2015/07/19 - 2015/07/25
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彷徨人MUさん
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1).「麗江市」郊外に向かう (7月20日)
閑かさや 艶なき森の サルオガセ
この日は、「白水台」から「虎跳峡」を見学し、一気に「麗江」を下り、戻って来るという長距離コースである。その道中は、高度3,500m前後の起伏のある山間に張り付く山道等を通る、難コース である。
タクシーで、ホテルから、「月光広場」を通り、「環状南路」に出るや、運転手の「四駆君」は、道路脇に車を止め、そこにいたチベット人の女性と話し始めたのである。女性は彼の奥さんで、この一帯の清掃を請け負っているそうだ。窓越しに、僕が、彼女に挨拶をすると、恥ずかしそうに、挨拶を返してくれた。彼らは、共働きしながら、二人の子供の将来を、真剣に、考えているようであった。
2).「白水台」へ
車は、国道214号に入り、一気に南下し、蛇行する山道に入るや、谷あいの道を慎重に進みながら、集落内のバス停近くの駐車場に着くや、「白水台に着きましたよ」と、運転手の「四駆君」は、言いながら、車を止めた。車から降りるや、納西(ナシ)族の地元民に取り囲まれた。聞けば、馬に乗って、山間にある「白水台」への見学の勧誘であった。その中で、赤子を背負った「納西族」の若い母親の勧誘を、僕は、断る勇気もなく、その馬に乗り、村の見学に向かった。村は、石灰質を含む地下水が流れる過程で、結晶化し、次第に赤み掛った乳白色へと変化した台地の上にあった。
食後、再び、「四駆君」の車に乗り、標高5,000mを超える「哈巴雪山」の麓を辿りながら、深い谷間に沿って続く公道「東環線」を、南へと、下って行った。
3).「虎跳峡」へ
「香格里拉市」側の「哈巴雪山」と、「麗江市」側にある「玉龍雪山」との間を流れる「金沙江」沿いに、全長20キロ、高低差300mの大峡谷が流れており、上流から、「上虎跳峡」、「中虎跳峡」、「下虎跳峡」と呼ばれる風景区がある。「金沙江」沿いを下っていくと、かなり大掛かりな展望施設があり、「香格里拉上虎跳景区」と書いた看板があった。「金沙江」沿いに、大きな虎の石像(表題写真参照)が置いてあり、「金沙江」に突き出た大型の展望台に辿り着いた。
4).「ラサ」へ戻る
この後、更に南東に下り、国道G214号を北へ向かい、一路「香格里拉」に戻ることになった。途中、僕が転寝から、目を覚をしたら、後ろの扉から、二人の若者が車に乗り込むところであった。ヒッチハイクをしていた、安徽省の大学生二人であった。しばらくは狸寝入りしていたが、寝ている僕が、日本人のオッちゃんだと分かり、その後は、彼らと、賑やかな車中談義となった。彼等は、ヒッチハイクで、チベットのラサを目指しており、既に先行組は、「香格里拉市」に向かっている様であった。中国の若者の日本好みであろうか、僕の知らない日本に関する質問が多かったが、若者との会話を、僕は、それなりに楽しんでいた。午後6時過ぎ、香格里拉の「月光広場」に到着した。彼らの先行組が、既にそこにいて、全員で歓声をあげ、無事到着を喜んでいた。
5).国家公園第1号、「普達措国家公園」へ (7月21日)
「普達措国家公園」は、東に22キロ離れた、中国最初の国立公園である。総面積は1,313平方キロだが、公園として整備されているのは、僅かである。「普達措国家公園」の中は、シャトルバスを乗り継いで見学をするシステムである。
【属都湖】 標高3,600mの「属都湖」湖畔で、バスから降り、「属都湖」畔沿いに約2.7キロほど続く、板敷の遊歩道を歩き始めた。「属都湖」を過ぎたあたりから、上り坂になっているので、後ろから来たバスに再び乗り込み、高度3,700mの「弥里塘」と呼ばれる高台で下車した。眼下に広がる一面の牧草地で、三々五々群れ、草を食むヤクを、しばし眺めていた。放牧地の先に、「弥里塘レストラン」を見つけた僕は、都合よく来たシャトルバスに乗り、次の停留場で降り、このレストランに入り、全面がガラス窓の席から、草を食むヤクの行動を眺めながら、昼食をした。
【碧塔海】 バスで「碧塔海」まで向かい、船着き場で降りた。そこからは、「碧塔海」の堤の遊歩道を歩き始じめたが、当初は平坦な道も、やがて起伏のある道へと変わり、湿原に入ると、不安定な板敷を、ゆっくりと、慎重に、踏みながら、歩いて行った。(以下、写真参照)
* Coordinator: H. Gu
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- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL 中国東方航空
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- 個別手配
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「白水台」への道
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「白水台」への道
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「白水台」の入り口
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「白水台」
