2015/10/04 - 2015/10/05
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むかいのトトロさん
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かねてより気になっていた熊野古道。
ツヅラト峠も熊野古道の一部。
孫太郎オートキャンプ場でキャンプ泊をするついでにツヅラト峠を登ってみた。
また、そこに至る途中に全国でも珍しい頭の神様「頭ノ宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)」にも寄ってご朱印をいただく。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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天気予報はここ数日は好天が続くという。
随分と長い間、行けていなかったキャンプツーリングに出発。
行き先は孫太郎オートキャンプ場。http://magotarou.com/
関西には、ある程度の設備があってライダーに優しい(安い)キャンプ場があまりない。
伊勢志摩(というよりは尾鷲の方が近い)の孫太郎オートキャンプ場はライダーだけ2000円(税別)でフリーサイトを使わせてくれるプランがある。
キャンプに2000円??? そんな高すぎる!という声が聞こえてきそうだ。
もうちょい出せば安宿が使える・・
まあ、そこはそこ。自然の中で過ごせるんだから・・。笑
今回のキャンプツーだが、もちろんキャンプだけが目的ではない。 -
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途中で三瀬谷発電所のダムの湖面が猛烈にきれいだった。
三瀬谷駅 駅
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この公園のトイレにはこんな看板が。
いたずら犯人捜査中? 何のいたずら? で、犯人は捕まったの? -
●頭ノ宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ) 地図上①
今回のツーリングを企画中にみつけた。
頭から上の部分に関する願い事を叶えてくれる神社だそうだ。
駐車場にバイクを停めて川を渡り鳥居をくぐる。
社務所があったのでご朱印をお願いする。
「開いて渡してください」
能面の様に表情の無い宮司が抑揚の無い感情を一切はさまない声で言った。(こんな人が世の中にいるんだ・・別の意味で驚いた)
そして、「どこかしんどいの?」 と聞きたくなったが止めておいた。
小さな太鼓橋を渡り。川原に下りていく。
滝が正面にあり清流が流れる。伊勢神宮の五十鈴川みたいな感じ。
手水をとり正殿へ。
大きな看板が立っており由来の説明などが。
その中の一文に思わず笑った。
「頭だからと言って、受験だけの神様ではありません。」
しかも赤○付きで!
そないに強調しなくても・・
正殿の前には車が二台停まっている。
ああ、新車を買った時のお祓いに来られたのね。
私も新車を買ったら毎回やってる。安くないけど、これまで大きな事故にあった事が無いのはそのお陰かも知れない。頭之宮四方神社 寺・神社・教会
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狛犬がまた特徴的。
めっちゃ気合入ってる。
「寄らば噛むぞ!」的な。
これは悪霊も近づけまい。結構好きかも・・。 -
例の能面の宮司さんにご朱印を頂戴する。
あとで開けて見て驚いた・・
全部ハンコやん・・
こんなんアリか?? 笑 -
●ツヅラト峠 地図上②
熊野古道。
何とも悠久の歴史を感じる言葉だろうか。
関西では、かなりメジャーな言葉だが全国区的にはどうなんだろう。
「古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣した。「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられている。」(熊野本宮観光協会のサイトから引用)
一度歩いてみたいと思っていた。
ツヅラト峠は、かつて「伊勢の国」と「紀伊の国」の国境だった峠。江戸時代以降、荷坂(にざか)峠道が正式な紀州の玄関口となってからも、昭和初期まで生活道として使われた。ツヅラトとは九十九折のことで、カーブが連続するが、石畳や石垣もよく保存されている。(三重県立熊野古道センターのサイトから)
熊野古道はもう少し南の熊野本宮に至る中辺路等がメジャーだが、こちらも立派な熊野古道。
事前にバイクを停められる場所をグーグルストリートでチェックして臨む。
グーグルマップの地図上には道は表示されないが、グーグルストリートを見ようとすると道が現れる。 -
ツヅラト峠は北からと南からアプローチが出来る。
多くのハイカーは電車かバスを利用して縦断するみたいだが、ライダーはそうは行かない。今回は南からアプローチした。
バイクで行けるところまで行って歩きだす。
登山口からいきなり川を渡る。道無いやん・・と思ってしまう。
最初の200m程度は比較的敷石が残っており古道の雰囲気が満載。
そのうち敷石が少なくなって行くが、それでも多くの人が安全に歩ける様に野積みで道が作られていたり相当な人員を要したであろう工事が行われている。
駐車場から峠までは登り45分、下り35分の道のり。
出会ったのは登りで4人。下りは誰ともすれ違わなかった。
しんどい?
