2015/09/05 - 2015/09/05
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たびたびさん
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二日目は、まだ暗いうちに松本を出発して、まずは上高地の大正池へ。
今日は奥穂高がメインなので、本来なら平湯にまっすぐ行った方がいいのですが、昨夜、平湯に泊まる予定のところアクシデントで松本で泊まることになり、松本からの早朝便の時刻を調べると上高地行きのバスに早い時間がある。それなら、まだ上高地ではまだ行っていない大正池も見てみようかと思った次第。これがなかなか正解で、朝もやの素晴らしい景色に出会うことができました。
その後、平湯バスセンター経由、新穂高ロープーウェイを乗り継いで、標高2,156mの西穂高口駅まで。展望台には、北アルプスの山並をパノラマのように見渡せる大絶景が待っていました。夏場以降こんな晴れ間はしばらくなかったと言う好天にも恵まれて、痛快痛快。展望台からは西穂高岳への登山口へと繋がりますが、ここまでならとっても簡単。お年寄りの観光客もたくさん来ていました。
そして、今夜の宿、平湯までの帰りはバス路線沿線の温泉をはしご。後半は、けっこう余裕のスケジュールとなりました。
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松本駅から、朝一番の電車で出発。まだ暗い中、まずは新島々駅に向かいます。
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今日は土曜日。登山客を中心にそこそこの人たちが乗っています。まあ、私の場合は、登山と言うようなものではないので、皆さんの本格的な構えとは違いますけどね。。
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終点の新島々でバスに乗り換え。上高地に向かいます。バスはほとんど満員。やっぱりこの辺りで上高地はダントツの人気ですからね。バスの便数も一番充実しています。
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上高地に向かう途中にあるのが奈川渡ダム。バスの中から見えた時、チラリと見えるだけだろうと思ったら、バスはこのダム湖に沿って進んで行きます。かなり長い時間見ることができますので、紅葉の時期とかなら見応えがあると思います。
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イチオシ
上高地に行く場合は、大抵の人はバスの終点まで行って、とにかく河童橋を目指します。なので、その手前の大正池で降りる人は少ないでしょう。
今回はこちらで降りて、河童橋の方まで歩いてみることにしました。
大正池は、焼岳が噴火し、泥流によって梓川が堰き止められてできた池。その焼岳を正面にしてゆるやかな梓川の流れ。朝もやが掛かって、幻想的な風景が広がっていました。河童橋もいいけど、ここもずいぶんいい眺め。ここも上高地では外せないポイントであるような気がします。 -
奥に見えているのは焼岳です。
標高2,455 mの活火山は、何度も噴火をしただけに、赤茶けた山肌が残っていて、それらしい姿。登山ルートもあるようですが、眺めるだけでも十分インパクトは感じます。 -
イチオシ
それにしても、この朝もやのかかった景色はいいじゃないですか。実はものすごく冷え込んで、厚いダウンを着ていても寒さがじんわり凍みてくるようだったのですが、それがまたこの景色を生む条件の一つなんでしょうね。
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奥の山肌には朝の光が当たっていて、これも神々しい。明日は天気が崩れるみたいだし、無理してきたのは間違っていなかったでしょう。
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ここから、河童橋を目指して、整備された遊歩道を進みます。
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例によって、湧き水の流れる沢や
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梓川の河原にも出会いながら、先へと急ぎます。
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上高地で梓川の清流は、見所の一つ。河童橋では槍ヶ岳の景色と合わせて、この清流の美しさを眺めるのが定番でしょう。そのまま飲めそうな水の青さがとにかく素晴らしいです。
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遊歩道は、道案内があってわかりやすいのですが、ちょっと距離がありますね。上高地のバスターミナルからはほとんどとんぼ返りしないと奥穂高行きが遅くなってしまう。天気は明日に向かって下り坂なので、少しでも早く行きたいんですよね。
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この大正池から河童橋に向かう途中は、中の瀬園地という名前。
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ただ、どこからどこまでが範囲なのかはよく分かりませんが、
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イチオシ
木製の遊歩道のある場所や梓川から川越しに迫力ある上高地の山々が望めたり、
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歩く途中途中に見どころがあって、意外な変化が楽しめました。
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しばらく歩いて、上高地観光センターに到着。ここはバスターミナルも兼ねていて、ここから平湯に向かいます。途中、少し心配しましたが、予定していた時間には間に合いました。
ところで、河童橋はここから歩いて数分なんですが、まだ朝早かったので人影はまばらでした。 -
平湯のバスセンターに到着。
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少し説明すると、平湯からは、上高地はもちろん、奥穂高や乗鞍高原へ連絡バスが出ていて、岐阜県側からするとこの辺りの交通の中心です。
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ただ、長野県側からするとここは岐阜県になるので急に情報が少なくなってしまって、この辺りの中心であることが案外知られていないんですよね。一方、飛騨交通の営業所の方もいまいち長野県側のアルピコの情報に疎いようで、お互いにもう少し改善してほしいなあと思います。
