2015/09/11 - 2015/09/15
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bibouさん
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JR線・旧国鉄転換線(未成路線含む)の未乗区間の乗車。
今回は函館本線、富良野線、根室本線、留萌本線、室蘭本線、石勝線夕張支線、札沼線、日高本線に乗車。その他に羽幌線(沿岸バス)、天北線(宗谷バス)、興浜北線(宗谷バス)、興浜南線(北紋バス)、名寄本線(名士バス)の代替バスに乗車。
この日(9月12日)は、富良野線、根室本線、留萌本線、羽幌線(沿岸バス)に乗車。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝の旭川駅。
今日は最初に、7:42の富良野線・根室本線経由の快速帯広行きで、富良野まで乗車する。富良野線は未乗線区である。
雨が降るほどではないが、今日も天気はよくない。 -
列車は2両編成。
帯広まで直通する快速列車ということもあってか、結構な数のお客が乗車していた。
中にはスーツを着たビジネスマン然とした人も乗っているが、出張なのだろうか。 -
JR北海道では土日祝日に、一日散歩きっぷというフリーきっぷを発売していて、道央版と道北版の2種類がある。
青春18きっぷの北海道地域版のようなものなのだが、今日は土曜日で、このきっぷを利用している人もちらほら見受けられる。 -
今日はこの後、富良野線で富良野、根室本線で滝川、函館本線で深川、留萌本線で増毛、折り返して留萌まで乗車するつもりでいるのだが、この区間は全部道北版一日散歩きっぷのフリーエリアと重なっている。
中でも留萌本線は留萌−増毛間で廃止が打診されていて、それが発表されてからは乗車する人が増えていると聞いている。どの程度なのかはわからないが、一日散歩きっぷが使える土日祝日は尚更混むだろう。
なるべく一日散歩きっぷの使えない平日に留萌本線に乗車する日程にしたかったのだが、都合がつかなかった。 -
高架の旭川駅を出発して、住宅地の中を走ったまま最初の神楽岡駅に到着。
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その後もしばらくは街中のようなところを走る。
写真は西神楽駅。 -
北美瑛駅。
少し宅地がなくなってきた。 -
美瑛駅。
お客さんがかなり降りる。 -
美瑛は美しい花畑や青い池などの観光地で有名だが、あまり鉄道でのアクセスが良いとは思われない。
車窓から見る限りは、駅前は少し開けた街のようだ。 -
美馬牛駅。
このあたりから山中を走るようになる。 -
上富良野駅。
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中富良野駅。
このあたりには花畑のような雰囲気の原っぱが広がっていた。
もう少し早い、花の季節であればさぞかし見事なのだろうと思う。 -
富良野駅へ到着。富良野線は完乗。
ここで根室本線の快速滝川行きに乗り換え。 -
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この列車は空いていた。
数少ないお客の中には、3人の中国人の家族と思しき旅行客がいる。それ以外には私とあと2〜3人しか乗車していない。 -
根室本線は、滝川−新得間が未乗区間。
富良野−新得間は、明後日に改めて乗車する予定にしている。 -
後ろに見えているのがここまで乗ってきた快速帯広行き。
左端に切り離された車両が見えるが、後ろ1両は折り返しの運用で、ここからは帯広までは1両編成のようだ。 -
富良野を発車すると、空知川を鉄橋で渡り、右手に見ながら山中に分け入って進む。
写真は富良野の次の島ノ下駅。 -
野花南駅。
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上芦別駅。
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芦別駅。
少し乗客の乗り降りがある。ここで少し停車した。 -
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茂尻駅。
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赤平駅。
ここで下り列車と行き違い。かなりお客が乗った。 -
この旅2回目の滝川駅に到着。
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リゾート列車のような車両が止まっていた。
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昨日と似たような位置から、朝の滝川駅。
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乗り換え列車を待つ。
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ここからは、都合の良い普通列車がないので、別料金を払って特急を使う。深川まで乗車。
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さすがに特急は早い。13分で深川駅へ到着。
ここからは留萌本線に乗り換え。 -
留萌本線は、半年前の冬に北海道にきたときに、留萌−増毛間が雪崩の恐れあり、とのことで長期運休となり、その区間だけ乗り残している。
今回はそのリベンジというわけだ。
やはり廃止の報道があったからか、まだ出発の30分以上前だというのに、それなりに待っている人がいる。 -
前回と同じ列車だから、列車の運用はわかっている。
一両の後ろにもう一両つなげて2両編成になるが、2両目は開放しない。
2両目は留萌駅で切り離して、折り返しの深川行きになる運用だ。
1両目だけが増毛まで行く。 -
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これで2両編成になった。
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進行方向右側の席を確保できたが、接続する特急や普通列車が到着するたびに、お客が増えてゆく。
