2015/10/31 - 2015/10/31
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kojikojiさん
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11月2日を休むと4連休になるので岡山への旅行を考えていました。岡山へ行ったのは25年以上前のことで、倉敷と備中高梁しか行っていませんでした。最初は旅行会社の安い航空券とホテルのセットも考えましたが、ANAのマイルの期限が一部迫っていたので特典航空券を利用することにしました。岡山の単純往復も考えていたのですが、母が「高松の栗林公園いいわよ。」と言っていたのと弟が瀬戸内の島めぐりが良かったというのを思い出して調べてみると高松から岡山の宇野へ行くフェリーがありました。そこで羽田から高松へ入って、岡山から帰るというルートが決まりました。初日は高松を観光して翌日は倉敷と最終日は岡山市内は決めていましたが、3日目は旅に出てからも決められず、備中高梁から吹屋へ行く予定でしたが天気が悪かったので急きょ尾道へ行くことにしました。結果これが良かったのですが、もう1日ずれていたら「ベッチャー祭り」が見られたのでそれだけが残念でした。初日は始発電車で羽田空港へ向かいANA便で高松空港へ向かいます。空港からリムジンバスで高松駅まで移動して朝ご飯は駅前のうどんやさんに入りました。夏に四国周遊のツアーに参加したのですが、金毘羅参りだけでうどんは食べていなかったのでリベンジでもありました。そして栗林公園の見学は公園も素晴らしかったですが、日暮亭での料亭「二蝶」のお弁当もよかったです。和舟ものどかで穏やかな時間を過ごせました。夕方の船の時間まで高松城跡を楽しんでフェリー乗り場へ向かいました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー ANAグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR高松駅のコインロッカーに預けた荷物を持ってフェリー乗り場へ向かいます。宇野方面への四国フェリー乗り場は玉藻公園の先にありました。
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分かりやすい看板が出ているのでここが乗り場のようです。
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宇野までの片道は690円です。1時間ちょっとの瀬戸内海クルーズです。
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今回の旅では高松のうどんと栗林公園とこのフェリーが大きなポイントでした。
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港前でぐるっとドリフトターンして着岸します。
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地中海のフェリー旅を思い出します。どこも港は町外れにあるのでフットパッセンジャーは移動が大変なのです。ジェノヴァではヒッチハイクしましたし、サレルノでは歩いたら遠くて苦労したことを思い出します。
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妻ともサレルノからチュニス経由でマルタへ行ったり、シチリアとマルタを往復したりいろいろ旅しました。
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今回は瀬戸内海を縦断しますが、大阪の南港から韓国の釜山と南港から上海を往復したこともあります。今回の旅ではどこかで緯度経度上どこかでクロスするのだと思うと感慨深いものがあります。
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妻は下のデッキで休んでいるのですが、じっとしていられない性格なので上のデッキに上がります。
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香川県の高松ともお別れです。
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入れ違いにフェリーが入港してきました。東京に住んでいるとフェリーなどにお目にかかることはないけれど、関西以西では生活の足なのですね。船好きとしてはうらやましい限りの土地です。
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先ほど上ったシンボルタワーともお別れです。飛行機からもきれいに見えた高松のランドマークです。
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サンポート高松のシンボルの赤灯台で、通称「せとしるべ」と呼ばれるそうで世界初のガラス灯台で高さは14.2メートルあるそうです。
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何となくギリシャの島巡りを思い出します。
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縦断ということを考えるとスペインのタリファからモロッコのタンジールへ行く、ジブラルタル海峡のほうが似ているかもしれません。
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でも景色はドメスティックな日本の風景でした。
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何といっても「鬼ヶ島」ですからね。
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午後4時25分の船にしたのはちゃんと理由があります。日没時刻を計算に入れての予定を組んでいます。
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寒くはないのですが皆さん下のデッキへ行ってしまいました。
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うどんと栗林公園と和船に乗って二蝶のお弁当と充実した高松の旅でした。
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だんだんいい感じになってきました。
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瀬戸大橋の向こうが夕焼けになってきました。