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さて、平湯から奥穂高に向かうバス。途中から道は細くなってきました。上高地への道とはちょっと違いますね。
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終点の新穂高ロープウェイです。
ここから上がっていくんですが、ロープウェイは新穂高温泉駅と鍋平高原駅を結ぶ第1ロープウェイとしらかば平駅と西穂高口駅を結ぶ第2ロープウェイの二段階となっています。 -
まずは、第1ロープウェイを上っていきます。正面は、笠ヶ岳。
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正面に壁のようにそびえているので、ぐんぐん上がっていくのがよくわかりますね。
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ほどなく、鍋平高原駅に到着。
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ここで、しらかば平駅に移動して、第2ロープウェイへ。
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そのしらかば平駅の構内にあるのは、アルプスのパン屋さん。
ロープウェイを待っている間に皆さんここでちょい買いをしています。 -
私もここで人気のクロワッサンをいただきました。ここで食べるのもあってか、さっくりした歯ごたえのクロワッサンはとっても美味。新穂高ロープウェイの楽しみの一つだと思います。
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今度は第2ロープウェイのロープウェイ。これは二階建てのゴンドラなんですよね。
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笠ヶ岳を正面に見る第1ロープウェイも捨てがたいのですが、さらに高みに上がっていく。
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この感覚も素晴らしいです。
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あれが、最終地点、西穂高口駅ですね。
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二階建てのゴンドラに合わせた構造なので、ロープウェイの駅にしては迫力がありますね。
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西穂高口駅の屋上に出ると、
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そこは、北アルプスを望む大パノラマの展望台です。
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ちょっとあっけないくらい簡単にやってきましたが、
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イチオシ
天気のほうも、こんな秋晴れの青空が見えて、最高じゃないですかあ。気持ちいいですねえ。夏場から天気はイマイチの日が続いて、こんないい天気は久しぶりなんだそうです。
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さて、これは、南西方向。左手から焼岳・乗鞍や高山市街、その先には白山連峰までも望みます。
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焼岳は今朝ほどは上高地から見てましたが、ここから見るとこんな感じ。
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イチオシ
ここから見ても、活火山であるために禿山なので、すぐにそれとわかります。
ちなみに、この山は標高2,455m。日本百名山のひとつ。飛騨山脈の延長線上にあって、長野県と岐阜県にまたがっています。 -
正面のとがった場所は、大木場の辻。
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その左手は、高山市街らしいんですが、それはよくわからない。
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そして、そのまたずっと先のほうが、白山連峰です。今日は天気がいいので、それなりには見えているように思います。
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今度は、笠ケ岳を正面に見る北西方向。右手の槍ヶ岳に向かって、細かな峰が続きます。
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新穂高ロープーウェイの正面に、開いた扇のように山肌を見せるのが笠ケ岳。
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飛騨山脈の山で、標高は2,898m。山名は、笠を伏せたような姿からということですが、こちらからはなかなかそうは見えませんね。
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イチオシ
で、見どころは、さっき乗ってきたロープーウェイ。笠ケ岳をバックにして、
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ぐんぐん迫ってくる。こうやって上ってきたのかと思うと、ちょっと感慨深いものもありますね。
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笠ケ岳から、右手のほうに目を転じますと
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山肌の先には、北アルプスの最高峰、槍ヶ岳があるんです。
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この先、
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右手、手前の西穂高の奥のほう。
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イチオシ
ズームしますとこんな具合。ちらりと棘のように出ているのは、アルプス一万尺の歌で有名な小槍です。
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これは、西穂高。
