130814-18瀬戸内国際芸術祭～京都五山送り火【4】

2013/08/14 - 2013/08/18

2013年の夏休み第一弾は、瀬戸内国際芸術祭1泊と京都観光2泊の旅。大胆なワンセットというか…なかなかの大移動です。
2日め、女木島から高松上陸して一気に京都までワープ。京都駅で知り合いと合流し、2人行動です。
夏の盛りの京都を訪れるのがほんとに久しぶり。冬の京都は6年前に行きました。これでも十分久しぶりだけど、さらに夏は…青春18切符旅行の大学4年生以来。しみじみ。

エリア 京都

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

岡山からは新幹線、こみっこみで楽しむとかそういうのはなし。京都に着いてホッ

京都駅 駅

思ったより京都で人が降りない。東京までもう帰る人も多いのかな？
京都駅は規模が大きくて、おもしろいディスプレイもあったりで、都会に来たんだなぁ〜とこれまたしみじみ。

京都駅 駅

宿は駅から徒歩10分くらい。ぷらぷらと。

古いタタミの文字、田が多い。

さすが京都、歩いていると、ちょっと古めの家っていっぱい出会う。

泊まる宿。古い町家を改築したもの。
宿にチェックイン（説明が長くて意外と時間がかかった＾＾；）してから、北山へと向かいます。

はる家 梅小路 通り庭のある町家 宿・ホテル

宿から五条のほうへ歩きます。龍谷大学の建物がけっこうおしゃれ。

龍谷大学大宮学舎 名所・史跡

西本願寺の境内を抜けて、

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

てくてく。井筒！

写真の時間がすっとんでるけど、北山の植物園近くのレストランで食事してから、送り火見物へ。
北山通りはかつて「おしゃれストリート」だったらしいのだけど、今はそうでもない、最近多少は戻ってきているくらいな話。おしゃれエリアは他に移ってしまった？　府立植物園や陶板名画の庭（建物は安藤忠雄）も、集客には苦戦中の模様。植物園には昼夜逆転室なんてできておもしろそうなのに。

京都 五山送り火 祭り・イベント

送り火って、ニュースとかテレビで見たことあっても実際に麓から見る機会って、、生まれて初めて。どこからどう見るとよいのかもイマイチよくわからない。ここは全面的におまかせして、私はついていくだけ（笑）

京都 五山送り火 祭り・イベント

すぐそばから「妙 」がよく見えた！

京都 五山送り火 祭り・イベント

「大」も全景が見えてうっとり。
文字によって火床の素材や組み方、火のつけ方・消し方など違っているようです（いろいろ伝統があるらしい）。

京都 五山送り火 祭り・イベント

少し移動して「法」。こちらもすぐ近く。この後、時間がきたら一気に消したのでびっくりした（自然にきえゆく文字もあるようです）
「ふね」の帆の先っちょも少し隙間から見えて、いい場所に連れていってもらいました＾＾
わ〜〜って（心の中で）盛り上がってはしゃいだりしてたけど、古くから伝わる、霊を見送る仏教行事なんですよね。夜の山に文字が灯る風景はなんともいえない情緒があります。

京都 五山送り火 祭り・イベント

宿への帰路につきます。こういう切符を買うのも久しぶり。柄がかわいい＾＾

叡山電鉄、1両編成かわいいな。

叡山電鉄 乗り物

鴨川。ボケボケだけど川床の光、河原のカップルたち。

鴨川 自然・景勝地

露光オーバーで白いのではなく、白い成分の多いモスバーガーの看板だった。景観保護目的？

自転車と、なにこれ荷車？禁止。時間指定付き。

夜の錦市場。カラー写真なのにモノクロのよう。

錦市場 名所・史跡

錦天満宮から商店街をのぞむ。

錦天満宮 寺・神社・教会

路地に入るのがいちいちおもしろくて。そして京の夜はふけていく。
（宿までダラダラと徒歩で戻りました）

明けて朝。夜が遅かったわりには、あっさり起きちゃいました。
1階に降りると、女性二人組がもう出かける仕度をしていて、早朝より送り火の燃えかす（縁起いいのかな）を拾いに山を登るとのこと。すごいなぁ。
そして私は早朝の（西）本願寺。広い境内、そして案外人がいます（散歩？）。
宿の管理人もオススメしていた朝のお勤めはすでに始まっていて、お経が本堂から聞こえてきます。とくにコッソリしなくても入れます。出入り自由のおおらかな雰囲気があります。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

広間に集まった方々で、お坊さんたちに続いてお経を読んでいました。私は途中うっつらうっつら、お坊さんの発声いいなぁ、とか思いながらボンヤリ聞く専門＾＾；　ちょっと長かった。。
毎朝これをやってるなんてすごい。あの鐘でお坊さんを起こすのかしらん。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