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この景色を見るだけでもこのフェリーに乗った価値があるというものです。天気は運次第ですがここ数年天気には恵まれています。
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2008年に父が動けなくなる前に家族全員で大阪南港から上海へ船で行きました。その時見た瀬戸大橋の夕焼けを思い出しました。
大阪から上海へ蘇州号の旅
http://4travel.jp/travelogue/10351901 -
いくら見ていても飽きません。
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美しい瀬戸内の景色をしっかり瞼に焼き付けました。
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こちらは高松から宇野まで「暗夜行路(航路)」です。船の中で舟を漕ぐという得意技です。
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行き交う船のデッキでも皆さん夕日を眺めていました。
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ミャンマーのバガンやマンダレーで見たエーヤワジー川の夕日を思い出しました。
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直島の宮ノ浦港を通過する際にお出迎えしてくれる草間彌生の「赤いかぼちゃ」です。
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定刻に岡山県の宇野の港に到着しました。
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同じフェリーの乗客はここでお別れです。
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フットパッセンジャーの我々はJR宇野駅に向かいます。スイカが使えるか心配でしたが、気にすることはありませんでした。自動改札はありませんでした。
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整理券を取る必要があったり、2両編成の後ろ1両はドアが開かなかったり、日本でありながら乗り方がよく分からなくて緊張しました。海外の列車のほうが乗りやすいと思いました。山陽本線とかは普段乗る電車と変わりませんでしたが。
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今回の旅は岡山に3泊ですがホテルは予算重視の低予算の旅なので駅に接した「ヴィアイン」にしました。じゃらんで1泊6,500円くらいで朝食付きでした。(1泊2名)セキュリティもしっかりしているし、部屋もきれいで朝食も充実していてとても快適なホテルでした。
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部屋は広くはありませんが清潔で新しいので快適でした。中国のホテルみたいにバスルームがガラス張りです。
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バスルームもバスタブが比較的大きくて快適でした。フロアによっては製氷機があったり自動販売機(特に高くはない)や洗濯機やレンジまでありました。
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部屋で一休みして夕食に出かけました。この日はハロウィンだったので駅前はすごい人出でした。高校生の女の子が多かったみたいで、その子たち目当ての男の子グループが周りにいたりしてほほえましい感じがしました。桃太郎もお供を連れてナンパに来ていました。
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駅から15分くらい歩いた「岩手川」というお店に入りました。ガイドブックにも紹介されていた店です。せっかく岡山に来たのでおいしいもの食べたいですから。
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混んでいましたが店の方々は親切で瀬戸内のおいしいものを説明してくださいました。高いものを進めるではなく量を少なくしていろいろなものが食べられるように工夫してくださいました。
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まずは乙島シャコのから揚げです。お店の方が「ちょっと苦みがありますが。」とおっしゃいましたがそれがおいしさだと思いました。シャコという名前でしたがネットで調べてみると穴シャコという全く別の生き物でした。岡山と熊本の有明海あたりで食べられるそうです。
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岡山といえば鰆なのでお刺身をいただきました。そして下津井の生きだこ。至福の時です。
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岡山名物の黄ニラの卵とじもいただきましたが、疲れた体に染み渡ります。
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アナゴの天ぷらと季節の野菜の天ぷらです。アナゴの刺身も食べたかったのですが、広島で妻に食べさせたら合わなかったようで却下されました。てんぷらにしたらおいしくない訳がありません。肉厚でプリップリでした。アナゴは塩で食べるのが良かったです。
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待っていましたままかりです。広島に長期で出張した際にも何度もいただきましたが、岡山のもののほうがおいしく感じました。
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最後にアナゴの握りとシャコの握りをいただきました。生きが良いのでシャコの握りは写真を撮る前に無くなりました…。
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地元の家族連れが多い店のようでしたが、観光客にも優しいお店という印象でした。地酒を4合とビールを飲んで全部で10,000円くらいでした。大満足です。最終日の11月3日にも来たいと思いましたが、祭日はお休みとのことでした。
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ほろ酔い気分で岡山の街を散策して長い1日が終わりました。
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