿(ノミ)のあとがそのまま残る.
排水のための竪坑も見られる.龍源寺間歩 名所・史跡
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龍源寺間歩内部の様子.
中の気温は20度以下で30度を越えた外とは別世界.
汗が引くのを越え寒いくらいだった.龍源寺間歩 名所・史跡
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イチオシ
龍源寺間歩内部の様子.
フラッシュを焚かずに内部照明を頼りに.
こっちの方が鑿(ノミ)のあとの陰影がわかりやすい.龍源寺間歩 名所・史跡
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龍源寺間歩説明板.
150mの公開坑道に続いて観光用の新坑道が続き外に出る.
坑内は一方通行になっている.龍源寺間歩 名所・史跡
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龍源寺間歩を後にし,大森の街並みの中心部へ向かう.
間歩から200mほど東の佐毘売山神社.
1434年室町幕府6代将軍足利義教の命で創建.
主祭神は金山彦命.佐毘売山神社 寺・神社・教会
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佐毘売山神社拝殿.重層屋根が天領の神社である格式を示しているそうだ.
また北西に向かって鎮座する珍しい社殿のようだ.佐毘売山神社 寺・神社・教会
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佐毘売山神社から1.2kmほど北東へ,だいぶ家が建ち並ぶところまで移動してきた.
写真は渡辺家住宅.1811年建造,木造平屋建,切妻造,瓦葺,国史跡.
銀山付地役人居宅である.現在は日本料理店として利用されている.咄々庵 グルメ・レストラン
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大森の街並み.
銀山の歴史的な街並み,建造物が1987(S62)年に鉱山町として重要伝統的建造物群保存地区に選定されている. -
渡辺家から北へ500mほどの栄泉寺.
1596年創建の曹洞宗寺院.
写真の山門は竜宮門形式だ.栄泉寺 寺・神社・教会
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イチオシ
重伝建・大森銀山の街並みが続く.
電柱・電線が無いのがVery Good!大森の町並み 名所・史跡
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栄泉寺から北へ約250m,旧河島家.
19世紀初頭に建てられた代官所地役人の遺宅.
代々大森にて銀山経営や銀山領内の支配にあたっていた.
開館時間9:00~16:30,入館料\200(世界遺産センターほか4施設共通券対象箇所),年末年始休館.代官所地役人旧河島家 名所・史跡
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旧河島家の内部の様子.
一部二階建てになっていて当時の家財道具も公開されている.代官所地役人旧河島家 名所・史跡
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旧河島家の内部の様子.
公開されている当時の家財道具の一部.代官所地役人旧河島家 名所・史跡
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旧河島家の庭.
代官所地役人旧河島家 名所・史跡
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河島家を出て散策継続,味わい深い街並みが続く.
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河島家西側に位置する大森町並み交流センター.
1890(M23)年に開設された旧大森区裁判所を利用した交流センター.
裁判所の様子も再現されている.
入館時間8:30~17:15,入館無料,年末年始休館.町並み交流センター 美術館・博物館
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イチオシ
街並み交流センターの斜向かいの観世音寺.
大森の町中にある岩山に建っている.
創建時期は記録焼失により不明とのこと.
大森代官所の祈願寺であった.観世音寺 寺・神社・教会
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観世音寺仁王門.
切妻造の朱塗りの門.観世音寺 寺・神社・教会
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観世音寺仁王門安置仁王像(阿形像).
観世音寺 寺・神社・教会
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観世音寺仁王門安置仁王像(吽形像).
観世音寺 寺・神社・教会
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観世音寺本堂.
1860年再建,入母屋造,向拝付,桟瓦葺.観世音寺 寺・神社・教会
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イチオシ
観世音寺境内からは大森の町が一望できる.
観世音寺 寺・神社・教会
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観世音寺から北へ100m程,青山家(銀山御料郷宿田儀屋遺宅).
銀山御料内6組6軒の郷宿の一つ.青山家 名所・史跡
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青山家の向かいの旧理容館アラタ.
全国理容生活衛生同業組合連合会なる組織が2012年より認定を始めた理容遺産第1号のひとつである理容館だそうだ.
大正時代の床屋である.理容遺産なんて初めて聞いた.
現在は珍味店として利用されている.和田珍味石見銀山店 (銀山ビレッジ 理容館アラタ) 名所・史跡
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青山家から北へ約350mで熊谷家住宅に着く.
大森の最大商家で先祖が毛利家の家臣だったとか.
主屋含む6件が国の重文に指定されている.
開館時間9:30~16:30,入館料\500(世界遺産センターほか4施設共通券対象箇所),年末年始及び毎月最終火曜休館.重要文化財熊谷家住宅 名所・史跡
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熊谷家住宅米蔵・雑蔵.右白壁塗りが米蔵.
江戸後期の建造,土蔵造,切妻造,桟瓦葺,国重要文化財.重要文化財熊谷家住宅 名所・史跡
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熊谷家住宅北道具蔵と小蔵.2階建が北道具蔵,平屋が小蔵.
ともに江戸末期の建造,桟瓦葺,国重要文化財.
北道具蔵,土蔵造2階建,切妻造,正面庇付,正面西端主屋間路地門付塀附属.
小蔵,土蔵造,切妻造妻入.重要文化財熊谷家住宅 名所・史跡
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イチオシ
熊谷家住宅主屋.2階広間の様子.
