2013/11/03 - 2013/11/04
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ブランメル伊達さん
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過去の旅行を思い出しつつ整理,作成した回顧録兼備忘録.
作成中に再発見もあり,再訪のきっかけになるやも.
2013年11月3連休に富山石川を訪問.金沢には2006年以来の訪問だった.富山と能登半島は初訪問.まだ北陸新幹線も開業しておらず観光客もまばらだったという印象だ.
2日目,能登半島を南下し金沢市に入る.
3日目金沢市内の散策,金沢駅前からひがし茶屋街〜金沢城と巡る.
金沢訪問は2006年以来となる.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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能登半島から金沢市に入り長坂町の大乗寺に.
1283年現在の野々市市に創建された,数度の移転の後,1697年に現在地に移転している.本尊は釈迦牟尼仏の曹洞宗寺院.
写真は総門.1665年建造,一間薬医門,入母屋造,本瓦葺,石川県指定文化財.
通称「黒門」.大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺山門.
江戸前期の建造,三間一戸二重門,入母屋造,銅板葺,石川県指定文化財.
こちらは通称「赤門」.
境内拝観自由,駐車場あり.大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺山門安置仁王門(阿形像).
大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺山門安置仁王門(吽形像).
大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺仏殿.山門奥正面に建つ.
1702年建造,一重裳階付,入母屋造,杮葺,国重要文化財.大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺鐘鼓楼.仏殿西側に接続する.
大乗寺 寺・神社・教会
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大乗寺法堂.仏殿のさらに奥に建つ.
1702年建造,木造一重,入母屋造平入,桟瓦葺,石川県指定文化財.
2日目はここまで,金沢駅付近にてレンタカーを返却.大乗寺 寺・神社・教会
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レンタカー返却後,駅近くのホテルにチェックインし夕食へ.
入った居酒屋がこちら.カウンター最後の1席だった.
美味しかった.
ホテルに帰ると連投になる田中将大がマウンドに登っていた.駅前囲酒屋 狼煙 グルメ・レストラン
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最終日は金沢市街の散策.まずは本願寺金沢別院.
創建は1546年,現在の金沢城跡にあった金沢御堂(尾山御坊)が前身.
1611年に現在地を加賀藩主より拝領し移転している.
京都の本願寺(西本願寺)の別院である.
所在は笠市町2-47.境内拝観自由.写真は山門. -
本願寺金沢別院本堂.
1849年建造,木造一重,入母屋造,向拝三間付,妻部比翼千鳥破風付,本瓦葺,石川県指定文化財. -
本願寺金沢別院経蔵.本堂向かって左前に建つ.
1866年建造,木造一重裳階付,六角堂,桟瓦葺,石川県指定文化財.
内部に八角宝形の回転式輪蔵を安置する.
境内では鐘楼も石川県の指定文化財である. -
金沢別院から南へ200mほど.旧角島家住宅.
店舗及び主屋は1928(S3)年建造,1階が店舗,2・3階が住居だそうだ.
木造3階建,切妻造,鋼板葺一部瓦葺,外壁1階タイル貼,上層銅板貼,国登録有形文化財.
所在地は安江町5-14.元薬局として使われた. -
旧角島家から東へ約300m移動し木村家住宅.
主屋は1929(S4)年建造,木造2階建,入母屋造,桟瓦葺,国登録有形文化財.
現役の住居のようである. -
木村家から東へ450mほど,浅野川を渡り小橋町の俵屋へ.
1830年創業の飴屋である.
写真主屋は幕末頃の建造とされる.木造2階建,切妻造平入,亜鉛鉄板葺,金沢市指定保存対象物.俵屋 本店 グルメ・レストラン
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俵屋から南へ200mほどにあるのは藤本家住宅.
主屋は1923(T12)年建造,木造2階建,入母屋及び寄棟造,瓦葺,国登録有形文化財.こちらも現役住宅. -
藤本家から東へ600mほどひがし茶屋街にだいぶ近づいてきた.
東山1-9-3の高木糀商店.
幕末頃の建造とされる.木造2階建,切妻造平入,瓦葺,金沢市指定保存対象物.高木糀商店 グルメ・レストラン
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東山地区の散策を続ける.
中村家住宅.
江戸末期の建造,木造2階建,瓦葺,国登録有形文化財.
正面2階に袖壁を付け,1階は玄関以外を出格子窓としている.
金沢城下における小規模町家の一例. -
澁江家住宅.
1921(T10)年建造,木造2階建,出桁造,瓦葺,国登録有形文化財.
金沢における大正期の町家の好例. -
旧諸江家.
茶屋町の典型的な特徴を備えた藩政期以降の近世茶屋町建築様式を今に伝える代表的な建物のひとつ.
1階の弁柄塗りの細かな出格子と2階の高い開放的な外観を特徴とする.
