2015/09/04 - 2015/09/05
110位(同エリア484件中)
ごん太2さん
瀬戸内海の小島でトレッキングなんてあり?いや単なるハイキングと言った方が正解か。ここはしまなみ海道すぐの因島。除虫菊や村上水軍が知られているが、高い山はない。フラワーセンターそばに標高227mの白滝山をめざす。低いとはいえ、登山道から五百羅漢が連なる頂上まで、距離およそ600mばかり。しかし私の頭の中では、「これでもトレッキングにしとこう。しかも島のトレッキングということに。」という思いがよぎるのだ。
9月といえど、日差しは強い。汗がふき出す。ブナ林はもちろんない。変わりに目をみはらせるのは、五百体を超える羅漢の群れだ。霊場だったのだろうか。羅漢と眼下に広がる瀬戸内海の多島美のマッチングは絶景の一つといっても過言ではない気がする。山頂の休憩所兼展望所には、「ゴザをひいてお休みください」とあり、汗をふきふき寝転ぶ。爽快なり。心がいやされる。さすが妻はそこまでしなかったが。
次は和田竜氏の小説「村上海賊の娘」にちなむ因島水軍城へ。小説のヒロイン・景(きょう)は能島水軍だが、とにかくこのあたりは水軍だらけなのだ。小説が本屋大賞をとってすぐに読んだから、なんとなく親近感がわく。はやく映画化されないかなという願望をもっているのだが。スケールが大きいから無理なのかもしれない。
続いて生口島に渡り、かの有名な平山郁夫美術館を訪ねる。またまたスケールの大きな画家の絵に圧倒される。シルクロードのシリーズ、しまなみ海道のシリーズなど素人にも目を見張らせる迫力がある。
生口島に宿をとり、あくる日はレンタサイクルで生口島から大三島へ渡る。およそ半日のサイクリング。レモンやかんきつ類の島だけあって、あちこちにまだ青くて小ぶりのレモンが実をつけている。しまなみ海道(尾道-今治)まで70㌔あるそうだ。全部の橋が渡れるのでもないが、走破を試みる本格的なロードランナーがいっぱいだったのは驚いた。こちら半日でも、あとで分かったのだが、サイクリングは太ももがだるくなってくるみたい。トレッキングと違う筋肉をつかっているからだろうか。
さらに船から多々羅大橋を見ようと観光船に乗る。といっても4人乗りでガイド付き。橋をぐるっと一周すると意外に潮流が激しいことが分かる。その後、むかし城があったという古城島に上陸する。今は石垣も海中に見え隠れするだけで、はっきりした城跡は残っていないが、瀬戸内海にはこうした島の城址があちこちにあるそうだ。水軍の砦のものや大名の出城など混在しているようだ。このあたりの定番の観光地、耕三寺や大山祇神社にも寄ったが、今回の旅の印象はやはり島で歩いたこと、サイクリングしたことなど、老夫婦ながらまた体を使って楽しめたことがいちばんだった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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