はい! 後半はマシだが前半がいっきに高度を稼ぐ形で結構しんどい。
約200m毎に標識が立っていて応援してくれる様ながっかりさせてくれる様な。 -
峠には東屋がありお弁当を広げてほっと出来る。
峠をわたる風も涼しく、登りで汗だくになった体を冷ましてくれる。
東屋から30mほど登ると見晴台だ。
東屋界隈では視界が悪いが見晴台では視界が開けた。
古の時代。伊勢から南下しつつこの峠に辿り着いた瞬間に光輝く熊野灘の絶景が眼前に現れ、さぞかし感動したことだろう。
今の時代に、この山越えの道を生活道路にする人はいないが、何等かの事情でそうなったら・・・どれだけ庶民の生活は変わってしまうのだろうか。そんな事を考えながら下りた。そして、誰にも出会わなかった。
しかし、風を受けて歩きながら古の喧噪が風の向こうに聞こえた様な気がした。(まあ、なんと詩的)熊野古道ツヅラト峠 名所・史跡
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●孫太郎オートキャンプ場 地図上④
20年前くらいに来た事がある。家族でファミリーキャンプによく出かけていた頃だ。海の傍の快適なキャンプ場という記憶しかなかった。
フリーサイト、個別サイト、キャビンにロッジ、ランドリー、シャワーと設備は整っている。前の海は遊泳禁止だからシャワーは簡易の風呂といった位置づけか。
料金は比較的高め。フリーサイトですら3000円もする。入場料は不要だがいささか高い。ライダーはフリーサイト利用でバイク一台と一緒で2000円。これでも安くはないが、まあ出せるぎりぎりかな。
他に客は子連れのファミリーキャンパーが一組だけ。
子どもの叫び声がたまに響き渡るが、十分に許容範囲。 -
●道の駅 紀伊長島マンボウ 地図上③
ライダーが集う道の駅として知名度は高い。いつもバイクが数台から数十台停まっている。
「マンボウ」という食堂で海鮮丼をいただく。ご飯がごろごろして食べにくかったが刺身は流石に新鮮で美味しい。
ここの名物は「マンボウの串焼き」
来る度に「今度こそは食べてみよう・・か」と思うが、どうもあの姿を想像すると手が延びない。
次回寄ったら食べることにしよう・・。
●ホテル季の座(ときのざ) 地図上⑤
風呂はキャンプ場から1.5km程度にあるホテル季の座さんへ。結構な高級ホテル。普通に一泊3万円位しちゃう。
キャンプ場で18:00~21:00限定で割引券700円を売ってらした。
割引券を持たずに行くと1080円かかる。こちらも高いね・・
1080円は厳しかったが、さっさと風呂に入ってキャンプサイトでゆっくりしたかったので速攻で入る事に。時間はまだ16時半。
駐車場にバイクを停めて玄関に向かう途中も仲居さんがにこやかに案内してくれた。それもまだ二十歳代でなかなかの美人。おっさんはそれだけで喜んでしまう。
湯船が5つ位あってなかなかくつろげた。(都合により写真は無し)
泉質は少しぬめりのあるナトリウム塩化物泉。加水・加温・循環併用式とのこと。
風呂の芝生に立って海を眺めていたら、簡単な生垣の向こうを家族が散歩していく。
え? これってあかん距離やん・・ でも、おっさんはタオルで大事な所は隠して動じないのであった。道の駅 紀伊長島マンボウ 道の駅
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●満天の星空
夜10時頃にテントから出ると満天の星空が広がっていた。
しばし双眼鏡で星空散歩。こんな事もあろうかと重いけどキヤノンの防振双眼鏡を持って来ていたのだ。
M31(アンドロメダ大星雲)が目視ではっきり見える。双眼鏡で覗くと視野からはみ出る程にでかい。
M33は見えるかな・・。おお、淡いながらしっかり見えるじゃん。これはなかなかのコンディションだ。
急に写真を撮ることを思いつく。
機材はLumix GM1とオリンパスのフィッシュアイボディキャップレンズ。
このレンズは10000円もしないウソみたいに安い魚眼レンズ。
何かのキャンペーンでただで貰った。
F8(固定)と暗いが、これが意外によく写る。
