2015/11/22 - 2015/11/22
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ミズ旅撮る人さん
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2015年秋、紅葉の時期にミシュランの3つ星をとって一躍有名になった高尾山に行きました。
中央道の八王子JCTで圏央道に入ってすぐの高尾山ICから国道20号線でもう目の前。
しかし、紅葉の時期の高尾山ICは、朝7時半で、出口の前から渋滞が始まり、国道も車の列。
かろうじて民間駐車場に停められたものの、その先、すべての行程で人の波にもまれつつ過ごす有様でした。
ケーブルカーは40分待ち。薬王院では、法師たちの読経と法螺貝の音を聞きつつ、「天狗の落とし文」というカードをもらうことが出来ました。
高尾山には1号路から6号路のコースがあり、更に登山用のコースもあります。
この日は、どのコースも人の波に埋め尽くされました。高尾山は、ケーブルカーやリフトを使えば、薬王院まで簡単に行くことが出来、更に山頂までもほとんど楽に歩けるので、老若男女だれにでも登れる行楽地として人気があるのでしょう。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高尾山入口の石碑。せっかくの石碑も文字が読めなくては意味がないですね。
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参道は人影もまばらで、これは朝早くから来た甲斐があったと油断しました。
実は、高尾山は車で来ると駐車場で苦労するので、京王線で高尾山口駅に来る人が大多数なのです。
駅から歩いてくる道は、この先で合流するため、まだこの辺は空いていたのでした。 -
駅からの人たちと合流するとすぐにケーブルカー乗り場(左方)です。
「登山安全」の幟(のぼり)が立つ所が1号路の表参道です。
ここからずっと徒歩で登ることが出来ます。1号路にはケーブルカーやリフトで登ってから合流することも出来ます。
全長3.8km、ハイキング程度の道なので、こちらを選ぶ人は多いです。高尾山自然研究路 公園・植物園
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ケーブルカーとエコーリフトの切符売り場です。
向かって左側にケーブルカー乗り場があり、正面を突っ切って裏の階段を上っていくとリフト乗り場があります。
売り場の前に待ち時間の看板があり、この時はケーブルカー20分待ち、リフト40分待ちでした。道の駅 清滝駅 道の駅
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切符売り場はケーブルカー用窓口が2つ、リフト用窓口が2つ、窓口の左右に1つずつ券売機もあります。
混雑時は、リフト用でもケーブルカーの切符を販売しています。
ものすごい混雑なのに、案内が不十分で、奥(左端)の券売機には誰も並んでいなかったりします。
料金はどちらも同じで、大人片道480円、往復930円です。
料金が同じなら、共通券にしてしまえば、窓口も分けなくて済むのにと思うのですが、なぜ専用窓口が必要なんでしょうね。 -
ケーブルカーの往復切符です。これ1枚で往復分なので、上に着いても無くさないように注意が必要です。
改札では昔懐かしい改札が行われ、切符に鋏の跡が付きます。
国鉄時代、各駅で鋏を鳴らす音が違ったといいます。もちろん鋏の跡も違っていました。
こういうちょっと懐かしいところも人気の一つかな? -
切符売り場の左側には、ケーブルカーに乗るための列が出来ています。
切符を買って列に並んでいると、待ち時間の表示が変わり、ケーブルカーは40分、リフトは20分と逆になってしまいました。
待ち時間は一応の目安であり、刻々と変わっていくので、仕方がありませんが、いきなり20分も増えてがっかりです。
改札の手前に北島三郎の像が立っていました。
「高尾山」という歌を唄って、八王子観光大使をしているそうです。 -
ケーブルカー乗り場が見えて来ました。
ホームにはケーブルカーに乗れる人数が改札を済ませて待っています。
それ以外の人は、次のケーブルが来るまで、そのまま待ちます。 -
ケーブルカーが下りて来ました。
まるで「さよなら運転」をする列車のような注目ぶりです。
この車輌は「青葉」で、今、上に行っているのが「紅葉」です。 -
麓の駅は「清滝」で、標高は201m。
駅舎は木造と鉄筋で、レトロな感じです。 -
こちらが「紅葉」です。車体が大きく斜めになっています。車内の座席も傾(かし)いでいます。
これから登る道の傾斜がきついことを感じさせます。
上から乗ってきた乗客が向こう側のホームに出ると、こちら側が開く仕組みです。
向こう側のホームの先に、2つの登山路があります。6号路と稲荷山コースです。
これらは、薬王院には寄らずに山頂を目指します。
この日は、どちらの道にも途切れることなく人々が上って行きました。 -
切符販売所にあったコースマップです。距離の縮尺はまったく合っていませんが、概略はわかります。
中央の赤いラインが1号路です。
真中のサルの隣にある展望台の脇にケーブルカーが到着します。 -
ケーブルカーを下りて左の坂道を登ると、展望台の真下に出ます。
ここからの眺めがいいのと、店が集まっているので、混雑しています。 -
