2015/09/26 - 2015/09/29
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しんちゃんさん
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天草3日目は、天草四朗の両親の出身地と伝わる大矢野島にある天草四朗メモリアルホールへ行きます。
尖塔に十字架があれば教会と間違えてしましそうな天草四朗メモリアルホール。総大将の天草四郎と民衆の真の姿を浮かびあがらせ、3D映像やジオラマで展示し、とても見応えある歴史テーマ館でした。
特に映像では、3ヶ月(123日)の天草島原の戦いは何のための戦いだったのかを訴えているような内容でした。
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島原、天草の乱は、日本史上最大の一揆であり、また<神の前の平等>を
説くキリスト教との戦いでした。
キリシタンたちは「死んでもパライソ(天国)に行ける」と信じ心を一つにして戦ったという。天草の農民や漁民の男性だけでなく女性や子供、老人なども戦ったそうです。
苛酷なキリシタン弾圧と重税、飢饉が、尚一層強い宗教心と団結へと変わっていった事がわかります。
島原、天草の乱が終わった翌年1639年に、江戸幕府はキリシタンの
団結力を恐れ、鎖国令を出す。
しかし、キリスト教を広めないオランダと中国とは、長崎の出島で貿易を続けていた。これは紛れもなく、キリシタンを恐れていた事実では。
220年も続いた<鎖国>は島原、天草の乱が計り知れない日本の進む方向に影響与えたのではないかと思ったりするのですが?・・・真偽はどうでしょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
前島から本渡行きバスに乗り10分「さんぱーる」で下車。
天草四朗メモリアルホールを目指します。
上天草市大矢野出身の小西家の浪人、益田甚兵衛と同市出身のマルタ(洗礼名)の間に生まれた長男四朗、名は益田四郎時貞。
若干16歳の若者がなぜ、「自由と平等」の新しい時代を創ろうとしたのか、どの様にして人々をひき付けたのか?・・答えを見つけに、いざ。 -
バス停留所前の階段を上ります。
入館料は600円。JAF割引で540円を支払いホールへ。
やはり天草四朗メモリアルホールも撮影は禁止でした。 -
【天草四朗メモリアルホール】
南蛮文化とキリスト教伝来の様子を、映像で分かり易く、また
ミニチュア模型では砦となった原城の攻防を展示、
実物大の像では時代の移り変わりで翻弄されたキリシタンの姿を。ザビエル→信長→キリシタン大名→遣欧少年使節団→・・など、時代の流れとその背景がよく分かるように展示していました。 -
【天草四朗メモリアルホール】
館内の2階には「瞑想空間」部屋もあります。
やさしい光と音楽の中でフワフフワの座椅子に座り寛いでいたら、眠ってしまいそう。 横を見るとはすでに(-_-)zzz しんちゃんの寝つき早いこと。
起こさなくても10分でお目覚めで、やれやれ(^o^)
このように「瞑想空間」部屋は、リラックスできる場所なんです(笑)
-
愛の鐘だそうです。短めにどんな音がするのか試しに鳴らし、天草四朗メモリアルホールを後にしました。
分かり易くキリシタン文化が学べる場所で、訪ねてよかったと思いました。
場所:上天草市大矢野町中977-1 -
天草四朗メモリアルホールから徒歩2分ほどにある、「上天草物産館さんぱーる」内のレストランで遅い昼食。
人気店なのか混んでいます。
まだ食べた事が無いこのしろギョーザを注文しました。
野菜が多かったので魚のこのしろの味は余りしないので普通のギョウザです。残念な気もするし、食べ易い味で良かったような|д゚)
午後2時。お腹も満たされ、店を出ます。 -
このままホテルに入るには少し時間が早いので、市内をぐるっと一回り出来る、上循環バス「SUNまりんバス」に乗って市内見学。150円均一です。
住民の生活の足となっているようで、買い物袋を下げた近所の人が利用していました。
のどかな田舎の細い路地や坂道、ビーチなどを40分かけて周回します。 -
ろまん館と四号橋
午後4時、バス停さんぱーるで「SUNまりんバス」から 快速バス「あまくさ号」に乗り換えて宿泊先のホテルがある前島に戻ってきました。
今日宿泊する松島温泉・ホテル松泉閣ろまん館は前島バス停のすぐそばにあります。
松島は、大矢野島と上島の間に19の島々が点在する「天草松島」に湯けむりをあげる温泉地。
宮城県の松島、佐世保の九十九島とともに日本三大松島に名を連ねます。 -
チェクイン後、部屋に案内されて淹れて頂いたお茶をいただき一服。
その後荷を解き浴衣に着替え楽しみにしていた温泉へ。
3か所ある貸切風呂の利用が一回できるプランで、石風呂造りの風呂に入浴。
41度くらいの柔らかなお湯でまったり。疲れが取れます。
【泉 質】 ナトリウム塩化物泉
【効 能】 神経痛 疲労回復 慢性消化器病 -
ろまん館はHPを見て予約。
「ロマンを旅する人のとっておき企画!