ISO3200まで上げて30秒で撮ってみた。
おっ、結構行けそう。
LEDライトでテントや木々を照らしてみたり、色々とやっていたら1時間程経っていた。誰かが見てたら超怪しいオッサンだ。 -
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●朝のはよから・・
キャンプは自然の中で場所を借りて寝ているので、自然の音がやたらと耳に入って来る。夜は鹿の声が女性の叫び声の様に響き渡るし、聞いた事もない様な泣き声がそこかしこで。
って言うか、聞いたことのある鳴き声の方が少ないんだけど。
夜は獣、早朝からは鳥・・まあ、自然は意外とかしましい。
そんな中、ひときわ目立ったのが秋の虫。
BGM的に鳴いているのは気にもならんが、テントの真横? あるいはフライシートの中? そんな至近距離でジリジリジリジリ鳴かれたら寝てられない。
音量的には昔の固定電話の呼び出し音位のイメージ。
小さな体でずうううううううっと鳴き続けている。
腹立つので、テントのジッパーを開けてフライをばさばさっとやってみる。
少し鳴き止むが1分もしないうちにジリジリジリ・・。あかんやん・・。
そんな事を数回繰り返して疲れて寝てしまった。
しかし、そこまでして鳴き続けるモチベーションはいったい何?
子孫を残す為? でも、鳴き続けなあかんのん?
まあ虫の世界には虫の事情があるんでしょうなあ・・。笑
●謎の階段? 地図上⑤
孫太郎オートキャンプ場から海をはさんで対面の崖に妙な階段が見えている。
対面の崖と言っても数キロはあるので双眼鏡で見てもいまいちはっきりとしない。
かなり急な崖に無理に階段を作る必要がなぜあるんだろうか・・
上に大事な社か何かがあって日々お参りしてはるんかな・・
階段は遠目に見ても新しい物に見える。ってえ事は最近つけた?
これは見に行くしかあるまい。 -
今日のルートとは全く逆方向になるが「何でも見てやれ」精神爆発。
海をはさんで見えているもんだから当てずっぽうで走っても到着出来るだろうと、ナビもなんも設定せずに向かう。案の定、途中で墓地に迷い込みそうになったり海のきわの街の中で細い路地を走ったり(動画で紹介予定)してやっと近づく。
う〜ん・・やっぱり階段だ。
到着して看板を見て一瞬で理解。
何も説明は要らないだろう。
津波来襲時に高台に逃げる為の階段だった。 -
●伊雑宮(いざわのみや) 地図上⑥
伊雑宮は、皇大神宮(内宮)の別宮。10社ある別宮の中で荒祭宮(あらまつりのみや)、月讀宮(つきよみのみや)、瀧原宮(たきはらのみや)に次ぐ順位で4番目。創立は、約2000年前の第11代垂仁天皇の御代。皇大神宮ご鎮座の後、倭姫命(やまとひめのみこと)が御贄地(みにえどころ=皇大神宮へ奉る御供物を採る所)をお定めになるため、志摩国をご巡行の際にこの地に創建して、皇大御神の御魂をおまつりしたと伝えられている。
毎年6月24日に執り行われる「お田植え式」は歴史も古く、唯一神田を持つ本宮で実施される。
境内は鬱蒼とした森に覆われ、巨樹・巨木が林立している様は壮観である。
以前にも一度来た事があるが、その時はご朱印をいただいていなかった。
社務所でご朱印を頂戴する。
なんと・・中央に判子を押して右端に日付をさらさらと書いて終わり。ものの20秒。ご朱印選手権スピード部門ではぶっちぎりの一等賞だ。
伊勢神宮関連の由緒ある神社では真ん中にハンコをドンと押して「奉拝」「日付」だけ的な簡素なご朱印が多いが、個人的には達筆で神社名がどひゃあと書かれているものが好きだ。
上手でない書でどひゃあと書かれても、ちと困るが・・。
いずれにしても、ご朱印は単なるスタンプ帳ではない。神様の分身をいただいて平素からお祭りするのが正しい扱い方。いただいたご朱印を評価するなんざ・・もってのほか! なんだけどね・・ぺろっ伊雑宮 名所・史跡
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伊雑宮に向けて走っていて発見。
最初は「ああ、牛を放牧してはるのね」と思ったが、なんかおかしい。
よく見ると・・はりぼて?
