2015/10/11 - 2015/10/11
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たびたびさん
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小安峡温泉は、国道沿いに旅館が何軒もあるし、観光案内所もある。けっこうな山の中なんですが、秋の宮温泉郷と並んで湯沢市では一番大きな温泉地ではないかと思います。
それでも、比較的賑やかなのは大墳湯のあたりだけ。観光案内所や共同浴場はもう少し上流で、その間、国道沿いに市街が続いているとはいえ、いわゆる温泉街ということではありません。ちなみに、源泉は共同浴場辺りを境目にして、下流と上流で違うのだそうですが、はっきりと泉質が違うというほどではないので、湯巡りを楽しむにというほどのこともありません。一応、念のため。
ただ、今日の観光は小安峡温泉の周辺部。たまたま寄った奥小安峡温泉から始まって、泥湯、河原毛地獄に湯滝と回って、これも活火山である栗駒山の恵みを感じることになりました。天気はイマイチでしたが、紅葉に染まった山深い場所にポツポツと観光スポットが隠れている。それぞれの位置関係がよく分かっていなかったので、時間配分がうまくいかなかったような気もしますが、いずれにしてもそのうろうろ迷った感じも含めてお伝えできればと思います。
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栗駒山登山の翌日の須川高原温泉は、予報通りのくもり。
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そのこともあって、今日は、湯沢の温泉を中心に回る予定です。朝早いのもあって駐車場はガラガラです。
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これから秋田県側に下って行くことになります。
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振り返るとこんな施設もあったんですね。まったく気が付きませんでした。
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このまま国道を子安峡温泉に向けてだらだらと下って行きます。
一関側から登ってきた時はあまり視界が開けた感じがしなかったのですが、秋田県側から見た方が栗駒山の山頂に向かっては視界がいいように感じました。 -
須川湖は、須川高原温泉から秋田県側に下って行くとすぐに見えてきます。
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この辺りも視界が開けていて、湖の景色とともに栗駒山の山麓を見上げるような眺めがいい。
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今日は天気は悪いのですが、この湖畔の感じとか
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やっぱりそれなりの観光ポイントではないかと思います。
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国道沿いだし、時間は取らない。
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ちょっと立ち寄って見る価値はあるのではないかと思います。
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さて、国道を下って行く途中に、突然のこの湯気は何でしょうか。これは奥小安大湯温泉という温泉ですね。
辺りはもうもうと湯気が上がっていて、車で走っていてもこれは何だろうとすぐに気が付くほど。私も湯気があまりにも見事だったので思わず寄ってしまうことにしました。 -
阿部旅館という旅館が一軒宿のようで、それも国道から脇に入るとすぐの場所。
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ここで、受付を済ませて
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イチオシ
川端の風呂に向かうと、その風景がとても風情がありました。鶴の湯の雰囲気にちょっと似ていなくもないですね。
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階段を下って行って、
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その奥が温泉です。
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内湯がひとつあって、
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それを過ぎたところが
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露天風呂です。これは手前の露天風呂。
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川沿いの奥の露天風呂は一部が少し深いので、立っても入れます。
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それだけ湯量も多いということかと思いました。
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国道から近くて手軽ですが、漂う名湯の雰囲気は抜群でしょう。雨が降ってきましたが、それは想定内。気持ちよく温泉の湯を楽しみました。
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そして、子安峡温泉を過ぎて一気に泥湯にやってきました。あれが温泉場ですね。
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情報によればここは秘湯っぽい温泉だったので、けっこう楽しみにしていた温泉です。
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泥湯温泉では、天狗の湯と露天風呂の二つの日帰り温泉があって、まずは天狗の湯の方へ。
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こちらもまずは内湯があって、
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その先が露天風呂です。
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イチオシ
野趣あふれる温泉と言った感じですね。
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ただ、たまたまかもしれませんが、天狗の湯の方はかなりぬるい。
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太い柱を組んだだけの開けっぴろげた建物に、