発車する頃には立ち客まで出る盛況ぶりだ。 -
冬の雪景色とは全く印象が違う。
今回は、前回乗り残した留萌−増毛間がメインだから、海のよく見える右側を確保したが、これだけ混んでいると反対側の車窓はあまりよく見えないだろう。 -
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石狩沼田駅。
前回来た時は周りが雪で埋もれていたから、こんな花が植えられていると、まるで印象が違う。 -
幌糠駅。
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途中でバスが併走していたので1枚。
おそらく札幌駅前を10:00に発車した、羽幌行きの高速バスだろう。あちらは留萌の駅には寄らず、留萌の町の中心部を通って羽幌に向う。留萌の中心部を通過するのが12:14ごろ。
鉄道でも同じく札幌発10:00の特急で、この列車に乗り継げて、留萌の駅に着くのが12:04。
所要時間では大差ないが、料金面では大差がある。高速バスは2370円、鉄道は特急自由席利用で5040円。 -
藤山駅。
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大和田駅。
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留萌駅に到着。ここで10分停車する。
ここから先、増毛までが未乗区間。 -
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今日は乗継ぎがよすぎて、食事をする時間がない。
富良野ではほとんど乗り換え時間がなかったし、少し昼には早い時間帯でもあった。
滝川で少し時間があったので、旅行を計画していた段階では駅の立ち食いそばをあてにしていたのだが、昨日確認したとおり7月でやめてしまっていた。コンビニが駅前にないのも昨日確認していたし、駅のキオスクには酒のつまみやお菓子のようなものしか置いていなかった。
深川でそれなりに時間があったのだが、思いのほか留萌本線を待っている人が多かったので、座席の確保が優先かと思い、結局買い物に行けなかった。
そして留萌駅前を見渡したところ、やはりコンビニや商店のようなものは見当たらない。 -
留萌駅には立ち食いそばがある。
前回来た時に時間がなかったので食べられなかった。今回こそ、と思っていたが10分ではやはり無理だろう。 -
それでも暖簾の中を覗くと、おにぎりが梅とおかかか昆布か忘れたが2種類置いてあったので、1つずつ買う。
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そばを食べるには足らないが、ただ待つだけでは長いので、駅構内をうろうろする。
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留萌を出ると、早速海沿いを行く。
スピードもかなりのんびり。 -
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礼受駅。
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舎熊駅。
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朱文別駅。
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箸別駅。
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深川から乗ったお客の数とほとんど変わらないまま、終点に近づいた。
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終点の増毛駅へ到着。これで留萌本線完乗。
お客さんが多すぎて、ワンマン車両から降りるのに大渋滞である。 -
ここでも折り返しまで10分しかない。
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味のある旅館や食堂があった。3階建ての木造旅館は貴重だろうと思う。
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乗ってきた人、これから折り返しに乗車する人、たくさんの人であふれていて、ローカル線の終着駅というよりは、一大観光地のようである。
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10分はあっという間で折り返す。
折り返し組みは思ったより少なく、来たときより車内はだいぶ空いている。 -
増毛駅の駅舎内は売店のようになっていて、たこ飯を売っていたので購入。
さっき留萌駅でおにぎりを買ったばかりだが、次はいつ食事にありつけるかわからないような強迫観念に駆られ、何か食べ物があるとつい買ってしまう。欠食児童のような心境だ。
とりあえず折り返しの留萌までの車内で、おにぎりをいただく。
たこ飯は、羽幌線代替バスの中でいただいた。 -
再び海沿いの景色を眺めながら、留萌まで戻る。
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信砂駅。
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阿分駅。
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瀬越駅。
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13:24、再びの留萌駅に到着。
ここで留萌本線とはお別れ。沿岸バスで運行している、旧羽幌線代替バスに乗り換える。 -
留萌駅から徒歩3分ほどのところに、沿岸バスの駅前待合所がある。
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乗るのは13:30の豊富行き。これまた接続がよすぎて7分しか乗り継ぎ時間がない。
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定刻に少し遅れて、バスがやってきた。