展望は開けていますが、目立つ物が無くて絶景とは言い難い、そんな感じです。
この日は終始曇っていて、見える景色もどんよりしています。 -
展望台に登ってみましょう。夏はビアガーデンになるそうです。
正面の屋上でテント張りになっている部分が展望台です。左手の青い階段を上って行きます。
正面の建物の下の階にトイレがあります。外階段を降りて、建物の外周を回るややこしい場所にありますが、駅のトイレが混雑している時には、穴場かもしれません。高尾山ビアマウント グルメ・レストラン
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展望台からの眺めです。ここからだと紅葉も見えるし、何と言ってもケーブルカーが見えます。
7分間隔で運転しているので、ちょっと待てば通るし、ちょうどすれ違うところが見られます。 -
下から「紅葉」が登って来ました。その先に、すれ違いポイントが見えています。
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さあ、薬王院に向かって1号路を歩きましょう。
ケーブルカーの高尾山駅で、下から歩いて来る1号路と合流します。 -
少し行くと土産物店があります。まだ時間が早いので、開店したばかり。
駅のそばの「豚まん」は、まだ温めている最中でした。十一丁目茶屋 グルメ・レストラン
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「サル園・野草園」です。9:30〜16:30。大人420円、子供210円。
高尾山さる園 野草園 公園・植物園
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建物の手前や、入って階段の上などになぜかカルビーのおじさんが。
サルと仲良しということなんですね。 -
高尾山名物「たこ杉」です。根っこが蛸の足のように曲がりくねっています。
高尾たこスギ 自然・景勝地
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「たこ杉」の隣には、あやかり商法というのか、やけにリアルな蛸の像も・・・
高尾山 ひっぱり蛸 名所・史跡
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浄心門です。この付近で1号路から3号・4号路が分岐します。
高尾山浄心門 寺・神社・教会
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浄心門を入ると薬王院の境内になります。道の両側にこうした童子の像が並んでいます。
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4号路に進んで行く人。こちらは薬王院を経ずに吊り橋経由で頂上を目指します。
落ち葉を踏みしめて歩く道もいいですね。 -
近くのお堂。やけに人気があります。
左右の柱に「健脚祈願」「腰痛平癒」と書かれているからでしょうか。 -
境内の見取り図です。現在地は右下の赤字。浄心門をくぐって神変堂を過ぎたところです。
その先、仏舎利塔をぐるっと回って山門に到達します。山門をくぐって、次の仁王門に向かって階段を上り、本堂へ。本堂の左からまた階段を上って本社へ。
これは、薬王院の地図ですから、境内だけが大きく描かれています。
本社の右脇から頂上へ向かう道が続いています。 -
人はいっぱいいますが、まだこの時間(9:45)は圧倒的に登る人ばかりなので、順調に歩けます。
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表参道(1号路)は、仏舎利塔を挟んで、右がなだらかな坂道、左が108段の階段とに分かれています。
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右側の坂道の入口に立つ石碑。「南無飯縄大権現」。
高尾山略記によると、「当山は天平16(1200余年前)年、行基菩薩が聖武天皇の勅願を奉じ、東国鎮護の総祈祷寺として開山された。
今から600年前、俊源大徳がこれを中興し、併(あわ)せて飯綱大権現を杞って修験道の根本道場とした」とあります。 -
曇り空に沈んで見える紅葉の中、不思議な白い葉を見つけました。
高尾山の1号路では、あまり赤く紅葉する木は見られませんでした。 -
この辺りが一番きれいだったと思います。
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坂道コースと階段コースが合流する地点。ここから更にこの坂道を登ると仏舎利塔があります。
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立派な杉の足元に町田市の「高尾山武相講」が寄進した「天狗の腰掛杉」という石碑がありました。
杉は、下枝が綺麗に整理され、上の方の細い枝しかない状態でしたが、天狗なら座れるのでしょうか。
天狗は高尾山のシンボルです。天狗の腰掛杉 自然・景勝地
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奉納札がずらっと並んでいます。普通の神社なら「金○○圓」ですが、ここは「奉納杉苗」と書かれています。
