2005/08/05 - 2005/08/12
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keikoさん
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急遽決まった夏休み。
夫の休みが取れると決まってからわずか10日ほどで慌ただしく計画を立てた。
夏休みの真っ只中にもかかわらず、JAL特典航空券でハワイ行きの空きを見つけたので、ハワイに決定。
当時、マイルの特典航空券が取れるのは、搭乗日の前日から起算して10日前まで。そのぎりぎり10日前になんとか間に合った。
ハワイはこれが通算4回目になる。それまでの3回はパックツアーだった。とはいってもほとんど観光のついていないフリーツアーだけれど。
当時のツアーだとどうしても最後がホノルル泊になるので、時間がなくて行けなかったところも多い。
そこで今回は、ハワイ島だけの滞在にした。
前回はコナに泊まったので、今度はヒロとワイコロアにする。
ワイコロアはちょっと贅沢に、広々としたバケレンのコンドミニアムに決めた。
実は最初ネットで他のところを予約していたのに、出発2日前になっていきなり英語で電話がかかってきて、そこが売却されたので他のところに変更してほしいと言われた(前日メールが来ていたらしいものの、見ていなかった。どっちにしても急なことには変わりない)。
焦って他のコンドに変更。
〈ITINERARY〉
8/5 関空→(JL078)→Honolulu→(AQ234)→Hilo
8/6 Hawaii Volcanoes
8/7 Hilo→Waikoloa
8/8 Mt. Mauna Kea
8/9 Beach, North kohala
8/10 Beach
8/11 Kona→(AQ283)→Honolulu→(JL077)→関空(8/12)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8月5日(金曜日)
ほぼ定刻どおりに関空出発。
夏休みだけれど思ったほど混んでない。席が埋まってるのは約7割といったところか。
ホノルル到着は午前11時頃。バスで空港ターミナルへ。
入国審査の指紋と写真撮影は、私には初めての経験だった。
ハワイ島(ヒロ)までのチェックインは済んでいたので、荷物を預け直した後バーで一休み。
ホノルルからハワイ島ヒロ空港までは約50分のフライトだ。
アロハ航空の席はオープンでほぼ満席だった。
乗客はアメリカ人(らしい)が多く、日本人はちらほらとしか見かけなかった。
左側の座席に座ったので、途中モロカイ島、マウイ島がきれいに見えた。
モロカイ島は北半分が緑、南半分が茶色に分かれている。
マウイ島は、前に日の出を見に行ったことのあるハレアカラ山が見えた。
上空から見ると地図に描かれたとおりの海岸線や、町や道路の様子がよくわかって面白い。
ヒロ空港に着くと、空港ターミナルの前に各レンタカーの受付カウンターがあった。
今回もハーツで予約。借りた車はアップグレードで AZTEK になった。 -
とりあえずホテルへ。
泊まったのはヒロ湾の海沿いにある Hawaii Naniloa Hotel。
ホテルの前の通りはBanyan Dr.と言って、その名のとおり大きなバンヤンツリーがうっそうとした影を落としている。
ホテルはごく普通の古めのホテルだが、清潔でリラックスした雰囲気は悪くない。
安いカテゴリーの部屋なので眺めはぜんぜん駄目。 -
ホテルのまわりを散策していると、庭でガーデンウエディングをやっていた。
少人数でほのぼのとした感じの式みたい。
ホテル裏から Coconut Islandを見る。 -
8月6日(土曜日)
今日は一日キラウエア火山を観てまわる。
ヒロからHawaii Volcanoes National Parkまでは約26miles。
入口で$10を払う。最初クレジットカードで払おうとしたら駄目だと言われた。
Crater Rim Driveを左廻りにまわることにした。
少し行くと左手にSteam Vents。あちこちに蒸気の噴気口がある。道路脇からも蒸気が上がっている。
ただ今日は天気がいいからそれほどでもない。雨の日のほうが蒸気はすごいらしい。
その先に大きな火口が広がっている。
Kilauea Overlookからは広大なキラウエア・カルデラが見下ろせる。 -
右手にはマウナロア山を仰ぐ。
体積の大きいなだらかな山なので、これで富士山より高いとはとても思えない。それでもマウナケア山にはわずかに及ばないものの4000m級の山だ。 -
その先にはHawaiian Volcano Observatory(見学不可)とJaggar Museumがあって、その裏の展望台からはキラウエア・カルデラの南西の端にあるハレマウマウ火口が見える。
火口の一部が黄色になっているのは硫黄なのかな。 -
南にまわるとHalemaumau Overlookがある。車を置いてトレイルを少し歩くと火口のすぐ近くまで行ける。
火口の脇には花や供え物が散らばっていた。
この火口に現在火の女神ペレが住んでいるとされているのだそうだ。 -
