2015.9 目的なし夏休み(7)再び香港ストップオーバー

2015/09/02 - 2015/09/06

飛行機の最終目的地はドイツはデュッセルドルフになったのだが、何故仕事ならともかくなデュッセルドルフになったのかというと、夏のヨーロッパを甘く見ていただけという結果。
ここんところマニラ、プノンペンと夏休みに暑いところに出かけて、毎回街歩きでグロッキーになっては後悔するという状態だったので、たまには「涼しい」ところもありかと。

ようやく夏休み期間が確定した8月初旬、5日間で行ける涼しいところ、カナダ、NZ＆ヨーロッパに絞りこみ地元からのフライトを探すものの予算オーバーだらけの中唯一引っかかってきたのが、9月に就航予定だったキャセイでデュッセルドルフ便。
週4便だったもののうまく地元からの乗り継ぎもスムーズに行けそうなので、とりあえずおさえる。
ずっとこれまで物価の高さで避けていたフランス以北にこの年齢になって初めて上陸することにした。

ヨーロッパ自体とっても久しぶりなわけで、若干ドキドキ…。

学生時代の友人はオランダにいたけれど、ちょうど帰国中なのでアテにもできない毎回変化のない一人旅行です。


【スケジュール】
9月2日（水） 那覇＜香港ドラゴン航空＞香港
9月3日（木） 香港＜キャセイパシフィック＞デュッセルドルフ＝ケルン
9月4日（金） ケルン＝（途中迷走）＝マーストリヒト＝アーヘン＝ケルン
9月5日（土） ケルン＝デュッセルドルフ＜キャセイパシフィック＞
9月6日（日） ＜キャセイパシフィック＞香港＜香港ドラゴン航空＞那覇　★ココ

エリア 香港(香港)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: キャセイパシフィック航空 キャセイドラゴン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

デュッセルドルフ〜香港線内。
見事に満席。

エコノミーの乗客が乗り込んでいる間、プレエコにアップグレードしたドイツ人おじさんたちがスパークリングワイン片手にウロウロ。

1回目の食事はビーフ＆マッシュポテト。
ポテトがやたら重い。

華北あたりを通過中、2回目の食事はスクランブルエッグとソーセージ。

香港空港で気が付いた、デジカメ不具合。
あらら〜。

（以下スマホで撮影）

エアポートエクスプレス乗車。

今回は青衣駅で下車。

青衣駅 駅

MTR乗り継ぎ、深水ポーで下車する。

深水ポー駅 駅

下町ですねぇ。

深水ポーは護老院（養老院）が多いエリアらしい。
香港映画『桃姐（桃さんのしあわせ）』でアマさんの桃さんが入った養老院があったのもこのあたりだったみたいね。

今回はロケ地巡りではなく、駆け足でみる。

屋台が混在する。

何をしようとしているのか、ニャンコ。
からだが通過できない柵に挑んでいるが、そりゃ無理だ。

地下通路を通り。

古い大規模団地も多く、プレートのはめ込まれた一角。
（撮影してないが）老人が目立つ団地だった。

ここにも養老院があるね。

この向こうにもかつては大規模団地があったらしい。

今回のストップオーバーの主目的（？）。
古い団地（美荷楼）をリノベーションしてユースホステルになった建物。

一部施設はゲストも利用可能。

機内で食べたばかりだが、再び朝食をば。
ユースホステルの食堂では西洋、中華、香港スタイルの朝食が食べれる。（なぜか香港スタイルだけ値段が違う）

内部は改築後のレトロインテリア満載のカフェ。

宿泊者の朝食タイムより少し遅かったので、割合空いていた。

港式（香港スタイル）セット。
これで34ドルはちと高いのだが、宿泊者は込みらしい。

パンに卵料理にミルクティーにマカロニ＋スパムスープ。

朝食後、隣の棟にある美荷楼生活館へ。
こちらユースホステルになる前の美荷楼団地の生活の様子や、当時の団地が出来る前の深水ポーの集落の歴史を展示した施設。

無料で団体見学も受け入れしていて、ちょうど入り口前に子供たちがわんさかいた。

1階はパネル中心の歴史を学ぶ展示。
団地が出来る前はバラックが密集しているような地区だったのが、1953年の大火で周辺に多くの被災者が出たことがきっかけで建築が開始されたというように読み取れた。
その被災者の1人が世界的映画監督、子供の頃美荷楼住民だったというジョン・ウー（呉宇森）。彼の回顧録もある。