「当山を信仰する人々が、ご本尊に祈願をこめる時、又、祈願成就の御礼に奉納下さるわけで、大自然林の育成に力添えすることである」(高尾山略記) -
ずっと進むにつれて奉納本数が増えていき、とうとう30万本にまでなりました。
トップは高尾登山電鉄と京王電鉄の同数首位ですが、3位が10万本の北島三郎でした。
これは、平成25年12月から26年12月までのものなので、来年になるとまた変わるのかもしれません。 -
いよいよここが山門です。ここからが薬王院の中枢。さすがに人の過密ぶりも激しくなって来ました。
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この場所が一番狭く、背後は商店で、目の前は階段。
おまけに記念写真を撮る人も多くてたいへんです。 -
童子の像の後ろに、天狗の高下駄を模した絵馬が吊られています。
天狗の下駄は一本歯です。 -
境内唯一と言ってもいいほど、みごとな赤い紅葉です。山門のすぐ右脇にあります。
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修験者の様子を現しているのでしょうか。「修験道の根本道場」ですね。
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境内のあちこちに「六根清浄」と書かれたマニ車のようなものがありますが、その親玉のようなこれは、六角形で、大きいです。
これを回すために順番待ちの列ができていました。 -
境内の中は人で埋まっていましたが、中央部分は仕切りがあって空間がありました。
そこに、法螺貝を吹きながら法師の一行がやって来て、般若心経を読経すると、小さな紙を配り始めました。
当初、お札か何かかと思ったのですが、もらってみると「天狗の落とし文」と書かれていました。 -
これが「天狗の落とし文」です。
法師は何人もいて、広がって配ってくれるので、居合わせた人は大抵もらえたと思います。
ただ、どうやら一人の法師が持っているのは、同じ文言の紙のようなので、複数枚もらうのなら別々の法師からもらった方がいいようです。 -
法師には、このようにきれいな色の法衣を着ている人と、墨染めの法衣の人がいます。
それぞれの法師が持っている「落とし文」を配り終えると、今回のイベントは終了です。 -
再び、法螺貝を吹きながら歩いて行きます。
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青い法衣の法師が一番偉いのかな?この人は法螺貝を持っていませんでした。
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法師の列が去って行きました。
毎日やっているのか、何時にやっているのか、まったくわかりませんでしたが、ちょうどいいタイミングで訪れることが出来ました。ご利益がありますように。 -
境内の一番人気は、これです。ここをくぐるためにずらっと数十人が並んでいます。
なんだか、中国みたいな舞台装置で、日本らしくないですが。 -
輪くぐりをした後、その先にある錫杖を棍棒でたたくと、願い事をきいてもらえるようです。
支柱には「上の輪を棒で揺らしてください」と張り紙がしてありますが、大抵の人は叩きまくっていました。
お賽銭箱の上の鈴と勘違いしているんですね。 -
階段を上って仁王門をくぐると、本堂があります。護摩がたかれているので、煙が漂っています。
「現在は新義真言宗智山派に所属する大本山であり、高尾山薬王院有喜寺と称する関東三山の一つである」(高尾山略記)高尾山 薬王院 寺・神社・教会
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本堂の左に本社へと続く長い石段があります。その脇には童子たちの姿が。
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紅葉もみごとでした。
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本社です。本堂に比べるとなぜか人が少ないです。
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下の山門のところにもありましたが、天狗像です。
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本社の左側には、小さなお社がいくつかあります。
これは「天狗社」で、高下駄が奉納されています。 -
一番奥にはお稲荷様があります。奉納稲荷像がいっぱい並んでいます。1対2千円。左右一組なんですね。
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本社右側の天狗です。高下駄は履いていないんですね。
この像の右側を進むとお札授与所があり、その先に頂上への道が続いています。 -
本社の壁は漆喰の飾りで埋め尽くされています。随分と凝った造りが目を惹きます。
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本社の裏にある金網から頂上への道に出ます。ここが狭いので本社脇には行列が出来ます。
わざわざ頂上から帰る道が紹介されていて、3号路がオススメとなっていますが、そちらを通って下りて来た人によると、そちらも人が多くてマイペースでは歩けなかったそうです。 -