ぐるっとまわって東に向かうとThurston Lava Tubeがある。
300年から500年前、溶岩流が周りから固まっていき、噴火が止まった後に中心部の熱い部分が流れ去って、溶岩のトンネルが形成されたそうだ。
あたりはうっそうとした熱帯雨林のジャングル。
Thurston Lava Tube の入り口。 -
トンネルの中から入り口を見る。
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キラウエア・カルデラの東にはキラウエア・イキ火口がある。
Overlookから見下ろすと、火口の底を歩いているハイカーの姿が小さく見えた。 -
火口の底を歩くハイカー。
-
Crater Rim Driveを一周したあと、今度は南に延びるChain of Craters Roadを行く。
火口から海岸まで下る約20millesの道。
この道は前回行けなかったところだ。
道路沿いにはたくさんの噴火口跡が見える。 -
途中の展望台からは海が見渡せた。
-
展望台には津波の碑があった。
ヒロの町も1900年代に2回、津波に襲われて壊滅的な被害を受けたそうだけど、こちら側でも津波に襲われたらしい。
展望台にあった津波の説明。 -
海沿いをしばらく行くと道は行き止まりになる。道路沿いにはたくさんの車が縦列駐車している。かなり手前に止めなければならなかった。
終点にはレンジャーステーションがあって、最新の情報や注意書きなどが掲示されている。
小屋の中では海に張り出して固まった溶岩のテラスの上を歩かないようにという、警鐘を鳴らすフィルムを流していた。 -
そこから道路が溶岩によってふさがれている地点まで、えんえんとアスファルト舗装の道路を歩かなければならない。
この道程がかなり長く辛い。暑くて単調な道だけど、目を転じればきれいな海が見えるので、それを慰めにひたすら進む。
やがて道路がふさがれているところまで来れば、あとは固まった溶岩の上を歩く。 -
溶岩の上にはルートを示す印がつけられているところもある。
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海岸近くまで行くと、溶岩が海に流れ込んで白い蒸気が上がっているのが遠くに見えた。
もっと近くまで行けるのかもしれないが、暑いのでとりあえずは満足して引き返す。
夜に来れば、赤々とした溶岩の流れが見えるらしいけれど。 -
8月7日(日曜日)
翌日は朝から雨。やっとヒロらしい(?)天気になった。
たまに小雨になったり、また激しい降りになったり。
降りしきる雨のなか、ヒロから19号線を北に向かう。
海沿いの道。海のはるか遠くは青空のところもある。
途中から海を離れて山に向かう。うっそうとした熱帯雨林のなか、山に分け入っていくような道。雨に濡れた木々の緑が鮮やかだ。
ワイメアで少し休憩して、泊まる予定のWaikoloa Beach Resort内にあるVista Waikoloaに着いたのは、12時過ぎだった。 -
ちょっと早いかなと思ったが、とりあえずオフィスに行ってみる。
直前に予約が変わったりしたのでちょっぴり不安だったけれど、幸いすんなりチェックインできた。
部屋はE−106、1階なので眺めは期待できないが、荷物を運ぶのは楽。
オフィスやゴミ捨て場にも近くて便利だった。
玄関 履物を脱ぐのがハワイ流。 -
部屋の中は広々として落ち着いた感じ。
以前L.A.で住んでいたのも2BRのアパートだったけれど、こっちの方がグレード高め。もちろん今のマンションよりもずっと広い。
天井が高いのでゆったりとした感じがする。
リビングとマスターベッドルームに天井ファンとテレビがあった -
窓の外には広いラナイ。
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こちらのラナイにもテーブルセット。1階なので眺めはいまいち。
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カウンターの向こうがキッチン。
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キッチンの設備もそろっている。炊飯器もあった。
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マスターベッドルーム。
ただしベッドは高くてスプリングがやわらかすぎてもうひとつかなぁ。 -
バスルームも2つ。とくにマスターベッドルームの方のバスルームは広々として、バスタブも深い。
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ダブルシンクの洗面台。
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2BRなのでサブのベッドルームを荷物置き場にすることにした。
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こちらのバスルームはシャワーブースのみ。