夕焼けバス発車いたします。(参加無料)
上天草の夕陽スポットにご案内いたします。
夕陽を眺めて@@@を・・・・・・・」と、載っていて、楽しみにしていました。
入浴後の午後5時20分頃、マイクロバスは宿泊者20数名を乗せて、天草五橋を渡り・・到着したのは、今日行った天草四朗メモリアルホールの直ぐそばの「さんぱーる公園」でした。
2時間後にまた来るとは思いもしなかった(@_@)
また、上天草の夕陽スポットとは知りませんでした。 -
午後5:35
ワインが振る舞われ、浜辺の階段に腰掛スタンバイ。
辺りも少し日が陰り雲に隠れた<夕陽>が顔を出すのを待ちます。
1杯目。2杯目
残念!空をオレンジ色に染める雄大な夕焼けは見る事が出来ませんでした(-_-;)
ホテルの人が親切に・・「記念の写真をお撮りしますよ」
私・・「顔なしで撮って下さい。」
ホテルの人・・「えぇっ?色んな事情で顔出せない人もいますよね」
私・・「?別に深い事情では・・」
ワインがこぼれそうになりました(笑)
ルネッサーンス・・・・ -
6時30分 ホテルに戻り夕食です。
素材にあまり手を掛け過ぎていない、好みの美味い料理でした。
前菜 あわび さざえ 蛸 など・あわびが美味しい -
造里 カサゴ姿盛り うに 鯛 アオリイカ・・・量が多いです。
-
渡りかにの潮炊き・・・結構な大きさで、食べ応えありました。
-
天草梅肉ポークの冷サラダ・・・地産地消の天草梅肉ポークは柔らかい。
-
海鮮酒盗焼き…天草の海老は有名です。
-
カサゴのから揚げ…骨が取ってあるので食べ易かった。
-
魚介の地中海パピヨット…鯛がふわふわ。
-
真鯛、鮃、鰈などの白身魚をはじめ間八などの大型魚、鮑、さざえ、浅利、蛤などの貝類、渡り蟹や車海老など甲殻類も全国的な産地として有名な海で、
ろまん館でも、これら多数の食材を生かした料理の数々が出てきました。
お料理は、天草の3件の宿の中で一番美味しくて好みの味付けで良かったです。
敢えて言えば、量が多すぎて残すのが惜しく・・・つい食べ過ぎて食後えらかったので、もう少し量を少なくして頂けたらいいかな。2人は食い意地が張っているシニアですので・・自己責任ですよね(笑) -
これは朝食。
夕食を食べすぎた!食べすぎた!と言っていたにも関わらず、朝食もほとんど残さず頂きました。どれも美味しくてついつい箸が進むのです。
心なしか体が重いような・・まぼろしであってほしい(^_-) -
朝食後、1階にある渡り廊下を通って・・
-
ろまん館では4度目の風呂に入ります。
最終日の最後なので、時間の許す限り温泉を楽しみます。のぼせてはいけませんが・・ -
ろまん館、風呂場からの風景です。
藍色の海と、白い橋は天草五橋の四号橋。 -
美人湯で名高い「松島温泉」
見も心もほぐれ癒されました。 -
旅立つ前に、部屋は防火ガラスになっていますが記念に一枚撮ります。
この四号橋は天草五橋の中で最も長い橋で、海面高を低くし景色を楽しめるように設計されています。 形式 PCラーメン 橋長 510m 最大支間 146m 完成 1966年
それまで“夢の架け橋”といわれた天草五橋が開通しました。 以前は、天草は船での移動しか無りませんでした。
九州本土と陸続きになってから、天草の産業や文化は めまぐるしく発展しました。。。と、説明書きがありました。 -
9時、風呂から出て松島港方面へ散歩に出かけます。
海岸通りを真っ直ぐにいけば、
「わくわく海中水族館シードーナツ」まで行けそうです。 -
天草五橋を望む天草四朗像です。
天草に来て何度も四朗の「凛々しく美男子だった説」を見聞きしましたが、ここの四朗さまが一番のイケメンでは。鳩と戯れる四朗、どんな形の平和な世を夢見ていたのでしょう? -
もっとズームして撮っとけば良かったのですが。
-
昨日、本渡→松島まで乗った天草宝島ラインの高速船が停泊中です。
三角⇔松島を15分で結びます。 -
明治40年「五足の靴」で北原白秋らと天草を訪れた与謝野鉄幹は、昭和7年晶子夫人を伴い、再訪している。
その時の歌碑が、松島町合津のパールセンターにありました。
天草の 島のあひだの夕焼けに 舟もその身 染みて人釣る 与謝野鉄幹
天草の 松島ここに浮かぶな 西海のいろ むらさきにして 与謝野晶子 -
天草パールセンターです。
真珠製品や土産物などが多数売っていました。 -
「わくわく海中水族館シードーナツ」
海に浮かぶ円形ドーナツ型の水族館。
胴体の水面より下にも窓が付いていて、海中を見ることができるそうです。
9:00だったので、まだ人影が見られませんでした。 -
引退したPS1型航空機です。
今も充分、役立っていますよー。(@_@) -
-
大きなウミガメです。
-
さらにこの先進むと、陸地から海になり・・・
-
海に架かる渡り廊下の先は「わくわく海中水族館シードーナツ」の入り口になっていました。
時間が無いので、ここで引き返します。
水族館入館料は1,300円だそうです。 -
散歩を終えて、ホテルに寄ってから前島バス停へ。徒歩1分です。
バスを待つ間に、バス停から風景写真を撮ります。 -
この看板にあるように、近くに温泉施設「リゾテラス」や「天草五橋クルージング」子供や若い人なら「ジオパーク」やマリンレジャー等々、
天草は自然を楽しむスポットがいっぱいあります。 -
10:20 快速「あまくさ号」に乗ります。
これで、天草ともお別れです。 -
天草五橋の一号橋を走行していたら、サイドで新しい橋の取り付け工事が行われていました。 2016年度完成らしいです。その頃また訪れる事が出来たらよいのですが。
このまま三角西港までバスに乗り、平成27年7月に世界遺産に登録された三角西港を観てから帰宅しようと思います。
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熊本・天草 7*世界文化遺産・三角西港の石積み埠頭を散歩(4日目)に続きます。 ご覧いただいてありがとうございます
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