いきなりの頂上到着です。本社から頂上までは、普通に山道なだけなので、写真をさぼりました。
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座る所どころか、歩くスペースさえ無さそうですが、そこは立派な日本人。
どんなに混んでいても、人が通るスペースだけはどこも確保されていました。高尾山 自然・景勝地
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頂上の反対側。南側が見えます。江ノ島は見えました。
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ここからは富士山も見えるそうですが、この日はどの山がどれやら、殆どわかりませんでした。
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「プレジャーフォレスト(旧相模湖ピクニックランド)」の観覧車が見えます。
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高尾山山頂の碑。ご親切にも二方を向いているので、記念写真を撮る人も、両面でポーズを撮っていました。
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頂上のすぐ下にある古びた茶屋。ここも今日は大繁盛です。
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下り始めてすぐの場所です。下山する人と、登って来た人が道を埋め尽くしています。正面の建物はトイレです。
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本堂の裏手にある大師堂の周りには小さな僧の坐像がずらっと並んでいて、なぜか頭の上・手の上・膝の上、その他置けるところならどこでも一円玉が積まれています。
どうも大量の一円玉を持って来て、一体一体に置いて歩くようです。
いわば逆「托鉢」??? -
お堂の向かって左から一円玉を置いて歩き、お堂の後ろを回って、右側の像にも置いて歩く。
一周、何枚の一円玉が必要なんでしょう? -
どの像も三叉の矛を手に持つ弘法大師の姿ですが、微妙にどれも顔が違っていて、若かったり年老いていたり。
一円玉の数は人気投票?なんてことは、ないですね。 -
大師堂の隣の聖天堂の鍵は、巾着の形をしていて、可愛いです。
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鐘楼の前に立つ看板は、鐘楼自体より立派です。昭和29年の寄進者でしょうか。
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相変わらず本堂は混んでいます。
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本堂の階段はヤクルトの文字がいっぱいです。
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「難転の実」災いを転ずる実だそうで、変わった形の奉納物がありました。
自分の氏名を書いた紙を丸い実の中に通すのだそうです。 -
「あげて開運、置くと合格(オクトパス)」なんだそうです。
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山門のそばには、記念撮影用の天狗のうちわが設置されています。
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山門を出て、振り返るとみごとな紅葉が別れを惜しんでくれていました。
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高尾山駅です。ホームのすぐ先にトンネルが見えますが、トンネルを下ったところが、日本一の急勾配の場所です。
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「日本一の急勾配 31度18分」の看板。ケーブルカーが通った瞬間なので、ブレました。
ここは、傾斜のある車体でも、普通に立っているのが辛い傾斜で、絶対に何かに捕まっていないと危ないです。
これは、体感しないとわかりません。
香港のピークトラムも急勾配ですが、こちらの方がキツイと思います。 -
下から上がって来たケーブルとすれ違います。
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清滝駅に到着です。まだまだ乗る人はたくさんいます。
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ケーブルカーの駅を出ると、これから高尾山に登る人が、ギューギュー詰め状態になっていました。
駅は左手で、正面に進む人は1号路を歩く人です。一番下からあの状態では、歩くだけでもたいへんですね。
紅葉の時期の3連休だったので、一番の人出だったのではないでしょうか。
頂上まで行って降りて来て、12:50。高尾山は気楽に登れるところです。
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