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洗濯機と乾燥機が室内にあるのが便利だ。容量は大きくないが、こまめに洗濯できるので助かった。
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一休みしてから近くのビーチへ出かけることにした。
オフィスで行き方を聞いたとおりに歩いていくと、Marriott Resortの手前にビーチアクセスの小道があった。
Anaehoomalu Bayはアットホームな居心地のいいビーチ。
ビーチに出たところにタオルやシュノーケルセットなどを貸し出す小さなショップがあった。
歩いてくる途中は暑かったけれど、ビーチは風が吹いていて気持ちがいい。 -
今夜の夕食はカレーに決める。
材料を買い足しに近くのKing's Shopsに行ってみたが、食料品はあまりない。
ワイメアまで戻らなければならないかと思ったが、6milesほど東のWaikoloa Villageにスーパーマーケットがあった。
カレーの材料とレストランで飲んだ地ビール(Kona Brewing Co.のGolden Ale)を見つけて買う。
Konaにはここがやってるビールパブもあるらしい。
行ってみたいけれど、車で行っても飲めないもんなぁ。 -
8月8日(月曜日)
朝、起きる。天気は昨日より少しましかな。
昨日読んだ新聞によると、天気は快方に向かうらしいがシャワーの予報が出ていた。そのせいか蒸し暑い。
今夜はマウナケア山頂と星空を見るツアーに参加の予定。
晴れればいいなぁ。
山は午後になるとたいてい雲がかかるようだけど、地上の天気とはまた違うのでどうなるかわからない。晴天が多いからこそ天文台が建てられたんだからたぶん大丈夫だと思うことにする。
昨日行ったビーチへ、今日は車で行く。車の方がだんぜん楽。 -
歩いてアクセスするとビーチの北側に出るが、車だとビーチの南端にあるパブリックパーキングに止めることになる。
こちらにはレストルームがあった。
北側はMarriott Resortの傍のせいかショップやビーチチェアがあった。
南にはなにもないけど、木陰がある。岩場があってシュノーケリングには南の方がいいみたい。 -
時々山の方で雷がゴロゴロ鳴っている。海の方は青空が広がっているが、山側には黒っぽい雲がかかってきた。今日のツアーは大丈夫かな?
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昨日も通った190号線を通って東へ、Waikoloa Villageを過ぎて200号線Saddle Roadを入る。Parker牧場の中を抜ける道だ。
たまに牛、馬、羊、ターキーなどを見かける。ガイドさんがいろいろ説明してくれる
雨がだんだん激しくなって、しまいには土砂降りになってきた。ガイドさんもこんな激しい雨は今年初めてだそうだ。
サンセットや星が見えるかどうかは山上に行ってみるまでわからないとのこと。
途中の標高9200ft(2804m)の Onizuka Center で約一時間の休憩を取る。
体を高度に順応させて高山病を防ぐためとのこと。
やがて天文台の建物群が見えてきた。あたりは草木一本ない荒涼たる景色。 -
日本の国立天文台が建設したすばる望遠鏡の傍でしばし休憩。
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車を降りるとすごく寒い。ジャケットを貸してくれた。
しばらくしてサンセットを見る場所へ。
いつのまにか雨は止んでいる。 -
だんだんと雲の切れ間から夕陽がさしてきた。雲が赤く染まっていく。
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標高13796ft(4205m)の山頂、気温は0℃。
気圧は平地の約2/3しかなくて、空気も薄い。
息切れしないようにゆっくり動かなければならない。
息を吐ききってから深く吸うようにと教わった。 -
しばし言葉もなくサンセットに見入る。
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雲が下りてきたので今日は星が見えそうだということで、再びOnizuka Centerの近くへ。
ツアーのスタッフが望遠鏡を用意しているあいだ、空を見上げる。
あたりが暗くなるにつれて、次第に星が見えてくる。
ついには満天の星空。 -
8月9日(火曜日)
朝はよく晴れている。昨日買っておいたサンドイッチで朝食にした後、ビーチへ。
Mauna Kea Hotel の傍の Kaunaoa Beach がいいらしい。パブリックビーチだけれど、ホテルで駐車場のパスをもらわなければならない。数が限られているので早い者勝ちだそうだ。
出るのが遅くなったので駄目かなぁと思いながら、一応行ってみるとやっぱり駄目だった。ホテルのゲートに〈Beach Parking Full〉と出ている。
あきらめてそこでUターン。
前の車もそうしている。どうやら同じくビーチを探しているみたいだ。
そこから少し北の Spencer Beach Park へ行くことにする。前の車も同じところで曲がった。 -