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丸太をくりぬいたのから注がれる温泉など風情はあるのですが、ちょっとこれではねえという感じ。
ちょっと期待と違って、気持ち良さの点ではイマイチの結果となりました。 -
湯上りは、近くの売店で温泉卵をいただきます。殻が黒く変色していて、温泉の成分によるものなんでしょうが、そんなきつい特徴は感じなかったんですけどねえ。いろんな効果を秘めているのかもしれません。
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イチオシ
卵の方は殻がつるんと剥けて、このとおり。おいしくいただきました。
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泥湯温泉の名物旅館はこの奥山旅館。正確に言えば泥湯は一軒宿ではないようですが、泥湯と言えばここというような旅館です。
実はここに泊まろうとしたらいっぱいで泊まれなかった次第。さすがに、内湯は宿泊客だけのようですが、ここに宿泊しなくても、天狗の湯と露天風呂の二つの風呂は日帰り温泉で入ることができるので、まあまあ目的は果たせたかなと思います。 -
落ち着いたところで、近くの川原毛地獄に行ってみます。
泥湯から車で行く場合、泥湯の奥の方から行くのと、川原毛大湯滝から行くのと二つがありまして、泥湯の方からだと地獄の上からのコースになります。 -
あれが川原毛地獄ですね。
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この一角だけ、木が生えていなくて、硫黄か何かでやられているんでしょう。
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案内板があって、ここは、青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つで女人禁制の聖地だったのだそう。大同2年(807年)、月窓和尚が霊通山前湯寺を建立したとか、歴史の古さも半端ではありません。
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少し下ってみましたが、
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イチオシ
硫黄の煙がもうもうと出ています。これは確かに近づくと危険でしょう。
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道は、川原毛大湯滝の方まで続いているんでしょうが、ここを下ってまたここに帰ってくるのはしんどそうです。車でできるだけ近くまで行くことにしましょう。
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ということで、ここから早々に引き返します。
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もう一度、泥湯に帰ってきて、今度は露天風呂の方に入ってみましょう。
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イチオシ
なるほど、こっちは温かいし、泥の具合も濃いですね。
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風情は天狗の湯の方かもしれませんが、泉質とか気持ち良さならこっちですね。これでやっと気持ちが落ち着きました。
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これで、川原毛大湯滝に向かいます。
と、これは上の岱地熱発電所。正直言えば、途中道に迷って辿り着いてしまったのですが、山あいにもうもうと湯気が立ち上がって、なかなかに迫力のある景色でした。地熱発電は環境に良い発電だし、こうした施設がもっと増えることを期待したいですね。後で調べたら所内には見学施設もあるようでしたが、この時は気が付きませんでした。 -
川原毛大湯滝の駐車場です。何とかやってきましたが、泥湯から10キロ以上あったような。予想外にかなり遠くて、道も細いし、もしかしたら地獄から歩いてきた方が楽だったかもしれません。
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地獄はあの先でしょう。そんなに離れているような感じじゃないですよね。私はちょっと用心し過ぎたかもしません。
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ただ、こうした地図があっても、距離感がよく分からない。正確じゃないので、ちゃんと判断ができないんですよね。
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さて、駐車場から湯滝まではここからです。
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イチオシ
川を渡りますが、この水の緑ってなに気にすごい。さっきの地獄辺りを通ってきているでしょうし、硫黄がかなり溶けているんでしょう。毒々しい緑です。
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周囲は紅葉だし、
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これなら気持ちよく歩けます。雨も上がって、いい感じです。
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山の斜面を少しずつ降りていくのですが、けっこう遠いですね。
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ほー。あれが湯滝ですか。
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あっ、誰か水着になってますよ〜
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イチオシ
湯滝はこの滝自体が温泉になっているんですよね。北海道だとカムイワッカ湯の滝というのが有名ですが、こちらはどうでしょうか。ここは今日一番のハイライトのはずなので、わくわく期待が高まります。
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滝自体のスケールはそうでもないようにも思いますが、周囲は紅葉しているし、なかなかに美しい眺めです。
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何人か人がいたので遠慮していましたが、人がいなくなるのを待って、せっかくなので、用意してきた海パンに着替えて滝つぼに入ってみました。
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ドドドドド。
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さほどでもないと思っていた滝ですが、近づくとそうはいかない。容赦なく滝のしぶきが押し寄せてきて、湯気とともにもうもうとした世界に包まれます。
