東京下町の公園、猿江恩賜公園

2015/09/12 - 2015/09/12

台風と秋の長雨の影響で、各地に甚大な被害をもたらした不順な天候の中休みだろうか、数日振りかの青空を仰ぎ、気温も上昇してきた中、久しぶりにカメラを持って出かけた。
東京下町、緑の源である木材の貯木場として、江戸時代は幕府の、明治以降は明治政府の貯木場として活用されていた土地を、昭和天皇の成婚を記念して東京市へ下賜され、現在の新大橋通の南側が流れと池のある公園として公開された。後に、新大橋通を挟んだ向かいの北側に緑豊かな並木もある公園が開かれた。

緑少ない下町の憩いの場所として、緑の芝地やベンチで、弁当を広げる親子連れ、テニスコートや野球場も併設されているので、スポーツに興じる人々に利用されている。

地下鉄半蔵門線の住吉駅で下車すると、直ぐ後ろに公園が広がる。気温が上がってきて、汗ばんできたが、７月８月の初旬の猛暑と言うわけではない。
公園の木立の陰に入ると、ほっと一息、微風も有って、何とか老体も足を前へ運ぶことができた。
園内に併設されたテニスコートや野球場では、白いボールが飛び交って、野球場からはコーチか監督の怒鳴る声が暑さを増すようだ。
野球場を含む南側の公園は、小流れのある池があり、日本庭園らしい趣となっているが、流れには近所の生活用水が流れ込んでいるのだろう、水面に油が浮いてマーブル模様に濁っている。
北側の並木は銀杏が多く、細い着ながら、秋の実りを表す銀杏の実が鈴なりになっていた。
恐らく、近所の人がいずれバケツを持って拾いに来るのだろう。

エリア 錦糸町(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

園内には、花壇等は設けられていないが、路傍の草花として見られる。

園内の並木道。

時計台とタワー。

貯木場の名残、蓮池になった貯木貯水池。

ポプラ？
草木の名も良く分からないので。

たわわに実を付けた銀杏。

零れ落ちた銀杏

遊具などのある部分。
北側の公園。

園内、猫の額ほどの毛利農園。

南側お公園は日本庭園の趣で、小流れと葦の密生した池や東屋が設けられている。

住吉町の交差点、向こう角の喫茶店で、やっと一息つく。
園内には、飲み物等の自販機は設置されていない。