2015/10/17 - 2015/10/19
21位(同エリア64件中)
いちごさん
四国3日目は、夫に同行して車で別格霊場を参拝します。
12番から14番は、愛媛県四国中央市に、15番は、徳島県三好市にあります。
それぞれのお寺に、それぞれの特徴や趣きがあって、こう言っては何ですが、楽しく巡りました。
表紙の写真は、13番仙龍寺内のものです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
別格12番霊場 【延命寺】
四国中央市の土居町にあるお寺です。
昨夜宿泊した伊予西条駅横のホテルからは、車で国道11号線を高松方面へ。
11号線から町道をつつーっと入った、町並みの中にあります。
真ん前まで車で行けるので、本日、最初の訪問地としては大助かり。
ここは、【いざり松 千枚通し本坊】とも呼ばれています。 -
【いざり松】と聞いただけでは、何のことやら〜見当もつきません。
ここに、弘法大師お手植えだと伝えられている松があるのです、、、正しくは、ありました。
地面に大きく枝を広げた樹相から【土居のいざり松】と呼ばれていたのですが、昭和43年に、惜しいことに枯れてしまいました。
今では、残った太い幹や枝で往年をしのぶしかないのだそうです。 -
じゃあ〜【千枚通し本坊】とは。。。
弘法大師が四国巡礼の際、【いざり松】のあたりで足の不自由な人を見て、霊符を水に浮かべて飲ませたところ、たちまち病が全快したと伝えられています・・・・・信じる者は、救われる。。。
それ以降、【千枚通しの霊符】を求めて多くの参拝者が訪れるそうです。
ちなみに、私はその霊符、授かっていません・・・・・ここにお参りしている時には、知らなかったもので(^_^;) -
国道11号線をさらに東に走って、川之江駅あたりから山中へ向かうと
四国中央市新宮町に、13番霊場 【仙龍寺】があります。
私は、このお寺が、今も印象深く心に残っています。
下から見上げた時、隙間から垣間見える建物が、ただ者ではない!!という感じを予感させました。 -
【奥之院 仙龍寺】→ココ と書かれた案内板の周辺に車を止めて、案内どおり進みます。
車で上まで登れないこともないみたい、、、現に、お寺の前には車が駐車していたから。
ただ、道も狭いけど、スゴい〜急こう配。
後でお寺の方に聞いたところによると、車で上ろうとした人が途中で動けなくなってJAFを呼ぶ騒ぎになったのだとか・・・・・ -
なので、ここは、歩いて上がるのが無難です。
どこまで登るんやろう〜と、ちょっと不安になるような狭い石段が山に向かって続いているけど。 -
坂道の途中、山や崖にもたせかけたり、谷や川の上に突き出したりして建てられた崖造り(がけづくり)と言われる建物が見えてきます。
京都の清水寺の舞台などは、有名な崖造り(がけづくり)建築です。 -
坂道を登りきると、「ええっ〜!!これが、お寺〜!?」と
ビックリ仰天。。。
湯ばぁ〜ばが、出て来ても不思議じゃない(@_@)
玄関前に止められた白い車が、唯一、現代を象徴してるけど、これが無かったら、ひと昔前にタイムスリップしたよう。 -
「失礼します〜」と、玄関で靴を脱いで上へ。
赤い毛氈が引かれた廊下を進みます。 -
まだ、ひとりの人にも出会っていません。
勝手に入っていいの〜?という思いが、常に脳裏をかすめるのですが・・・・・ -
しーーーん、とした廊下を、恐る恐る進みます。
壁に吊るされた弘法大師のタペストリーが・・・・・タペストリーと言ってしまうと、ありがたみも半減しますが、適当な名称を知りません(^_^;)・・・・・雰囲気にぴったりで、いい感じ。 -
廊下の突き当たりに 【本堂はこの上】
やれやれ〜、階段を上った先に本堂があるようです。
これまで、あちこちのお寺を参拝しましたが、こういう風なお寺にお参りしたのは初めて!!
