2015/07/31 - 2015/07/31
56位(同エリア531件中)
sio爺さん
早朝の自転車散策も含め、午前中に盛岡市内を見学して、次に目指したのは新花巻。もちろん宮沢賢治関連施設に行くためだ。ただし盛岡から新花巻へのアクセスは、すこぶるよろしくない。乗り換え無しで行けるのは一日3往復の「快速はまゆり」だけしか私は知らない。従って、快速はまゆりの11:48出発に合わせて、盛岡観光を切り上げた。新花巻駅までは順調に来たが、問題はその後。宮沢賢治記念館、イーハトーブ館、童話村などへ行くためのバスは極めて少なく、快速はまゆりの到着時刻とは全く無関係だった。従ってタクシーで、まず記念館に行き、続いてイーハトーブ館、童話村に行き、帰路は新花巻駅発の在来線の出発まで時間があったので、歩いてみた。20数分ぐらいだったので、まだ許容範囲だった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新花巻駅は新幹線と在来線の駅が全く別物で、行き来するには少し歩かなければならない。
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それはさておき、新花巻駅は駅名表示からして宮沢賢治とりわけ「銀河鉄道の夜」を想起させるものが多い。
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あちらこちらに宮沢賢治の童話の世界が
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それらを見ることにより、宮沢賢治の世界への入口に入ったような気になる。
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序文で記載したように賢治記念館までのアクセスが良くないのでタクシーで行った。ワンメーターではないが、賢治記念館までに2〜3回ぐらいカチャッ、カチャッとメーターが回ったと思う。
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タクシーを降りて賢治記念館入口に行くまでにも、宮沢賢治ワールドに入ることを実感するものがたくさんあった。
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イーハトーブ館への案内
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たしかこの道の先が宮沢賢治記念館
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童話の森周辺マップ
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彫刻碑「よだかの星」
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宮沢賢治記念館の門
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疾翔大力像。このふくろうは、バート・ド・ヴェールという古代メソポタミアで発明された幻の技法でつくられた世界最大の彫刻ということだ。
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猫の事務員がお出迎え。ここは撮影スポット。しかし館内は撮影禁止なので、印象は心のカメラに収めるしかない。
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チケットは2館共通券にした。入館すると地元ボランティアのような方が説明をされていたので、感心しながら聞かせてもらった。展示で興味を惹かれたのは「銀河鉄道の夜」に関する資料をまとめたような一室。未定稿の原稿がたくさん並べられており、「銀河鉄道の夜」の成り立ちについてテレビシアターのような形で上映されており、一通り全部見た。「銀河鉄道の夜」は、科学、宇宙、宗教、芸術など様々な分野に造詣が深い宮沢賢治の世界の結晶であることを再認識した。
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宮沢賢治の所蔵品も展示されており、浮世絵やレコードに関しては花巻でも有数のコレクターだったそうだ。レコードは「田園」や「未完成」などが展示されており、「田園」はプフィッツナー指揮、「未完成」はクレンペラー指揮で、オーケストラはともにベルリン州立オペラ。今、目の前にあるレコードは宮沢賢治が聴いたと思うと、感慨深かった。
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宮沢賢治記念館を出て、イーハトーブ館を目指して山を下っていくと、
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日時計花畑や
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やちょっとしたモニュメントなどがあり、結構退屈しないで歩けた。
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もうすぐ、イーハトーブ館だ
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イーハトーブ館は外観も内部も
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独特な造りになっており、
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賢治に関する様々な資料を展示、販売していた。
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入館すると、ちょうど「イーハトーブの世界」のような内容の映画を上映するところだったので、25分間たっぷり見せてもらった。花巻を中心とする賢治の身のまわりを賢治がどう受け止め、作品にどう反映しているのかなどを物語っており、賢治の作品をもっともっと読みたくなった。猛暑の中けっこう歩いたので、涼むのにも良かった
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銀河トレイン。宮沢賢治記念館やイーハトーブ館で賢治の世界をいささかなりとも体感してきたので、銀河トレインに乗って童話村に行くような気分にもなる。
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宮沢賢治童話村(賢治の学校と賢治の教室)遠景。
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賢治の学校。
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一見バラバラに見えるが、
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ある角度から見ると、この通り。
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賢治の学校入り口。宮沢賢治記念館で賢治の生い立ちや賢治ワールドのバックボーンとなる事柄を学び、イーハトーブ館では賢治の理想郷とは如何なるものかを感じ取り、童話村では賢治のファンタジックな童話世界を体感した。
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賢治の椅子が置かれた、「ファンタジックホール」
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「宇宙の部屋」は、3枚の鏡で構成された巨大な万華鏡の空間
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「大地の部屋」は、イーハトーブに生きとし活けるものたちの世界
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ミニチュア「セロ弾きのゴーシュ」の始まり
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ミニチュア「セロ弾きのゴーシュ」のお話おしまい
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ミニチュア「注文の多い料理店」のお話の始まり
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童話村を出ると、向かい側に、賢治の教室に行くための木の階段があった。
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ログハウス風の賢治の教室が何棟もあった。
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ログハウス内は「賢治の教室」になっていて、
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賢治の童話にたくさん登場する動物を賢治はどう受け止め、
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作品の中でどう表現しているのかを多数展示していて、時間があったらもっとじっくり見たかった。
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新花巻駅前に、このようなものが設置されていた。
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炎天下、童話村から新花巻駅まで歩いて、ようやくたどり着いた。
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新幹線の新花巻駅は待合室に冷房が効いており、
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花巻祭りの御神輿も展示されていた。
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帰路も快速はまゆりに乗ることができ、
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いよいよ賢治さんの花巻ともお別れだ
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新花巻駅から快速はまゆりに乗り、花巻駅で北上駅行きの列車に乗り換える予定だった。快速はまゆりを降りて、花巻駅ホームの駅名表示がちょっと個性的だったので写真を撮ったりしていると、予定の列車に乗り遅れてしまった。事前に時間をキッチリ調べて綿密な旅行計画を作成していたが、乗り換え時間3分ということをすっかり忘れていた。再発防止を誓った。
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モンテインホテルを選んだのは、花巻から平泉のエリアで大浴場があって朝食の評判が良いホテルを探してヒットしたから。そしてJR北上駅から結構距離があるので、無料送迎してもらえる。
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そのかわりというか、ホテル周辺に観光地らしきものはない。ロビーにはフリードリンクのコーヒーが設置してあり、季節柄アイスコーヒーにできるように、常時氷をセットしてあり、その心配りが素晴らしい。
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部屋は落ち着いたツインルームで、エアコンも部屋で調節できた。
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大浴場は男女入替制だが、露天風呂とサウナもあり、特にサウナは翌朝も利用できたのが有り難かった。
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北上は内陸であるにもかかわらず、なぜか回転寿司激戦区だそうで、これは流通の発達によるものだそうだ。そこで、ホテルの部屋で缶酎ハイを1本飲んで気合いを入れて、大いに期待をして「すしグルメ」店内に入った。
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意外にも空席が多く、寿司はあまり回転していなかった。そのため個別に注文することにした。連れ合いは根っからの寿司好きなので、甘エビなどの生ものを中心に、自分はサラダ系が好きなのでサラダ系やマヨサーモンなどを頼んだ。
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やや近くにいた年配のおじさんが日本酒を飲んでいるようなので、自分も頼むと「爛漫」がワンカップで出てきた。味はやっぱりワンカップだった。寿司職人のお兄さんはとても丁寧で、注文した寿司はおいしかった。
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