北京お買いものツアー参加日記　～何も買ってないけど～　その１

2015/09/03 - 2015/09/06

2015年9月3日～9月6日の3泊4日で「旅物語　羽田発！デラックス北京4日間」ツアーに参加しました。抗日戦争勝利70年記念軍事パレードが行われたその日に呑気にショッピングツアーに向かう事になりました。少し不安を感じなかったわけではありませんが、一人39800円という格安の料金につられてしまいました。
実際にはパレードの終わった直後に空港に到着したので、なにも問題はありませんでした。パレードに伴う交通規制や近隣工場の操業停止などの為、渋滞もなく青空の広がる北京市内という珍しい景色も見ることが出来ました。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

軍事パレードのため午前中は空港が閉鎖されていました。予定より1時間ほど遅れて羽根田を出発。北京首都国際空港は空いていました。
今回のツアーは中国側の旅行会社に委託しているものなので、日本のツアー会社側はあまり細かいことはケアしてくれないようでした。出発の少し前に心配だったので何か気を付けることなどはないのかとメールで問い合わせてみましたが、2日後に「特に問題はないようですよ。」的な気の抜けた返事が返ってきただけでした。
その後電話での連絡もありましたが、いざというとき大丈夫かな？という不安はぬぐえないままの出発になりました。

参加人数12名（前日にキャンセルが2名出たそうです）。
現地ガイドは景さんという中年の柔和な男性でした。
空港から市内に向かう道路はまだ一部閉鎖されていました。渋滞もなく快適に走ることが出来ました。
道路にはパレードに参加した各国の国旗が飾られていました。
「これは政治のはなしだから、庶民には関係ないよ。」ガイドさんは淡々と説明していました。

少し前から北京近隣の工場も操業規制があったそうです。おかげ様でこの青空。

パレードが終わってからも3日間は中国は休日になったそうです。交通規制や公共施設の閉鎖があり、旅行日程は大幅に変更になりました。

格安ツアーお決まりの強制ショッピングイベントも、予定されていた掛軸店と真珠店はカットになりました。こういうツアーは契約で必ず立ち寄らなければならないものだと思っていたのですが、「誰も掛軸とか真珠とか買わないでしょ？」というガイドさんの一声で簡単に中止になりました。

そんなわけで最初の観光地は南羅鼓巷の散策になりました。

南羅鼓巷入口前の大通り。
ほとんど車の通行もなく、静かなものでした。
我々が観光を終えて帰るころになると少しずつ観光客が増えてにぎやかになってきていました。

北京の古い町並みの残るこの地域の建物にお土産屋さんや料理店が入って観光地としてにぎわっています。どちらかというと若い人向けの店が多いようで、地元の若者たちがたむろして飲み食いをしていました。原宿みたいな感じでしょうか？

対日戦勝70周年記念の横断幕が貼ってありました。

人ごみが多い繁盛店を覗いてみたらアイスクリーム屋さんでした。

バラの花の形をしたアイスクリーム。
これで30元もします。
中国に着いたばかりでまだお金のレートにもあまり慣れていないうちに勢いで買ってしまいました。日本で両替した時は１元＝20.56円でしたので約600円！！
ハーゲンダッツが2個買えます。味はまあ普通でした。

旅行に行く前に日本のテレビでも紹介されていたのを見たのですが、今中国では頭の上に葉っぱの飾りをつけるのが流行っているそうです。アニメのキャラクターが元らしいのですが、カイワレダイコンのようなものを1本だけ生やしています。
数カ所でそのアクセサリーを売っていましたがどこも若い男女が群がっていました。
流行を外から眺めるとものすごく奇妙に見えるものですね。

冰糖葫芦（ビンタンフールー）。
冬に出回る北京の伝統的なお菓子だそうです。サンザシの実を串に刺して表面に砂糖蜜をかけて固めたもの。日本の縁日で打っているリンゴ飴と似ています。サンザシはもっと甘酸っぱくて素朴な味わいです。
旅行前に『さらば、わが愛/覇王別姫』という中国映画を観たのですが、その中で京劇の修行中の子供がこのお菓子をほおばって食べているシーンがありました。その印象がとても強く残っていたので、迷わず購入、6元でした。

映画のマネをして思い切りほおばったら銀歯がはずれてしまいました。

辻で大道芸みたいなことをするおじさん。
なんか歌を歌っていました。

将棋？をするおじいさん達。
一昔前の我々がイメージする中国ってこんな感じでした。

これといってほしいものもなかったのですが、せっかっくなのできれいな切り絵を２つ購入。１つ10元でした。

南羅鼓巷散策を終えてマイクロバスで移動します。車窓から鐘鼓楼が見えました。

元の時代に建てられ、明の永楽帝の時代に現在の場所に移った鐘鼓楼は北京の住民に時を告げてきた時計台です。

次は一転現代北京のモニュメント的建造物の観光です。北京オリンピックのメインスタジアムであった「鳥の巣」公園内から眺めます。

公園を挟んで水泳競技の会場となった水立方があります。
ガイドの景さんは子供のころから飛び込みの選手だったそうです。日本語は独学で身に着けたとおっしゃっていました。今でも本職は飛び込み選手の指導でガイドは日本語を忘れないためのバイトだそうです。すごい人です。