馬で白水台の見学ができるが、背中に赤ちゃんを背負ったナシ族の若い母親の馬方。 -
「白水台」
背中に赤ちゃんを背負たナシ族の若い母親の馬方は、僕が乗る馬の鞍をしっかりと占め直し、そこに僕を乗せ、白水台へと、向かった。 -
「白水台」 -
「白水台」
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「白水台」
白水台の下の方にある、ナシ族の集落 -
「白水台」
ナシ族の集落 -
「白水台」
ナシ族の集落内の食堂での昼食。野菜の炒め物が多い -
「白水台」から、5,000mを超える山々の間を走る山道を通り、「虎跳峡」に向かう。
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「白水台」から、5,000mを超える山々の間を走る山道を通り、「虎跳峡」に向かう。
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「白水台」から、5,000mを超える山々の間を走る山道を通り、「虎跳峡」に向かう。遠くに「金沙河」が見えてきた。 -
「白水台」から「虎跳峡」に向う山道から、見上げる5,000mを超える山々。 -
高山の山間を流れる「金沙河」 -
シャングリラ側にある「哈巴雪山」(5,396m)と、麗江側にある玉龍雪山(5,596m)の高山の間を流れる「金沙河」
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シャングリラ側にある「哈巴雪山」(5,396m)と、麗江側にある玉龍雪山(5,596m)の間を流れる、「金沙河」沿いの道路。 -
シャングリラ側にある「哈巴雪山」(5,396m)の山麓 -
上虎跳峡(シャングリラ側)の案内板 -
シャングリラ側にある「哈巴雪山」(5,396m)と、麗江側にある玉龍雪山(5,596m)の高山の間を流れる「金沙河」
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シャングリラ側にある「金沙河」沿いの「上虎跳峡」
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シャングリラ側にある「金沙河」沿いの「上虎跳峡」
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シャングリラ側にある「金沙河」沿いの「上虎跳峡」
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【普達措国家公園】
公園内の案内図 -
【普達措国家公園】
入口のチケット売場 -
【普達措国家公園】
「属都湖」の池の浮草、魚の餌にもなっている植物 -
【普達措国家公園】
「属都湖」
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【普達措国家公園】
公園内の草原に咲く草、ヤクの餌になるのだろうか -
普達措国家公園
「属都湖」 -
普達措国家公園
「属都湖」 -
普達措国家公園
「属都湖」
伝統の民族服風のユニフオームを着た女性係員
若い人の手には、しっかりと、スマホ?が握られていた -
普達措国家公園
「属都湖」
板敷の歩道を行く観光客 -
普達措国家公園
「属都湖」
ヤクは、一家で午睡か? -
普達措国家公園
路傍の花 -
普達措国家公園
「弥里塘」 ヤクの広大な放牧地
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普達措国家公園
「弥里塘」 ヤクの広大な放牧地
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普達措国家公園
「弥里塘」 ヤクの広大な放牧地
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普達措国家公園
「弥里塘」 ヤクの広大な放牧地
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普達措国家公園
長い髭状のサルオガセ(胡子)が、垂れ下がる森
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普達措国家公園
長い髭状のサルオガセ(胡子)が、垂れ下がる森
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普達措国家公園
長い髭状のサルオガセ(胡子)が、垂れ下がる森
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普達措国家公園
「碧塔海」沿いの針葉樹林に寄生する「サルオガセ」 -
普達措国家公園
「碧塔海」沿いの針葉樹林に寄生する「サルオガセ」 -
普達措国家公園
「碧塔海」 -
普達措国家公園
「碧塔海」沿いの針葉樹林に寄生する「サルオガセ」 -
普達措国家公園
「碧塔海」 -
最近オープンした『香格里拉博物館』(正式名は、「香格里拉香巴拉時輪壇城文化博覧中心」)
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最近オープンした『香格里拉博物館』(正式名は、「香格里拉香巴拉時輪壇城文化博覧中心」)
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