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展望台の案内人のお兄さんが一生懸命説明してくれています。
ここから西穂高の山頂までは、尾根伝いに西穂山荘経由で行くんだそう。 -
ちょこっと見える部分だけでもここからここが片道2時間とか、ここが4時間とか。なんでもないように見えるんですが、北アルプスは半端ではありません。
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西穂高岳は、深い切れ込みのある山肌が特徴的。手前に人影が見えますが、これは千石園地。後で行ってみます。
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改めて、西穂高を眺めて、
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千石園地は、第2ロープウェイの西穂高口駅から外に出たところ。
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ちょっとした散策路で、先は西穂山荘に向かう登山道につながっています。
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駅舎屋上の展望台から眺めてばかりでも味気ないと思って歩いて見たのですが、やっぱり眺めは展望台が一番。散策路は高い木に覆われているので、すっきりした眺めは難しいです。
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道案内はあっても、景色が見れないのでは仕方ありませんねえ。
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で、ここからが登山道。登山をする人はここで届出が必要です。それを確認したので、ここで引き返します。
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帰りのロープーウェイに乗って、
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また正面は、笠ヶ岳。
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しらかば平駅に向かって、
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イチオシ
一気に降りていきます。すれ違うゴンドラは、上ってくる人で満員ですね。今日は天気がよくて、最高ですからね〜。皆さん、期待していいですよ〜
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しらかば平駅も、もうすぐです。
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新穂高ビジターセンターは、新穂高ロープウェイの中間地点しらかば平駅のある鍋平高原。温泉施設もありますが、それ以外にお土産物の売り場や新穂高の自然を紹介するコーナーもあります。
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時間が限られる中、厳冬の新穂高を撮影したビデオを見ましたが、大迫力の映像にはちょっと感動しました。
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ところで、鍋平高原といっても、新穂高ロープウェイの中間駅を降りた場所。正面に笠ヶ岳が見えるロケーションなので、それがバッチリ見れる場所はないかと探しました。
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聞くと散策路があるということだったので、少し歩いてみましたが、深い森の中を歩く道。結局、一番眺めのいいのは、やっぱりロープウェイの周辺。ジタバタすることはありませんので、よろしく。
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新穂高温泉まで降りてきて。
奥飛騨温泉郷総合案内所は、新穂高温泉の街では一番下手にある施設。当てもなく歩いていて目に止まりました。 -
これから平湯に帰る途中にはいろんな温泉があって、バスを途中下車していろいろ回る予定なので、事前にここで情報収集します。いくつかの名物温泉などを紹介してもらいました。
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隣を流れる清流。
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青く澄んだ、アルプスの雪解け水ですね。
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さて、新穂高温泉では食堂らしい食堂はなくて、こうした旅館や日帰り温泉と併設された食事処を利用することになります。
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中崎山荘 奥飛騨の湯では、朴葉味噌の定食をいただきました。バスの時間が気になって仕方なかったのですが、すぐに出てきて余裕余裕。バス停が意外に近くなのも利点でしょう。
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新穂高の湯は、この辺りでは一番の名物温泉。ライダーが何人も立ち寄って行く感じです。
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温泉は、橋を渡って、
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川のほとりの
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岩場の陰。
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ここが入り口。無人の温泉です。
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イチオシ
浅い砂地の水たまりのような場所で、動くと土混じりの砂が舞い上がって、正直言えば、あまり気持ちがいいというものではない。じっと体を動かさずに入りますが、湯の方はかなりぬるめ。長湯にはいいかもしれません。
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新穂高の湯に入った後、バスの待ち時間がそれなりにあったので、神通砂防資料館に立ち寄ってみました。
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内部は奥飛騨の土砂災害と砂防のすべてを紹介するというコンセプト。ジオラマで砂防事業の様子を再現した展示とかが目を引きました。
