出羽三山（羽黒山・月山・湯殿山）参拝登山の旅

2015/06/20 - 2015/06/21

たかぢ、けんいちの２人旅です。

出羽三山神社の３山すべてを２日間で制覇するべく山形にむかいました。
しかし事前の下調べをしない我々は、まだ山開き前だという情報を行きの新幹線で知ることになるのでした。

エリア 月山・朝日岳(山形)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 2.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 新幹線 JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京駅7時48分発【ＭＡＸとき】で【新潟駅】へ向かいます。久しぶりに２階建ての新幹線に乗りました。

車内で駅弁を食べながら旅のプランを立てていると、【月山（がっさん）】の山開きは７月１日で、まだ道は閉鎖されているとの情報を見てしまいました。いまさらどうする？^_^;２時間ほどで新潟駅に到着しました。

新潟からは羽越本線で山形方面に向かうのですが、その乗り換え時間を使って駅コンコースの回転寿司屋さんに入ります。朝早いからか寿司は回っておらず直接板前さんに注文です。

新潟産の【のど黒】【黒鯛】【カワハギ】【方々（ほうぼう）】【キス】・・・美味しくいただきました。

１１時前に新潟駅を出発して、日本海沿いを北上します。

２時間ほどで【鶴岡駅】に到着しました。

レンタカーを借りてまずは【羽黒山】を目指します。レンタカー屋さんに聞いたところ、やはり月山はまだ閉鎖中で雪がだいぶ残っているようです。「同じ時期にスキーと海水浴ができるのは、日本でもここだけなんですよ」と言われました。

駐車場にレンタカーを停め【隋神門】から羽黒山に入っていきます。

深い森の中に作られた石段の参道を歩いて進んでいきます。とても雰囲気が良いです。

そして羽黒山のシンボル、国宝の【羽黒山五重塔】です。森の中に単独でそびえる五重塔は珍しいですね。風格があっていつまでも眺めていたくなります。

五重塔を越えるといよいよ登りの階段が現れます。汗をかきながら登っていきます。

３０分ほど歩き、たかぢが限界を迎えるころ茶屋がありました。景色もよく、通り抜ける風がとても気持ちいいお店で【ところてん】をいただきました。ほっと一息つけました。
またここでは、このキツイ石段を登って参拝したという名前入りの認定書がもらえました。

茶屋は行程のちょうど半分のところです。まだまだ登り階段が続きます。

茶屋から歩くこと２５分。やっと羽黒山山頂の【出羽三山神社】に到着です。

【三神合祭殿】

ここ羽黒山、月山、湯殿山の三神を合わせて祀られています。

帰りもあの石段を下るのは大変かと思い、バスで下山することにしました。

今日宿泊の【酒田】まで帰る途中、【湯野浜温泉】に立ち寄りました。ちょっと浜遊びをした後公衆浴場で入浴です。

お風呂でさっぱりした後、綺麗な夕日を見ながら酒田までクルマを走らせましたり

夕食は酒田駅前の居酒屋【とらさん】に入ります。やはり酒田といえば日本酒です。

美味い日本海の幸に日本酒もどんどん進みます。

調子に乗ってガブガブ飲んでいると、お店の女将さんが味の好みを聞いてくれて、メニューに載せていないお酒をどんどん持ってきてくれます。飲みすぎましたがいいお店でした。

２日目です。
予想通り、、、、２日酔いで気持ち悪いです。登山大丈夫でしょうか。

月山に向かうには、通常は北側の【阿弥ヶ原】から登るのですが、山開き前ということでそちらは閉鎖されています。
そこで山形自動車を使い、ぐるっと南側に回って【月山スキー場】からアタックしてみることにしました。

酒田から２時間かかってスキー場まで来ました。びっくりしました。まわりはみんなスキー・スノボの人たちだらけです。
後から聞きましたが、ここ月山は冬は閉鎖していて、春夏だけスキー場をオープンしているとのことです。

登山の恰好をしている人はわずかです。それでも準備をしてスキーヤーに交じってリフトに乗ります。

麓では緑生い茂る風景でしたが、、、

標高が上がるにつれて、チラホラ雪が目立ち始め、、、

１０分もリフトに乗っていると、一面の銀世界になっていました。もう６月の下旬だというのにこんなに雪が残っているとは思いませんでした。

それでもリフトを降りて登山道方面へ歩いていきましたが、とうとう完全な雪面です。普通の登山靴を履いている我々には危険すぎると判断し、月山へのアタックは断念することにしました。わずか登山開始から２分での撤退でした。

諦めきれない気持ちでしばらく目指すはずだった月山を見ていたのですが、少しずつ黒い雲がかかってきて落雷の危険もありました。撤退して正解です。

下りのリフトに乗って帰ります。

本来であれば、月山から縦走で湯殿山に到達する予定でしたが、レンタカーで【湯殿山（ゆどのさん）神社】を目指します。
レンタカーで行けるのは【湯殿山大鳥居】までです。ここから本宮までは、雨が降ってきたので徒歩を止めバスで向かいます。

本宮一帯では写真撮影が一切禁止です。

本宮の入り口にたどり着くと、まずお祓いを受けなくては中に入れません。また裸足になる必要があります。ご神体は温泉が湧き出る岩山で、滑りそうになりながら登っていきます。こんな参拝は初めてです。とても不思議な空間でした。

大鳥居まで戻ってきたので【湯殿山参篭所】の温泉に入っていくことにしました。「神の湯」と呼ばれる地下にある浴室はほぼ湯舟で占められており、その上には立派な神棚があります。これも経験したことがないお風呂でした。

鶴岡駅まで帰ります。途中に【荘内観光物産館】がありましたので立ち寄りです。

生牡蠣や佐藤錦ソフトクリームをいただきました。お土産もここで購入です。

帰りの電車まで時間があるので、鶴岡市街地を観光です。

【藩校　致道館】

資料館になっており、興味深いものがありました。無量というのも嬉しいですね。

【荘内神社】

【天主堂】

レンタカーを返却し、駅近くのショッピングセンターに行きます。帰りの電車で食べるご飯を購入し、時間までお茶をして過ごします。夕方６時半の特急で新潟へ帰ります。

日本海に沈みゆく綺麗な夕日を見ながら山形をあとにしました。

今回は三山制覇とはいきませんでした。次回雪がない時期に再チャレンジしたいと思います。
夏の日差しと雪が同時に楽しめる月山は面白かったです。そして日本酒も美味しくて充実した旅ができました。