北京オリンピックのキャラクターでしょうか？
スポーツ観戦にまったく興味がないので北京オリンピックについても全く記憶がありません。

なかなかオリジナリティあふれるキャラクターです。東京オリンピックも見習うべきでしょう。
中国にとっては初めてのオリンピック開催だったわけで、歴史に残る大事業だったのでしょう、地方からきたらしい中国人たちがキャラクターと一緒に記念撮影をしていました。
ガイドさんも鳥の巣のことを誇らしげに紹介していました。

ツアー最初の食事は広東料理だそうです。

最初にデザートのスイカが出てきます。嫌がらせでしょうか、反日感情の表れでしょうか？

肉の味噌炒め？
とても美味しいです。

これも肉いため。ちょっと辛くて美味しい。

これも肉。皮に包んで食べました。美味しいです。

野菜炒め。
レンコンがシャキシャキして美味しい。

菜っ葉の炒め物
ちょっと葉っぱが泥臭かったけどこれはこれで美味しいです。

イモかな？
なかなか美味しい。

インゲンと肉。
美味しい。

スープも美味しい。
12人で皿の料理を分け合うのですが、とにかく品数が多いので、みんなおなか一杯になります。中華料理なので抵抗なく食べられるものばかりなのもありがたいですね。

今回のツアーの宿、シェーンブルンホテル／北京美泉宮飯店です。
どうやら北京オリンピック時に作られたものらしいです。バロック様式の外観が一際目を引く5★クラスのデラックスホテル！！というのが宣伝文句らしいですね。

入口に民族衣装を着たスタッフがお出迎えです。ミャオ族の衣装でしょうか？
中国には５６の民族がいるというのが北京オリンピックの開会式で有名になりました。実は漢民族の子供たちが衣装を着ただけだったなんてニュースもありましたが。
ウイグルやチベット、モンゴルなど複雑な問題をかかえていますが、北京ではそんなものにはすべて蓋をして華やかな繁栄を謳歌しているわけです。

外観とエントランスの華やかさの割に、室内は割とふつうでした。安いツアーなのでそれなりの部屋に通されたのかもしれません。
でも広いし、きれいなのでなにも不満はありません。

室内履きのスリッパが2種類。
ゴージャスな方は有料です。

毎日水が2本サービスされます。

ホテルを出て左に5分くらい進むと大きなスーパーがあります。

Ｂ１Ｆが食品売り場、１Ｆは日用雑貨、２Ｆには個人経営の商店がたくさん軒を並べていました。下着や婦人服などカラフルな色遣いの商品が吊るされていました。

かなり大きなスーパーです。地元の人たちでにぎわっていました。

ビールとミネラルウォーターを買って帰りました。
店を出ると真っ暗になっていました。
売店で買ったマンゴージュース　1杯9元を飲みながら帰りました。

日本だったら入っていくのが恥ずかしくなるようなド派手なライトアップ。
中国人はわかりやすい演出が好きなようです。

本日購入したビール各種。
旅行中の夜はこれで過ごします。
水2.0リットル3.3元、ビールは左からそれぞれ2.8、5.2、4.2、8.0元でした。北京で有名な燕京ビールだけ2本買ったので合計28.7元。

別に細かい値段とかはどうでもいいのですが、一応今回はお買いものツアーなので、記録しておこうと思います。

枕元に有料サービスのコンドーム
「震動＆安全套」というのがちょっと気になりました。
派手なライトアップと枕元のコンドーム・・・ここはラブホテルなのでしょうか？

この旅行記へのコメント （2）

• 多良さん 2015/09/08 12:46:46

  力（ちから）まかせ的な中国〜(*^^)v

  見たことが無い澄み切った青空！
  
  本当だったのですね〜♪
  
  いや〜〜〜タイムリーな旅行記を拝見しました〜(^_-)-☆
  
  南羅鼓巷入口前の大通りが閑散としているなんて〜\(^o^)／
  
  30元のアイスクリーム、記念になりましたね〜＾＾
  
  冰糖葫芦・・・アレは「いろんな意味」でキケンかと〜(^_^;)
  
  広東料理のスイカ、なんでしょうね？
  
  知り合いの中国人に聞いた話ですが、スイカを甘くするため、糖分を注射しているとか・・・ワタシも食べましたけど・・・ゲゲッ！
  
  頭の上の葉っぱ、そう言えば、アモイでも店の売り子さんがしていて？？？でしたが、意味がわかりました〜♪
  
  一人39800円のこのツアー、お安い！ビックリです！
  
  強制ショッピングがあったとしても〜（爆）
  
  有料サービスのコンドーム・・・上海でも見た事あります。
  
  今、中国旅行は物価が高く思われ、損した気分になるかもですね〜(^_^;)
  
  次号も、これから読ませていただきますね〜♪
  
  
  
  
  『に、二度と行くもんかぁ〜！北京のバッキャロォ〜★『金返せェ〜！休み返せェ〜！』っと言う旅行記を書いた 多良＾＾
  
  
  

  公共交通トラベラーkenさん からの返信 2015/09/08 17:59:34

  コメントありがとうございます

  多良さん
  コメントありがとうございます。
  
  多良さんも8月に北京をご旅行なさっていたのですね。
  旅行記拝見いたしました。面白いですねぇ。
  とてもアクティヴに旅を満喫していらっしゃる様子が伝わってきます。
  
  今後の旅行計画の参考にさせていただくため、他の日記も読ませてもらおうと思います。
  
  ちなみに「関ヶ原ウォーランド」は前から気になっていたスポットでした。
  関東在住のためなかなか行く機会がないのですが、いつか必ず、と思っています。
  そんなに意気込んで行くような場所じゃないことはわかっているのですが・・・