この中身は石らしい。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

がんばって支えています。。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

国宝の唐門。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

素泊まり宿なので朝食は近くのコンビニで調達。1階の共同スペースでPC見ながらもぐもぐ（無線LANあり）。旅行雑誌がたくさん棚にあり、それらも参考に1日の行程をざっくり決定できました。
「レンジありますよ」と親切に声をかけてくださる先達がいたり、お茶は飲み放題だったり、快適さに不足なし。

はる家 梅小路 通り庭のある町家 宿・ホテル

島原界隈へ。観光地としてあまりアピールしておらず、いまは訪れる人もあまりいない昔の花街。当時の建物がたくさん残っているわけではありませんが、街並にその名残をそこはかとなく感じることができます。
こちらは大通りからも案内看板が出ている「島原大門」。

島原大門 名所・史跡

かつては道の左右に格子造りの古い揚屋、置屋が整然と並んでいたらしいです。

島原大門 名所・史跡

「出口の柳」「さらば垣」

島原大門 名所・史跡

輪違屋（わちがいや）。置屋、つまり芸者（や昔は遊女も）の派遣業みたいなものかな。。

輪違屋 名所・史跡

写真では見えにくいけど、入り口には「観覧謝絶」の札が。
観光客の相手も大変だものね…と思っていたけど、これはいわゆる「一見さんおことわり」という意味だったようです。現在も営業中。

輪違屋 名所・史跡

いい雰囲気の外観で、中が見たかったなぁ（お客さんにならないと見られないわけだ）。

輪違屋 名所・史跡

温泉、というか銭湯です。こちらも古めでいいかんじ。

きんせ旅館。カフェもやっていたり。

きんせ旅館 宿・ホテル

角屋（角屋もてなしの文化美術館）。こちらは揚屋跡。

角屋もてなしの文化美術館 名所・史跡

紋がかっこいいー。8月は通常閉まってるらしいのだけど、新選組拝命百五十年記念とのことで臨時公開していました。
芹沢鴨が残した刀傷とかあるらしい。

角屋もてなしの文化美術館 名所・史跡

ちょっとした意匠にムラムラきちゃうわけです。

角屋もてなしの文化美術館 名所・史跡

写真の時間がまたすっとびますが、島原をそぞろ歩いた後は、哲学の道へ。街中だけど初夏には自然生息のホタルもとぶらしい。春は桜がきれいなようだし、季節を感じられる散歩道はいいですね。疎水にはお魚がいろいろ泳いでいました。
道沿いのお茶屋さんでの昼食は「冷麺」（冷やし中華）。淡い色の汁はごくごく飲めちゃうかんじ。東京のそれとはちょっと違いますね。

五建外良屋 哲学の道店 グルメ・レストラン

法然院、夏はひっそり。

法然院 寺・神社・教会

深い緑にすいこまれそう。

法然院 寺・神社・教会

茅葺きの山門が緑深い境内にむしろ似合っていました。燃えるような紅葉の時期にはまた違った風情を見せるのでしょう（人も多そう）。谷崎潤一郎のお墓があります。

法然院 寺・神社・教会

砂の模様が季節によって違うそうです。巨大落雁のよう…

法然院 寺・神社・教会

一見、石造りだけど中身は。。

どれだけ毎日叩き続けたらこうなるんだろう。

銀閣寺につきました。
京都は何度か訪れているものの、最も有名であろう「金閣寺」と「銀閣寺」は実はいまだ行ったことがない私。ついついマニアック旅に走りがちなところ、今回はこうしたオーソドックスなルートも入れてみたりして。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

この引戸の意匠はすてきだなぁ。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

派手さはなく、さりげなくいい。そういうのが実にいい。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

銀閣寺まで行き着くとさすがに人がワラワラといて、観光地に来たなぁ〜と（ある意味）しみじみ。
独特な盛り砂と向月台、どうやって・どのくらいの頻度でセッティングしているんだろう、表面は固められているのかしら…と手で触りたい衝動がむくむく（触ってません）。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

砂だけど泉のよう。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

泉にお金投げ入れる文化って日本じゃないよね。。

なんともしぶい。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

少し高台に登ると全景が見えます。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

有名な建物は私好みのボロさ（笑）、そして細部の意匠がやっぱりいいのです。中にも入れたらいいのになぁ。

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

こういう看板萌え(*´∀`)

さすがに銀閣寺の参道はお店も賑わっていました。一服。抹茶愛す。。アイスじゃないけど。

バス停の前に「私設図書館」なるものが！

本がいっぱい置いてある喫茶店、というよりもポリシーを感じる。入っておけばよかった。

これは…京都としてはどうなの？（笑）

たこしば本舗 グルメ・レストラン

復活幼稚園。バスの窓を通して撮ったらオドロオドロしくなっちゃった。
（つづく）