現在は和風カフェの店舗として使われている.金沢市指定保存対象物.茶房 やなぎ庵 グルメ・レストラン
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イチオシ
旧諸江家の東側はひがし茶屋街で最も有名な界隈である.
「東山ひがし」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている.
創設時の敷地割がよく残り,全国でも希少な茶屋様式の町屋を多く残している.
写真は二番丁の通りを西側から.
朝早いこともあって人通りが少なくてよかった.電線等が無いのは基本とはいえGoodである. -
志摩.お茶屋だった場所で,建物はこれまで手が加えられることなく,江戸時代そのままに残っていて貴重な文化遺産として評価されている.
1820年建造,木造2階建一部3階建,切妻造,南面庇付,北面突出部(片流れ),桟瓦葺,国登録有形文化財.
開館時間9:00〜18:00,入館料\500,無休.開館前のため外観のみ.志摩 名所・史跡
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こちらも藩政期のお茶屋旧越濱.
志摩と異なり補修等を行っている.
切妻造平入,瓦葺,金沢市指定保存建造物.
現在もひがし茶屋街最大の茶屋「懐華樓」として営業中.懐華樓 グルメ・レストラン
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旧かみや主屋.
1873年頃の建造,木造2階建一部3階建,瓦葺,金沢市指定文化財.
訪問時は女性向け雑貨店だったかと. -
ひがし茶屋街,二番丁を東側より.
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宇多須神社.所在は東山1-30-8.
創建は718年,主祭神は高皇産靈神.金沢五社のひとつ.
藩政期には藩祖前田利家を祀り代々藩主の祈祷所として崇敬篤かった神社.
尾山神社の創建に伴い今の主祭神を遷座している.宇多須神社 寺・神社・教会
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経田屋米穀店.ひがし茶屋街の南側に位置する.
1904(M37)年建造,木造2階建,切妻造,桟瓦葺,国登録有形文化財.
米穀商と製粉業を兼ねていた.経田屋米穀店 名所・史跡
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200m程歩き,国道157号線の浅野川のたもとまで移動.
道端に浅野川大橋詰火の見櫓.
1924(T13)年建造,鉄骨造,高さ11m,国登録有形文化財.浅野川大橋詰火の見櫓 名所・史跡
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火の見櫓の先に国道157号線に架かる浅野川大橋.
1922(T11)年建造,鉄筋コンクリート造3連アーチ橋,橋長55m,幅員17m,国登録有形文化財.
橋脚の水切部に花崗岩を用いている.
前田利家が北国街道に架けたのが始まりとされる.浅野川大橋 名所・史跡
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浅野川大橋を渡り,左岸を下流側に進むと主計町茶屋街である.
国の伝統的建造物群保存地区.金沢三茶屋街のひとつ.
所在は金沢市主計町,もともとは尾張町2丁目だったが1999(H11)年に全国で初めて旧町名を復活させたものである. -
あかり坂.
主計町茶屋街へ通じる裏道.The路地である.
久保市乙剣宮より主計町に通じる暗がり坂と平行している.暗がり坂 ・ あかり坂 名所・史跡
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あかり坂を上がり通りに出る.
手前に古い町屋,奥に佃煮屋.佃の佃煮 専門店
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久保市乙剣宮.所在は下新町6-21.
創建時期は不詳,主祭神は素戔嗚尊.
泉鏡花の幼少の頃の遊び場とか.久保市乙剣宮 寺・神社・教会
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久保市乙剣宮から100ほどで橋場交差点に.
枯木橋は,藩政期に金沢市街を張り巡らせた惣構(堀や土居)にかかる橋.
所在は尾張町1,2丁目,1892(M25)年建造,石造.
惣構はブラタモリでやっていたな.枯木橋 名所・史跡
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橋場交差点付近の尾張町にも文化財建造物が多い.
交差点に面するのは旧石川銀行橋場支店.所在は尾張町1-7-10.
1929(S4)年建造,鉄筋コンクリート造4階建,国登録有形文化財.
現在は金沢文芸館として利用されている. -
旧石川銀行橋場支店から西へ70mほどのところに旧三田商店.
所在は尾張町1-8-5.
1930(S5)年建造,鉄筋コンクリート造2階建,国登録有形文化財.
外壁にはチョコレート・ブラウンのスクラッチタイルを貼っている.
角の丸みといい,素敵な建築である. -
旧三田商店から約50m南へ移動し旧村松商店.所在は尾張町1-8-1.
1928(S3)年建造,鉄筋コンクリート造3階建,塔屋付,国登録有形文化財.
現在の外観は非常に地味だが,建造当初は電灯で装飾され街の話題になっていた.その後,戦争期の統制や資機材供出により今のような地味な外観になってしまったそうだ.悲しい話だ. -
旧村松商店から南へ100mほど,旧田上邸.所在は尾張町1-5-20.
診療部分と住宅部分とからなり,1931〜32(S6〜7)年の建造.
