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 戦乱の世は「関ヶ原の戦い」でけりが付いたようにも見えたが、目の上のたんこぶである「豊臣」はなんとしても排除したいのが家康。知略の限りを尽くして十数年後大坂の冬の陣、夏の陣でけりを付ける。が、そこにはだかったのが知将真田幸村でありました。同様に奮戦した後藤又兵衛、塙団右衛門そして薄田隼人にしても格下。はやり大名閣の真田幸村は生き残るための戦いを挑むが、最後は多勢に無勢、奮戦空しく散った。秋の終わり、所縁の三光神社へお参りし、丘の上から大阪平野などを眺め大坂の陣の諸戦に思いをはせてみました。<br /> その幸村を主人公にしたNHKのドラマが始まるという。大坂の陣を中心にして府下各地に点在する戦跡のご紹介をします。天下分け目の戦いが、意外と身近な所で演じられたというある種感動も覚えます。

真田幸村は徳川家康が仇役 「大坂の陣」のキーパーソン

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2015/12/01 - 2015/12/01

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旅行記グループ 大坂の陣四百年

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河内温泉大学名誉教授

河内温泉大学名誉教授さん

 戦乱の世は「関ヶ原の戦い」でけりが付いたようにも見えたが、目の上のたんこぶである「豊臣」はなんとしても排除したいのが家康。知略の限りを尽くして十数年後大坂の冬の陣、夏の陣でけりを付ける。が、そこにはだかったのが知将真田幸村でありました。同様に奮戦した後藤又兵衛、塙団右衛門そして薄田隼人にしても格下。はやり大名閣の真田幸村は生き残るための戦いを挑むが、最後は多勢に無勢、奮戦空しく散った。秋の終わり、所縁の三光神社へお参りし、丘の上から大阪平野などを眺め大坂の陣の諸戦に思いをはせてみました。
 その幸村を主人公にしたNHKのドラマが始まるという。大坂の陣を中心にして府下各地に点在する戦跡のご紹介をします。天下分け目の戦いが、意外と身近な所で演じられたというある種感動も覚えます。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
徒歩

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  •  関ヶ原に戦いの石田三成が陣を構えたという、笹尾山の陣。導入部につき、ここから真田山は見えません。

     関ヶ原に戦いの石田三成が陣を構えたという、笹尾山の陣。導入部につき、ここから真田山は見えません。

  •  大坂城の出城として「真田丸」を構えたという「三光神社」は、上町台地北東側にある小高い場所にある真田公園内。

     大坂城の出城として「真田丸」を構えたという「三光神社」は、上町台地北東側にある小高い場所にある真田公園内。

  •  出番に備え、軍扇を振り続ける幸村殿。横には大坂城との抜け穴まで、完璧です。

     出番に備え、軍扇を振り続ける幸村殿。横には大坂城との抜け穴まで、完璧です。

  •  時の大殿はこの門の前までで張ったとか。

     時の大殿はこの門の前までで張ったとか。

  •  初戦は「樫井川」の戦い。團右衛門は討ち死にする。五輪石が祭られている。死を急いだ様な死に様は、後藤又兵衛にも相通じる。

     初戦は「樫井川」の戦い。團右衛門は討ち死にする。五輪石が祭られている。死を急いだ様な死に様は、後藤又兵衛にも相通じる。

  •  羽曳野市誉田八幡宮の応神陵も櫓程度に使われたのか。この近くで薄田隼人は打ち死ぬ。

     羽曳野市誉田八幡宮の応神陵も櫓程度に使われたのか。この近くで薄田隼人は打ち死ぬ。

  •  討ち死にした場所にあるという、薄田隼人の墓。

     討ち死にした場所にあるという、薄田隼人の墓。

  •  薄田隼人の墓は大阪市内にも。天王寺区増福寺内の墓は、隼人の6代目の孫に当たる薄田兼実が1814年(文化11年)200年忌の追善供養に建立したと云うことだ。

     薄田隼人の墓は大阪市内にも。天王寺区増福寺内の墓は、隼人の6代目の孫に当たる薄田兼実が1814年(文化11年)200年忌の追善供養に建立したと云うことだ。

  •  そのころ、玉手山の戦(道明寺の戦)に遅れた真田幸村は、帰城命令を受け大坂城へ帰る。<br /> 途中真田幸村は、志紀長吉神社で戦勝を祈願している。今も、長吉神社には幸村が奉納したという「六文銭」の旌旗が保存されている。また、実際に休息を取ったという馬場は保存されている。神社から南へ下ること100メートル程の場所に、六文銭の鉄扉が目印です。<br /><br />