2階展示は実物で再現しているコーナー。
こちらだと実感がわく。

団地内の部屋や商店の様子が時間の経過に合わせて展示されている。
また共同便所の再現は結構リアルなもの…（臭いはないけど）。

団地とはいえ、1つの部屋に今でいうろロフトがあったりして、多くの人が住めるような工夫がなされている。

足踏みミシンなんて懐かしいなぁ。

こちらは一角にあった商店の再現。

後年の部屋になると電化製品は豊富になる。

ベランダで干している開襟シャツなんて、いかにも！という感じ。

私の幼稚園時代もこんな感じだったかな〜という台所。

そろそろ空港へ戻る時間。
美荷楼から見える、現在の団地風景。

美荷楼前の坂道を降りたところの小さな公園はお年寄りが多かった。

公園から道向かいに見えるこちらへ。

お菓子メーカー嘉頓（Garden）深水ポー本社。

一般人でもはいれる1階。

1階にはカフェ、今回入らなかった2階にはレストランがあるらしい。

嘉頓のお菓子も買える。
種類は多くないけど、比較的割安。

ばらまき土産にも良いラインナップ。

POP PANなどエコバッグにいっぱい分購入。

もともとパン屋さんだったらしいね。
美荷楼生活館に嘉頓印入りのパンの納品書が展示されていた。

本社前は青山路。
大きな通りなのでMTRの駅からでも目標にしやすい。

嘉頓からMTR駅までの道すがら。

こぎれいな亀ゼリーの店や。

安い洋服の露店に。

いわゆる香港らしいアパートの窓。

深水ポー駅についた。

MTRからエアポートエクスプレス乗り継いで空港へ。
青衣あたり。

ゆっくり風景を見る余裕なく。

空港着。
ゆっくり買い物出来ずだった。

ほとんど飛び乗り状態の時間に間に合った。
離れ小島の北サテライトだったら間に合ってなかったかもしれない。

ほんとはe道（電子化ゲート）使えたのだが、今回パスポートの残存期間に引っかかり、普通の行列を使う羽目になった（泣）

一直線！
今回はエコノミークラスです。（プレエコもビジネスもない区間）

最近もインバウンド需要のため、今回も飛行機は往復満席。

港龍航空絶賛琉球へ飛行中。

また食べる。
途中でプラフォークが破損（泣）

空港着。
夏休み終了！

次回ここに来るのは冬休み！のはず。

最後に土産いろいろ。

香港は往路の途中下車時の「荔園」オリジナルグッズ。

ドイツはレトルト食品（カリーヴルストのソース、サラダドレッシング含む）から化粧水・ナイトクリーム、猫エサ、おやついろいろ。社内への土産含む。
「nippon」なるチョココーティングの甘い甘いお菓子あり。

税金払い戻しした唯一の土産。
余りの面倒くささに、やらなくてもよかったと後悔した。

ファリナハウスの香水。ミニボトルはもれなく進呈品。

デュッセルドルフ〜香港間のプレエコにあったアメニティ。
香港の雑貨やさん、G.O.D.のポーチ。

この旅行記へのコメント （2）

• 熱帯魚さん 2015/11/16 16:30:44

  ここいいですねー！

  おぎゃんさん
  
  こんにちは！
  
  この間、賽馬會創意藝術中心へ行こうと思い、九龍塘から石尾を中心にお散歩をしているときに、この美荷楼見たんですよー。あと嘉頓も。この二つ見た時、あーおぎゃんさんが口コミで載せていたやつだなぁと思っていました。口コミの新着で見ただけで内容を読んでいなかったので（すみません）、場所がどこか知らなくて、見た時はここだったのかぁと思った次第です。そのあと、そういえば旅行記に書いてなかったな…と思い出したんですけど、ドイツ旅の帰りに行かれたんですね。
  
  確かにあのあたり老人ホームみたいの多いですね。特に美荷楼の周りが…美荷楼、すっごく気になります。あの朝ごはんの場所もレトロでいいカンジ。展示も興味あります。さらに、ジョン・ウーもこの一帯に住んでいたと知って、ますます行きたくなりました〜。嘉頓は、昨日そういえばクラッカー買ったばかり…でも本社？気になります。
  
  楽しい旅行記有難うございました〜

  おぎゃんさん からの返信 2015/11/17 15:27:12

  RE: ここいいですねー！

  熱帯魚さん
  
  こんにちわ（＾＾）
  ドイツ帰り時にも乗り継ぎ時間が5時間ほどあったので、やっぱり香港歩きしなきゃなぁと行ってきました。
  
  九龍塘から石尾まで散歩、ほんとに隣駅ですね！
  美荷楼はユースになったことを聞いていて、前々から来てみたかったんですがようやく実現したという状況です。
  展示エリアはシンガポール・チャイナタウンにあるヘリテージセンターみたいで、特に当時の生活雑貨やレコード、雑誌類にうっとりしていました（何せ古い香港映画好きなので。笑）
  
  嘉頓は偶然見かけて入口が分らなかったらたぶん入ってません。というぐらい目立たない場所でした。でもショールームを解放したようなシンプルなインテリアでしたが、てくてく歩いて発見する楽しみを再発見したような気がします。
  Pop Panにウエハース、クラッカー、仕事場や友人たちに山盛り買いこんできました。
  
  機会がありましたら、ぜひ寄り道して下さいね。
  
  ではでは。
  
  
  おぎゃん