博多でグルメ→ゆふいんの森号で湯布院温泉郷へ！～高級旅館にも泊まって2015年シルバーウィークは思い出深い1人旅となりました～完結（由布院の自然を堪能！）編

2015/09/21 - 2015/09/23

博多でグルメ→ゆふいんの森号で湯布院温泉郷へ！～高級旅館にも泊まって2015年シルバーウィークは思い出深い1人旅となりました～前編
http://4travel.jp/travelogue/11057360


博多でグルメ→ゆふいんの森号で湯布院温泉郷へ！～高級旅館にも泊まって2015年シルバーウィークは思い出深い1人旅となりました～中（旅館ステイ）編
http://4travel.jp/travelogue/11062585

に続いて、3日目最終日の旅行記となります。
実は旅行に行く直前まで、この日の過ごし方を決めかねているというか、お天気次第でもあるので不安に思っていたと言うか…

この旅行がどれだけ良い思いでになるかは、この最終日にかかっているのです！

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

タクシーが走り始めて、人の良さそうなおじさんが話しかけてきました。大吊り橋行ったら、その後どうするんですか？と。確かに気になりますよね。行くからには、帰るのですから（当然）。

「タクシーあると思うので、拾って駅に戻ります。」

「弊社では、1時間半のコースで（1万五千円）、観光名所を周るサービスをしているんですよ。いかがですか？」

実は、旅行前の調査で知っていましたが、タクシー移動はつまらないかなと思って考えていませんでしたが、薦められてどうしようかな…と迷いました。

何故迷ったかというと大吊橋、楽しみですが、多分想定内の良さでしょうと。魂が振るえ、心から感動！ってものでは恐らく無いでしょう。

それなのに、タクシーで1時間もかけて来たのにそのまま戻るのはもったいなくないか？
という思いからです。

そんな迷いながら、このあたりだと、どこに案内してもらえるんですか？と質問。

すると、その候補の中に、「タデ湿原も近くにありますしね。」と。

え？湿原ですって？ガイドブックでそんなのありませんでしたけど…
湿原、良いじゃないですかー！行きたくなりました！！

ということで、このおじさんによる1時間半観光コースが決定いたしました♪

ホテルから約1時間後、九重夢大吊橋に到着しました。
その間も、色々概要説明とか、この地の紹介とか、本当にガイドさんみたいでした。

今思うと、ホテルから大吊橋までのオーダーが来たということで、ガイドができる運転手さんを手配したんじゃないかなと推測。ラッキーでした。

九重“夢大吊橋 自然・景勝地

実は、この時点では日本一の長さの吊り橋でしたが、つい先日静岡にできた吊り橋に追い抜かれたんですよね…残念ですね！

橋の端に立つと、向こう側が見えません。

少し先に滝が見えます。

真下を見ると、結構な高さで足がすくみそうになるのですが、写真って難しいですねーー。遠近感が出ない。伝わらない…

どう撮れば迫力が伝わるんだろう。。

滝の真正面に来ました。

一番端に行って、またそのまま戻ってきました笑
確かに、橋があるだけではあります。

でも非日常の景色を楽しめるだけでも、来る価値はなくはないと思います。
ちなみに、500円です。

さて、次はタデ湿原に向かいます！
雲が切れて、青空が見えてきました。よし！

途中で車を降りて、記念写真を撮ってくれました。
本当に、ガイドさんのように動いてくれます。

〜タデ原湿原は、くじゅう連山の北側（標高約1000m付近）に位置し、火山地形の扇状地にできた湿原です。
国際的にも重要な湿地であると認められ、2005年11月に坊ガツル湿原とともに 「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」としてラムサール条約に登録されました。
〜
とのことです。