金沢市指定保存建造物. -
旧田上邸から南へ約600m,金沢城石川門付近まで来た.
そこに立っていたのは加賀藩藩祖前田利家の像.
左奥に石川門. -
金沢城に到着.2006年以来である.
1546年加賀一向一揆の拠点尾山御坊が建てられたのが始まり.1583年に前田利家が入城し以降前田家の居城となり,藩政期は加賀藩の藩庁となる.
明治に入って火災により多くの建造物を焼失している.
平成に入り復元整備事業が進められている.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城石川門表門.
1788年建造,高麗門,鉛瓦葺,国重要文化財.
門両側の太鼓塀(南方及び北方)も国重文.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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イチオシ
金沢城石川門櫓.
1788年建造,二重二階隅櫓,鉛瓦葺,国重要文化財.
南側に続く附属左方太鼓塀(延長94.4m,門一所付,桟瓦葺,石落一所[向唐破風造・鉛瓦葺]付)も国の重文.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城石川門櫓門.
1788年建造,櫓門,入母屋造,鉛瓦葺,国重要文化財.
堀側で接続する附属右方太鼓塀(延長148.1m・桟瓦葺・石落三所[各向唐破風造・鉛瓦葺]付)も国の重文.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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この日は櫓の内部公開が行われていたので,内側の入口へ向かう.
手前に伸びる続櫓(折曲り一重渡櫓・鉛瓦葺)も国重文.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城石川門櫓の内部の様子.柱・梁組み.
石川門は枡形となっていて全8棟が国の重文.旧國寶である.
城内最古の建造物.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城河北門.
2011(H23)年に130年ぶりに復元された金沢城の正門.
2006年訪問時は影も形も無かった.
一の門(高麗門),二の門(櫓門),枡形土塀,ニラミ櫓台(続櫓)からなる. -
金沢城五十間長屋.三の丸広場より望む.
2001年復元,菱櫓と橋爪門続櫓を結ぶ二層の多聞櫓.
当時は倉庫として用いられた.非常時には砦にすることが想定されていた.
石落し・鉄砲狭間を備える.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城菱櫓.写真手前,奥に五十間長屋.
二の丸で一番高い三層の物見櫓.場内の広範囲を一望できる.
築城間もなく焼失した天守に変わり長い間本丸機能を果たした.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城五十間長屋内部.
菱櫓及び五十間長屋の内部は一般公開されている.
伝統的な木造建築の様子がよくわかる.
開館時間9:00〜16:00,入場料\310(兼六園との共通券\500),無休. -
金沢城五十間長屋内部.
伝統的な木造建築の技法が詳細に紹介されている. -
金沢城土蔵(鶴丸倉庫).
1848年建造,土蔵造2階建,切妻造,桟瓦葺,国重要文化財.
現存する江戸期城郭土蔵としては建築面積最大.
この日は内部の無料公開を行っていた. -
金沢城土蔵(鶴丸倉庫)内部の様子.
武具を収納する蔵だったもの,明治維新後は陸軍の被服庫として利用された. -
訪問時復元工事中だった橋爪門二の門.
瓦が葺かれる前の屋根.
2015(H27)年工事完了. -
金沢城内の様子.
左の石垣上が本丸附段.右側が二の丸.
2つを繋ぐ極楽橋が中央に見える.
下は昔は堀だったのか?金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城三十間長屋.
1858年建造,二重二階多聞櫓,南面入母屋造,北面切妻造,鉛瓦葺,国重要文化財.
火薬庫,鉄砲倉などに使われた.訪問時はこちらも内部が無料公開されていた.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城三十間長屋内部の様子.梁組み.
金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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旧陸軍第六旅団司令部庁舎.
金沢城内に建てられた陸軍旅団庁舎.
1898年建造.金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
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金沢城東隣の兼六園へ移動.こちらも2006年以来である.
加賀藩により造営された藩庭を起源とする江戸時代を代表する池泉回遊式庭園.偕楽園(水戸)・後楽園(岡山)とともに日本三名園の一つ.国の特別名勝.
開園時間8:00〜17:00,入園料¥310(周辺施設1箇所との共通券\500),無休.兼六園 公園・植物園
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兼六園雁行橋.
11枚の赤戸室石を使用し雁が夕空に列をなして飛んでいく様を表現している.
石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから亀甲橋とも呼ばれる.
石の磨耗が激しいため通行禁止となっている.兼六園 公園・植物園
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イチオシ
兼六園雪吊り.
紅葉には少し早かったが,反面早くも冬支度で唐崎松への雪吊りが済んでいた.
金沢の代表的冬景色であろう.兼六園 公園・植物園
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兼六園でわずかに見られた紅葉.
この後隣接の成巽閣へ.兼六園 公園・植物園
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旅行記グループ 2013年11月3連休 富山石川の旅
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