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でも、それこそが醍醐味。豪快な湯につかって気持ちいいだろうと思ったんですが、なんと酸性がきつくて、しぶきが目に入るとかなり痛い。あーれー、全然気持ちよくないですけど〜。というかこれはたまりません。
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どうにも滝つぼを離れるしかありませんでした。
カムイワッカ湯の滝の滝つぼは温水プールみたいで気持ちよかったんですけどねえ。こっちはそう甘くはありません。 -
夏場だと子供たちがここで遊んでいる写真を見ていたんですが、下流の方で遊んでいたんでしょう。湯がかかる場所では子供も目が痛くて、これは楽しくないはずです。そういうことだったんですね。
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しかし、もう一度景色を確認して、帰ります。
これでワイルドな観光は終了。小安峡まで帰って、後はゆっくりしたいと思います。 -
小安峡に帰ってきて。
兼子商店で軽く飯にします。こちらは大噴湯から石段を上がってくるとそこにある店。お土産物の販売もやっていて、大きな店構えです。 -
食堂はセルフサービスのように、窓口から受け取る仕組みで、それも変に面倒くさくなくていいかもしれません。
稲庭うどんをいただきましたが、まあ、悪くないです。 -
そして、今日の泊まりは、このおやど鶴峯館。
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受付を済ませて、
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これがお部屋。少し休んで、小安峡の散策に出かけます。
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小安峡の見どころは大墳湯が9割と言った感じなんですが、小安番所というマイナーな場所もあります。
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国道沿いにあって、説明板とともに、それらしい跡が残されていました。
南部藩から佐竹藩へ抜ける山道に設けられたということですが、つまり栗駒山を越すコース。今でも、車でけっこうかかりますので、当時は大変な山道だっただろうと思います。 -
小安峡温泉総合案内所は、小安峡温泉の中ほどの国道沿い。しかし、小安峡では観光客は大墳湯に集まるので、そこからこれだけ離れるとあまり来る人は多くないかもしれません。
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そういう意味であまり期待はしなかったのですが、元湯の情報やスイーツなど隠れた情報を教えてくれたのは意外な収穫。スタッフがなかなか熱心です。
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観光案内所からすぐにあるのは不動滝。
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小安峡にあって高さ20mの名瀑ということですが、観光案内所のところから川の方に降りて行くとたぶん滝口の方だと思いますが、そこを上から眺めることになります。
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案内板によれば、能恵姫の龍伝説やこれに関連してこの滝に石を投げいれると雨が降るという言い伝え。戊辰戦争で奥羽列藩同盟軍が秋田藩を攻めて退却した際、ここの砲弾等を捨てた話などが説明されていました。
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イチオシ
ただ、ここでは深い谷の底をごうごうと水が流れている様子を見るしかないので、全景を見ることはとても無理でしょう。柵がありますが頼りない感じなので、安全には注意が必要。子供には危ないかもしれません。
先に進むと小安峡の断崖が見える場所があって、たぶん向こうからこちらを見ると不動滝の様子がよく分かるのかもしれません。 -
ところで、さっきの観光案内所で小安温泉には元湯共同浴場山神の湯という面白い温泉があると聞いて訪ねてみました。
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近くの家で料金を払って、湯はこの建物なんですが、
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実際はその裏にある小さな掘立小屋。
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聞いてはいましたが、なるほど湯舟には一人しか入れないでしょう。
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先客がいましたが、これは常連さん。お互いに譲り合いながら入りました。無色透明で何の変哲もないような湯ですが、何かやっぱり違うような。ここの湯じゃないとダメなんですという人も少なくないようです。
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日が暮れてきたので、そろそろ帰りましょう。
帰る途中、これは重右衛門珈琲という地元の人気喫茶店。暖かな光が漏れて中で寛ぐお客さんがちらりと見えたり、外観からしてもおしゃれな雰囲気が抜群ですね。雑貨の販売もしているので、思い切って入ってみましたが、お土産になりそうなかわいらしい商品も多数。珈琲を飲まない人でも立ち寄って損はないと思います。 -
小安峡温泉の特徴のひとつは足湯があちこちのあること。
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小さな足湯ですが、それぞれなんか雰囲気がありますね。
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イチオシ
宿に帰ってきました。
ところで、おやど鶴峯館は、小安峡だと上流の方に位置します。 -
部屋に運ばれた夕食を先に済ませて、
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風呂の方へ。
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このお亀と
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イチオシ
ひょっとこのお面も面白いですね。
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建物はまだ新しい感じだし、いろんなところに女性客を意識したデザインや心遣いがあって、気持ちいいと思いました。
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外観は小さな宿のようでしたが、内部はゆったり。女将さんに小安峡の情報もいただいたり、ありがとうございました。
これで四日目は終了して、明日は最終日。肝心の大墳湯も明日の予定ですが、最後は栗駒山を越えて一関まで帰らないといけない。時間の配分が難しそうです。
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