長者原 自然・景勝地

ここでも、駐車場で運転手さんに待ってもらい、一人で行ってきます。
人はいるんですが、ところどころ一人きりになれる感じでした。

湿原のススキが見えてきました！

これは普通のタンポポですね。
春・夏ですと、もう少し色んなお花が見えるようですが、秋なので一面ほぼススキという感じです。

でも、一面青い草とススキっていうもの悪くない、良い！

黒岩山、でしょうか…
前方、山々が連なっています。

この日、とにかく風が強くて。暖かかったので苦にはなりませんでしたが。

一人、ぼーっとしながらお散歩です。

日差しが強かったので、時々木陰で休憩です。

いや…タデ湿原、良かったです。
広くて、ススキが広がっているだけなんですが、この広大な自然の中に身を置いて、とても癒されました。パワーをもらった感じです。

ガイド犬として優秀だった平治号の銅像だそうです。

長者原のガイド犬だった秋田犬で、昭和63年8月3日、老衰のため永眠しています。とても賢い犬だったそうで、夜間や吹雪などで立ち往生する登山者を道案内して助けたり、登山者に愛されとてもかわいがられていたそうです。感動を呼ぶ犬だった事から、映画「奇跡の山　さよなら、名犬平治」、「ありがとう!山のガイド犬「平治」」という本も出版されていました。

とのことです。

さて、そろそろ市内に戻ります。

そして次に向かうのは、密かに有名なパワースポット「大杵社（おおごしゃ）の大杉」です。駅から車で7分ほどという、徒歩でも行ける距離ですが、ちょっと地元の人じゃないと分からないような道の先にありました。

これがその大杉です。
なんと、本州で一番大きい杉なんですって。一番ってすごくないですか？（ちなみに全国で一番は屋久島の杉）

ここでも、タクシーのおじさんに細かい歴史の話から色々教えていただきました。
帰ってきて、WEBで色々調べても出ていないようなことまで。
勉強になりました。

国の天然記念物にも指定されており、この場所を世界遺産などに申請しようかという話が出たこともあるらしいのですが、人が押し寄せてしまうと良さが損なわれるという理由で、辞めたそうです。

そしてなんとこの杉、幹の中が2年以上燃え続けたとのこと。実際裏側に回ってみると焦げた空洞になっていました。
良くそれで生き延びたなぁと思うのですが、却って害虫など駆除されて良かったみたいです。

ここでも、タクシーのおじさんに写真をとってもらいました。
杉を触って、気を感じてください！
と言っていただいたのでずうずうしくも触れさせていただきました。

この大杵社は、近くにある宇奈岐日女神社（うなぎひめじんじゃ）の分社のようです。
色々お話をお聞きしたのですが、私がきちんとご説明できる自信もないので割愛します。

ヒンヤリとした、厳かで張り詰めたような空気……。
1人でゆっくりここで時を過ごしたい！！と思ってしまいました。残念。

短い時間でしたが、とっても良い時を過ごせました。

この時点で1時間半を過ぎたので駅前に送ってもらいました。
お世話になりました！ありがとうございました。

さて、ここからお楽しみのレンタサイクルです！2時間コースなのですが、帰りのバスの時間などあり、1時間半ほど楽しむことにします。

お目当ては、由布院のお隣の駅前にあるワイナリーです。

1人で、ほとんど人がいない田舎道で…しかも帰りのバス・その先には飛行機の時間が決まっており、遅れることは断じて許されないと言う緊張感の中、スタートです笑

ただ、隣の駅前ってことで線路沿いから離れなければば大きくコースから外れることはないということ、大きくそびえる由布岳を目指していけば良い、この2点が安心材料です。

と言いつつも、やはり誰もいないので心配はぬぐえず（もちろんGoogleMAPは見ていますが）、そんな中30分近く走っていたらそれらしき建物が見えました。

このときは周りに誰もいないこともあり、「よっしーー！」と声を出してしまいました。いやぁ、嬉しかった。

由布院ワイナリーです。
せっかくなので、ワインを購入して自宅に配送してもらおうと思ったのです。

駐車場、ガラガラなので自転車ですが駐車場に停めました！

広い！誰もいない！（私以外1組だけ）

このお酒コーナーにある白ワイン5種類ほど飲み比べをさせていただき、一番美味しいと思った1950円くらいのワインを6本買いました。

僅かに舌先にピリッとくるような刺激が最高！
ただ、もうちょっと辛口さっぱりでも良かったかしら。6本飲み終わった頃には少し飽きました…

なかなか洒落た建物で、ここから見える田園風景とかいい雰囲気なんですよ。

けっこう曇ってきましたね。駅につくまで持てば良いんですが。。

帰りも、こんなのどかな道を走ります。楽しい〜。

川には鳥さんが泳いでいたりね、とっても和む道なんですけどね。

カワイイ〜。つがいかな。

1本道で、曲がり角などは無いのですが、途中小さい踏切があり（街中にあるような大きなものではなく）、渡りながら直角に一度曲がらないといけなかったりすることがありまして…それでなんでしょうけど…