江戸後期の建造,木造一部二階建,北面入母屋造・南面切妻造,四方庇付,正面南側物置・背面南端座敷・台所・風呂場・背面北端衣装蔵前座敷・北面東端風呂場・便所附属,桟瓦葺,国重要文化財.重要文化財熊谷家住宅 名所・史跡
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熊谷家住宅主屋内部の様子.
ほかに東道具蔵と衣装蔵が国の重文になっている.
ともに江戸末期の建造,土蔵造2階建,切妻造,桟瓦葺.
どちらも家財道具や酒造関連の展示室となっていて主屋から外に出ずに入れる.重要文化財熊谷家住宅 名所・史跡
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熊谷家住宅から通りを外れ250mほど勝源寺へ.
1601年創建,銀山の奉行・代官の菩提寺だったそうだ.
写真は山門.勝源寺 寺・神社・教会
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勝源寺本堂.この寺は隠れキリシタンに関わる資料もある模様.
境内拝観自由.
堂内拝観土日10:00~17:00,拝観料\400,平日も予約で拝観可能な日もあるようだ.勝源寺 寺・神社・教会
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勝源寺本堂の彫刻.
勝源寺 寺・神社・教会
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勝源寺から250mほど通りに戻り石見銀山資料館.
敷地はかつて大森代官所跡があった場所.
1902(M35)年に建てられた邇摩郡役所をそのまま活用している資料館.
入館時間9:00~16:30,入館料\500(世界遺産センターほか4施設共通券対象箇所),年末年始休館.石見銀山資料館 美術館・博物館
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銀山資料館から北東へ約100mで城上神社.大森の街の端に位置する.
創建時期は不詳,1577年毛利氏により現在地に遷座されている.
主祭神は大物主命.境内拝観自由.
写真は拝殿,1812年建造,木造二重,入母屋造,正面千鳥破風・軒唐破風付,桟瓦葺,島根県指定文化財.城上神社 寺・神社・教会
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イチオシ
拝殿の鏡天井に描かれた天井絵「鳴き竜」,1818年の作.
何の気なく上を見上げたら目を奪われた.
大森の街並み散策はここまで.
バスで世界遺産センターへ戻り,温泉津温泉へ向かう.城上神社 寺・神社・教会
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温泉津へ向かう途中に立ち寄った仁摩サンドミュージアム.
世界遺産センターから北西へ9kmほど,所在地は大田市仁摩町天河内975.
近くの琴ヶ浜の鳴き砂をテーマとして博物館.
開館時間9:00~16:30,入館料\700,毎週水曜休館,駐車場有.
ガラスのピラミッドの建物が特徴で1年砂時計が目玉,ふるさと創生事業で作られた模様.仁摩サンドミュージアム 美術館・博物館
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仁摩サンドミュージアム1年計砂時計.
ピラミッドの中に吊るされていて世界最大の1年砂時計とのこと.
中の砂は鳴き砂で有名な地元のものではなく,山形県飯豊地方のものだそうだ.仁摩サンドミュージアム 美術館・博物館
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世界最大の砂時計の他にも砂時計が展示されている.
これは吊るされているものと同サイズのものらしい.仁摩サンドミュージアム 美術館・博物館
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国道9号線を南下,サンドミュージアムから10kmほどで温泉津へ着く.
温泉津の漁港,天然の良港だ.温泉津湾/温泉津港 自然・景勝地
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温泉津の街並みに入る.
狭い路地の街並みに寺院が点在する.
こちらは浄土真宗の西楽寺.西楽寺 寺・神社・教会
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西楽寺の本堂.
西楽寺 寺・神社・教会
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こちらは日蓮宗の恵珖寺(えこうじ).
初代銀山奉行の大久保長安に関する資料を所有しているそうだ.
立派な山門.恵こう寺 寺・神社・教会
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温泉津温泉の街並み.
とにかく狭い.繁忙期に一方通行にしているようで,逆走しかかった.
温泉津の街並みは国重要伝統的建造物群保存地区に選定されている. -
温泉津温泉薬師湯.山陰一といわれる名湯である.
湯温42?45度とのことだが,湯口付近で42度もなさそうだった.
とはいえ半日の銀山散策の疲れが吹き飛んだ.爽快な湯だった.
営業時間6:00~21:00(土日祝),入浴料\350,無休,駐車場有(店前は狭いので西側のを利用した).薬師湯 温泉
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薬師湯の内部,2階が休憩所になっていた.
薬師湯 温泉
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薬師湯3階より重伝建の温泉街が見渡せる.
写真の尖がり屋根は1919(T8)年築の薬師湯旧館.薬師湯 温泉
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薬師湯の旧館は喫茶店として使われていた.
薬師湯 温泉
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薬師湯近くの元湯.
湯治の湯 泉薬湯(元湯) 温泉
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温泉津温泉から松江への帰途立ち寄ったのが鞆ヶ浦.
温泉津から北東へ約8kmほど.
銀の積み出しに使われた天然の良港である.鞆ケ浦 名所・史跡
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鳴き砂で有名な琴ヶ浜にも立ち寄る.
この日は酷暑につき海水浴客で賑わっていた.
この日はここまで,のんびり国道9号線を松江まで戻った.琴ヶ浜 自然・景勝地
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