2016/01/08 - 2016/01/08
1846位(同エリア4059件中)
櫻さん
3日目は高雄縣の東に位置する『佛光山』と『佛陀紀念館』に行って来ました。
『佛光山』は2000年までは信者以外が入山する際は色々手続き・申請が必要だったそうですが、2001年以降は解禁となっています。
1960年代に創設。
現在は台湾四大仏教(他に南投:中台禅寺・新北:法鼓山・花蓮:慈済基金会)の一つとされ、信者数は世界各地に300万人以上。
ケーブルTVの専用チャンネルまで持っているそうです。
台湾のTVで101番〜105番くらいのチャンネルを選ぶと僧侶が何やら説法を説いている番組が延々と放送されていますが、あれのうちのどれかということですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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朝の散歩も兼ねて朝食探し。
西子湾近くでも何度か利用したことのある包子屋のチェーン店を見つけました。 -
西子湾のお店は包子のみですが、こちらはよくある豆漿店のようなメニューのラインナップ。
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焼餅加蛋を購入。
かなーりボリュームあった。 -
食べ歩きながら中央公園の中を突っ切りMRTに乗車。
高雄中央公園 広場・公園
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そして左營站で下車。
高鉄左営駅 駅
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義大客運の佛陀紀念館行きに乗ります。
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約1時間後、終点の1つ手前「佛光山」停留所に到着。
佛光山 (佛陀紀念館) 博物館・美術館・ギャラリー
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佛光山はこことお隣の佛陀紀念館の2つのエリアに分かれています。
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それでは入山。
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高雄市街地方向をパシャリ。
もっと晴れていれば85大樓が見えるはず。 -
二重渓を挟んで向こう側は屏東縣。
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ここは佛光山の中の「大佛城」というエリア。
480体の阿弥陀仏がズラリと並び、そして約40m(東南アジアでは最大)の高さの大仏があるんですが…。 -
がちょーん。
大仏修復中。
改修中・休業中・通行止めetc…。
私の旅では当たり前のように登場する事象。
シーズンオフは旅費が安い・混雑がないというメリットがありますが、「人が少ないうちに色々修理しとこう」という場面に出くわすデメリットもあります。 -
仕方ないわよね。
うふふ。 -
とりあえず台座だけでも見ておきましょう。
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本場のインド仏教っぽい(インド行ったことないけど)。
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「観音放生池」。
観音様が小便小僧に見える。
俗世間にドップリ浸かるとこのような発想になってしまいます。 -
仏教関連の書籍やお土産などを販売するショップもあり。
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デデンと構える「不二門」。
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その右手にある「浄土洞窟」。
今回の佛光山参拝はここに来たかった為、というのが最大の理由です。 -
台湾には(日本人の感覚からすると)珍寺・奇廟がいくつかあります。
訪台の際、そんな場所にも訪れて異文化体験をするのも楽しみの一つ。
この「浄土洞窟」もどうやら奇々怪々な雰囲気を漂わせているという情報を得たので、遥々来た次第です。 -
それでは紹介していきましょう。
まず入って広い通路の両側には「全人類仏教礼賛の図」と。 -
「全動物仏教礼賛の図」。
メガ幸子のような仏陀が両手を広げ、地球上の全人類・全動物たちを優しく包み込んでいるジオラマが展開されます。 -
動物の中にはディズニーのキャラクターによく似た風貌の犬も見かけましたが、仏陀の前では「著作権侵害」などという概念など存在しないのでしょう。
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バイキング小峠似の彼が着ているシャツにも描かれちゃってるけど、ウォルトさん、仏陀の前ですからどうか穏便に。
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奥へ進むと次の会場が待ち構えています。
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派手。
日本の寺院などがこのようなギンギラリンの装飾したら、直ちに檀家さん達から大クレームが殺到するところですが、これが台湾の台湾たる所以。 -
左右には五百羅漢像が所狭しと並んでいました。
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「視力検査だから服は脱がなくていいですよ」
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「ベッキーやらSMAPやら、今年は新年早々から芸能界が色々騒がしいですな」
「松居一代や平子理沙の離婚騒動も、動向が気になりますな」 -
「先生〜、田中くんがトイレ行きたいってー」
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関係者の方が掃除の途中で何か用事を思い出しんだか、雑巾が肩に置きっぱなし。
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そして一番奥に鎮座するのは、ここにも仏陀。
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更に、微笑む布袋様の後ろには「九品洞」というエリアが続きます。
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鍾乳洞を模しているのか、でも天井はプラネタリウム仕様な空間を抜けると。
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両壁に描かれる極楽浄土の世界。
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極楽浄土に行ける時、迎えに来る仏様や乗り物(金剛台とか蓮華台とか)のパターンが9種類あるそうです。
そのパターンが仏教用語で「九品」。 -
善業を行った人は「上品」「中品」、悪業を行った人は「下品」というランクに分かれます。
日本語で使われている「上品」「下品」の語源もここから来ているのでしょうかね? -
生前の行いの度合いによって、迎えに来る仏様や乗り物がランクアップします。
反対に、一番悪いランクでは迎えすら来ないらしい。 -
ただの絵かと思ったら、よーく見ると3D風でした。
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まだまだ奥へと続きます。
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どこからともなく関係者の方が来て、電池式ロウソクを手渡してくれました。
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釈迦三尊像へ献上。
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電池式ロウソクを覆う蓮の花は飲料パックの再利用。
エコな心掛けも、よりランクが上の極楽浄土へ行ける善業の一つなのでしょう。 -
ところでこのエリア。
色々あちこち電動式で、人形や添え物がクルクル・ピカピカ・ギッコンバッコン非常に賑やかです。 -
佛光山のHPによるとこの浄土洞窟は
「人間社会への配慮の到達・人の心の内の浄土社会の理想・文化教育価値を備えた建築物」
などと説明されていました。
そして「荘厳艶麗」とも。
簡単に言えば
「生きてるうちに良いことすりゃ天国に行けるってことを学べるゴージャスなアミューズメントパーク」
ってなところでしょうか。 -
出口を示す看板が出てきましたが、虹やら蓮の池やら、まだまだ極楽浄土体験パークは続きます。
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ダンシング天女達に見送られ。
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橋を渡った所には。
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イケメン風な僧侶にも見送られ。
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そして出口へ。
よくテーマパークなどで見られる、アトラクションの出口にキャラクターグッズを扱うショップを設け、客の購買意欲を煽って無駄金使わせる、という商法がこんな神聖な場所でも適用されていました。 -
すっかり晴れてます。
太陽が出ると半袖になりたいくらい、ホントに暑くなる。 -
「霊山勝境」という左右に五百羅漢が並ぶスペースを抜け。
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階段を昇った先にあるのは。
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この『佛光山』のメインスポット『大雄寶殿』。
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内部の撮影は残念ながらNG。
正面に見える三体は釈迦仏・阿弥陀仏・薬師如来像。
天井までの高さ100mの全壁面には釈迦牟尼佛聖像で埋め尽くされていました。
先ほどの『浄土洞窟』では味わえなかった荘厳さを、ここで初めて感じることが出来ました。 -
『大雄寶殿』前に広がるのは3万人を収容できる『成仏大道』。
世界各地に300万人以上の信者がいる佛光山。
年に数回行われる集会では、とてつもない人数の信者が集まるそうです。 -
参拝した記念に飴と小さなお守りをいただきました。
このお守りはパスポートに挟んであります。 -
それではお隣の『佛陀紀念館』に行ってみましょう。
続く。
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