「６０００人の命のビザ」の奇跡を見に

2015/09/17 - 2015/09/18

「６０００人の命のビザ」で有名な杉原千畝記念館に行ってきました。ご存知の方は多いと思いますが、杉原千畝氏は１９４０年の７月にリトアニアのカウナスという小さな街で領事をしてるときに、外務省の命令にはむかい多くのユダヤ人たちの命を助けるためにビザを書いた方です。今回はそんな彼の功績を残す記念館に行ってまいりました。生前彼は自分の功績をあまり人に喋らない誇らないでいたそうですが、記念館はそんな彼の姿勢を表しているかのように、山の上に静かに作られていました。

エリア 川辺・八百津(岐阜)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 1.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄
• 利用旅行会社: じゃらん

今日はあいにくの雨。空が暗いせいか、無人の明智駅が暗く寂しく見えました。

明智駅から「杉原千畝記念館」へはバスを乗り継いで行くのですが、バス停の時刻表を見てびっくり！　なんと次のバスまで１時間３０分もあるではないですか！（私が駅に着いたのは１０時２５分頃でした）周辺にお店はない、タクシーも止まってない、どこからかタクシー呼べないかと聞こうにも駅には案内がないし、そもそも駅員がいないのでどうしようもないです＞＜

しょうがないので寂しい駅には妙に不釣り合いな綺麗なバス停の待合椅子で、持ってきた本を読んで時間をつぶすことに（しかし本持ってきて、ほんとによかったですｗ）ここからバスでファミリーセンターというところまで行くのですが、着いてからまたまた驚くことに、記念館がある「人道の丘」まで１日４本しかバスが通ってないみたいで、次のバスが来るまで２時間！　さすがに勘弁してよと思ってたら、ここはタクシー乗り場がありちょうどタクシーが止まっていたので、迷わず乗りました＾＾

朝から何も食べてなかった私は、記念館に入る前にお昼ご飯にすることにしました。ここはそのとき入った食堂です。

美味しい「茸釜飯セット」でお腹いっぱいに＾＾２０００円と高かったですが、その価値はあります＾＾　気をつけてほしいのは記念館の中には食事出来るところがないので、お食事するならここでしないといけません。

こちらは記念館の入り口です。平日にも関わらずそこそこ人が来ていました（ただしみんな自家用車で、バスで来ていたのは私だけｗ）

記念館の中にある一室です。これはリトアニアのカウナスにあった彼の仕事部屋を再現したものだということです。壁には彼の足跡と功績を映像で紹介するビデオが流れています。

仕事部屋の二階は資料室となっているのですが、そこの壁に貼ってある案内です。これを見ても彼がいかにこの町の誇りとされているかわかります。

記念館から見渡せる風景です。杉原氏が生涯愛した故郷がよく見えます。晴れているときに夕焼けをここから見てみたいですね＾＾

これは外にある「人道の丘」の中にあるモニュメントです。なんでもパイプオルガンを公園にということだそうです。一時間ごとにオルガンからスタジオジブリの名曲「めぐる季節」や「風の谷のナウシカ」が鳴り響きます。今回は空が曇っていましたが、晴れている日にまた訪れたいです＾＾

オルガンをちょっと離れたところから見た感じです。写真で見るより段差がきついので、オルガンのところまで行かれる方は気をつけてください。登る時もけっこう大変です。

「人道の丘」の中にある杉原千畝氏の銅像です。

私が記念館を出た後もぞくぞくと人が来ていました。なんでもタクシーの運転手さんによれば、杉原千畝氏は日本人より外国人からの方がよく知っているらしく、イスラエルから大勢のユダヤ人がツアーで来ることもあるそうです。ユダヤ人たちにとっては正に英雄であり命の恩人ということで、イスラエルに日本人が行くとよく「ミスタースギハラを知っているか？」と聞かれると、記念館の中の資料に書いてありました。

次のバスまでこれまた一時間です。一日に四本、そのうえ土日祝日は運休というのだから、ほんとにすごいところです（青森の竜飛岬だって、さすがにもっと本数ありましたｗ）来る時に乗ったタクシーの運転手さん曰く「来る人の期待を裏切っている」だそうです。まあ急ぐ旅でもないので「人道の丘」で寝そべりながら本を読んで時間をつぶしていました。

これは宿泊したホテルです。大浴場付きでとても快適なホテルでした。今度行く時があったら、また泊まりたいですね＾＾以上が今回の旅行記です。ほとんど移動で時間が潰れてた旅ですが、たまにはこんなゆっくりしたのもいいですね＾＾　雨が降っていたので街の中をいろいろ探索できませんでしたが、次はもっとあちこちまわれたらいいなと思います（街の探索は出来ませんでしたが、ホテルの目の前にブックオフがあったので、なんか面白そうな本を見つけては読んでましたｗ）では今回はこのへんで＾＾