観光特急しまかぜ乗車記

2015/10/23 - 2015/10/24

賢島で会合がありました。日程が確定した段階で、復路は近鉄の観光特急『しまかぜ』に乗車するのに好都合なことが判明しました。『しまかぜ』は2013年3月に運行を開始して以来大人気で、週末はなかなか予約が取れない状態が続いています。土曜日で混雑が予想されましたが、近鉄のインターネット予約・発売サービスに登録しており、１ヶ月前に予約を入れれば楽勝のはずでした。ところがうっかりしていて、1ヵ月前の9月24日に予約を入れ忘れたことに気付いたのが9月の終わり。あわてて予約を入れようとしましたが時すでに遅し、大阪難波行きも名古屋行きもすでに満席でした（京都行きもありますが発車時刻の関係で乗車できるか微妙）。これで『しまかぜ』乗車をあきらめたわけですが、賢島に行く前日に賢島行きの特急の予約を入れたついでに帰りの予約も入れようと思い立ちサイトを開いたところ、なんとキャンセルが出たのでしょうか、名古屋行きに空席がありました。しかも展望車両の1号車です。思わず予約を入れたのは言うまでもありません。

エリア 志摩市・賢島・浜島(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄

宿泊は賢島宝生苑。部屋からは穏やかな英虞湾を眺めることができます。

賢島宝生苑 宿・ホテル

夕暮れ時は宴会中のため、夕日を見れず。翌朝の朝日も曇り空で見ることができなかったのは残念です。せっかく暗いうちに起きたのに（起きざるを得なかったが正解）。

賢島宝生苑 宿・ホテル

24日は近鉄賢島カンツリークラブでゴルフを楽しみました。2週間後にTOTOジャパンクラシック〜伊勢志摩〜が開催されるゴルフ場です。このトーナメントは日本で開催される唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で、前年まではミズノクラシックとして開催されていましたが、本年から冠スポンサーがTOTO株式会社になり名称変更されました。写真は2007年のミズノクラシックで上田桃子選手がアルバトロスを達成した7番ホールのティーグラウンドに設置されてある記念碑です。

近鉄賢島カンツリークラブ ゴルフ場

13番ホールフェアウェーから。ホールによってはフェアウェイに前年の大会（ミズノクラシック）でのティーショットの落下地点にその選手名と飛距離、使用クラブを記したボードが設置されていました。

近鉄賢島カンツリークラブ ゴルフ場

17番ショートホールティーグラウンドから。長めのショートホールですが、この日のラウンドで私にとって唯一の見せ場となったホールです。

ショットはグダグダでしたがなぜかスコアがまとまったラウンドでした。

近鉄賢島カンツリークラブ ゴルフ場

近鉄賢島カンツリークラブでのラウンドを終えて賢島駅へ。

『しまかぜ』は大阪難波、京都、近鉄名古屋と賢島間を火曜日を除く毎日運行されています。私が賢島駅に到着してしばらくのちに京都行が発車しました。賢島駅にはその日の『しまかぜ』の残席の表示があり、大阪難波行き、名古屋行とも満席です（京都行も満席でした）。

賢島駅 駅

賢島駅は普通列車より特急列車の方が多く発着する駅で、いろんなタイプの近鉄特急が発着します。

賢島駅 駅

発車時刻までまだしばらく間がありますが、賢島駅周辺には何もなく、早めに改札を通りホームに入りました。『しまかぜ』が2編成発車を待っており、右が私の乗車する名古屋行き、左が大阪難波行きです。

賢島駅 駅

乗車可能になるまで、いろいろなところから『しまかぜ』を撮影しました。

賢島駅 駅

車体のロゴ。

賢島駅 駅

電光表示。1号車は私の乗る車両です。

賢島駅 駅

大阪難波行き『しまかぜ』の先頭車両。展望車両です。

賢島駅 駅

発車時刻の約20分前に扉が開き乗車できるようになりました。ホームの乗車位置案内の1号車から乗り込みます。

賢島駅 駅

乗車してすぐ目についたのがデッキのロッカーです。スーツケースなど大きな荷物があり場合は助かります。鍵式なので盗難の心配もありません。

賢島駅 駅

私が予約できた座席は1号車2B番です。仕事の移動で近鉄特急を利用することが多いので、近鉄のインターネット予約・発売サービスに登録してしています。このサービスを利用していなかったら、おそらく『しまかぜ』に乗車することはできなかったでしょう。