帰り道だから、由布岳が背中に見えれば良いのね！

と意識したとたん背筋が凍りました。
由布岳、真正面にあるじゃないですかーーー！あの線路からだとすると、相当の距離来ちゃってますよ。

やっばーーーーーー！！飛行機に間に合わなくなるーーー！

電動自転車で、全速力で走りました。人がいないから出せたスピードです。
最後の最後、雨も降り出してきて、大急ぎで戻り…

空港に向かうバスが出発する15分くらい前に駅前に戻ってきました。
汗かいたわーー。


考えてみれば、今回の旅は初日は出発の飛行機、2日目は由布院に向かう特急列車、帰りはまた飛行機と、常に時間に追われていたもんね。3日しかないので仕方ないのですが、1日くらいは時間を気にせず過ごしたい…と痛切に思いました。

1時間ほどバスに揺られて、大分空港に到着。

ほどよく渋くこじんまりしていて、この雰囲気好きです。
お土産を買っていなかったので、ここで家族用に数点調達。中でも、かぼす醤油はヒットでした！もう少し大きいのを買えば良かったかな。

あまりお腹はすいてなかったんですが、なんだか妙に美味しそうで親子丼を頼んじゃいました。

旅が終わる寂しさはあるのですが、帰りの飛行場での食事＆1杯、好きです。

17時過ぎの飛行機に乗り、19時半ころ羽田到着。そこからはリムジンバスで帰宅しました。

今回の旅は、お友達とご対面、ゆふいんの森号乗車、高級旅館にお泊まり、まさかの予定外湿原＆パワースポット観光と、本当に盛りだくさんの思い出深い旅になりました。
旅は連れがいる方が感動を共有できて楽しいと思うけれど、一人旅は二人では味わえない空間・時間を過ごせて、これはこれで定期的にトライしたいなと思いました。

また、結果的に天気がもたらしてくれた偶然の出会い＝観光タクシーのおじさんとの出会いがとても印象的でした。
旅でも、人生でも、こういった偶然っていうのが楽しいんだなって改めて思いました。
九州も、東北に負けず良いところですね。またタイミングが合えば行ってみたいと思います！

旅行記お読みいただきまして、ありがとうございました。

おまけ

帰り、旅館をチェックアウトたときも、行きと同様荷物配送サービスを利用したんです。
チェックアウト時に旅館で鞄を預け、サイクリングから戻って観光協会に荷物を取りに行くと、なんだか変なものがついています！！（写真は再現したものです）
怪しいよー、何これー？

紐で縛られてるので外すのも一苦労。で、道路でガサゴソして中身を取り出すと、石鹸と化粧水。手紙のようなものは一切なし。

え？旅館？でも旅館ならこんな妙な渡し方しないでしょー。
荷物配送をしている観光協会？でも500円のサービスでこの石鹸と化粧水は合わないよね…

結局分からなかったのですが、ブログをつけるために旅館のプランを調べて分かりました。まさしく、旅館の特典でしたね。

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　　お肌にやさしく、高保湿力のミスト状化粧水
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③【由布院プラス石鹸】
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恐らく、チェックアウト時に渡すのを忘れたんでしょう。
だとしたら、手紙の1枚でも添えるべきじゃないかと思うのは私だけでしょうか…
スーツケースにこんなのがぶら下がってるのもカッコ悪いし笑

緑涌さん、もっとソフトを頑張ってくれーーー。
また泊ってあげたい気持ちはあるので、今後に期待したいです。