     そのころ、玉手山の戦(道明寺の戦)に遅れた真田幸村は、帰城命令を受け大坂城へ帰る。
     途中真田幸村は、志紀長吉神社で戦勝を祈願している。今も、長吉神社には幸村が奉納したという「六文銭」の旌旗が保存されている。また、実際に休息を取ったという馬場は保存されている。神社から南へ下ること100メートル程の場所に、六文銭の鉄扉が目印です。

  •  実際に真田幸村の軍馬が休んだという場所。

     実際に真田幸村の軍馬が休んだという場所。

  •  あれこれが記載。

     あれこれが記載。

  •  再び大坂城を出た幸村は、四天王寺周辺に展開し奮戦する。記録と銅像が残る四天王寺西門下る安居神社。

     再び大坂城を出た幸村は、四天王寺周辺に展開し奮戦する。記録と銅像が残る四天王寺西門下る安居神社。

  •  安居神社あれこれ。

     安居神社あれこれ。

  •  戦い終えたのか、一息入れるのか複雑な姿勢の真田幸村。安居神社内。

     戦い終えたのか、一息入れるのか複雑な姿勢の真田幸村。安居神社内。

  •  玉手山の戦で憤死した後藤又兵衛の碑。何故か墓は各地に在る。

     玉手山の戦で憤死した後藤又兵衛の碑。何故か墓は各地に在る。

  •  鳥取市内の「景福寺」の後藤家の墓。ここには、黒田官兵衛の子と記されている。

     鳥取市内の「景福寺」の後藤家の墓。ここには、黒田官兵衛の子と記されている。

  •  大分県中津市奥耶馬溪にある後藤又兵衛の墓の記し。

     大分県中津市奥耶馬溪にある後藤又兵衛の墓の記し。

  •  地元では手厚く祭られている。

     地元では手厚く祭られている。

  •  奮戦の地玉手山には「今東光」揮毫の碑も。

     奮戦の地玉手山には「今東光」揮毫の碑も。

  •  大坂の陣祈念の鎮魂曲「誓いのとき」も、箏曲会の重鎮「大嶽和久」氏により作曲、所縁の玉手山で初演された。

     大坂の陣祈念の鎮魂曲「誓いのとき」も、箏曲会の重鎮「大嶽和久」氏により作曲、所縁の玉手山で初演された。

  •  大阪の菓子メーカー「いたに萬幸堂」による記念菓子「大坂の陣」も400年を祈念して製造された。以後大阪の新名物に。

     大阪の菓子メーカー「いたに萬幸堂」による記念菓子「大坂の陣」も400年を祈念して製造された。以後大阪の新名物に。

  •  八尾・若江の合戦では井伊家配下の山口重信という武将が参戦して、西方の木村重成とまみえて共に散っています。家の再興を願ったが討ち死にし。敵の木村と川を挟んで祭られています。

     八尾・若江の合戦では井伊家配下の山口重信という武将が参戦して、西方の木村重成とまみえて共に散っています。家の再興を願ったが討ち死にし。敵の木村と川を挟んで祭られています。

  •  木村長政は八尾・若江の合戦で勇敢に戦い、写真の石碑の戦記によると彦根藩士安藤長三郎に首を落とされたとあります。死後何年か後に安藤家の縁の者が供養の墓を当地に造ったと記されている。当然だが木村の子孫には斯様なことは出来ない時勢だったのでしょう。<br />

     木村長政は八尾・若江の合戦で勇敢に戦い、写真の石碑の戦記によると彦根藩士安藤長三郎に首を落とされたとあります。死後何年か後に安藤家の縁の者が供養の墓を当地に造ったと記されている。当然だが木村の子孫には斯様なことは出来ない時勢だったのでしょう。

  •  八尾市内の常光寺という名刹では、2015年に本堂の改修工事が進められています。この寺では大坂の陣後、首実検が行われその時の血筋が天井に今も残るという。

     八尾市内の常光寺という名刹では、2015年に本堂の改修工事が進められています。この寺では大坂の陣後、首実検が行われその時の血筋が天井に今も残るという。

  •  斯様にも多くの戦で人々戦士が亡くなったにも拘わらず、祭る祈念塔等は玉手山安福寺に珂憶上人建立のこの塔のみ。2014年「400回忌」の法要が関係者で執り行われました。

     斯様にも多くの戦で人々戦士が亡くなったにも拘わらず、祭る祈念塔等は玉手山安福寺に珂憶上人建立のこの塔のみ。2014年「400回忌」の法要が関係者で執り行われました。

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