賢島駅 駅

まずは自分の座席へ。たまたまとれた席ですが、展望車両のしかも前から2列目という最高の席です。1列目であればいうことはないですが、贅沢というものです。

賢島駅 駅

発車まで時間があるので車内点検です。

1・2・5・6号車はプレミアムシートで2+1の3列配置。1・6号車は展望車両です。

賢島駅 駅

3号車にはサロン席が3箇所。6人掛けのセミコンパートメントです。

賢島駅 駅

サロン席。

賢島駅 駅

3号車の和風個室。1部屋だけです。グループ客にはお勧めですが、1編成1室だけですからほぼプラチナチケットでしょう。3号車には洋風個室も１部屋ありますが、すでにグループ客が部屋におられたので撮影は控えました。

賢島駅 駅

4号車は2階建てのカフェ車両です。写真は2階のカウンター席です。利用したい気持ちはありますが、名古屋まで乗車時間はわずか2時間。今回は（次回があるかどうかはわかりませんが）あきらめ、プレミアムシートを楽しみたいと思います。

賢島駅 駅

4号車カフェ車両の通路。5号車側にカフェへの入口があり、販売カウンターもあります。

賢島駅 駅

発車時刻が近づいてきました。座席に戻り『しまかぜ』の案内をチェック。

賢島駅 駅

シートは牛革仕様。リクライニングは当然として、電動です。飛行機のビジネスクラスに近いですね。驚いたのは簡単なものですがマッサージ機能がついていることです。少し動かしてみましたが、なんとなく落ち着かないので結局使用しませんでした。

賢島駅 駅

定刻15時40分に名古屋行き『しまかぜ』は賢島駅を発車しました。意外なことに車内はガラガラです。

車内販売が来ました。カフェ席利用は諦めましたが、車内販売のコーヒーを購入しました。私の隣の2C番の方は、車内放送でカフェのオープンの案内があるとすぐにカフェ席へと向かわれました。

鳥羽駅到着の少し前に、『しまかぜ』乗車記念カードの配布がありました。

展望車両の楽しみと言えばすれ違う列車ですね。でもフロントのフレームが邪魔です…

しかし、前のシートの隙間からだとフレームが邪魔にならないことを発見。

賢島行き普通電車とすれ違う。

宇治山田駅に入線。ホームにいる人たちがカメラを構えて『しまかぜ』を撮影している様子が見えます。

宇治山田駅で多数の乗客がありました。わが1号車にも多くの乗客がありましたが、ここでトラブル発生。1号車に乗車してきた方の多くは某ツアー会社のツアー参加者のようでしたが、席のダブルブッキング発生か？私の席と同じ座席番号の手書きのチケットを持ったおばさんが私に「そこは私たちの席です」と声をかけてきました。1号車1A〜1C、2A〜2Cはすでに席が埋まっていましたが、ツアー客の一部の方々がその席をあてがわれていました。まあ、早い話が添乗員がやらかしていたわけで、号車を間違えていたようです。1号車の1列目をあてがわれていた人たちはぬか喜びでした。のちほど添乗員が私たちの席までやってきて平謝りだったことは言うまでもありません。

宇治山田駅 駅

伊勢市駅を出てすぐに特急とすれ違いました。伊勢市駅で席は完全に埋まりました。やはり伊勢神宮の参拝客の利用がほとんどのようです。伊勢市駅から四日市駅までノンストップです。

四日市の次は終点名古屋です。

伊勢市駅を出たころは約5分の遅れでしたが、いつの間にか遅れを取り戻し、ほぼ定刻通りに近鉄名古屋駅に到着しました。1000円の追加料金で贅沢な列車の旅を堪能することができました。

近鉄名古屋駅 駅