2015/09/14 - 2015/09/14
40位(同エリア64件中)
河内温泉大学名誉教授さん
- 河内温泉大学名誉教授さんTOP
- 旅行記254冊
- クチコミ897件
- Q&A回答101件
- 340,866アクセス
- フォロワー18人
奥琵琶湖ドライブウエイが開通するまでは、正式な陸路が無かった菅浦地区だ、今も百数個の戸数しか住んでおらず、長男以外は地区を出て生活するというのが、仕来りとか。住戸面積、田畑等から推定される判断でしょう。加えて、恵美押勝の乱がきっかけとなり、廃帝となった淳仁天皇が隠棲したという伝説も生きている、歴史に閉ざされた風景が目の前に開ける。
話は今世紀に戻るが、我が寅さんも第47作「拝啓車寅次郎様」でマドンナかたせ梨乃と菅浦を散策する。山田組のロケ班と隊長五十嵐さんの大手柄でしょう。そんな風景が今も残る地区内を散策していると、現実と歴史とが微妙に入り混ざったタイムスリップしたような錯覚にはまる。昔は、集落の四隅にあったという一番奥の「四足門」迄行き引き返すと、集落の入口でその一つが修復されている現場に出会わした。こんなシーンは願っても観られ無いだろう。
ここから、海津大崎を過ぎてマキノに出る。何度もお世話になっている「湖里庵」を経営されている「魚治」のある集落です。数軒隣には「吉田酒蔵」という造り酒屋があり、食卓にも吟醸酒が出た。水を大切にする、漁師さんと杜氏さんのコラボレーションが始まります。
前菜は数品、勿論それぞれにほぼ「鮒寿し」が細工されて入っている。前菜のゴリの山椒煮が絶品。季節柄「土瓶蒸し」や「肝吸い」も胃の腑に暖かい。また、鮒寿しのテンプラやチーズ巻も目新しい。御酒が進む。時に女将さんが訪れては、土地のお話し、食材のお話しときめ細やかな親切が嬉しい。
家に帰るという愚妻を駅に降ろして、私は今宵の宿へ向かう車では夢見心地でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20