2015/08/24 - 2015/08/24
21位(同エリア254件中)
かっちんさん
根室本線の「日本一運行時間が長~~い定期普通列車」に乗っています。
滝川から釧路まで348.5kmを8時間27分かけて走ります。
この旅行記は途中の落合から新狩勝ルートを下り、十勝平野、太平洋の見える海岸を通り、釧路まで5時間半の車窓風景を紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イチオシ
落合駅に停車中の普通列車
南富良野町の南東に位置する落合は標高413mのところにあります。
ここから狩勝山を新狩勝トンネルで抜け、大きなS字カーブを下っていくと、標高187mの十勝平野新得(しんとく)に到着します。 -
落合駅を12:25に出発
しばらくして新狩勝トンネルに入ったところです。
車内は1ボックスに1〜2人が座っています。 -
新狩勝信号場
新狩勝トンネルを抜けると、急に視界が開け、緑の牧場地帯に出ます。 -
眼下に新得の町
列車はS字カーブを描きながら新得に下っていきます。 -
イチオシ
青空に浮かぶ白い雲
夏の北海道らしい景色が車窓からパノラマで楽しめます。 -
26分で新得駅に到着
手前にある落合は根室本線、トマムは石勝線です。
根室本線と石勝線は、新狩勝トンネル内で合流しています。 -
駅のホームにある新得そば
停車時間が12分あるので、急いで食べることにします。 -
新得そば
やや黒っぽく太めの新得産そばを、美味しくいただきました。 -
新得駅を出発
十勝平野を走ります。
夏の雲が素敵です。 -
平野川信号場に停車
十勝清水〜羽帯の途中に信号場があります。
反対列車の特急「スーパーおおぞら」と交換します。 -
上芽室信号場に停車
今度は普通列車と交換します。 -
帯広近郊のジャガイモ畑
-
帯広駅に到着
ここでは22分停車し、釧路行き特急「スーパーおおぞら」を先に通します。 -
介助犬
特急から目の不自由な方が、介助犬とともに降りて来ました。
駅係員の対応が万全です。 -
馬鈴薯集荷貯蔵所
帯広を出発し、次の駅は札内。
十勝管内中央部に位置する幕別町札内は、小麦、ビート、馬鈴薯、豆類の産地です。 -
稲士別(いなしべつ)駅
いわゆる秘境駅68位の駅で、通過する列車が多いところです。
今乗っている列車は停車します。 -
赤い実のナナカマド
稲士別駅から見えます。
秋になると葉が真っ赤になります。 -
イチオシ
倉庫に「カニさん」マーク
幕別町農業倉庫です。
このマークは「幕」をデザインしたものですね。素晴らしい〜! -
とっさにジャンプして撮影する若者!
列車は幕別駅で停車し、特急を先に行かせます。
ジャンプしていると思っていましたが、実はひざまずいています。 -
この作物は何だろう?
列車は十勝川を渡り、池田町利別(としべつ)付近で見かけました。
調べてみると、ヤマトイモとナガイモの交雑品種である「ネバリスター」という作物です。
池田町の沖積土壌にあうように改良された品種で、従来の長いもより、粘りが強い、きめが細かい、甘みが強いなどの特徴があります。 -
ワインレッド色のアクセントがある池田駅
十勝ワインは池田町で作られています。 -
町営のワイン城
正式名は「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」。
ワインの熟成室や、いけだ牛と十勝ワインが味わえるレストランなどがあります。 -
池田の農作地帯
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のっぽの農業機械
野菜移植機のようです。 -
エゾニワトコの赤い実
十弗(とおふつ)駅から見えます。 -
「十弗は10$駅」の駅名看板
「弗」の字が「$」の字に似ているからですね。 -
十弗の農作地帯
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レンガ造りの油庫
浦幌駅にあります。 -
大きな小屋
北海道らしい建物です。 -
常豊信号場に停車
ここでは貨物列車と交換します。
短いホームがあります。 -
イチオシ
DF200ディーゼル機関車がけん引する貨物列車
-
常豊の駅名板
過去に駅になった(旅客扱い)ことがないのに、駅名板がある変わった信号場です。
短いホームは、タブレット(通票)閉塞方式の時代に、係員とタブレットの受け渡しに必要だったのでしょう。 -
いつも涼しい駅
暑〜ない、暑〜ない、暑〜ないという駅です。
正式には厚内ですが・・・(笑) -
カモメがとまる屋根
厚内駅を過ぎると太平洋に出ます。 -
台風接近で荒れている海
しばらく海岸沿いを走ります。 -
酪農地がある直別付近
-
直別駅に停車
駅から見える原野にエゾシカがいます。 -
イチオシ
別・別・別の駅
直別、尺別、音別と「別」を使った駅名が続きます。
○別はアイヌ語の「○・ペッ(○の川)」に由来しています。 -
尺別駅に停車
反対列車を待っていると、エゾシカが線路を横切ります。
このシカは2頭目です。 -
その直後に特急が・・・
危うく衝突事故になるところでした(汗) -
再び海沿い
音別駅を過ぎると海沿いを走り、やがて内陸に入るとパシクル沼が見えてきます。 -
パシクル沼
漢字では「馬主来沼」と書き、旧音別町と白糠町の境にあります。
水が満水になると太平洋に流れ出す珍しい沼です。 -
白糠駅に停車
貨物列車と交換します。 -
白糠港の漁船
秋シャケ、シシャモ、毛ガニなどが獲れます。 -
黄昏の釧路
釧路手前の庶路付近から海側の景色です。 -
夜のねぐらに帰る鳥たち
新大楽毛あたりです。 -
釧路駅に到着
18:03定刻に到着。
滝川駅から8時間27分完乗できました。 -
釧路で夕食
駅ビルの食堂「霧亭」に入ります。
ここには昔使われていた鉄道の部品が展示されています。 -
網走行きの列車
釧路から釧網本線に乗り、知床斜里に向かいます。
今日の宿は知床斜里駅前のルートイングランティアです。
今日は「日本一運行時間が長〜〜い定期普通列車」を乗車体験しました。
列車交換の回数と停車時間が多く、のんびり過ぎる鉄道旅でした。
窓を開けて車窓の景色が眺められる列車、今は貴重かもしれません。
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