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ここで使うのが、昨日札幌で購入しておいた萌えっ子フリーきっぷ。2370円也。
今回は最終的には幌延まで行くつもりである。
幌延駅まで乗り通せば2670円と、それだけでももう元が取れるのだが、今回は幌延までの間に一ヶ所寄り道をするつもりでいる。 -
国道232号は留萌市内街を抜けて、海沿いまで出る。
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わかりにくいが羽幌線の路盤跡。
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車窓の左は海、右に羽幌線跡、という感じでしばらく走る。
荒々しい海に、しばらく見入ってしまう。 -
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苫前郵便局。
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苫前上町のバス停。
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羽幌道立病院のバス停。
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羽幌ターミナル。羽幌線の羽幌駅跡地にあたる。
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羽幌ターミナルとは別に、本社ターミナルがある。
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ところで、ここまで羽幌線の廃線跡は、結構あちこちでトンネルや高架橋などに気づくのだが、何しろバスのスピードが速いので、残念ながらなかなか写真におさめられない。
景色がいいのは左手、羽幌線跡は右側となっているので、どっちも気にしているとかなり疲れる。 -
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初山別バスターミナル。
このあたりで突然雨が降ってきた。 -
初山別郵便局バス停。
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原生花園のようだ。
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遠別営業所。
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遠別バス停。
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定刻は16:14だが、少し遅れててしお温泉夕映で下車。
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なんでここで下車したかというと、温泉に入るためである。
今日はこの後バスで幌延駅まで出て、更に宗谷本線で音威子府まで行って、そこで泊まる予定にしている。
音威子府の旅館が、今日は風呂が沸かせないというので、ここで日帰り入浴してから向うつもりでいる。 -
手塩温泉夕映に着いたのが16:14過ぎで、この後の幌延行きのバスは17:10。この1時間弱を利用して入浴する。
せっかくの温泉ではあるが、ゆっくりのんびりはできない。というのも、17:10を逃すとその日のうちに音威子府まで行けなくなってしまう。 -
こちらは宿泊施設のある別棟。
日帰り入浴だけではなく宿泊もできるので、予定が許せば宿泊してしまいたかったのだが、今日のうちに音威子府まで行っておきたいので日帰り入浴させていただく。
萌えっ子フリーきっぷの提示で100円引きの特典があり、400円で入浴できた。
事前に調べてから行ったので驚かなかったが、ここの湯は鼻を突くようなアンモニア臭がする。浴場に入った瞬間はわかっていてもびっくりするが、すぐに慣れてしまう。色は麦茶のような茶色い湯で、不思議なお湯である。
土曜日の夕方ということもあるのだろうが、地元の人たちの溜まり場のようになっているようだ。お年寄りよりむしろ若い人たちの姿のほうが目立ち、活気があって嬉しい。 -
浴場は2階で、1階に湯上り処のようなのがある。ビールを飲んで涼んでいたが、建物の裏手に出ることができるようなので、少し外に出て涼んでみる。
建物の裏手には鏡沼というのがあって、こちら側から見た対岸はキャンプ場になっているという。 -
海が近いので海風がすさまじく、少しぶらぶらしただけであっという間に汗が引いていった。
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事前に申し出ないと、バスは立ち寄ってくれないということなので、入浴前にバスを呼んでもらっておいた。17:10に少し遅れて到着。
少年が一人下車してきた。乗ったのは私のほかにお婆さんが一人。 -
留萌から乗ってきたバスは観光バス仕様だったが、今度のバスは普通の路線バス仕様であった。
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手塩高校前バス停。
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天塩川に差し掛かる。
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宗谷本線の線路。もうすぐ幌延駅。
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幌延駅へほぼ定時の17:42に到着。
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表示が変更されているが、てしお温泉夕映から乗ったバス。
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駅にちょうど、17:42発の札幌行きの特急宗谷が入ってきたところだった。
若干の遅れ。 -
これは、特急宗谷と行き違いをした17:43発の普通稚内行き。