そして、なんか〜、素敵です。
とても、素敵です、、、このレトロなたたずまいが別世界に迷い込んだようです。 -
階段を上がると、仏さまがお祀りされた見慣れた本堂が。
ちょっと安心して、収め札を奉納してお参りします。
とても不思議の世界に迷い込んだような感覚を、どっかに残しつつ寺院を後にしました。
帰り道、お寺の横には、トンネルのような洞穴が。
覗いてみます〜 -
洞穴の中には、小さな滝がありました。
それさえも、神秘的です。 -
不思議の寺【仙龍寺】を出発して、高速道路川之江JCTの近く
四国中央市川滝町にある、14番霊場 【椿堂 常福寺】へ。
このカーブミラーの後ろにある木は椿です。
樹齢約300年の老木ながら毎年多くの可憐な花を咲かせ、実を結ぶ【大師お杖椿】
この椿の葉を浮かべた水を飲むと病気が治ると言われているそうです。
ザンネンながら、椿の花のシーズンではないので、花を見ることが出来なかったけど、写真で見たその様子は、本当にキレイです。 -
815年、三角寺で修行した弘法大師がこの地に建っていた地蔵堂へ立ち寄った際、熱病に苦しむ村人のために椿の枝を土にさし、病魔を土へ封じ込めたと言われています。
その後、杖から椿が芽を吹いて成長したため【椿堂】と呼ばれているのだそうです。 -
【おさわり大師】
各々の病、頭、目、腰、足など、右手でお大師さまを、左手で自分の痛いところをさわりお願いする、、、のだそうです。
霊場巡拝も、ただ、夫について廻っているのですが、こういう、ありがたい事には積極的に参加します。
お大師さまの全身、これでもか〜というくらい撫でさすらせていただきました(^_^;) -
さんざんお大師さまを撫でさすった私ではありますが、夫がご朱印をいただいている間に、お寺を出て
周辺を散策して来ましょ〜 -
お寺の周辺に続く坂道を上っていくと、なんとも、牧歌的で素敵な風景が広がっています。
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プチ棚田。
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棚田、里山は私の原風景。
見ているだけで癒されます〜 -
徳島県へ入って、三好市池田町にある、15番霊場 【箸蔵寺(はしくらじ)】へやって来ました。
池田町というと、ひと昔前、甲子園に旋風を巻き起こした池田高校がある町として有名になり、私もその時知りました。
そして、ここは国道が交差する交通の要衝であり、50km 北東に高松市、70km 東に徳島市、70km 南西に高知市、110km 西に松山市があり、池田町界隈をぐるっとひとまわりすれば、短時間でたやすく四国一周ができるのだとか -
【箸蔵寺】は、箸蔵山にあるので、普通はロープウェイを利用します。
何が普通か〜と言われても困るのですが、ほとんどの人は、、、ということでしょうか。 -
私も、ロープウェイです。
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ロープウェイの高度が増すにつれて、池田町が一望できます。
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ちなみに、ロープウェイで少し登ったところに、【仁王門】があります。
この仁王門からも徒歩で参拝できますが、その際は段が500段ほどありますのでご注意ください、、、とお寺のホームページにはあります。
ロープウェイなんて、だるい、という健脚向きコース。 -
目を皿のようにすると、ケーブルの脇に、ほんの少し【剣山】の頭が見えたりもします。
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中門に着きました。
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でも、本堂はまだです。
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石段を上り
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さらに、鳥居をくぐって石段を、、、お寺なのに鳥居をくぐるのは?ですが、
ここ【箸蔵寺】は、香川県にある【金毘羅さん】の奥ノ院でもあるので、【金毘羅大権現】がお祀りされているのです。
だから、本家本元の1368段ほどではありませんが、石段を上らないと本殿へは行けません。 -
【御本殿】
秋季大祭、今年は、2015年11月12日。
金毘羅大権現様の縁日に合わせ、豊作、無病息災に感謝するお祭りです。
12時に20名のお坊さんが御本殿に行列する【練り供養】ではじまり、御本殿到着後に大般若のお経を唱えます。
景品が当たる「福もち投げ」や、参拝者に樽酒が振るまわれて、この日(春と秋の大祭日)だけは、一般の人も本殿に入り大法要に参加できるそうです。 -
本殿へのお参りを済ませた帰り道、行きに通り過ぎた【ぼけ封じ観音】に立ち寄ります。
一度は通り過ぎたものの、やっぱり、じっくり、お願いしておくべきだと思って。
どうか〜、これ以上はボケませんように〜
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この旅行記へのコメント (2)
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- ホーミンさん 2015/12/13 14:13:13
- ただ者ではなかったですね
- いちごさん
こんにちは。(o^v^o)
奥の院・仙龍寺を下から見て、ただ者ではないと思われたいちごさん。
透視能力ありますね〜。
コメントを読む前に写真だけがパソコンのモニターに現れますが、私も「これは千と千尋の神隠しだ!」と感じました。
あの映画のモデルは台湾の九分とかいわれていますが、もしかしたらここだったんじゃないかと思いましたよ。
陽が沈んで赤ちょうちんぶら下げたらソックリだろうなぁ。
滝のあるお寺も珍しいよね。
その洞窟の隣の建物も、和洋折衷で古くて、味がありますよね。
私、仙龍寺が気に入りました!
不謹慎ですが、面白かったり笑えたるするお寺って、結構ありますよね。
- いちごさん からの返信 2015/12/16 09:38:18
- 仙龍寺〜!!出会えて良かったお寺です♪
ホーミンさん
おはようございますm(__)m
ご訪問、いいね、コメントもありがとうございます。
返信が遅くなりスミマセン〜
仙龍寺、いいですよね〜
千と千尋の湯屋ですよね〜(^^♪
共感してくれる人がいて、とても嬉しい〜です。
私もアチコチのお寺を訪れては、仏さまに手を合わせているけど、本当の意味での信者ではなくて、完全に旅行者目線です。
で、仙龍寺は、私のこれまでのお寺のイメージをブッ飛ばす、初めて見るタイプのお寺でした。
夫がご朱印を集めて(不謹慎?)いると、私もお寺へお参りする機会も多いのですが、だんだん、次はどんなお寺やろう〜?と、そっちの方に興味が湧いてきています。
四国の別格霊場は、ちょっと辺鄙なところにある場合が多くて、道中もお寺も、なかなかスリリングで楽しめます(私も不謹慎)
by いちご
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