一回数百メートル行き過ぎて、やっぱり戻ってパチリ。
妙にリアルな様な、そうでない様な・・
なんでこんなのを? -
●さし汐 地図上⑦
たべログのページはこちら http://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24001936/
ここのうな重は少し変わっている。
ご飯がうなぎのタレでまぶされている。上だけじゃない、全体が。つゆは無いけど、ご飯の浸かり具合はつゆだくの比ではない。でも、ぐしょぐしょではないんだよね。
なもんで、ここのうな重は冷めても美味しいらしい。
11時45分頃の到着。駐車場は15台程停められるか? 2台ほど空いている。
店内はほぼ満席だが、6人掛けに2人で食べてらしたので店の方の指示で相席に。
うな重の松(2900円)を注文。10分程で着丼。
大きめに切った鰻が4枚。値段によって枚数が変わるそうだ。
鰻の下にはタレをまぶしたご飯がぎっしり。まさにぎっしり!
うな重を食べる時の悩みはご飯に対して鰻の量が少なく、最後の方でご飯が余ること。
漬物が付属して来るが、あの漬物は余ったご飯を食べる為の物だと信じている。(違うの?)
しかし、このお店では不思議とご飯が先に減って行き、最後に鰻が余って来るという不思議な現象に遭遇する。前に来た時も同じ事が起こったので間違いないだろう。笑
なんでかな? ご飯の量が多いので、これが残ったら大変だ!という心理が働いて積極的にご飯を食べる事になるのか・・。それとも、ご飯が美味しいのでご飯だけで食べてしまうからか。
そんな事を考えながら完食。かなりお腹いっぱいになった。女性だったら松は多すぎだろう。
ちなみに値段表には、うな重(並)1400円、うな重(梅)1900円、うな重(竹)2300円、うな重(松)2900円、特上うな重4000円、うなぎ定食4500円となっている。基本は鰻とご飯の量で値段が変わる。特上うな重は松になんだっけ・・おまけが付くらしい。
自分だけ食べたとなると家族がうるさいので、うな重(梅)を2個買って帰る。
自宅で出汁をかけて、ひつまぶしの応用版みたく食べてみたが、これも絶品だった。ちょっとした配慮で家族の中でのポジションを保てる。これも処世術か・・。さし汐 グルメ・レストラン
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●水屋の大楠
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九州の日本一美しい、白水ダムに勝るとも劣らないダム発見。
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●藤原宮跡 地図の左端の外 橿原市内
毎年、コスモスを楽しませてくれる。
年によって植え付けられるコスモスの面積は大きく変わる。市の予算の関係か?
今年はまあまあ広いが畑によって開花具合がずいぶんと違うぞ。藤原宮跡 名所・史跡
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しかしコスモスは写真に収めるのがむずかしい。どう撮ってもありきたりの写真になってしまう。
ま、こんなんで御勘弁。
このツーリングを動画にまとめてあるのでお暇な時にどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=4xGJ2iZqXkw
ついでに総括も行ってまえ!
●走行 10月4日 自宅〜ツヅラト峠〜孫太郎 140Kmくらい
10月5日 孫太郎〜伊雑宮〜さし汐 200Kmくらい
二日で300キロちょっと。なんちゅうへたれツーリング。汗
●お天気星取り表
2連勝 (天気予報見て出発してるので当たり前)
●今回の立ち寄りベスト3
1位 ツヅラト峠
2位 さし汐
3位 頭ノ宮四方神社
●今回の食事ベスト3
1位 さし汐
2位 道の駅 紀伊長島マンボウ の マンボウ
3位 ツヅラト峠で食べたコンビニ弁当
●今回のワースト思い出
1位 早朝4時頃からテントの横で鳴き続ける秋の虫(妙に耳について寝れない!)
2位 なし
3位 なし
●旅の思い出 ベスト3
1位 なんちゅうても満天の星
2位 ツヅラト峠を制覇して見た熊野灘の景色
3位 謎の階段を調査しに行って納得出来たこと
●次回への抱負
今回は無いな・・
●印象に残った女性達
1位 ホテル季の座の仲居さん(なんやそれ?笑)
2位 該当なし
3位 該当なし
●残念ポイント(行ってみたけど・・・)
該当なし
キャンプツーも楽しいなあ♪
さあて、次はどこ行こう?!
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