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二つの列車を見送ると、今度は駅前から17:46発の羽幌線代替バスが、羽幌に向けて出発していった。
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次に乗るのは18:39発の普通名寄行き。
まだ50分くらいあるので、町をぶらぶらして買い物をしておく。
というのも、今日泊まる音威子府には20時前に着くのだが、夜遅く着いても食べるところも買い物するところもないらしいからである。
音威子府は宗谷本線と旧天北線の分岐駅として鉄道マニアには有名なところだが、それはあくまで交通の要所であった過去の話であって、今は道内でも最も人口の少ない自治体になっているという。 -
調べてみると、音威子府駅からは少しはなれたところにコンビニがあるらしいことまではわかったが、片道15〜20分くらいはかかりそうである。
どうせ何もない真っ暗な道なのはわかりきっているし、往復すれば馬鹿にならない距離である。何より風呂に入った後にそんなに歩きたくはない。
ということで、幌延で待ち時間があるので、あらかじめ目星をつけておいたスーパーへ買い物に行こうというわけだ。幸いなことに駅から至近なところにスーパーがあるのは、事前に調べてわかっている。
道路標識に、秘境駅として名高い雄信内の表示がある。 -
幌延郵便局。
ここの隣のスーパーで、今日の夕食になりそうなものやお酒を購入する。 -
買い物を終えて駅へ戻ると、もう暗くなり始めてきた。
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18:20ごろだが、もう列車は入線していた。
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まだ発車まで少し時間があるので、駅構内を撮影。
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発車するともう真っ暗で外は見えないのでビールで夕飯にする。
他には比較的若い人たちが5〜6人乗っているが、大きな荷物を持ち込んでいたりして明らかに旅行者のような感じである。
みんなやることがないのか、眠っている人が多い。
幌延で乗ってきた女子高生ぐらいの女の子は地元の利用者のようで、天塩中川駅で降りていった。
写真は雄信内駅だと思う。 -
19:58に音威子府駅に到着。
降りたのは私一人だけ。
4分停車して、名寄に向けて発車するのを見送る。 -
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これは夜間停留して、翌日の朝の名寄方面の列車になるようだ。
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駅の中に宗谷バスの窓口があった。
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閉まっているが、明日のバスの時間だけ確認。
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駅の中は明日もう少し詳しく見ることにする。
今日は音威子府の駅前旅館で泊まる。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 横浜臨海公園さん 2015/10/21 05:01:51
- 急行はぼろ
- bibouさま、はじめてメッセージを差し上げます。
昭和50年代中期まで、北海道でも路線が多数残存しておりました。
小生、羽幌線全線乗車の為に、昭和61年(1986年)3月に今は無き急行利尻号に札幌から乗車し、眠い目を擦りつつ幌延で下車し、急行はぼろ号に乗車しております。
昭和50年(1975年)12月に札幌から急行宗谷号に乗車した時は、10両編成で、混雑の為にグリーン車も通路まで一杯だった時代と比較して、自動車が台頭していたとは申せ、深川まで、はぼろ号は車内が閑散としていていた姿が印象的でした。
今や、留萌本線や日高本線ですら廃止候補にされ、時代の趨勢を感ぜずにはいられません。
横浜臨海公園
- bibouさん からの返信 2015/10/23 23:39:13
- RE: 急行はぼろ
- 横浜臨海公園様
はじめまして。拙い旅行記にご感想をいただきまして、感謝申し上げます。
鉄道にとっての古きよき時代はもう戻ってこないのでしょうね。
こと北海道に関しては、開拓者精神を感じられる時代は終わってしまったのではないかと、そう感じます。
鉄道は国土の均一化を促す手段という、イデオロギー的な道具とされた時代は遠くになりにけり、といったところでしょうか。
またぜひともご感想いただけたらと思います。今後もよろしくお願いいたします。
-
- mzwさん 2015/09/26 13:27:20
- ノスタルジックないい感じですね。
- bibouさん
こんにちは!
いつも私のつたないブログ訪問していただいて、ありがとうございます。
道内在住なのに、鉄道は主要幹線しか乗ったことがなく、bibouさんのブログで
在来線の昭和チックな駅の数々見せていただいて、普通列車の旅も素敵だなと思います。
鉄道やバスの旅は、入念なリサーチが必要ですものね。
トーマスクックの時刻表とにらめっこしていたず〜と昔を思い出します。
田舎はそれなりに魅力ありますが、食べることに関しては大変そう。
また、楽しませてくださいね。
MZW
- bibouさん からの返信 2015/10/03 23:04:01
- RE: ノスタルジックないい感じですね。
- mzw様
いつも私の拙い旅行記を閲覧いただきまして、ありがとうございます。
自由気ままと相反する、時刻表に制約された旅というのも、また別種の楽しみがあるものです。
時代から取り残された、浮世離れしたような交通機関を愛でてやるというのもまた、楽しいですよ。
食に関しては貧相なものばかり食べさせられることになるので、mzw様のグルメリポートなど楽しく拝見させていただいております。
今後ともよろしくお願いいたします。
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