小さなビーチだけれど、波が静かでシュノーケルには向いている。
前に行ったことのある Hapuna Beach の方が広いけれど、あちらはボディサーフィン向きなので静かに過ごすにはこちらの方がいいかもしれない。
小さな子供を連れた家族連れも多い。 -
夫はシュノーケリング、私はビーチでごろごろしながら本を読む。
昨日のところよりはカラフルな魚がいるらしい。
気持ちがいいけれど、難は蟻んこが多いこと。
昼過ぎに引き上げる。ビーチに出るところに Puukohala Heiau の遺跡があってビジターセンターに寄る。そこの丘からきれいに海が見下ろせた。 -
一昨日は雨であきらめたノースコハラ方面へのドライブに行くことにする。さっきビーチまで行った道を戻り、さらに北上する。
左手に海を見下ろしながら走る。
Lapakahi Historical Park という古代の漁村を復元した展示があった。
右手には Kohala Ranch が広がっている。 -
うっそうとした熱帯雨林を右手に270号線を終点まで行くと、着いたのが Pololu Valley Lookout。
切り立った崖が海からそびえて、遠くに海に落ち込む細い滝が何本か見える。 -
突き当たりから海岸まで下りる急なトレイルがある。靴を履き替えて下りて見ることにした。30分ほどの短いトレイルだけど、けっこう急で足場が悪く濡れていると滑りやすいので、トレッキングシューズがお勧め。ビーチサンダルの人もいたけれど……。
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濃い灰色のビーチが近づく.
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下りきると石だらけの海岸。細い流れの向こうには、灰色の砂のビーチがある。浅そうなので歩いて渡れそうだが、波が砂地の向こう岸を削っているし、足元を濡らすのがいやなのでやめておいた。
渡ってビーチで遊んでいる人もちらほらといる。波が強いし、ガードももちろんいない。気をつけるようにという注意書きの看板があった。 -
しばらく海を眺めて、引き返すことにした。
帰りは登りがしんどいし、蒸し暑い。ところどころで立ち止まって下を振り返る。 -
いつのまにか日が射してきた。
-
帰りは来た道とは違う250号線を通ることにした.
Hawiの町から左に折れる。コハラ山脈に沿ってワイメアまで続く道。
高度2000〜3000ftの高原地帯を走る。 -
左右にはなだらかな牧場が広がる。牛や馬がのんびり草を食んでいる。ところどころにぽつんと家があったりする。遠く右手には海が望めるところもある。とても気持ちのいいドライブだ。
車を止めて写真を撮る。車を降りるとすごく風が強かった。 -
帰って夕食。
今夜は買って漬け込んでおいた肉をステーキに。サラダとオニオンのスープ。買ってきたカニの爪を炒めたものとアヒポキ。肉は1枚をシェアしたけど、それでちょうどいい。
そういえば昔初めてアメリカに住んだ頃は、スーパーででっかいTボーンステーキを買ってきて、無理やり食べたことがあったっけ……。
ワインは安いもの($6ちょっと)だけどけっこうおいしい。 -
8月10日(水曜日)
朝は山際もきれいに晴れている。1時間もすると次第に雲がわいてくる。
夫はシュノーケルツアーへ。
私は洗濯をしてから、ざっと掃除機をかけた(玄関、バスルーム、キッチンとか汚れてる箇所だけ)。
それにしてもこのフーバーの掃除機、むちゃくちゃ重い&音が煩い。
明日は帰国なので少し荷物の整理を。後は本を読んでのんびり過ごす。 -
夕方、またビーチへ出かける。今度は270号線を南に行ってみる。
Kona Village と Four Seasons Resort の通りを右手へ入る。
Four Seasons のゲートがあったので、ビーチへ行きたいと言うとパスをくれた。このへんは Mauna Kea と同じシステムのようだ。
Kaupulehu Beach というらしい(もしくは Kukio Beach)。
指示されたとおり左に行くとビーチパーキングがあった。もう夕方なので止まっている車も少ない。Four Seasonsができてアクセスできるようになったビーチとかで、まだあまり知られていないのかもしれない。傍に新しくてきれいなレストルームがあった。 -
ビーチもきれい。人が少なくて静かだ。
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夕方、海に陽が沈む。あまり真っ赤にはならなかったが、それでもいい眺めだった。
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帰りに Waikoloa Village のスーパーに寄って細々としたおみやげと、夕食の材料を調達する。
結局、またステーキと缶詰のスープで簡単にすませることに。最後なので冷蔵庫に残っていた材料をさらえる。
残っていたマンゴーとアイスクリームをデザートに。マンゴーはもう少し熟れていた方がよかったかも。
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