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ここから、また次の温泉に向かいます。
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今度は、栃尾温泉。小さな温泉かと思ったら、集落にはバス停が二か所あります。温泉街というほどではありませんが、集落の中にはポツン、ポツンと食事処もあるので、最低限の便利さはあると思います。
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で、入る温泉はこの荒神の湯。簡単な囲いがあって、中はそれなりに広いです。また、川のほとりなので、開放感もあるのですが。。
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ただし、質としては寂しいかなあ。ざらざらしたコンクリート造りなので、歩くとちょっと足が痛い。風呂の周辺を石で組んで少し雰囲気を出しているんですが、風情があるというレベルでもないと思います。湯は熱い方だと思います。
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ところで、奥飛騨の温泉では、平湯温泉がイコール奥飛騨温泉のような認識もないことはないと思いますが、その他にも、新穂高温泉、栃尾温泉、福地温泉、新平湯温泉といった小さな温泉が点在しています。その中では、この福地温泉は古くからの温泉ということでした。
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で、勧められたのは昔ばなしの里に併設されている、こちらの石動の湯。
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まずは、食事処の五平餅村で
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鍋焼きうどんをいただきました。
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イチオシ
そして、お湯に入るとひと串サービスしてくれる五平餅も。表面に何かついているのはヨモギ。こんなの初めてですが、味噌の香りもいいし、お餅のもっちり感もほどよい。この五平餅は天下一品です。
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お腹が満たされたところで、落ち着いて入浴。
一見無色透明の湯なのに、 -
湯の花が濃くて湯桶に湯の花がこびりついている。ちょっと名湯の雰囲気がありました。露天風呂が続いた後だったので、これで一息つきました。
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今夜泊まるつゆくさは、家族経営のアットホームな宿。今回は二回目の利用です。
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前回と違うのは、お風呂。すごい量のかけ流しなんですが、カリスマ左官職人の、あの挾土秀平の手が入ったようですね。これは気持ちいいし、風小僧のような彫刻を見てはいるとなんだか元気になると思います。
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これは、平湯温泉市街。晩飯はどこにしましょうかね。観光案内所で情報をゲットして、あんき屋というのに行ってみます。
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あんき屋は、平湯温泉の中心部からするとちょっと離れています。しかし、車ならここをお勧めという情報があって、それならと歩いてみました。
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スキー場の前に立つ建物の内部に入ると、ロッジみたいに大きな空間。
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そこでジンギスカンみたいに豚肉を焼いて野菜と一緒に食べる定食をいただきました。味付けとかはっきりしていて、とってもおいしい。もっと大盛りでがつがつ食べたくなるような定食でした。
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ひらゆの森は、平湯温泉の中心部にある日帰り温泉。
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最近になって、平湯温泉バスターミナルにも日帰り温泉の施設ができていましたが、休憩室やお土産物売り場や食堂など総合的な施設の充実度では、こちらの方がずっと上だと思います。風呂もなかなか広いです。
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平湯温泉には温泉街にコンビニがないので、つるや商店がその役割を担っているような感じ。日が暮れた後でも、温泉街の宿泊客が何人もここで買い物をしていました。私も翌日の朝飯のパンをここで買って、用を足しました。
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表にざぶざぶと温泉が湧きだす場所があって、これも面白いです。
さて、明日は、乗鞍から白骨温泉の予定。天気予報によれば、雨のようですが、まあ、それも踏まえてのスケジュール。朝イチの乗鞍までは何とか降らないでいてくれることを祈りつつ、眠りにつきまました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ろこままさん 2016/02/21 13:59:22
- ありがとうございます。
- たびたびさん、こんにちは。
奥飛騨の旅行記へのご訪問、投票をありがとうございます。
お天気に恵まれて、素敵な景色が楽しめました。
たびたびさんは、秋に旅行されたんですね。
上高地まで足を伸ばされた後の奥飛騨だったとは、驚きましたが。。。
早朝の素晴らしい景色に感動させていただきました。
新穂高ロープウェイでも、秋晴れの中、素晴らしい景色が望めたんですね。
あの、迫力ある景色には感激しますよね。
平湯のお湯が良かったので、次回は、福地温泉や新平湯温泉にも行ってみたいと思ってます。
たくさんの情報がうれしいです。
ありがとうございました。
。。ろこまま。。
- たびたびさん からの返信 2016/02/23 16:20:43
- RE: ありがとうございます。
- 上高地なら、あとは涸沢でしょうけど。。しかし、私のようなずぶの素人が行けるものなのか。自然は甘く見ると危ないですから、やっぱりここら辺でやめて自重すべきような気もするし。悩ましいところです。
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